これまでの変異株のなかでも「感染力が強い」とされているオミクロン株。しかしその一方で、若い世代よりも高齢者が死亡するケースが多くなっています。
これについて「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」で、複数の自治体で死亡者の多くが持病の悪化や老衰が原因となっていると報告されました。
今月9日、厚生労働省に感染症対策の助言をおこなっている「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」で、第6波の死亡者は老衰や別の疾患が直接的な死因になっているケースが増えていることが報告されました。
この報告の内容については、各都道府県の報告からも確認できます。
例えば、神奈川県で今年1~2月に亡くなった感染者312人のうち、主な死因が新型コロナと判断できるのは166人と半分程度。新型コロナ以外の疾患や老衰で亡くなったのは100人で約3割、判断できない人が46人で約15%でした。
さらに、千葉県で今年1月1日~2月23日に新型コロナで死亡したと公表した176人のうち、79人は他の疾患が原因になっていると発表。心不全などの心血管系疾患や誤嚥性肺炎などが死因となった人が多いとのことです。
また、新型コロナ感染症対策アドバイザリーボードによると全国で新規感染者は減少傾向。しかし死亡者は80歳以上が占める割合が高くなっているそうです。
そのうえ、高齢者は身体に負担の大きい治療を希望しない場合や、基礎疾患の悪化などで「重症」の定義を満たさずに死亡するケースも少なくないとのこと。そのため、高齢の感染者が増えることで、入院を必要とする感染者が増えたり、入院の長期化にも注意が必要としています。
オミクロン株に置き換わってから、高齢者が死亡する割合が増えています。というのも、高齢者は若い世代よりも持病を持っていることが多かったり、誤嚥性肺炎を引き起こしやすい特徴があるため、重症化や死亡する確立が高いようです。
そういった意味で”従来の風邪と同じ”ですが、まだ人々が経験したことのない新しいウイルスのため、引き続き注意することが重要なのは当然変わりません。
新型コロナの感染が、持病の悪化のきっかけになりかねません。感染力が強いオミクロン株は、より一層の警戒が必要と言えますね。
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