コロナ禍で外出を自粛することが増えて、運動不足を解消するために家の中でできる筋トレを始めた人も多いのではないでしょうか。
その筋トレについて、東北大学などの研究チームがさまざまな研究結果を集めて病気・死亡リスクと筋トレの実施時間についての関連を調査しました。
その結果、筋トレをしていると死亡やがん、糖尿病のリスクが10%以上も低くなることがわかりました。特に、週30~60分の筋トレがリスクを下げるそうです。
今月1日、東北大学が発表したのは「筋トレと病気・死亡リスクの関係性」についての研究結果です。
これは、これまで公表されてきた筋トレと死亡・病気リスクにまつわる研究をまとめて分析したもの。18歳以上の人を対象に長期的に実施されたもののなかでも、信頼できる研究結果をピックアップしたそうです。
今回の調査で分析対象となった病気は、心血管疾患、がん、糖尿病、死因を問わない死亡(総死亡)。筋トレをまったくしていない人と実施している人の病気になるリスクと死亡リスクを比較しました。
その結果、糖尿病については10~17%リスクが低下。筋トレをする時間が長ければ長いほど、リスクが下がるそうです。
また、その他の病気に関して、もっともリスクが低くなった実施時間は週30~60分。総死亡・心血管疾患・がんのリスクが10~20%低下する結果となりました。
しかし、これらの病気については筋トレの時間が長ければ良いというわけではなかったとのこと。実施時間が週130~140分を超えると筋トレの良い効果はなくなり、むしろリスクが高くなったそうです。
コロナ禍で運動不足解消やダイエットのために、筋トレが注目されるようになりました。
しかし、「筋トレの実施時間」にはあまり触れられていないので、今回の研究結果がひとつの目安になるのではないでしょうか。
また、運動はやればやるほど良いと思ってしまいがちですが、どうやらそういうわけでもなさそうです。
最も効果的な実施時間は週30~60分。ということは、1日10分程度の筋トレを週に3回すれば良いので意外と実現しやすい長さですよね。
今回、研究チームも「ムキムキを目指すだけが筋トレではない」と明言しています。
筋肉をつけるのではなく健康目的であれば、短時間の筋トレを長期的に続ける方が良いのかもしれませんね。
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