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老人ホームに入居したら訪問看護は利用できませんか?今の訪問看護を継続したいと考えています。

2023年1月20日

老人ホームに入居したら訪問看護サービスを利用できなくなりますか?父親が入居する施設を探しているのですが、父親が訪問看護の看護師さんをとても気に入っており、入居後も継続したいと考えています。

特に父はこだわりが強い人で何人も交代した結果、今の看護師さんにようやく出会えた状況です。なので、他の看護師さんは受け付けないのでは、と心配しています。

(望月さん・自営業・63歳)

入居後も訪問看護サービスを利用できる施設と、利用できない施設があります。例えば、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などは訪問看護を利用しながら入居ができます。

なので、どうしても今の訪問看護事業所を継続したい場合は、これらの施設に入居すればご自宅と同じように利用できますよ。

この記事を監修する専門家

入居相談室室長 北野 優

2009年に入居相談員のキャリアをスタートしてから、延べ1万人以上の相談を受ける。入居相談員としてのスキル・知見は群を抜いており、「人生100年時代 失敗しない介護施設選びと介護費用の目安」「相談事例から学ぶ!失敗しない有料老人ホーム探しのポイント」など老人ホーム選びに関する数々のセミナーにも登壇。7000施設以上の紹介数を誇る、いい介護入居相談室の室長。

目次
  • 1. 老人ホームでは訪問看護を利用できる?
  • 2. 訪問看護を利用しながら老人ホームに入居する方法
  • 3. 訪問看護を利用しないで医療ケアを受ける方法

老人ホームでは訪問看護を利用できる?

一人暮らしをしている認知症の父親が入れる老人ホームを探しています。父は糖尿病もあるので、1日2回、インスリンの注射が必要なのに、忘れてしまうことがあります。

そのため、薬の管理のために週に1回、訪問看護サービスを利用しています。ただ、父はとてもこだわりが強い人で、何人も交代した結果、今の看護師さんに落ち着きました。なので、老人ホームに入ってからも今の看護師さんに看てもらいたいんです。

老人ホームに入居してしまうと、訪問看護サービスは利用できないんでしょうか?

そんなことはありませんよ!ただ、施設の種類によっては訪問看護サービスを利用できる施設と利用できない施設があるので、そこには注意が必要です。

訪問看護サービスを利用できる施設とできない施設を順にお伝えしていきますね。

訪問看護を利用できる施設

入居後も訪問看護サービスを利用できる施設には、以下のようなものがあります。

  • 住宅型有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者住宅
  • ケアハウス
  • 軽費老人ホーム

これらの施設は、ご自宅で利用していたときと同じように訪問看護を利用できます。入居後はご自身の居室に看護師さんが訪問する形になります。

また、以下のように特別な条件を満たした場合にのみ、訪問看護を利用できる施設もあります。

  • 特別養護老人ホーム
  • →末期のがんの場合
  • 介護付き有料老人ホーム
  • →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合
  • サービス付き高齢者住宅(特定施設の指定がある)
  • →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合
  • グループホーム
  • →厚生労働省が定める疾病の場合、特別訪問看護指示書がある場合

父はがんではありませんから、特別養護老人ホームに入居しても訪問看護は受けられなさそうです。

介護付き有料老人ホーム、特定施設の指定があるサービス付き高齢者住宅、グループホームで訪問看護を利用する条件の「厚生労働省が定める疾病」ってどんな病気ですか?

それと、「特別訪問看護指示書」って何ですか?

はい、順番にお話ししていきますね。

まず、「厚生労働省が定める疾病」というのは以下の病気のことを指します。

  • 末期の悪性腫瘍
  • 多発性硬化症
  • 重症筋無力症
  • スモン
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • 脊髄小脳変性症
  • ハンチントン病
  • 進行性筋ジストロフィー症
  • パーキンソン病関連疾患
  • 多系統萎縮症
  • プリオン病
  • 亜急性硬化性全脳炎
  • ライソゾーム病
  • 副腎白質ジストロフィー
  • 脊髄性筋萎縮症
  • 球脊髄性筋萎縮症
  • 慢性炎症性脱髄性多発神経炎
  • 後天性免疫不全症候群
  • 頚髄損傷
  • 人工呼吸器を装着している状態

何だか聞いたことがない病気ばかりですね。これらの病気にも父は該当しませんね…。

あと、「特別訪問看護指示書」というのは?

