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高齢者とデジタル

調査結果 高齢者とデジタル

”WEBサイト派”シニアが約5倍に!「スマホが苦手」は昔の話?

NTTドコモのモバイル社会研究所は、「シニアのニュース取得方法について」の調査を実施。すると、2018年に比べて2023年では「webサイト」でニュースを見ているシニアが大幅に増えたことが明らかになったのです。 60歳以上のシニア世代がニュースを見る手段を調査 今回の調査は、全国の60~79歳の男女を対象に「シニアのニュース取得方法」に関する意識調査を実施。調査では1350人のシニアから回答を得ました。 報道情報などのニュースの取得方法について、60代前半、60代後半、70代前半、70代後半と分けて尋ねたところ、最も多かったのは「テレビ」で全年代で90%以上。2位は「新聞」で、70代後半では80%を超えました。一方で「Webサイト」は60代で約半数となり、年代が上がるほど低くなる傾向でした。 Webサイトでニュースを見るシニアが大幅に増加 2018年に調査したシニアのニュース取得方法についての結果と比べてみると、「Webサイト」と答えた人が、2018年では7%だったのに対し、2023年では43%に増えています。また、「ソーシャルメディアでニュースを見ている」と回答したシニアも、2018年では6%だったのが、2023年では27%へ増加。2018年から2023年の5年間でインターネットを利用するシニア世代が大幅に増加したことがわかりました。 昨今ではシニア世代にもスマートフォンが普及したため、気軽にインターネットやSNSを見られるようになったことが関係していると考えられます。 シニア世代にはスマートフォンやパソコンなどのIT機器に苦手意識を持っている人も少なくありません。しかし、最近ではスマートフォンを使いこなしている人が増えてきているようです。スマートフォンでなら気軽に好きなときにニュースを見られるので、うまく付き合っていきたいですね。

2024/02/02

調査結果 高齢者とデジタル

9割の高齢者がネットで買い物経験あり!簡単に注文できてすぐ届く

中高年者向けSNSを運営している株式会社オースタンスは、45歳以上の中高年者を対象に、「ネットショッピングに関するアンケート」を実施。すると、9割以上の人が「ネットショッピングを利用したことがある」と回答していたことが明らかになったのです。 自社SNSを利用している中高年者を対象に調査 今回の調査は、以下の要領でおこなわれました。 時期:2023年7月12日~7月21日 対象:自社SNS「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」を利用している、45歳以上の会員 対象者数:1220人 調査方法:ウェブ上でのアンケート調査 ネットショッピングを利用したことがある中高年者が大多数 アンケートでは、まず「ネットショッピングを利用したことがあるか」と尋ねました。すると、96.2%と大多数の人が「利用したことがある」と回答していたことが明らかになったのです。 次に、ネットショッピングを利用したことがある人に対して、どのデバイスを使って商品やサービスの購入をおこなっているかについて複数回答で尋ねたところ、「パソコン」が82.3%で最多に。続いて、「スマートフォン」が44.3%、「タブレット」が11.5%という結果になりました。 それから、ネットショッピングの1ヵ月あたりの消費金額について尋ねると、「1~3万円未満」の人が30.6%で最も多く、次に「1000~5000円」の人が21.5%で続きました。また、中には「1ヵ月に10万円以上をネットショッピングで利用している」と回答した人もみられました。 続いて、ネットショッピングのメリットについて尋ねたところ、「簡単で手間がかからない」と回答した人が74%で最多。それから、「いつでも注文でき、すぐ届く」「たくさんの商品を比較検討できる」という回答も多くみられました。 ネットショッピングをうまく使うことで、身体が不自由な方も快適に生活を送れます。ただ、高齢者はITに苦手意識を持っている方も少なくありません。ネットショッピングの利用方法がわからない方は、地域でおこなわれている「パソコン教室」などを訪れてみても良いかもしれませんね。

