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母が老人ホームから退去を勧められました。医療行為が必要になったことを理由に、退去勧告を受けることはあるのでしょうか?

2022年11月18日

母が入院をきっかけに頻繁にたん吸引が必要になり、入居している老人ホームから退去を勧められています。その施設では、たん吸引の対応はできないそうです。

最期まで生活できると聞いてその施設に入居したのに、医療行為が必要になったことを理由に退去勧告を受けることはあるのでしょうか?

(平田さん・自営業・60歳)

その介護施設の医療体制では処置ができない状態になった場合に、退去を勧められることはあります。その他にも、利用料の滞納や他のご入居者に迷惑をかける行為があった場合にも退去勧告を受けることがあります。

もし、新しい施設を探すのであれば、今の身体状況で必要な医療行為をはっきりさせてから施設探しを始めましょう。また、退去時の入居金や退去日のトラブルが多いので、今の施設に事前に確認しておいてくださいね。

この記事を監修する専門家

入居相談室室長 北野 優

2009年に入居相談員のキャリアをスタートしてから、延べ1万人以上の相談を受ける。入居相談員としてのスキル・知見は群を抜いており、「人生100年時代 失敗しない介護施設選びと介護費用の目安」「相談事例から学ぶ!失敗しない有料老人ホーム探しのポイント」など老人ホーム選びに関する数々のセミナーにも登壇。7000施設以上の紹介数を誇る、いい介護入居相談室の室長。

目次
  • 1. 老人ホームから退去勧告されることはある?
  • 2. 新しい介護施設の探し方
  • 3. 意外と多い!退去時トラブルにご注意

老人ホームから退去勧告されることはある?

母が入院したことをきっかけにたん吸引が必要な状態になりました。それを入居中の老人ホームに伝えたところ、「たん吸引に対応できないから退去してほしい」と言われてしまいました。

今の施設には「最期まで暮らせる」と聞いて入居したのに、まさか退去勧告を受けるとは思いませんでした!老人ホームから退去を勧められることはあるんでしょうか?

うーん。…正直なところ、退去要件に当てはまっていれば退去を勧められることはあります。退去要件については、入居時の契約書や重要事項説明書に記載されていますよ。

具体的には、以下のような状況になると退去を勧められることがあります。

  • 利用料を滞納したとき
  • 暴力・暴言で他の入居者に迷惑をかけるとき
  • 入院が長期間になるとき
  • 施設では対応できない医療行為が必要になったとき

まあ、「利用料を滞納したとき」は、退去勧告を受けてもしょうがないですよね。賃貸住宅で家賃を払っていないのと同じことですもんね。

おっしゃる通りです。やはり老人ホームも、ご入居者が支払うお金で運営されていますから、費用の未払いが続くと退去勧告に至ります。

二番目の「暴力・暴言で他の入居者に迷惑をかけるとき」というのはどういう状態ですか?他の入居者に暴力を振るう人がいるんですか?

認知症の人の中には、感情を抑えられなくて攻撃的な言葉を使ったり、他の人に手を上げてしまうケースもあるんです。

暴力や暴言は認知症の症状のひとつではあるんですが、介護施設は共同生活の場ですから他のご入居者の迷惑になってしまうほどの状態だと退去勧告を受けることがあります。

へー、認知症だとそんな症状が出るんですね!

また、その次の「入院が長期間になるとき」については、施設側で一定の入院期間を退去要件として定めている場合もあります。退去勧告される入院期間については、契約時によく確認しておいた方が良いでしょう。

でも、うちの母の場合、入院期間はまだ2ヵ月ほどです。施設の退去要件には「3ヵ月以上」と定められているので、まだ退去勧告される時期ではないと思うんです。

長期入院が退去勧告を受けた理由ではないということでしょうか?

確か、施設に「たん吸引に対応できないから退去してほしい」と言われたとのことでしたよね?

母は誤嚥性肺炎で入院したのですが、入院中にさらに嚥下機能が落ちてしまって。食事の後や夜中にたん吸引が必要になってしまったんです。

そのことを施設に知らせたら「うちでは夜間のたん吸引はできません」と言われてしまいました。

そういうことであれば、退去を勧められたのは入院期間が長引いたことが理由ではなく、施設が夜間にたん吸引ができる体制ではないことが理由ではないでしょうか?