特別訪問看護指示書は、ご入居者が急に体調が悪くなったときに主治医が訪問看護の必要性を示した書類です。

つまり、特別養護老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・サービス付き高齢者住宅(特定施設)・グループホームは、特定の病気を持っているか急な体調不良の場合でないと、訪問看護サービスを利用できないんですね。

なるほど…。要するに、基本的に訪問看護は利用できないと考えて良さそうですね。

訪問看護を利用できない施設

訪問看護を利用できない介護施設もあります。それは以下の2種類です。

  • 介護老人保健施設
  • 介護医療院

これらの施設には、医師や看護師さんの配置が義務付けられています。そのため、入居後にわざわざ訪問看護を利用する必要がないんですね。

介護老人保健施設と介護医療院は、医療体制が整っているんですね。

訪問看護を利用しながら老人ホームに入居する方法

偏屈でこだわりの強い父のことですから、今の看護師さん以外からケアを受けてくれないと思うんです。なので、どうしても今の訪問看護を利用し続けたいのですが、どうしたら良いでしょうか?

でしたら、先ほどお伝えした訪問看護を利用できる施設に入居することをおすすめします。

例えば、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅であれば、居室に看護師さんが訪問してくれますから、これまでと同じように利用できるでしょう。

そうなんですね、よかった!

ただ、訪問介護事業所は訪問可能エリアを設定しています。なので、そのエリア内で施設を見つけないといけません。ただ、もしかしたら希望の施設がエリア内になかったり、あっても満室で入れない可能性もあります。

今の訪問介護事業所を継続して利用する場合は、そうしたリスクがあることも頭に入れておいてくださいね。

訪問看護を利用しないで医療ケアを受ける方法

もうひとつ、介護施設に入居後も医療ケアを受ける方法があります。

それは、看護師さんが常駐しているなどの医療体制が整っている施設に入居すること。介護付き有料老人ホームなどであれば、看護師さんが常駐しています。

でも、介護付き有料老人ホームに入ったら訪問看護を利用できないんですよね?

おっしゃるとおりです。もともと医療体制が充実している施設では、特別な条件を満たしていないと訪問看護を利用できません。

でも、訪問看護を利用できる施設が希望エリア内になかった場合、入居できる施設がなくなってしまいます。

訪問看護を利用できる施設で今の訪問看護を継続するか、医療体制が整っている施設で医療ケアを受けるか、どちらも一長一短ありますから、ご家族でよく話し合ってみてくださいね。

  • 施設の種類によっては訪問看護を利用できる施設と利用できない施設がある
  • 看護師が常駐している施設なら、訪問看護を利用しなくても医療ケアが受けられる
  • 住宅型有料老人ホームなどであれば、訪問看護を利用できる

この記事の執筆者

いい介護 編集部

「いい介護」の記事を編集・執筆する専門チームです。介護コンテンツのベテラン編集者や介護施設職員の経験者など、専門知識をもったスタッフが、皆さまの介護生活に役立つ情報をお届けします!

2023年1月20日

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要介護度の再認定はできますか?想定よりも低い介護度が出たので、特養に入居できません!

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老人ホームに入居したら洗濯はどうなりますか?家族が洗濯物を取りに行かないといけないのでしょうか?

