「買い物難民」という言葉を知っていますか?
これは自宅の近くに食料品店などが無く、日々の買い物が難しい状況の人のことを表した言葉です。
そして、買い物難民の多くは高齢者。というのも、高齢になって運転免許を返納して移動手段がなくなったり、身体機能の衰えから商品を家に持ち帰るのが難しくなることで、買い物難民になっていることが少なくないからです。
そうした状況を受けて、スーパーのカスミが千葉県八千代市内で移動販売を開始。市内の約30ヵ所を日替わりで巡り、食料品や日用品を販売するそうです。
関東を中心に展開するスーパー「カスミ」が、八千代市内で移動販売を開始しました。
この移動販売は、毎週月~金曜日の間に日替わりで市内の約30ヵ所を巡回。1日で7~8ヵ所を回って販売をおこないます。
また取り扱う商品は、お弁当などの惣菜類から野菜や魚などの生鮮食品まで、購入頻度の高いものを中心に約650品目を販売するそうです。
加えて、商品のリクエストも可能。週に1度同じ場所で販売するため、要望を伝えれば次の週に持ってくることもできます。
ちなみに、この移動販売には、買い物だけではなく”高齢者を見守る”役割も担っています。
例えば同じ地域を巡回することで、買い物時の会話を通して高齢者の状況を把握したり、いつも買い物に来ている人が来ないなどの異常がないかを確認もおこなえるそうです。
買い物難民問題は、単に買い物ができないだけではなく、高齢者の外出する機会が減ることで社会的なつながりが薄くなることも危惧されています。
さらに、高齢者は体力が低下して買い物をするだけで疲れてしまうため、簡単に食べられる物で済ませてしまって栄養が偏ってしまう問題もあります。
そうしたことが原因で、うつ病や身体機能低下、さらには要介護状態になる危険性も…。
それを避けるために、全国の自治体で今回のような移動販売や「コミュニティ交通」の整備などの取り組みがおこなわれています。
「コミュニティ交通」については、こちらの記事で紹介しています。
https://e-nursingcare.com/guide/news/news-7038/
こうした取り組みがされているのは、まだごく一部の地域。買い物難民は誰しもなり得るものなので、さらに取り組みが拡大すると地域が便利になっていきそうですね。
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