何万人もの人が糖尿病と共に暮らしているとされており、いわゆる「糖尿病予備軍」と呼ばれる血糖値が高めな人は何万人もいると推定されています。
こうしたことから血糖値への関心が高まっている近年ですが、個人で血糖値を測ることが一般的ではないのが実情。そのため、血糖値のコントロールを個人でするのは難しい状況でした。
そこで、SSST社は手首に巻くだけですぐに血糖値や血圧、脈拍が測れる「シュタインヘルスケア」を開発。健康や美容への意識が高い顧客の多い、美容院への販売を開始することを明らかにしました。
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信州大学発の企業SSST社は、腕時計型の測定器「シュタインヘルスケア」を開発。全国の美容院を血糖値や血圧、脈拍などのバイタルをチェックする拠点とするために、美容院へのリースを開始しました。
この測定器は、手首に腕時計のように装着するだけで血糖値、血圧、脈拍、ストレス値などを瞬時に計測できます。
特に血糖値に関しては、一般的な血糖値測定器が針を刺して採血をする必要があるのに対して、この測定器は腕に巻くだけで肌を傷つけずに測定が可能なのが特徴です。
なぜ、この測定器を美容院に提供することにしたかというと、美容院に通う顧客が健康志向の高い人ということがわかったから。事前に調査したところ、顧客のほとんどが自宅に体重・体脂肪・内臓脂肪・BMIを測定できる機械を持っており、日常的に健康に気をつかっていることが判明したそうです。
また、多くの高齢者にとって血圧や血糖値などのバイタルは気になるもの。そこで、地域の身近なお店である美容院でバイタル測定をできるようにすることで、地域の健康寿命の延伸に貢献することを目指すそうです。
これまでは、体重や血圧といったものは自宅でも気軽に測定できたものの、血糖値や脈拍などはなかなか気軽に測定できる情報ではありませんでした。
ただ、この10年ほどで平均寿命が5年近く伸びていることを背景に、いつまでも元気に活動したいという健康志向の高いシニアは増加。そこで、自分でも手軽に詳しいバイタルが測定できる機器が登場しています。
こうした機器の多くは、腕に巻くだけなど簡単な操作で測定できるのが特徴。なかには、スマホアプリで過去の測定値の確認もできるタイプもあるので、「しっかり健康管理をしたい」という人は活用してみるのも良いかもしれませんね。
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