介護職員の給与状況を調査する「処遇状況等調査」を厚生労働省が公表しました。
これは2021年9月時点の給与状況に関する調査。それによると、月給制の常勤で働いている介護職員の平均給与は月32万3190円で、前年よりも7780円増えました。
しかし、依然として全産業の平均35万2000円を下回っている状況です。
今月24日、厚生省が2021年9月時点の介護職員の給与を調査した結果を公表しました。
この調査は、全国1万3724事業所を対象におこなわれ、8812事業所から有効な回答を得ているものです。
この結果、特定処遇改善加算を取得している事業所で、常勤の月給制で働いている介護職員の平均月給は32万3190円。2020年の31万5410円よりも7780円増えています。
ちなみに特定処遇改善加算とは、勤続10年以上の介護福祉士のいる事業所に月平均8万円相当の加算をおこなうもの。該当する介護福祉士がいれば他の職員の処遇改善にも充てられるので、職員全体の給与アップにつながります。
そのため、特定処遇改善加算を取得している事業所とそうでない事業所で、給与額にも差が出ています。
特定処遇改善加算を取得している事業所の介護職員の平均給与は32万3190円。取得していない事業所は28万6850円で、3万6340円も給与に違いが出ています。
この加算を取得している事業所は全体の68.3%。最も取得率が高いのは特別養護老人ホームの約93%という結果でした。
また、介護職員の平均給与額をサービス種別ごとに見てみると、最も高いのは特別養護老人ホームの34万5720円。最も低いのはデイサービスの28万8880円となりました。
介護職員の給与は年々上がってはいますが、それでも他の業種と比べると低い水準であるのは変わっていません。
しかし、2021年は新型コロナウイルスの拡大で介護業界全体として大きな影響があった1年。職員一人ひとりの負担が大きくなったのは言うまでもありません。
今回の調査でも、利用者や職員が感染したり営業時間の短縮をおこなったりと、半数以上の事業所が何かしらの影響を受けていることがわかっています。
そういった負担の大きい状況での業務になるので、さらなる処遇の改善によって他業界と比べて見劣りしない給与水準まで上がるように、政府には対応をしてもらいたいですね。
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