たん吸引は医療行為ですので、看護師などの医療従事者か研修を受けた一部の介護職員しか処置ができないんです。そのうえ、夜もたん吸引が必要となると看護師や研修を受けた介護職員が夜間帯も常駐している必要があります。今の施設では、そうした医療体制が整っていないのだと思います。

そうだったんですね…。母は今の施設で友達ができたようだったので、退院後も施設に戻りたかったんですが、別の施設を探すしかないということですね。

新しい介護施設の探し方

退去勧告を受けた理由はよくわかりました。次の施設はどうやって探したら良いんでしょうか?たん吸引が必要な状態で受け入れる介護施設はあるんですか?

もちろん、すべての施設が受け入れられるわけではありませんが、たん吸引が必要な状態でも入居できるところはありますよ!

お母様の場合、昼と夜にたん吸引が必要なので、看護師が24時間常駐している介護施設が良いでしょう。中でも民間施設の「住宅型有料老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」であれば、たん吸引に対応できる施設が多くありますよ。

へぇ、そうなんですね!住宅型有料老人ホームと介護付き有料老人ホームでも、すべての施設がたん吸引の対応をしてくれるわけではないんですよね?

おっしゃる通りです。夜間もたん吸引が必要な人の施設探しをする場合、「24時間看護師常駐」がポイントなんです。

ただ厳密には、住宅型有料老人ホームの場合、老人ホームに看護師が常駐しているわけではなく、別途、訪問看護の利用契約をしてサービスを受けます。対して、介護付き有料老人ホームは施設自体に看護師が常駐しています。

どちらにしても、夜間帯のたん吸引に対応できる医療体制が整っている施設を探しましょう。

意外と多い!退去時トラブルにご注意

次の施設の探し方をお伝えしたところで、今の施設をトラブル無く退去するためのポイントをお伝えしますね。

というのも、意外と介護施設を退去するときのトラブルが多いんですよ。

そうなんですね!どんなトラブルがあるんですか?

トラブルになりやすいのは、以下のようなポイントです。

  • 入居金の返還
  • 原状回復費用
  • 退去の申し出のタイミング

もし、今の施設に入って間もない場合でしたら、入居金の返還があるかどうかを今の施設に確認してください。多くの施設では入居金の償却期間が設けられており、入居から数年以内でしたら償却していない分が返金されます。

また、契約から90日以内の場合、入居期間分の家賃や食費などを差し引いた入居金が返還されるんです。これを「クーリングオフ制度」と言います。

母は入居してから2年くらいです。ということはクーリングオフ制度は適用されませんが、入居金は戻ってくるかもしれないですよね?

はい、償却期間の間だったら返金があります。施設に事前に確認しておいてください。

また、居室の原状回復費用もトラブルになりやすいです。通常の使用以上の汚れ・キズがあった場合は、修繕費用が発生することがあります。また、特別に汚れていなくてもクリーニング費用が発生するケースもありますから、こちらも合わせて確認した方が良いですね。

最後の「退去の申し出のタイミング」というのはどういうことですか?退去の申し出に決まりがあるんですか?

そうなんです。賃貸住宅を引っ越しするときにも「退去の1ヵ月前に退去の申し出が必要」といったことを契約時に説明されると思います。それは老人ホームでも同じなんです。

退去の申し出の時期は施設ごとに異なりますが、「退去の1ヵ月前」が一般的。次の施設探しに集中していて、今の施設へ退去の申し出をするのを忘れていた、なんてことにならないようにしてくださいね。

老人ホームを転居するのは、意外といろんなことを確認しなくちゃいけないんですね。大変だなぁ。

はい、そうなんです。なので、退院日や退去日から逆算していつまでに何を済ませておくか、計画的に手続きや施設探しを進めてくださいね。

  • 医療依存度が上がる、他の入居者への迷惑を理由に退去勧告されることはある
  • 医療行為が昼夜必要なときは、24時間看護師常駐の施設だと安心
  • 入居金の返還があるか、原状回復費用がかかるかは退去前に要チェック!

