加齢とともに増加する病気のひとつに、「心房細動」があります。
これは、不整脈のひとつで心臓の心房という部屋が細かく震えるように動くことで、正しい心拍ができなくなる状態のこと。この病気の患者の平均年齢は75歳で、患者の84%が65歳以上と言われています。
しかし、心房細動が慢性化していると自覚症状がないことが多いのが実情。息切れやめまい、胸の苦しさなどの症状があっても「年だから」と見逃されてしまう傾向があります。
そこで、オムロンヘルスケア社が持ち運びのしやすい小型心電計「オムロン 携帯型心電計 HCG-8060T」を販売開始。不整脈などの自覚症状を感じたときに手軽に測定・記録ができるので、心房細動の治療に活用できるそうです。
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医療機器の開発や販売などをおこなっているオムロンヘルスケア社が「オムロン 携帯型心電計 HCG-8060T」を日本国内で販売開始することを明らかにしました。
この心電計は、不整脈などの自覚症状を感じたときに心電図を測定・記録できるもの。縦3センチメートル、横9センチメートル、厚さ7.4ミリメートルとポケットにも簡単に入るサイズなので、測定したいときにすぐに取り出せます。
また、測定方法も簡単。専用のアプリを起動して心電計の電極に手で触れるだけで30秒で測定結果がアプリに表示されます。
この結果はアプリに自動で保存されるので、病院での診察の際に医師と共有することも可能。心房細動の治療に活用できるそうです。
心房細動の自覚症状は、息切れや動悸、めまいなど。しかし、こうした症状があっても「年だからしょうがない」と、治療をせずにそのままにしてしまいがちですよね。
ただ、心房細動が続くと血栓ができやすくなり、命の危険がある脳梗塞を引き起こす可能性が高くなります。
そのため、自覚症状を感じたら早めに病院に行くのが大切。あわせて今回の心電計を活用できれば、早期に治療ができるかもしれません。
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