グループホームでは、ご入居者お一人おひとりの生活スタイルを尊重しているので、毎日のスケジュールは決まっていません。なので、起きる時間や寝る時間もご入居者によって異なりますよ。
もちろん、ご自分の部屋でずっとこもりきりになってしまうと認知症の症状が進行してしまう可能性がありますから、規則正しい生活ができるように共有スペースに出てこられるようにお声がけすることはあります。とはいえ、ご本人の意思を尊重した生活をおくれるように配慮されています。
認知症の母が入る介護施設を探しています。母はおしゃべりなので、他の入居者さんや介護職員さんと話ができる施設が希望です。親御さんがグループホームに入っている友人から、「グループホームは少人数でアットホーム」と聞いて、グループホームに興味を持っています。
なので、グループホームについて詳しく教えてください。グループホームでの生活はどんな感じなんでしょうか?1日の流れが決められているのでしょうか?
いえ、明確に1日のスケジュールが決められているわけではありません。起床や就寝の時間も自由ですよ。
とはいえ、不規則な生活をしてしまうと健康にも良くないですし、それが原因で認知症が進行してしまう可能性も。なので、ずっと部屋にこもりきりの人には声掛けをしたり、レクリエーションに参加を促すこともありますよ。
えっ!不規則な生活で認知症が進行してしまうことがあるんですね!
そうなんです。なので、グループホームではご入居者の生活スタイルを尊重しつつ、こもりきりにならないようにお部屋から出るきっかけを提供しています。
例えば、毎日の食事に加えてレクリエーションといった日常に刺激を感じられるきっかけを作って、無理なく健康的な生活ができるように工夫をしています。
以下は、グループホームの主な1日の過ごし方の流れです。あくまで1つの例なので、この通りにはならないこともあります。
| 6:00 | 起床 |
|---|---|
| 7:00 | 朝食 |
| 10:00 | お茶 |
| 10:30 | 入浴・自由時間 |
| 12:00 | 昼食 |
| 14:00 | レクリエーション |
| 15:00 | おやつ |
| 17:00 | 夕食 |
| 21:00 | 就寝 |
介護施設ってグループホームだけではなくて、いろんな名前の施設がありますよね?その中でもグループホームの特徴って何でしょうか?
友人が「グループホームはおすすめ」と言っていたのですが、他の施設との違いがあるんですか?
グループホームの一番の特徴は、「少人数での生活する」ということでしょうか。グループホームは5~9人のユニット制をとっており、毎日の生活はユニットごとです。
少人数制にしているのは、認知症の人が心穏やかに過ごせる環境にするため。認知症になると新しいことや人の顔を覚えるのが苦手になるので、たくさんの知らない人に囲まれると不安になってしまうんですね。
そこで、グループホームでは生活の単位を少人数にすることで、ご入居者の精神的な負担を減らしているんです。
なるほど。友人からグループホームでは少人数単位で生活していることを聞いていましたが、認知症の症状を考えてのことだったんですね。
そうなんです。不安感は認知症の症状が悪化してしまう原因のひとつ。なので、認知症の人のストレスをできるだけ減らしているんです。
また、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの介護施設とグループホームの大きな違いは、家事をできる限りご入居者がおこなうこと。他の介護施設のほとんどは、料理や掃除、洗濯といった家事をするのは職員さんですが、グループホームではご入居者自身が協力しながらおこなっているんですよ。
え、そうなんですね!施設に入れば介護職員さんが何でもやってくれるものと思っていました。
もちろん、ご入居者がお一人ではできないところは職員さんがおこないます。でも、すべて職員さんに任せきりにしてしまうと、ご入居者のできることをうばってしまうことがあるんです。今ある力を生かすために、身の回りのことはできるだけご自身の手でやっていただくんですよ。
それに、料理好きなご入居者には積極的に食事作りを担当してもらったり、きれい好きなご入居者には掃除を中心に家事に参加してもらったり…。介護職員さんのサポートを受けながらお一人おひとりの得意分野を生かし、ご入居者同士が協力しながら生活しています。
そういうことなんですね。うちの母も料理好きな人だったのですが、認知症になってからは危ないので料理をさせていません。でも、介護職員さんのサポートがあるならぜひ料理をさせてあげたいですね…。
ぜひ、グループホームに見学に行ったときにそういった希望も相談してみてください。施設の職員さんもお母様がお母様らしく生活できるようにサポートしてくれると思いますよ。
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