コロナ禍で外出自粛生活が長引き、家の中で過ごすことが多くなった人もたくさんいるのではないでしょうか。
そうしたときに心配されるのがフレイルのリスク。フレイルとは、年齢を重ねたことで心身の機能が低下した状態のことで、その状態が進行すると要介護状態になるとされています。
そのフレイルの予防法について、東京都健康長寿医療センターが調査を実施。その結果、「運動」「社会的な活動」「多様な食品の摂取」の3点を実行するほど要介護リスクが下がることがわかったそうです。
東京都健康長寿医療センターは、高齢者のフレイルや要介護化のリスクを下げる要因について調査をおこないました。
この調査は、「運動」「社会的な活動」「多様な食品の摂取」について、どの要因がどの程度、要介護リスクを下げるのかを調べたものです。
その結果、この3つを実践している人は、1つも実施していない人に比べて2年後にフレイルになっているリスクが半減していることがわかりました。
さらに、これら3つのうち2つを実施している人は、要介護リスクが35%減少、3つすべてを実施している人は46%の減少となったそうです。
加えて同センターは、これらの3つの行動を高齢者全員がおこなった場合、3.6年間の要介護リスクが16%減少するという推計も出しています。
これらの結果をふまえて同センターは、地域で取り組めるフレイル予防の資料や「フレイル予防スタートブック」、手軽に対策できる「”ちょい足し”プログラム」などを公式サイトで公開しています。
運動をすることが減ったり人との交流する機会が減ると、フレイルになるリスクが高くなるとされています。
だからといって、フレイル予防にはどんなことをすれば良いのかわからないもの。そこで、東京都健康長寿医療センターが公開している”ちょい足し”を試してみると良いかもしれません。
例えば、ラジオ体操を始めてみたり、普段はあまり食べない肉を取り入れてみたり、地域の活動に参加してみたり…。自分が始めやすいことから”ちょい足し”して、フレイルや介護予防をしていけると良いですね。
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