介護が必要になったり介護度が上がる原因になりかねない転倒。特に太もも(大腿骨)を骨折してしまうと、歩けなくなるリスクが高くなり、その後の生活に大きな影響が出ることもあります。
そうしたことを防ぐために、Magic Shields社は高齢者の転倒骨折リスクを軽減する床「ころやわ」を開発。そして今月はスペースに合わせてどこでも設置できる「どこでも ころやわ」の販売を開始しました。
これは通常時の歩きやすさと転倒時の衝撃吸収力を兼ね備えており、現時点でこの床の上での大腿骨の骨折は起きていないそうです。
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福祉用具の製造などをおこなっているMagic Shields社は、高齢者の転倒による骨折リスクを軽減する床「ころやわ」を開発しました。
この床は、転倒時などの強い力が加わったときのみやわらかくなるのが特徴です。
これまでの緩衝マットはやわらかすぎて歩行が不安定になるため、むしろ転倒リスクを上げることもあったそう。対してこの床は、歩行時は足が沈みにくく杖や車いすの使用も可能な固さを保ちつつも、力が与えられたときにはクッションのように衝撃を吸収します。
こうした特徴もあり、2020年に発売して200ヵ所以上の病院や介護施設などで導入。現在までに、この床の上での転倒骨折事故は起きていないそうです。
また今回新しく販売された「どこでも ころやわ」は、設置スペースに合わせて組み立てるタイプ。別の場所に設置する際は分解して、再度使用することもできます。
この床は、認知症などで1人での歩行が難しい人や、転倒リスクが高く夜間にセンサーを利用している人などに向いているそう。転倒リスクが高いベッドの前やトイレの前に敷くことで転倒による骨折を防ぎます。
高齢者の転倒による骨折は、要介護状態になったり介護度を上げる要因になりかねませんが、さまざまな対策をおこなっている介護施設でもそれを防ぐことが難しいのが現状です。
特に転倒リスクの高い人に対しては、多くの介護施設では「1人で歩かせない」という対策をしてきました。しかし、それによって入居者の心身が衰弱していくことがあり、転倒をおそれるあまり健康を損ねるという矛盾が起きていました。
そうしたときに転倒しても骨折しない方法があれば、過剰に行動を制限する必要がないため、入居者の心理的ストレスが減りますし、介護職員も業務負担が減るため双方にとってメリットになるかもしれませんね。
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