この記事の執筆者

いい介護 編集部

「いい介護」の記事を編集・執筆する専門チームです。介護コンテンツのベテラン編集者や介護施設職員の経験者など、専門知識をもったスタッフが、皆さまの介護生活に役立つ情報をお届けします!

2022年11月18日

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老人ホームに入居したら訪問看護は利用できませんか?今の訪問看護を継続したいと考えています。

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老人ホームに入居したら訪問看護サービスを利用できなくなりますか?父親が入居する施設を探しているのですが、父親が訪問看護の看護師さんをとても気に入っており、入居後も継続したいと考えています。 特に父はこだわりが強い人で何人も交代した結果、今の看護師さんにようやく出会えた状況です。なので、他の看護師さんは受け付けないのでは、と心配しています。 (望月さん・自営業・63歳) 入居後も訪問看護サービスを利用できる施設と、利用できない施設があります。例えば、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などは訪問看護を利用しながら入居ができます。なので、どうしても今の訪問看護事業所を継続したい場合は、これらの施設に入居すればご自宅と同じように利用できますよ。 老人ホームでは訪問看護を利用できる? 一人暮らしをしている認知症の父親が入れる老人ホームを探しています。父は糖尿病もあるので、1日2回、インスリンの注射が必要なのに、忘れてしまうことがあります。そのため、薬の管理のために週に1回、訪問看護サービスを利用しています。ただ、父はとてもこだわりが強い人で、何人も交代した結果、今の看護師さんに落ち着きました。なので、老人ホームに入ってからも今の看護師さんに看てもらいたいんです。老人ホームに入居してしまうと、訪問看護サービスは利用できないんでしょうか? そんなことはありませんよ!ただ、施設の種類によっては訪問看護サービスを利用できる施設と利用できない施設があるので、そこには注意が必要です。訪問看護サービスを利用できる施設とできない施設を順にお伝えしていきますね。 訪問看護を利用できる施設 入居後も訪問看護サービスを利用できる施設には、以下のようなものがあります。 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者住宅 ケアハウス 軽費老人ホーム これらの施設は、ご自宅で利用していたときと同じように訪問看護を利用できます。入居後はご自身の居室に看護師さんが訪問する形になります。また、以下のように特別な条件を満たした場合にのみ、訪問看護を利用できる施設もあります。 特別養護老人ホーム →末期のがんの場合 介護付き有料老人ホーム →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合 サービス付き高齢者住宅(特定施設の指定がある) →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合 グループホーム →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合 父はがんではありませんから、特別養護老人ホームに入居しても訪問看護は受けられなさそうです。介護付き有料老人ホーム、特定施設の指定があるサービス付き高齢者住宅、グループホームで訪問看護を利用する条件の「厚生労働省が定める疾病」ってどんな病気ですか?それと、「特別訪問看護指示書」って何ですか? はい、順番にお話ししていきますね。まず、「厚生労働省が定める疾病」というのは以下の病気のことを指します。 末期の悪性腫瘍 多発性硬化症 重症筋無力症 スモン 筋萎縮性側索硬化症 脊髄小脳変性症 ハンチントン病 進行性筋ジストロフィー症 パーキンソン病関連疾患 多系統萎縮症 プリオン病 亜急性硬化性全脳炎 ライソゾーム病 副腎白質ジストロフィー 脊髄性筋萎縮症 球脊髄性筋萎縮症 慢性炎症性脱髄性多発神経炎 後天性免疫不全症候群 頚髄損傷 人工呼吸器を装着している状態 何だか聞いたことがない病気ばかりですね。これらの病気にも父は該当しませんね…。あと、「特別訪問看護指示書」というのは? 特別訪問看護指示書は、ご入居者が急に体調が悪くなったときに主治医が訪問看護の必要性を示した書類です。つまり、特別養護老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅(特定施設)・グループホームは、特定の病気を持っているか急な体調不良の場合でないと、訪問看護サービスを利用できないんですね。 なるほど…。要するに、基本的に訪問看護は利用できないと考えて良さそうですね。 訪問看護を利用できない施設 訪問看護を利用できない介護施設もあります。それは以下の2種類です。 介護老人保健施設 介護医療院 これらの施設には、医師や看護師さんの配置が義務付けられています。そのため、入居後にわざわざ訪問看護を利用する必要がないんですね。 介護老人保健施設と介護医療院は、医療体制が整っているんですね。 訪問看護を利用しながら老人ホームに入居する方法 偏屈でこだわりの強い父のことですから、今の看護師さん以外からケアを受けてくれないと思うんです。なので、どうしても今の訪問看護を利用し続けたいのですが、どうしたら良いでしょうか? でしたら、先ほどお伝えした訪問看護を利用できる施設に入居することをおすすめします。例えば、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅であれば、居室に看護師さんが訪問してくれますから、これまでと同じように利用できるでしょう。 そうなんですね、よかった! ただ、訪問介護事業所は訪問可能エリアを設定しています。なので、そのエリア内で施設を見つけないといけません。ただ、もしかしたら希望の施設がエリア内になかったり、あっても満室で入れない可能性もあります。今の訪問介護事業所を継続して利用する場合は、そうしたリスクがあることも頭に入れておいてくださいね。 訪問看護を利用しないで医療ケアを受ける方法 もうひとつ、介護施設に入居後も医療ケアを受ける方法があります。それは、看護師さんが常駐しているなどの医療体制が整っている施設に入居すること。介護付き有料老人ホームなどであれば、看護師さんが常駐しています。 でも、介護付き有料老人ホームに入ったら訪問看護を利用できないんですよね? おっしゃるとおりです。もともと医療体制が充実している施設では、特別な条件を満たしていないと訪問看護を利用できません。でも、訪問看護を利用できる施設が希望エリア内になかった場合、入居できる施設がなくなってしまいます。訪問看護を利用できる施設で今の訪問看護を継続するか、医療体制が整っている施設で医療ケアを受けるか、どちらも一長一短ありますから、ご家族でよく話し合ってみてくださいね。 施設の種類によっては訪問看護を利用できる施設と利用できない施設がある 看護師が常駐している施設なら、訪問看護を利用しなくても医療ケアが受けられる 住宅型有料老人ホームなどであれば、訪問看護を利用できる pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