2023/08/07

高齢者とデジタル

SNS「おしるこ」は50歳以上限定!?同年代と気軽につながれる

50歳以上限定のSNSアプリ「おしるこ」を運営しているカイト株式会社は、「おしるこ」内で歩いた歩数で得られたポイントを商品に交換できるキャンペーンを実施することを明らかにしました。 運動する動機付けをおこない、中高年の健康を後押しするねらいです。 50歳以上限定のSNS「おしるこ」とは そもそも、「おしるこ」とはどんなSNSなのでしょうか? 「おしるこ」は、50歳以上の人のみが登録できるSNS。同年代の人とつながれることが大きなメリットです。 また、「おしるこ」にはZoomを使ったオンラインレッスンを受けられるページも設けているとのこと。音楽やカメラ、ヨガなど自分の興味があるレッスンに参加できます。 さらに、全国のふるさと物産を集めた「おしるこマルシェ」もアプリ内で開催。全国各地の特産物や伝統工芸品などを、「おしるこ」内のポイントと交換できるそうです。 「歩いて豪華商品交換キャンペーン」について 今回、カイトは中高年の健康増進を目的とした「歩いて豪華賞品交換キャンペーン」を実施することを発表しました。 このキャンペーン期間中は歩いた歩数をポイントに変換することが可能。また、そのポイントは化粧品や健康商品などと交換ができるとしています。 「歩いて豪華賞品交換キャンペーン」の概要は以下のとおりです。 実施期間:2023年9月~11月 交換可能商品:化粧品や健康商品、補聴器、学習サービスなど 運動は健康に良いことはわかっているものの、1人で毎日続けるのは苦しいと感じる人もいるでしょう。今回のキャンペーンを通してなら、同じ目標を持った仲間と励まし合いながら運動を継続できそうですね。 参考:「『おしるこ』公式HP」

2023/05/18

介護予防 地域の取り組み 高齢者とデジタル

タブレット機器でそろばん!?シニアが「そろタッチ」でICT教育を

2023年5月12日、NTT東日本は最新機器を活用した、高齢者向け教育プログラムのテストマーケティング結果を公表。タブレットを使ってそろばん式計算を学べる「そろタッチ」が、高齢者向けのICT教育に高い効果があることが明らかになりました。 「そろタッチ」について そもそも「そろタッチ」とはどのようなものなのでしょうか? 「そろタッチ」とは、株式会社Digikaが開発したそろばん学習アプリのこと。タブレットを使ってそろばん式の計算を学ぶことで、日常生活に役立つ暗算力が身に付くとしています。 「そろタッチ」には、タッチすると色がつく「みえるモード」と色がつかない「暗算モード」の2つのモードがあります。「みえるモード」でそろばんの玉の動きを覚えたあと、「暗算モード」で繰り返し練習することで、計算を画像のように処理する「イメージ暗算力」が身に付くそうです。 「そろタッチ」で高齢者に向けてICT教育を実施 2023年1月20日~2月17日の間、NTT東日本はDigikaと連携して、高齢者向け教育プログラムのテストマーケティングをおこないました。 テストマーケティングでは、Digikaが提供した「そろタッチ」を使用。テストマーケティングの対象となった高齢者8人は、以下のことを週に1回学習しました。 タブレットの操作練習 数字を見て即座に答えを出す、フラッシュ暗算体験 暗算を使ったゲーム 約1ヵ月にわたって学習した結果、「そろタッチ」を使って暗算を学んでいる子どもと比べて、2倍の量を学習し、2倍早く学習が進んだことが明らかになりました。 また、対象者の中には、初めはタブレットの操作もおぼつかない様子だったものの、最終日にはスムーズに暗算ゲームをできるまでに上達した人もいたそうです。 年を重ねるにつれて、新しいことを覚えるのはおっくうになるもの。しかし、新たな知識を学習することは脳に良い刺激を与えます。これまで気になっていたけどできなかった、新しい趣味を始めてみてはいかがでしょうか。 参考:「ICTを活用したシニア向け教育プログラムのテストマーケティングを開始」(NTT東日本)

