今月13日から、高齢ドライバーを取り巻く環境が少し変わります。
というのも、高齢化に伴って高齢ドライバーによる交通事故が後を絶たないから。交通事故の件数は減少傾向にあるものの、交通事故全体に対する割合は増加しています。
今回、変更されたポイントのひとつが「安全運転サポート車限定免許(サポカー限定免許)」の導入。衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転支援装置が搭載された普通車のみ運転できる免許です。
この免許で運転できる車種を警察庁が公表しました。
警察庁は、サポカー限定免許で運転できる車種を公表。公開したリストにある車種であれば、新車だけでなく中古車も運転対象になります。
サポカー限定免許は、今月13日から導入されたもの。運転免許試験場などで申請することで、普通免許から切り替えできます。
この免許で運転できる車の条件は、警察庁が指定している安全運転支援装置が搭載された車のみです。
具体的には、前方の車両や歩行者を検知して自動でブレーキを作動させる「衝突被害軽減ブレーキ」、発進時などのブレーキと間違えてアクセルを踏んだ場合に加速を抑える「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の搭載が義務になっています。
もし、指定のサポカー以外を運転した場合は、「免許条件違反」に。手持ちの車に安全装置を後付けした場合は、この免許の対象外となるので注意が必要です。
ちなみに、この限定免許で運転できる車種は、トヨタはアクア、カローラ、レクサスなど。日産はノート、マーチといった高齢者に人気の小型車も対象となるそうです。
2019年の池袋で起きた事故をきっかけに自主的に免許を返納する高齢者が増えていますが、地域によっては車がないと生活ができない人もいるため、一概に免許返納を進められない実情があります。
そこで、免許返納に踏み切れない高齢ドライバーの選択肢のひとつとして導入されたのが、サポカー限定免許です。
しかし、運転対象の車を持っていない場合は買い替えが必要であることが、免許普及の大きなハードルとなる可能性があります。
さらに、限定免許に切り替えてもドライバー側にはメリットがないのもネック。AT限定免許が免許取得時に教習時間が短くなるように、サポカー限定免許にすると更新手続きが簡単になるというようなメリットがないと普及は難しいかもしれません。
ただ、高齢ドライバーの選択肢が広がったのは事実。今後、制度が使いやすく整備されていくことに期待したいですね。
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