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母が入る老人ホームを探しています。親が介護施設に入っている友人から「2~3日に1回、洗濯物を取りに施設に行っている」と聞きました。介護施設では、洗濯はしてもらえないのでしょうか? (川村さん・会社員・59歳) 介護施設では施設側で洗濯をしていることが多いです。ただ、施設ごとに対応が大きく異なります。例えば、施設の洗濯機で職員さんに洗ってもらえるパターンや、洗濯業者に外注していて週に1~2回、回収するパターンなどがあります。施設の対応の方法によっても洗濯料金が異なるので、入居前に施設に確認が必要です。 老人ホームでは洗濯はどうしている? 母の施設入居を考えています。親が老人ホームに入居している友人から「2~3日に1回、洗濯物を取りに施設に行っている」という話を聞きました。洗濯物は施設では洗ってくれないんでしょうか?仕事があって忙しいので、そんなに頻繁に施設に行けないんですが…。 施設で洗濯してくれるケースもたくさんありますよ。ただ、ご入居者の洗濯物の対応は、施設によって大きく異なるんです。介護施設の洗濯物の対応は、大まかにわけて以下の3つのパターンに分けられます。 施設職員が洗濯する 外部業者が洗濯する 入居者自身で洗濯する ひとつめの「施設職員が洗濯する」はイメージしやすいかもしれませんね。これは、施設内に洗濯機などを設置して介護職員さんが衣服を洗う方法です。洗濯機はご家庭にあるものと同じようなものを設置していることが多いです。なので、手洗いやクリーニングのみの衣服の場合、破損を防ぐために受け取ってもらえないことがあります。 自宅で洗濯するのと同じようにイメージしておけば良いんですね。その次の「外部業者が洗濯する」というのは、どういうことですか?毎回、洗濯物をクリーニングに出さないといけないんですか? いえいえ、これも施設の職員さんに洗濯機を預ければOKです。施設の中には、人員不足を解決するためにご入居者の衣類の洗濯を外部の洗濯業者に委託している場合があります。その場合は、週に1~2回、洗濯物を職員さんが回収して業者に預けます。洗濯物の回収・返却の曜日が固定されていることが多く、手元に戻るまでに数日かかることもあります。そのため、少し多めに衣服を持ち込んでおくと良いかもしれませんね。 へー、洗濯を業者に委託していることがあるんですね。施設内で洗濯してくれるものとばかり考えていました。 外注業者と施設内での洗濯を組み合わせている施設もありますよ。具体的には、失禁して汚れてしまった衣服はすぐに洗わないといけないので施設の洗濯機で洗ったり、反対にドライクリーニングが必要なものだけを業者に依頼している施設もあります。 なるほど。じゃあ、基本的には洗濯は施設に任せてしまっても大丈夫ということですね! いえ、身の回りのことがご自分でできる方の場合、ご自分で洗濯機を使って洗濯しているケースもあります。施設が共用の洗濯機を用意していることもありますし、サービス付き高齢者向け住宅のような自立している人向けの施設であれば、自室に洗濯機置き場があって洗濯機を設置して洗濯できるようになっていることも。この場合は、一般的な賃貸住宅での暮らしと同じように考えていただいてOKです。どのケースにしても施設によって対応が異なりますので、入居前によく確認してくださいね。 老人ホームでの洗濯の料金は? 母の場合、歩くのもままならない状態で自分で洗濯できる状態じゃありませんから、洗濯を施設に任せられるところの方が良いと思っています。施設に洗濯を依頼する場合、追加料金はかかりますか? それも、施設によって異なるんですよね…。もともと毎月の費用に含まれていることもあります。また、毎月、追加で費用が発生する場合もあります。外注業者に洗濯を委託しているケースだと、費用が発生することが多いですね。 うーん。これも、施設に確認する必要がありそうですね。 そうなんです。施設ごとに対応がまったく違うので…。ちなみに、共用部の洗濯機を利用する場合も費用が別途かかることがあります。その場合、「1回につき200円」などのコインランドリーと同じような形で料金が設定されていることが多いですね。洗濯の頻度や、外注業者の金額などによって金額も異なります。洗濯は毎日の生活に大きく関わることなので、事前によく確認しておいてくださいね。 施設の洗濯機で洗ったり、外部の洗濯業者に依頼するなど、対応はさまざま 費用は月額料金に含まれていたり、別途、費用が発生することもある pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

認知症の父親が幻聴が聞こえているようです。どう対応したら良いですか?