老人ホームに入居したら洗濯はどうなりますか?家族が洗濯物を取りに行かないといけないのでしょうか?

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母が入る老人ホームを探しています。親が介護施設に入っている友人から「2~3日に1回、洗濯物を取りに施設に行っている」と聞きました。介護施設では、洗濯はしてもらえないのでしょうか? (川村さん・会社員・59歳) 介護施設では施設側で洗濯をしていることが多いです。ただ、施設ごとに対応が大きく異なります。例えば、施設の洗濯機で職員さんに洗ってもらえるパターンや、洗濯業者に外注していて週に1~2回、回収するパターンなどがあります。施設の対応の方法によっても洗濯料金が異なるので、入居前に施設に確認が必要です。 老人ホームでは洗濯はどうしている? 母の施設入居を考えています。親が老人ホームに入居している友人から「2~3日に1回、洗濯物を取りに施設に行っている」という話を聞きました。洗濯物は施設では洗ってくれないんでしょうか?仕事があって忙しいので、そんなに頻繁に施設に行けないんですが…。 施設で洗濯してくれるケースもたくさんありますよ。ただ、ご入居者の洗濯物の対応は、施設によって大きく異なるんです。介護施設の洗濯物の対応は、大まかにわけて以下の3つのパターンに分けられます。 施設職員が洗濯する 外部業者が洗濯する 入居者自身で洗濯する ひとつめの「施設職員が洗濯する」はイメージしやすいかもしれませんね。これは、施設内に洗濯機などを設置して介護職員さんが衣服を洗う方法です。洗濯機はご家庭にあるものと同じようなものを設置していることが多いです。なので、手洗いやクリーニングのみの衣服の場合、破損を防ぐために受け取ってもらえないことがあります。 自宅で洗濯するのと同じようにイメージしておけば良いんですね。その次の「外部業者が洗濯する」というのは、どういうことですか?毎回、洗濯物をクリーニングに出さないといけないんですか? いえいえ、これも施設の職員さんに洗濯機を預ければOKです。施設の中には、人員不足を解決するためにご入居者の衣類の洗濯を外部の洗濯業者に委託している場合があります。その場合は、週に1~2回、洗濯物を職員さんが回収して業者に預けます。洗濯物の回収・返却の曜日が固定されていることが多く、手元に戻るまでに数日かかることもあります。そのため、少し多めに衣服を持ち込んでおくと良いかもしれませんね。 へー、洗濯を業者に委託していることがあるんですね。施設内で洗濯してくれるものとばかり考えていました。 外注業者と施設内での洗濯を組み合わせている施設もありますよ。具体的には、失禁して汚れてしまった衣服はすぐに洗わないといけないので施設の洗濯機で洗ったり、反対にドライクリーニングが必要なものだけを業者に依頼している施設もあります。 なるほど。じゃあ、基本的には洗濯は施設に任せてしまっても大丈夫ということですね! いえ、身の回りのことがご自分でできる方の場合、ご自分で洗濯機を使って洗濯しているケースもあります。施設が共用の洗濯機を用意していることもありますし、サービス付き高齢者向け住宅のような自立している人向けの施設であれば、自室に洗濯機置き場があって洗濯機を設置して洗濯できるようになっていることも。この場合は、一般的な賃貸住宅での暮らしと同じように考えていただいてOKです。どのケースにしても施設によって対応が異なりますので、入居前によく確認してくださいね。 老人ホームでの洗濯の料金は? 母の場合、歩くのもままならない状態で自分で洗濯できる状態じゃありませんから、洗濯を施設に任せられるところの方が良いと思っています。施設に洗濯を依頼する場合、追加料金はかかりますか? それも、施設によって異なるんですよね…。もともと毎月の費用に含まれていることもあります。また、毎月、追加で費用が発生する場合もあります。外注業者に洗濯を委託しているケースだと、費用が発生することが多いですね。 うーん。これも、施設に確認する必要がありそうですね。 そうなんです。施設ごとに対応がまったく違うので…。ちなみに、共用部の洗濯機を利用する場合も費用が別途かかることがあります。その場合、「1回につき200円」などのコインランドリーと同じような形で料金が設定されていることが多いですね。洗濯の頻度や、外注業者の金額などによって金額も異なります。洗濯は毎日の生活に大きく関わることなので、事前によく確認しておいてくださいね。 施設の洗濯機で洗ったり、外部の洗濯業者に依頼するなど、対応はさまざま 費用は月額料金に含まれていたり、別途、費用が発生することもある pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

