新型コロナウイルスの症状には、発熱や咳といった一般的な風邪に似た症状が出ることもあれば、味覚障害などの症状が出ることもあるとされています。
この感染症は新しいもののため研究が日々進められており、今回「感染から6ヵ月以内は血栓ができやすい」という研究結果が新たに明らかになりました。
これは、スウェーデンで感染第1波のときにおこなわれた研究で、当時まだワクチンが広まっていなかっため、血栓がよりできやすい状態の患者が多かったそうです。
スウェーデンでおこなわれた研究で、「新型コロナ感染から6ヵ月間は血栓ができやすい」ということが明らかにされました。
この研究は、2020年3月から2021年の5月に感染した約100万人を対象としたもの。治療完了後も健康状態などを追跡調査をして、感染していない人と比較しました。
その結果、感染したことがある人は、深部静脈血栓症や肺の血栓、脳梗塞などのリスクが高いことがわかりました。
深部静脈血栓症とは、足の奥にある血管に血栓ができることで、いわゆる「エコノミークラス症候群」です。長時間にわたって身体を動かさないときなどに血栓ができやすくなるとされており、その血栓が肺につまると肺塞栓症になることもあります。
これらの症状は、深部静脈血栓症が最長3ヵ月、肺の血栓が最長6ヵ月、脳梗塞などが最長2ヵ月の間はリスクが高くなることも調査の結果わかっています。
加えて、肺に血栓ができるリスクは、重症の人で約290倍、軽症の人で約7倍に増加。特にワクチンが広まっていなかった第1波では、血栓ができるリスクが高かった傾向があるそうです。
こうした傾向はわかっているものの、血栓ができる理由については明確に判明していないそう。ただ、研究グループは「血管を覆っている細胞層へのウイルスの影響」「ウイルスに対する過度な炎症」などが原因として考えられると述べています。
また、ワクチンを接種した後にも血栓のリスクは高まることがわかっていますが、感染時よりもリスクは小さく、リスクが高くなっている期間も短いそうです。
新型コロナは感染中の発熱や咳といった症状が有名ですが、完治後でも血栓のリスクが高いことが今回判明しました。
特に血栓は、脳梗塞や肺塞栓症といった死亡リスクが高かったり後遺症が残りやすい病気の原因となりかねないので、血栓を防ぐためにもワクチン接種をしておいた方が良いのかもしれませんね。
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