生活習慣がその発症に大きく影響する高血圧。日本人の3人に1人は高血圧患者と言われています。
2017年時点では、2450万人が治療をしていることがわかっており、高齢化でさらに患者数や医療費が増えると予想されています。
そこで、さまざまな生活習慣病の治療アプリを開発しているCureApp社が、高血圧の治療アプリを開発。今回、東京都の支援事業でおこなわれた検証の結果、参加者の生活習慣と血圧が改善されたそうです。
東京都は、都民の健康問題をテクノロジーで解決するために、「次世代ウェルネスソリューションの構築支援事業」を推進しています。
そのプロジェクトに採用されたのが、CureApp社の高血圧重症化予防アプリです。
このアプリには、オンライン面談による定期的なカウンセリングや高血圧予防の動画コンテンツの配信、スマートフォンと連動した血圧計による自動計測などの機能があります。
これらの機能を活用して、今回の実証実験では対象者の生活習慣記録から最適化された食事、運動などの知識をアプリやオンライン面談を通して提供。対象者の生活習慣や意識の改善を促しました。
これまでの高血圧治療でも生活習慣の改善指導がおこなわれてきましたが、患者の価値観や環境によって左右されるため、継続的な支援が難しいという課題があったそうです。
そこで、スマホで情報提供をおこなうことで、患者がいつでも手軽に生活習慣の改善につながる情報を手に入れられる環境を整備。その結果、対象者全員の生活習慣の改善が確認されたそうです。
CureApp社は、高血圧以外にもアルコール依存症や慢性心不全などの生活習慣が関連する病気の治療アプリも開発。患者本人だけでは改善が難しい生活習慣をテクノロジーの力でサポートしている企業です。
高血圧に限らず、一般的に生活習慣病は重症化すると薬による治療が始まります。しかし、生活習慣が原因になっていることが多いので、それだけでは根本的な治療とは言えません。
そういった問題を、アプリの力で解決できるのは驚きですよね。薬を使わずに治療ができれば、患者の身体的な負担軽減にもつながるので、治療する本人にとってもうれしい治療法ではないでしょうか。
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