サービス付き高齢者向け住宅の「安否確認」とはどんなサービスですか?他の介護施設との違いも教えてください。

サービス付き高齢者向け住宅の「安否確認」とはどんなサービスですか?他の介護施設との違いも教えてください。

私の自宅の近くに呼び寄せようと思い、父が入れる介護施設を探しています。ネットで調べていて、私の自宅近くに「サービス付き高齢者向け住宅」という介護施設を見つけ、興味を持っています。 サービス付き高齢者向け住宅には「安否確認」というサービスがあるとネットに記載されていたのですが、これはどんなサービスですか?他の介護施設では、安否確認サービスはないのでしょうか? (尾崎さん・会社員・58歳) サービス付き高齢者向け住宅の安否確認サービスは、ご入居者に異変がないかを毎日確認するものです。具体的には、1日1回、居室を訪問したり室内センサーなどのシステムを使って、状況を確認します。有料老人ホームなどの他の介護施設のほとんどは、身体介助などの介護サービスを提供しているので、安否確認の必要がないんです。対して、サービス付き高齢者向け住宅は、介護の必要のない人を対象としており、ご入居者の状態を把握する機会がないので、安全のために安否確認サービスを提供しています。 サービス付き高齢者向け住宅ではどんな方法で安否確認をする? 私の自宅の近くに呼び寄せるために、父が入る介護施設を探しています。その中で、ネットで私の自宅近くに「サービス付き高齢者向け住宅」という施設を見つけました。サービス付き高齢者向け住宅では、「安否確認サービス」を提供していると記述があったのですが、このサービスはどんなものなんでしょうか?「安否確認」と言われても、いまいちピンと来なくて。 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で提供している「安否確認」とは、ご入居者に異変がないかを毎日確認するサービスです。ご高齢になると、室内で転倒したり急な体調不良で救急車が必要になる可能性が高くなりますから、そういった異変がないかを確認するわけですね。 そういうことなんですね。どうやって安否確認をするんですか? 安否確認には、主にシステムを利用したものと、施設スタッフによるものの2種類あります。システムを使った安否確認の場合、ご入居者の居室内に人の動きを察知するセンサーが設置されており、そのセンサーが一定時間、反応していないときに警報などで異常を知らせます。センサーは居室内の廊下などに設置されていることが多いです。つまり、長時間にわたってセンサーの前を通っていないとなると、室内で倒れているなどの異常が起きている可能性があるというわけですね。 なるほど。センサーの前を通るだけで安否確認ができるんですね。 また、電気やガスなどの使用状況で安否確認する方法もあります。通常よりも極端に電気やガスの使用が少ないときに、異常を知らせるんです。こうしたシステムを使った安否確認の方法は、いつもどおり生活しているだけで良いのでご入居者にとって負担や手間がないのがメリットですね。 あと、施設のスタッフさんによる安否確認もあるんでしたっけ。 はい。施設スタッフが決められた時間にご入居者の居室を訪問して安否確認をする方法があります。サ高住で食事を提供している場合は、食事の際に安否確認をしている施設もありますね。施設スタッフによる安否確認の場合、スタッフが確認を取らないといけないという負担はあります。が、ご入居者と直接コミュニケーションが取れるので、日々のご入居者の状況を把握できるというメリットもあるんです。このように安否確認の方法は、サ高住によってさまざまです。安否確認は安心した生活のために重要なことですから、入居前に良く確認するのが大切ですよ。 サ高住では介護サービスは利用できない!? ネットの情報には、サ高住では安否確認サービスと生活相談サービスを提供していると書いてありました。安否確認サービスと生活相談サービスというのは、介護サービスとは別のものですよね?介護サービスは提供していないんでしょうか? そうなんです。