75歳以上の人が運転免許の更新の際に必要な「認知機能検査」。全国的に予約が取りにくい状況になっており、3ヵ月待ちになることもあるそうです。
そこで各県警では、試験会場の確保の対策をとっている様子。例えば、神奈川県では県警と損害保険会社が協力して会場を確保し、埼玉県では高齢ドライバー専用の講習施設を開設することが決まっています。
神奈川県では、75歳以上のドライバーが認知機能検査の予約が取りづらい状況を受けて、あいおいニッセイ同和損保と協定を締結。同社から会場の提供を受けることで、検査会場の確保をおこないます。
これまで神奈川では、過去2年半にわたって常に認知機能検査が「1ヵ月半待ち」という状態が続いていたそう。会場によっては3ヵ月待ちになることもあり、高齢ドライバーからは、更新日に間にあうのか心配する声もあがっていました。
現在、神奈川県内の75歳以上のドライバーは30万3000人ほどおり、昨年中にのべ12万人以上が認知機能検査を受けたそう。2024年には38万人まで75歳以上のドライバーが増える見込みのため、早急に手を打つ必要があったとのことです。
同様に、高齢ドライバーの増加の対策を打っている県があります。それは埼玉県。埼玉県警は高齢ドライバー専用の免許更新講習を受ける施設を2024年に開設する予定です。
埼玉県でも、講習を受けるための待ち時間が長くなっていることが問題となっており、2026年には6ヵ月以上も待たなければいけなくなるという試算が出ているそう。そのため、免許の有効期限に更新が間に合わないケースが出るおそれがあります。
さらに、今年5月からは一部の高齢ドライバーに実車試験をおこなうことになったため、講習を委託している教習所の負担がさらに増えることを想定。埼玉県警は「直営の高齢者専用施設を作ることで、利便性の向上をはかりたい」としています。
高齢ドライバーの増加によって、免許更新手続きの待ち時間が延びているようです。
現在の講習の待ち時間は全国平均で63日。誕生日の半年前に通知が来るとはいえ、早めに動き出しておかないといけないですね。
また、今年5月から始まる実車試験は、合格するまで免許更新ができなくなります。試験は何度も受けられますが、これまでより時間がかかる可能性が高いでしょう。
認知機能検査や実車試験に不安を持つようだったら、免許返納をするのもひとつの手。各自治体で返納した人へのサポートもあるので、免許の更新と合わせて検討してみるのも良いのかもしれませんね。
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