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認知症の父親が、ときおり誰かと話している様子があり、どうしたら良いかわかりません。それに私にも「夜になると知らない人の声が聞こえる」と相談してくることもあります。 これも認知症のせいでしょうか?どう対応したら良いか、教えてください。 (永田さん・パート・63歳) もしかしたら、認知症の症状のひとつである「幻聴」が現れているのかもしれません。幻聴が聞こえている様子があったら、お父様の言葉を否定するのはNG。まずは、安心できる声掛けをしてみましょう。具体的には、「知らない人は追い払っておいたよ」というような幻聴に寄り添う声掛けが良いでしょう。また、お父様のお話をよく聞いてみると、幻聴の原因となっている要因がわかるかもしれません。 認知症による幻聴にはどう対応する? 認知症の父親を自宅で介護しています。最近、誰かと会話しているような独り言を言うようになりました。それに、「夜になると、誰かに悪口を言われているのが聞こえる」と言うことも。もちろん、私にはそんな声は聞こえないですし、どうしたら良いかわかりません。 もしかして、お父様はレビー小体型認知症ですか? そうです。それが関係しているんですか? そうなんです。幻聴を含めた幻覚は、レビー小体型認知症の代表的な症状のひとつです。レビー小体型認知症は、脳内に「レビー小体」という物質が現れて神経細胞が破壊されることで発症する認知症。幻覚や、手足の震えなどを伴う「パーキンソン症状」が出るのが特徴です。 そうしたレビー小体型認知症の症状のひとつである幻覚は、現実にはない感覚を見たり聞いたりすること。「幻視」「幻聴」「幻味」「幻臭」など、視覚や聴覚以外でも幻の感覚を作り出してしまうんです。 幻聴の症状は 父の「誰かに悪口を言われている」というのが、レビー小体型認知症による幻聴かもしれないんですね。 そうです。他にも「知らない人の声が聞こえる」といった症状や、幻視も併発して亡くなったはずのご家族と会話するケースもあります。中でも、「悪口が聞こえる」のは幻聴の症状でも多く見られる症状ですね。 幻聴への対応法 幻聴が聞こえている様子の父に、どうやって対応したら良いでしょうか?「そんな声は聞こえないよ」と何度も言っているのに、父は「誰かが俺の悪口を言ってる!」と頑なになってしまって…。 どうしても、お父様にしか聞こえていない声なので否定したくなるのですが、お父様の言葉を否定するのはNGなんです。 えぇ!なんでですか? 幻聴は、周りの人には聞こえませんが、お父様にとっては確かに聞こえている声なんです。なので、それを否定してしまうと「わかってくれない」と不満に感じてしまいます。自分には確かに聞こえている声が「そんな声は聞こえないよ」と言われてしまうと、ストレスに感じてしまいますよね。ストレスが大きくなると、興奮して暴れてしまうこともあります。精神的ストレスは、認知症を進行させるきっかけのひとつでもありますから、お父様の言葉に寄り添って安心できる声掛けをしていきましょう。 「安心できる声掛け」って、具体的にはどんなものですか? 例えば、「誰かの声が聞こえる」と言われたら、「もういなくなったから大丈夫だよ」と答えてみてください。返答する前に「誰かいないか見てくるね」と、周囲を見回りに行くフリをしてみても良いでしょう。また、ご本人と一緒に確認しに行くのも効果があることがあります。お父様と一緒に部屋の外や家の周りを見回ってみて、誰もいないことを確認すると納得してくれるかもしれませんよ。 父の話に合わせるのが良いんですね。 そうなんです。また、同時にお父様の訴えによく耳を傾けてください。幻聴はストレスや不満が原因となっていることもあります。よく話を聞くことで、具体的な原因をつきとめるきっかけをつかめるかもしれませんよ。 話をよく聞く、ですか…。最近は忙しくて父と話をきちんとしていませんでした。 介護やお仕事があると、どうしても忙しくて時間や気持ちの余裕がなくなってしまいますよね。ちょっとした時間でも良いので、お父様と話をする時間を取ると症状が改善する可能性がありますよ。それと、騒音がない環境を整えるのもひとつの手。テレビやラジオなどの声が幻聴の引き金になっていることもありますので、静かな環境を整えてみてください。 幻聴以外にもこんな症状が出ることも レビー小体型認知症では、幻聴に似た症状が出ることもあります。その代表的なものが「幻視」「錯視」です。幻視は、実際にはない物が見えること。具体的には「庭に知らない人が立っている」「亡くなった家族が遊びに来る」といったケースがあります。 父が壁に向かって話しかけていることがあるのですが、それは幻視を見ているのでしょうか? その可能性はあります。実際にはいない人の姿が見え、声が聞こえているのかもしれません。また、錯視というのは、現実にあるものが別のものに見えているパターン。例えば、壁紙の模様が虫に見えたり、クッションが犬に見えることもあります。 そういうこともあるんですね…。 幻視や錯視についても、幻聴と同じように見えているものを否定しないでください。不安感やストレスを感じ認知症の症状が悪化してしまう可能性があります。なので、まずはお父様の言葉をよく聞くことが大切。お父様がどんなことに不安を感じているのかを知って、安心できる声掛けをしてくださいね。 幻聴はレビー小体型認知症が原因になることが多い 認知症による幻聴に対して否定はNG。安心できる声掛けを 他にも幻視や錯視などの症状が出ることも pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