サ高住では介護サービスは提供していません。というのも、サ高住は安否確認・生活相談サービスというご高齢者の安心をサポートするサービスがついた賃貸住宅という立ち位置のため。介護が必要な人を想定した住まいではないんです。 えぇ!そうだったんですね!父は今のところ介護の必要はありませんが、高齢なのでいつ介護が必要になるかわかりません。将来のことを考えると、介護サービスを受けられる施設の方が良いんでしょうか? サ高住でも介護サービスを利用する方法はあります。例えば、外部の訪問介護サービスやデイサービスを利用することで、在宅介護サービスを利用できるんです。中には訪問介護事業所を併設しているサ高住もあります。もし、近い将来、訪問介護サービスを利用する予定がある場合は、訪問介護事業所を併設しているサ高住に住み替えるのも良いかもしれません。 サービス付き高齢者向け住宅と他の介護施設は何が違う? 私の自宅の近くにサ高住があったのでサ高住について調べていますが、介護施設って他にもいろいろとありますよね。サ高住は他の介護施設と何が違うんでしょうか? そうですね。介護施設にもさまざまな種類があります。では、主な介護施設の特徴をご紹介しながら、サ高住との違いをお話ししますね。      種類 サービス付き高齢者向け住宅 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 入居対象者 自立 ◯ △(施設により異なる) ◯ 要支援 ◯ ◯ ◯ 要介護 △(施設により異なる) ◯ ◯ 付帯サービス 食事 オプション ◯ ◯ 緊急時の対応 フロントサービスが対応 ◯ ◯ 介護サービス ◯(外部を利用) ◯ ◯(外部を利用) 終身での生活可否 △(施設により異なる) ◯ ◯ まずサ高住は、先ほどのお話にあったとおり、安否確認と生活相談サービスを提供しています。生活相談サービスとは、電球の交換や重い荷物を運ぶなどのちょっとした生活のお困りごとに対応するもの。さらに、緊急時にご家族への連絡にも対応しています。その他、そのサ高住独自のサービスを提供していることもありますが、基本的には介護サービスは提供していません。 サ高住で介護サービスを利用するには、外部の介護サービスと契約する必要があるんでしたね。 おっしゃるとおりです。対して、有料老人ホームは介護が必要な人を前提とした施設ということもあり、比較的、介護体制が整っています。具体的には、「介護付き有料老人ホーム」では介護サービスがすべて施設の職員さんによって提供されます。そのため、介護サービスを利用するために別途、契約する必要はありません。 へー、つまり、介護施設にすべて任せられるというわけですね。 ただ、同じ有料老人ホームでも「住宅型有料老人ホーム」はサービス付き高齢者向け住宅と同じように外部の介護サービスを利用する必要があります。ただ、サービス付き高齢者向け住宅とは異なるのは、食事の提供や健康管理などのサービスを施設側が提供していることです。つまり、サ高住は他の介護施設よりも介護を必要とする量が少ない人や、まったく必要のない人に向いている施設と言えます。 うーん。父は今のところ介護は必要ないですし、サ高住が良いのかな…。 ただ、サービス内容も施設ごとに大きく異なるので、 それぞれの種類の施設の特徴を頭に入れておきつつ、個々の施設のサービス内容を確認した方が良いでしょう。介護施設は、施設ごとにサービスがまったく異なります。ですので、いろんな施設があって迷ってしまうかもしれません。そういうときは、ぜひ「いい介護 入居相談室」にご相談ください。介護施設を熟知した入居相談員が、お父様に合う施設をお探ししますよ! [post_banner] サ高住の安否確認は、入居者の異変がないか確認するサービス 安否確認にはセンサーなどのシステムによるもの、スタッフの訪問などの方法がある サ高住では介護サービスの提供はないため、自立~軽介護度の人に向いている pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