2023/05/16

最新テクノロジー 高齢者とデジタル

高齢者の疑問をAIになんでも相談!「脳にいいアプリ」で高性能AIが回答

健康維持アプリの開発・運営などをおこなっている株式会社べスプラは、高性能AI「ChatGPT」を活用した情報サービス「なんでも相談」を、2023年7月からリリースすることを明らかにしました。 「なんでも相談」は、べスプラが運営しているスマートフォンアプリ「脳にいいアプリ」の中で使用可能になる機能。これを使えば、高齢者の疑問をいつでもAIに相談できるようになると言います。 デジタルを使える人と使えない人で大きな情報格差 べスプラがこのアプリを開発した背景には、現代の情報格差があると言います。 高齢者の中には、スマートフォンやパソコンなどのデジタルテクノロジーの扱いが難しいと感じている人も少なくありません。しかし、そういったデジタルテクノロジーをうまく扱えないと、手に入る情報の量が限られてしまうのです。 また、デジタルテクノロジーを使えたとしても、情報の選別も適切にできなければ詐欺などに遭うリスクもあります。 そこで、べスプラはすでに自社がリリースしている健康アプリ「脳にいいアプリ」に「なんでも相談」機能を搭載。高齢者がいつでも疑問をAIに相談できる環境をつくることで、情報格差をなくしていく狙いがあります。 「脳にいいアプリ」とは そもそも、「脳にいいアプリ」とはどんなものなのでしょうか? 「脳にいいアプリ」とは、運動や食事、脳のトレーニングといった活動を管理できるスマートフォンアプリのこと。運動や食事などの生活習慣の改善と脳のトレーニングを組み合わせることで、認知機能の維持と向上が期待できると言います。 「なんでも相談」の特徴 今回、リリースが決定した「なんでも相談」機能は「脳にいいアプリ」の中に搭載。さまざまな質問に対して高度な回答ができる高性能AI「ChatGPT」を活用し、高齢者の疑問や困りごとを解決するとしています。 また、高齢者からの相談や回答は、運営者が機械的な監視を実施。これにより、個人情報の秘匿性を担保しつつ情報提供が可能になったと言います。 「なんでも相談」機能を使えば、質問を打ち込むだけでAIが回答してくれるので、情報をこちらで選別する必要がありません。そのため、詐欺などに遭うリスクを背負うことなく、必要な情報を手に入れられるようになりそうですね。

2023/04/28

介護予防 地域の取り組み 高齢者とデジタル

高齢者のボランティアが「KAERU」のポイントに!買い物に利用可能

福岡県・大川市とIT技術を用いた金融サービスを提供しているKAERU株式会社は、高齢者のボランティア活動参加による介護予防を目的とした「ボランティアポイント事業」をデジタル化することを発表しました。 今までは紙のスタンプカードで管理されていたポイントが、プリペイドカードサービス「KAERU」で管理できるようになるとしています。 ボランティアポイント事業について そもそも、「ボランティアポイント事業」とはどういった事業なのでしょうか? 「ボランティアポイント事業」とは、介護分野における各研修やボランティア活動に対してポイントを付与して介護人材の担い手のすそ野を広げたり、交流を通じて地域社会のつながりも強くすることを目的とした取り組みのこと。2019年時点では、全市町村のうち34.1%となる593市町村でボランティアポイント事業が実施されているそうです。 また、具体的には以下のような活動に対してポイントが付与されると言います。 介護予防サポーター:身体機能の向上を図る元気クラブなど、介護予防事業の場での活動 チームオレンジ:認知症カフェなど本人の活動を支援する場での活動 地域支え合いサポーター:地域課題に直面している人を必要な支援につなげる場での活動 さらに、高齢者自身もボランティア活動への参加を通じて生きがいを感じ、心身の健康を保つことにもつながるとしています。 「KAERU(かえる)」導入で変わること 大川市では、今まで対象の活動をおこなった参加者へのポイント付与は、紙のスタンプカードを使っていました。ただ、ポイントをもらうためにポイントカードを持ち歩いたり申請書を市役所に提出したりする必要があり、煩雑な手間が課題でした。 しかし今後はKAERUと連携することで、活動の完了時にQRコードを読み取るだけでポイントが獲得可能に。また、そのポイントも自動でKAERUのプリペイドカードにチャージされるため、手間もかからなくなります。 認知症当事者が集まる認知症カフェなどに参加すると、認知症を患った高齢者の視点や要望などがわかります。高齢者がなじみ深い地域で快適に生活できる社会にするためにも、ボランティアポイント制度を利用して、活動に参加してみてはいかがでしょうか。