サービス付き高齢者向け住宅の「安否確認」とはどんなサービスですか?他の介護施設との違いも教えてください。

サービス付き高齢者向け住宅の「安否確認」とはどんなサービスですか?他の介護施設との違いも教えてください。

私の自宅の近くに呼び寄せようと思い、父が入れる介護施設を探しています。ネットで調べていて、私の自宅近くに「サービス付き高齢者向け住宅」という介護施設を見つけ、興味を持っています。 サービス付き高齢者向け住宅には「安否確認」というサービスがあるとネットに記載されていたのですが、これはどんなサービスですか?他の介護施設では、安否確認サービスはないのでしょうか? (尾崎さん・会社員・58歳) サービス付き高齢者向け住宅の安否確認サービスは、ご入居者に異変がないかを毎日確認するものです。具体的には、1日1回、居室を訪問したり室内センサーなどのシステムを使って、状況を確認します。有料老人ホームなどの他の介護施設のほとんどは、身体介助などの介護サービスを提供しているので、安否確認の必要がないんです。対して、サービス付き高齢者向け住宅は、介護の必要のない人を対象としており、ご入居者の状態を把握する機会がないので、安全のために安否確認サービスを提供しています。 サービス付き高齢者向け住宅ではどんな方法で安否確認をする? 私の自宅の近くに呼び寄せるために、父が入る介護施設を探しています。その中で、ネットで私の自宅近くに「サービス付き高齢者向け住宅」という施設を見つけました。サービス付き高齢者向け住宅では、「安否確認サービス」を提供していると記述があったのですが、このサービスはどんなものなんでしょうか?「安否確認」と言われても、いまいちピンと来なくて。 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で提供している「安否確認」とは、ご入居者に異変がないかを毎日確認するサービスです。ご高齢になると、室内で転倒したり急な体調不良で救急車が必要になる可能性が高くなりますから、そういった異変がないかを確認するわけですね。 そういうことなんですね。どうやって安否確認をするんですか? 安否確認には、主にシステムを利用したものと、施設スタッフによるものの2種類あります。システムを使った安否確認の場合、ご入居者の居室内に人の動きを察知するセンサーが設置されており、そのセンサーが一定時間、反応していないときに警報などで異常を知らせます。センサーは居室内の廊下などに設置されていることが多いです。つまり、長時間にわたってセンサーの前を通っていないとなると、室内で倒れているなどの異常が起きている可能性があるというわけですね。 なるほど。センサーの前を通るだけで安否確認ができるんですね。 また、電気やガスなどの使用状況で安否確認する方法もあります。通常よりも極端に電気やガスの使用が少ないときに、異常を知らせるんです。こうしたシステムを使った安否確認の方法は、いつもどおり生活しているだけで良いのでご入居者にとって負担や手間がないのがメリットですね。 あと、施設のスタッフさんによる安否確認もあるんでしたっけ。 はい。施設スタッフが決められた時間にご入居者の居室を訪問して安否確認をする方法があります。サ高住で食事を提供している場合は、食事の際に安否確認をしている施設もありますね。施設スタッフによる安否確認の場合、スタッフが確認を取らないといけないという負担はあります。が、ご入居者と直接コミュニケーションが取れるので、日々のご入居者の状況を把握できるというメリットもあるんです。このように安否確認の方法は、サ高住によってさまざまです。安否確認は安心した生活のために重要なことですから、入居前に良く確認するのが大切ですよ。 サ高住では介護サービスは利用できない!? ネットの情報には、サ高住では安否確認サービスと生活相談サービスを提供していると書いてありました。安否確認サービスと生活相談サービスというのは、介護サービスとは別のものですよね?介護サービスは提供していないんでしょうか? そうなんです。サ高住では介護サービスは提供していません。というのも、サ高住は安否確認・生活相談サービスというご高齢者の安心をサポートするサービスがついた賃貸住宅という立ち位置のため。