高齢化に伴って課題となっているのが、認知症の高齢者が増加することです。
厚生労働省の推計によると、認知症を発症する人は2025年には675万~730万人、2030年には744万~830万人にまで増えるとされています。
そのため、地域の高齢者が長く健康に過ごせるように、認知症予防教室などが全国的に開催されています。
例えば、広島県では生協ひろしまと広島大学が共同で「ひろしまGENKI体操」開発。骨に注目したユニークな体操で、高齢者の健康維持を目指しています。
さらに、島根県では山陰中央新報を活用した「大人の新聞教室」を実施。新聞の効率的な読み方や普通に読むだけではない新聞を使った認知症予防法を解説しました。
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広島県広島市では、「ひろしまGENKI体操」の教室が開催されました。
この体操は、生協ひろしまと広島大学が共同で開発したもの。高齢者の認知症を予防して、健康寿命を伸ばすことを目的に作られています。
この体操で注目しているのが骨。骨は叩いたり揺らすなどの刺激を与えることによって骨密度が上がるだけでなく、免疫力や記憶力を高める効果があるとされているためです。
この体操を監修した広島大学の教授によると、1週間に1回の体操を3ヵ月続けた人は、認知症検査の成績が15.2%も上昇したそうです。
また、島根県大田市では山陰中央新報を活用した「大人の新聞教室」を実施。新聞記事の特徴や効率的な読み方がレクチャーされました。
例えば、新聞記事は1段落目のリードに記事の要点をまとめており2段落目以降でリードの内容を補うこと、スポーツ記事などの写真は記者が次に何が起こるのかを想像しながら撮影することなどが紹介されました。
さらに、新聞紙をきれいに素早く巻き上げたり「木」偏の漢字が記事の中に何文字あるのかを探すなど、参加者は記事を読むだけではない認知症予防法についても体験しました。
地域にさまざまな介護予防教室がありすぎて、「どれに参加すれば良いの」と迷ってしまう人もいるかもしれませんね。
ただ、このような集まりは内容も大切ですが、何より参加することが重要。というのも、日本老年学的評価研究などの研究によって、参加する集まりの場が多い人ほど要介護リスクが低いということがわかっているためです。
そのため、どの介護予防教室に参加しようか迷ったときはとりあえず参加してみること。1つ参加してみると他の教室にも参加しやすくなることが多いので、興味を持ったものから気軽にチャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。
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