認知症の人は600万人を超えるとされており、高齢化に伴ってこの人数は増えていくとされています。
そこで問題となるのが、認知症の人の生活のサポート。なかでも日々の買い物は、認知機能の低下によって難しくなっていくため、認知症の人が自立して生活していくためには支援が重要です。
そうしたことを受けて、KAERU社は高齢者が安心して使えるキャッシュレスサービス「KAERU」をスタート。認知症の人が抱える「同じものを複数買う」といった問題を解決する機能があります。
高齢者の買い物をサポートするアプリ「KAERU」は、認知機能が低下した人でも安心して買い物を楽しめるキャッシュレス決済サービスです。
キャッシュレス決済なので、お店で現金を出す必要はなし。おつりの計算など、現金のやりとりが苦手な認知症の人も不安なく会計ができます。
そして、事前にプリペイドカードにお金をチャージしておくことで買い物が可能。チャージしてある金額以上の買い物はできないうえに、1日の使用額の設定もできるので、お金の浪費を防げます。
さらに、「パートナー設定」をすることで、難しい設定は家族などに任せることが可能。スマホの操作が苦手な高齢者も家族が代理で設定をすることで、プリペイドカードを持つだけで買い物が可能です。
また、パートナー設定をしている家族は、利用者の買い物履歴の確認が可能。同じものを複数買っていないかなどをスマホで確認できます。
今後、位置情報の共有機能も追加予定。パートナーに居場所を伝えられるので、迷ってしまったときに助けを求めることができるようになるそうです。
「認知症になると何もできなくなる」と思ってしまいがちですが、すべての人がそうなるわけではありません。
認知症でも1人で暮らせる人もいます。何より、買い物や家事など身の回りのことを自分ですることで、認知症の症状進行を遅らせられる面もあるのです。
しかし、認知症の人がその人らしく暮らすためには周囲のサポートが重要ですが、家族が遠方に住んでいたりするとサポートしきれない部分があるのも事実です。
そこで、便利なテクノロジーも活用することで、認知症の人も安心して生活できる社会になっていくのではないでしょうか。
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