グループホームではプライバシーが確保されていますか?入居したらどんな生活を送るのかも知りたいです。

グループホームではプライバシーが確保されていますか?入居したらどんな生活を送るのかも知りたいです。

認知症の母を介護施設に入居させようか迷っています。自宅の近くにあるのでグループホームに興味があるのですが、グループホームではプライバシーが確保されているのでしょうか? 母は他人と共同生活をしたことがないので、自分だけの空間がないと入居を拒否するかもしれません。自分だけの空間があると良いのですが…。 (大谷さん・パート・60歳) グループホームでは、ご入居の居室は基本的に一人部屋。つまり、プライバシーにも配慮された造りになっています。一方で、ご入居者同士や介護職員さんとのコミュニケーションも重視。共有部のリビングに行けば、他のご入居者や介護職員さんとおしゃべりも可能です。ご入居者お一人おひとりのプライバシーと、コミュニケーションの両立をしているわけですね。 グループホームでプライバシーを確保できる?どんな生活をするの? 認知症の母を介護施設に入居させるか悩んでいます。というのも、3年前に認知症を発症して以来、症状が進行しており、今では数時間前に話したことも忘れてしまうほどです。そういうこともあり、自宅の近くにあるグループホームへの入居を検討しています。ただ、グループホームではプライバシーは確保されているか気になっています。外から見る限り小さな建物だったので、自分だけのプライベートな空間はないのかな、と思いまして…。 いえ、グループホームは基本的にお一人部屋です。なので、プライベートな空間が確保されていますよ。 そうなんですね!母は、これまで誰かと共同生活をしたことがないので、自分だけの空間がないと嫌がるかなと思っていたのでよかったです。ちなみに、グループホームでは他の入居者さんや介護職員さんとおしゃべりしたりする機会ってありますか? はい、ありますよ!多くのグループホームでは、居室とは別にリビングなどの共有スペースを設けています。そのため、共有スペースに行けば他のご入居者や介護職員さんと交流できるような作りになっています。それに、掃除や料理、洗濯などの家事はご入居者と介護職員さんが協力しておこなうので、自然とコミュニケーションを取れるのもグループホームの特徴です。 それはよかった!最近は、母は家から出る機会がほとんどなくなり、コミュニケーションを取るのは家族だけだったんです。そのため、他の入居者さんと交流できるような施設を希望していたので、ぴったりな気がします。 グループホームでの生活は… グループホームではどんな生活を送るのでしょうか?認知症の人がたくさん入居しているというのは、聞いたことがあるのですが…。 そうなんです。グループホームは、認知症の方、限定の施設。認知症の方が思い思いの生活を送っていますよ。例えば、グループホームでは起床時間や就寝時間が定められていないことが多いです。他の介護施設では、朝になると介護職員さんが声掛けをしたり着替えの手伝いをするので、決められた時間に起きないといけないことがあります。一方でグループホームでは、起床・就寝時間が決められていないので、タイミングはご本人次第。朝はゆっくり派の人も、ご自分の生活スタイルを崩さずに生活できるんです。 へー!そうなんですね。介護施設は、みんな1日のスケジュールが決められているのかと思っていました。 認知症の方は変化に敏感なので、なるべくご自分のタイミングを崩さずに生活できるように配慮されているんですね。また、グループホームではユニットごとに生活をしており、1つのユニットは最大9名。