介護が必要な人を想定した住まいではないんです。 えぇ!そうだったんですね!父は今のところ介護の必要はありませんが、高齢なのでいつ介護が必要になるかわかりません。将来のことを考えると、介護サービスを受けられる施設の方が良いんでしょうか? サ高住でも介護サービスを利用する方法はあります。例えば、外部の訪問介護サービスやデイサービスを利用することで、在宅介護サービスを利用できるんです。中には訪問介護事業所を併設しているサ高住もあります。もし、近い将来、訪問介護サービスを利用する予定がある場合は、訪問介護事業所を併設しているサ高住に住み替えるのも良いかもしれません。 サービス付き高齢者向け住宅と他の介護施設は何が違う? 私の自宅の近くにサ高住があったのでサ高住について調べていますが、介護施設って他にもいろいろとありますよね。サ高住は他の介護施設と何が違うんでしょうか? そうですね。介護施設にもさまざまな種類があります。では、主な介護施設の特徴をご紹介しながら、サ高住との違いをお話ししますね。      種類 サービス付き高齢者向け住宅 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 入居対象者 自立 ◯ △(施設により異なる) ◯ 要支援 ◯ ◯ ◯ 要介護 △(施設により異なる) ◯ ◯ 付帯サービス 食事 オプション ◯ ◯ 緊急時の対応 フロントサービスが対応 ◯ ◯ 介護サービス ◯(外部を利用) ◯ ◯(外部を利用) 終身での生活可否 △(施設により異なる) ◯ ◯ まずサ高住は、先ほどのお話にあったとおり、安否確認と生活相談サービスを提供しています。生活相談サービスとは、電球の交換や重い荷物を運ぶなどのちょっとした生活のお困りごとに対応するもの。さらに、緊急時にご家族への連絡にも対応しています。その他、そのサ高住独自のサービスを提供していることもありますが、基本的には介護サービスは提供していません。 サ高住で介護サービスを利用するには、外部の介護サービスと契約する必要があるんでしたね。 おっしゃるとおりです。対して、有料老人ホームは介護が必要な人を前提とした施設ということもあり、比較的、介護体制が整っています。具体的には、「介護付き有料老人ホーム」では介護サービスがすべて施設の職員さんによって提供されます。そのため、介護サービスを利用するために別途、契約する必要はありません。 へー、つまり、介護施設にすべて任せられるというわけですね。 ただ、同じ有料老人ホームでも「住宅型有料老人ホーム」はサービス付き高齢者向け住宅と同じように外部の介護サービスを利用する必要があります。ただ、サービス付き高齢者向け住宅とは異なるのは、食事の提供や健康管理などのサービスを施設側が提供していることです。つまり、サ高住は他の介護施設よりも介護を必要とする量が少ない人や、まったく必要のない人に向いている施設と言えます。 うーん。父は今のところ介護は必要ないですし、サ高住が良いのかな…。 ただ、サービス内容も施設ごとに大きく異なるので、 それぞれの種類の施設の特徴を頭に入れておきつつ、個々の施設のサービス内容を確認した方が良いでしょう。介護施設は、施設ごとにサービスがまったく異なります。ですので、いろんな施設があって迷ってしまうかもしれません。そういうときは、ぜひ「いい介護 入居相談室」にご相談ください。介護施設を熟知した入居相談員が、お父様に合う施設をお探ししますよ! [post_banner] サ高住の安否確認は、入居者の異変がないか確認するサービス 安否確認にはセンサーなどのシステムによるもの、スタッフの訪問などの方法がある サ高住では介護サービスの提供はないため、自立~軽介護度の人に向いている pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: '[sample]'; white-space: pre; display: block; margin: 0 0 15px 0; }

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