2023/04/11

介護予防 高齢者とデジタル

高齢者向けオンラインレッスン「セカスク」。1回980円で新しい趣味を

オンラインコミュニティサービスなどを運営している株式会社オースタンスは、高齢者が参加しやすいオンラインレッスンサービス「セカスク」のリリースを発表しました。 「セカスク」では、俳句や歴史教室、脳トレ講座などのレッスンが受けられるそうです。 「セカスク」とは 「セカスク」は高齢者をターゲットにしたオンラインスクール。俳句教室や筋肉トレーニング、ヨガなど多彩なレッスンが用意されています。 また、1回につきレッスン料は980円で、好きなジャンルのレッスンを何度でも受講できると言います。 なお、「セカスク」の使い方は以下の通りです。 「セカスク」に登録し、受講したいレッスンを予約 レッスンの開始前に接続を確認して待機 好きなときに好きな場所でレッスンを受講 レッスン中は質問も可能。わからないところもその場で確認できます。 「セカスク」の特徴 今回リリースされた「セカスク」には、以下のような特徴があります。 高齢者のリアルの声を参考にしながらサービスを開発 ワンクリックで受講可能なオンライン配信システム チャットを通じたコミュニケーションも可能 高齢者ユーザーに実際に体験してもらいながら、そこで出た意見をもとにサービスを開発したとのこと。そのため、ITが苦手な人も少なくない高齢者でも、使いやすい設計になったと言います。 「セカスク」がワンクリックで受講可能なオンライン配信形式になっているのも、アプリのダウンロードなどでつまずかないための対策だそうです。 また、チャットを通じて、講師やほかの参加者と相互にコミュニケーションを取ることも可能。講師への質問や趣味が合うほかの参加者との交流ができるのです。 高齢になると外出もおっくうになって、人と関わる機会が減ってしまう高齢者は少なくありません。しかし「セカスク」なら自宅で受講できるため、気軽に講座を楽しみながら他者とコミュニケーションを取れる機会がつくれそうですね。

2023/04/11

調査結果 高齢者とデジタル

【高齢者のスマホ事情】60代も8割以上がスマホを利用。70代は15%も増加

2023年2月17日、チャットアプリの開発や運営などを手がけるLINEは、去年の10月におこなったインターネット利用に関する調査の集計結果を発表しました。 そこで、高齢者世代のスマートフォン利用率が年々増加傾向にあることが明らかになったのです。 インターネットは主にスマホを使用 今回の調査は、以下の要領でおこなわれました。 調査時期:2022年10月 対象者:全国の15~79歳の男女1154人 調査手法:アンケート調査 LINEは、今回のようなインターネット利用に関する調査を、2016年の4月から半期に一度実施。その結果の推移の分析・評価もおこなっています。 高齢者世代のネット利用率が増加傾向 今回の調査の中で、年代別のスマートフォンによるインターネット利用率を調べました。すると、10~50代は「スマートフォンでインターネットを日常的に利用している」と答えた人の割合が、95%以上だったことが判明。一方、60代のインターネット利用率は82%、70代は54%でした。 次に、高齢者世代におけるスマートフォンによるインターネット利用率を、過去の推移と比較しました。すると、2020年10月時点では70%だった60代のインターネット利用率が、2021年10月では78%、最新の2022年10月では82%と年々増加傾向にあることが明らかになったのです。 同様の傾向が70代にも見られることも判明。2020年10月では39%にとどまっていたインターネット利用率が、2021年10月には42%、2022年10月では54%と大幅に増加していました。 インターネットは、うまく使えば世界中の情報を手軽に入手できる優秀なテクノロジーです。画面ロックやセキュリティソフトの導入など、セキュリティ対策もしっかりおこないつつ、便利なネットライフを送りましょう。

2023/02/22

調査結果 高齢者とデジタル

【シニアとスマホ】「セキュリティが不十分」が半数以上。対策法は?