少人数なのでアットホームな雰囲気です。それに、人数が少ないので他のご入居者や介護職員さんの顔を覚えやすいのも、認知症の方には暮らしやすいポイントなんです。 なんで、顔を覚えやすいのが暮らしやすいポイントなんですか? 認知症になると、新しいことを覚えるのが苦手になります。そこで大規模施設で生活すると、大人数が出入りするので認知症の人は周囲の人が覚えられず、毎日、見知らぬ人の中で暮らしているような感覚になり、不安を感じやすいんです。対して、グループホームの少人数体制なら、毎日、顔を合わせているうちに顔見知りになりますから、それが安心感につながっていくんです。 なるほど…。母も人の顔を覚えられなくなっているようなので、もしかしたら少人数の施設の方が良いのかも。 また、グループホームの特徴のひとつに、家事をできるだけご入居者自身でおこなう点があります。有料老人ホームなど、他の介護施設では家事などは介護職員さんがおこないますが、グループホームでは介護職員さんとご入居者が協力しておこなうんです。グループホームでは、できるだけご入居者の今ある力を残し、得意なことで活躍してもらうことを重視しています。なので、料理好きのご入居者には料理、きれい好きなご入居者には掃除、といった役割分担をしていることもありますよ。もちろん、介護職員さんが近くでサポートして、安全を確保したうえでご入居者が家事をしています。 母は料理が得意な人でしたが、最近はまったく作らなくなりました。介護職員さんがサポートしてくれるなら、ぜひまた作ってほしいですね。 グループホームのケアの特徴は グループホームについてあまり知りませんでしたが、北野室長の話を聞いておおまかに入居後の生活をイメージできました。 それはよかったです!グループホームは他の介護施設と異なり、認知症の方だけが入居できる施設です。認知症の方には特別なケアが必要ですが、グループホームの職員さんは認知症ケアを得意としているので安心して任せられるのも特徴なんです。 特別なケアというと、どんなケアをしているんですか? 例えば、認知症の症状を進行させないためのリハビリを大切にしています。そのひとつが生活リハビリ。食事を用意したり掃除をしたり、服を着替えたり…といった日常的な動作すべてがリハビリになると考えて、できるだけご自身の力で作業をしてもらっています。どうしてもご自宅で介護していると、時間がなかったり気持ちの余裕がなかったりで、お母様の作業に手を出さずに見守ることはできないかもしれません。でも、グループホームでは介護職員さんがご入居者自身の手を動かすのが重要なことを理解しているので、「できないことだけを手伝う」ケアを実施しています。 確かに、母は身支度に時間がかかるようになってしまって、全部、私が代わりにやってしまっていました。それは良くなかったんですね…。 お仕事や家事で忙しいと、余裕のある対応は難しいですよね。だからこそ、グループホームへの入居を検討していただきたいです。それに、認知症は適切な対応をすることで症状の進行が緩和することも。でも、認知症の症状に配慮した対応はご自宅では難しいので、グループホームで認知症ケアのプロに任せるのも良いのではないでしょうか。 居室は一人部屋でプライベートな空間を確保している 1ユニット9名で生活。少人数ならではの密な交流ができる 介護職員が認知症ケアを得意としている安心感がある pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

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