空き家問題ですね。加島さんだけでなく社会的にも問題になっているので、しっかりご説明していきますね。
また、ご兄弟との関係性や異なる考え方のすり合わせ方なども含めて、一緒に解決していきましょう!
少子高齢化を伴う人口減少によって、空き家問題は加島家だけでなく社会的にも問題になっているんですよ。このグラフを見てみてください

出典:「令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果」(総務省)
すごい…右肩上がりで増えてるんですね。で、うちの実家もこの中に入る可能性があるわけですね。
そうですね。空き家数は900万戸と過去最多で、2018年からは51万戸も増加しています。空き家率も13.8%と過去最高。賃貸・売却用や、別荘などの二次的住宅を除く空き家が37万戸も増加しているんです。
で、どうして空き家が発生してしまうのか、その原因の半数以上が「相続」となっていて、それまで住んでいた人が亡くなったり、また介護施設に入ったりすることで空き家になってしまう、というのが現状なんです。

出典:令和元年空き家所有者実態調査(国土交通省)
まさにうちと同じだ…。
空き家が適切に管理されず長期間放置されると、老朽化が進んで、地域の「問題」を引き起こす原因になってしまうんです。
また他にも、野良猫が住み着いておしっこやウンチの臭いがキツいとか、ポイ捨てのメッカになっちゃってるとか、道路が枯れ葉だらけで雨の日に滑って危ないとか、最悪のケースですと、犯罪に使われるケースだって起こり得ますからね。

これは避けたいですね…。でも実際問題、どうすれば適切に管理できるのかわからなくて困っているんです。
では、どうすれば良いか、一緒に考えていきましょう!
まずは、空き家状態を解消するための“方向性”について考えていきましょう。
ご兄弟で意見が割れそうとおっしゃっていましたが、それぞれは、次のうちどのようにお考えなんでしょうか?
弟も私も「3」で考えが一致してはいるんです。リフォームして賃貸に出して、家賃収入を得ようという考えですね。
ただ、それをどのように分配していくか、というところで食い違いそうなんですよね…。
なるほど…そもそもなのですが、賃貸にに出して分配、という考え方は止めた方が良いと思いますよ。
どうしてですか?
不動産を共有した上で賃貸を行う場合、原則として共有者全員の同意が必要となるからです。何か問題が起こったときに、都度、それぞれの意見をすり合わせるというのも難儀な話ですよね。
また、時間の経過とともに関係者が増えていくので、合意形成がどんどん難しくなっていく、というデメリットもあるんです。
うわ~、想像するだけで面倒くさそうです(汗)。でも、どちらかだけが家賃収入を得るとなると、すごく不公平ですよね。
その不公平感が生じないように、例えば加島さんが不動産を相続して、弟さんは現金や保険金、株券を相続するなど、相続するものの種類をわける、といった方法が良ですね。
とにかく、権利関係を単純化することで、相続財産の管理や処分を簡素化することが大事になります。
もう少し問題、というか不安があって。例えば賃貸に出すにしても、古い家ですし、そうそう借り手がつくのかな…と。
不動産業者に依頼する、というのが一般的ではありますが、けっこうな手数料がかかるなど、一定の費用は必要になってきますよね。
ただ昨今では、「空き家バンク」という制度があって、これを活用する方も増えているようですよ。ご存知ですか?「空き家バンク」。
なんとなく耳にしたことがある、という程度ですね。具体的に教えてください!
空き家バンクというのは、「空き家の所有者」と「空き家を買いたい人・空き家に住みたい人」とをつなぐ、空き家のマッチングサイトのことです。
国土交通省の調べによると、2022年6月時点で約7割の自治体が導入しているそうです。全国の自治体の空き家バンクの情報を集約し、閲覧しやすくした「全国版空き家バンク」というサービスを民間企業が運営しているので、ぜひ覗いてみてください。
ちなみに…解体したり、はたまた売却したりとなると、また結構な費用がかかってきてしまいますよね…?
それは、更地に戻した上で土地を売却する、ということになりますかね?
だとすると、確かに費用はかかりますが、これも昨今では課題解決の一環として以下のような補助金を出している自治体が多くあります。
空き家を解体費用は、建物の構造や建坪等によって異なるものの、100~200万円程度かかることが多く、空き家の解体を躊躇する人も多いです。
ですが、自治体から空き家解体にかかる補助金の支給を受けられる場合があるので、これは上手に活用したいところですね。
補助金制度は自治体によって名称や審査条件が異なるので、各自治体のHPで確認してみてくださいね。
ありがとうございます!
ちなみに…ですが、もし売却をご検討のようであれば、「いい介護」の姉妹サービスである「いい不動産」の活用もご検討ください!
不動産を売却するにあたって、納得の価格で売却できるまで専門のコンシェルジェがとことんサポートいたします!…という営業トークで〆させていただきました(笑)。
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