NTTドコモが運営しているモバイル社会研究所が、60~79歳の男女を対象にスマートフォンのセキュリティ対策に関する調査を実施。その結果、半数以上の人が「自分のセキュリティ対策は不十分だと思うが、何をすれば良いかわからない」と思っていることがわかりました。 高齢者の男女にアンケートを実施 今回、モバイル社会研究所が実施した調査の概要は以下のとおりです。 調査場所:関東1都6県 対象者:60~79歳の男女 回答数:709 調査時期:2022年1月 なお、今回の調査は、調査員が高齢者の自宅に訪問し、アンケート用紙を配布するという方法でおこなわれました。 半数以上の人がセキュリティ対策が不十分だと認識 まず、「スマートフォンのセキュリティ対策は十分にできているか」と尋ねたところ、60代では「あまりできていない」という回答が41%、「できていない」という回答が12%でした。つまり、半数以上の人が「スマートフォンのセキュリティ対策が(あまり)できていない」と思っていることが明らかになったのです。 また、70代の人では「セキュリティ対策ができていない」という回答がより多いことが判明。「あまりできていない」という回答が38%、「できていない」という回答は26%で、合わせて6割以上の人が「セキュリティ対策が(あまり)できていない」と回答しました。 一方、「スマートフォンのセキュリティ対策は十分にできている」と回答した人は、60代で6%、70代で7%とごく少数にとどまりました。 次に、セキュリティ対策が不十分な理由についても尋ねました。すると、「何をすれば十分かよくわからない」という回答が、60代70代ともに半数以上を占めて最多の回答だったことが明らかになりました。 それから、「不審なメールが届く」「対策方法がわからない」などという回答が続きました。 今回の調査で、シニアの不安事のひとつにスマホのセキュリティ対策があることがよくわかりました。 そこで、簡単にできるセキュリティ対策を紹介。まだやっていない人は、パスワードを使わないと画面が開かないように、スマートフォンをロックすると良いでしょう。スマートフォンを落として他人が拾ったとしても、簡単に画面が開かないため安心ですよ。

2023/02/21

介護予防 地域の取り組み 高齢者とデジタル

【村まるごとデジタル化】高齢者が使いやすい健康アプリを村を上げて開発

2023年2月14日、高知県日高村がスマートフォンで使える健康アプリ「まるけん」のサービスを開始したことを明らかにしました。 アプリ開発は、すでに健康アプリを開発した実績があるフォアフロントテクノロジーが担当。アプリの内容は、高知県立大学などの協力を得ながら検討を重ねたとしています。 健康アプリ「まるけん」開発の背景 2021年5月、日高村はすべての村民がスマートフォンを持ち、防災情報の受信や健康管理をアプリでおこなってもらう「村まるごとデジタル化事業」をスタート。2023年2月時点で、人口のおよそ80%がスマートフォンを所有しているそうです。 この事業の一環として、アプリを活用した健康事業を実施していました。以前は既存の健康アプリを活用していたものの、サービスが終了してしまったと言います。 そこで、健康管理をアプリでおこなっていた住民約600人にアンケートを実施したところ、約半数の人から「健康事業を継続してほしい」という声が挙がったことから、村独自に健康管理アプリを開発することにしたそうです。 健康アプリ「まるけん」の特徴 村は、住民が継続してアプリを利用できるように使いやすいつくりにすることと、自治体が必要とする健康データの取得を可能にすることを最優先事項に置いて、健康アプリ「まるけん」を開発しました。 「まるけん」の持つ機能は以下のとおりです。 1日の歩数を記録する機能 体重を記録する機能 日々の血圧を登録する機能 その日の体調を記録する機能 地域通貨と連携する機能 ユニークなのは、地域通貨と連携する機能ではないでしょうか。「まるけん」を使用すると、その頻度に応じてポイントがたまり、地域の中で使える独自の電子通貨に変換できるそうです。 担当者は、今後収集した村民の健康データを分析して、社会保障費の削減方法を模索していきたいとしています。 このアプリは、日高村に住んでいなくても使えます。表示された文字を大きくするなど、高齢者も使いやすいデザインになっているそうなので、毎日の健康管理に活用してみてはいかがでしょうか。 参考:「行政と住民の声を反映した日高村健康アプリ「まるけん」がサービスを提供開始」(日高村)

2023/02/17

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介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

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グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

2021/11/15

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【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

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