東池袋の自動車暴走事故以降、高齢者による事故への注目が集まっています。
高齢ドライバーの交通事故件数は、2021年の6600件から2021年は4370件と減少傾向ではあります。しかし、事故全体を占める事故割合は、13.9%から15.8%と上昇。全体の事故件数の減少や免許保有者の高齢化によって高齢者の事故割合は上昇しているのです。
そこで、全国の警察では高齢ドライバーに免許返納を促したり交通安全教室を実施して、高齢ドライバーによる事故を減らす取り組みをおこなっています。
例えば、愛知県では運転シミュレーターを使って、高齢ドライバーの動体視力や判断力のテストを実施。また、北海道今金町では交番に免許返納の臨時窓口を設けて高齢ドライバーの免許返納を促しました。
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愛知県日進市で、運転シミュレーターを使った運動能力診断がおこなわれました。
この取り組みは、今年に入ってから4月5日までの県内の交通事故死者数が、去年の同時期を大きく上回っていることを受けて実施されたもの。その数は全国で最も多いそうです。
そのうえ、高齢ドライバーによる事故が減っていないため、高齢者を対象とした交通安全教室を開催しました。
そこで、運転シミュレーターを使って動体視力や判断力の診断を実施。愛知県警は、自分の運転能力が低下していることに気がつくことで危機意識を高めてほしい、としています。
また、北海道今金町では交番に免許返納窓口を臨時に設置。予約をした高齢者が、免許返納手続きをおこないました。
この窓口は、警察署まで足を運ぶのが難しい人が手続きに訪れやすいように設けられたもの。今月2日の午前中に限定して設置されました。
この窓口を設置した「せたな警察署」は、高齢ドライバー本人だけでなくその家族の相談にも応じるため、今後も随時窓口を開設したい、としています。
警視庁のまとめによると、高齢ドライバーの事故のうち81.6%が発見の遅れ。加齢によって注意力や集中力、動体視力が低下していることで危険の発見が遅れる傾向があるそうです。
さらに、長年にわたって運転をしているため、運転への慣れによって緊張感が薄くなってしまっていることもあります。
ちなみに、先月から高齢ドライバーの免許更新の流れが変わっています。もし、違反をしてしまうと実際に車を運転しての「運転技能検査」を受けなければいけないので、それが手間だと感じる場合は免許の返納を検討してみるのも良いかもしれませんね。
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