厚生労働省の調査によると、35~64歳の高血圧患者は15万7千人であるのに対し、65歳以上になると51万7000人。高齢になると高血圧になる人が多いことがわかっています。
しかし、血圧を下げる降圧剤を飲んでいても生活習慣の改善をおこなわなければ死亡リスクの低下などの十分な効果が得られないことが中国の研究で明らかになりました。
その研究によると、降圧剤を服用していなくても健康的な生活習慣にすることで死亡リスクは66%低下。しかし、降圧剤を服用していても生活習慣を改善していないと、死亡リスクは30%しか低下しないそうです。
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中国華中科技大学が、高血圧患者の「降圧剤の服用の有無」と「生活習慣」に注目して、死亡リスクを比較した研究をおこないました。
この研究は、約1万4000人の中国人の健康データを分析したもの。登録時点で高血圧である人を平均7.3年にわたって追跡調査しています。
その結果、降圧剤を使用していて健康的な生活習慣の人は、死亡リスクが68%も低下。対して、降圧剤を服用せずに生活習慣の改善のみをおこなった人も66%低下していることがわかりました。
また、降圧剤を服用していても生活習慣の改善をしていない場合は、死亡リスクが30%しか低下していないことも判明しています。
加えて、生活習慣が乱れていた人が研究期間の途中で改善した場合、その後の死亡リスクが49%も下がることもわかったそうです。
高血圧は「生活習慣病」のひとつであるだけに、その病状は毎日の生活習慣に大きく影響を受けるようです。
どうしても通院して薬を飲んでいると、「高血圧を治療している気持ち」になってしまって油断してしまいがち。ですが、今回の結果から薬の影響よりも普段の生活習慣が血圧に関係すると言えそうです。
特に、日本人の高血圧の原因のひとつは塩分の摂りすぎ。厚生労働省が定めている摂取基準では、男性が7.5グラム未満、女性は6.5グラム未満ですが、実際には男性は10.9グラム、女性は9.3グラムも摂取していると言われています。
そのため、しょうゆの量を減らす、麺類の汁は残す、七味唐辛子やこしょうなどの香辛料を活用するなど、食事の塩分を減らす工夫が大切。初めのうちは物足りないと感じますが、舌を薄味に慣れさせることで血圧の上がりやすい食事を止められるかもしれませんよ。
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