お母さまとココちゃんとの長い時間、そしてその絆を大切にされてきたわけですから、老人ホームへの入居によってその絆が絶たれてしまうのは悲しいですよね。ご安心ください、老人ホームに入居した後も一緒に暮らすための道はあります!
ペットとともに暮らせる老人ホームは確かに選択肢として増えてきていますが、特に「要介護度が進んだ場合にどうするか」という点はあらかじめ整理しておくことで、母さまもココちゃんも、そしてご家族の皆さまも安心できる暮らしに近づけます。
これから、具体的にどんな点を確認していくといいのか、一緒に整理していきましょう。
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「ペット可」といっても、どんな施設があるんでしょうか? 具体的にイメージがわかなくて……。
いい質問ですね。実は「ペット可」といっても、その範囲は施設によってまったく違います。
大きく分けると、次の3つのタイプがあります。
このうち「完全同居型」は比較的珍しく、費用も少し高めになります。ですが、愛猫と生活を共にしたい方にはいちばん人気ですね。
なるほど。では、もし「完全同居型」の施設に入ったとして、母の要介護度が上がって、お世話ができなくなった場合……。施設のスタッフが代わりにお世話してくれるんでしょうか?
ここが非常に重要なポイントです。結論から言うと、多くの施設では「基本的にペットの世話は入居者本人または家族が行う」ことになっています。
つまり、スタッフが猫のトイレ掃除や食事、通院などを日常的に行ってくれるケースはごくまれなんです。
そうなんですね……。じゃあ、たとえば母が寝たきりになったら、ココちゃんはどうなるんでしょうか?
その場合、以下のようにあらかじめ「お世話の引き継ぎ体制」を決めておくことが大切です。
こうした仕組みを整えておけば、要介護が進行しても安心して同居を続けられます。
なるほど……。でも母は高齢ですし、私も遠方に住んでいるので、通うのは現実的に難しいかも。そういう場合でも安心して預けられる施設はあるんでしょうか?
もちろんあります。最近では、「ペット共生型住宅」や「動物愛護団体と連携したホーム」が注目されています。こうした施設では…
・ペットケアスタッフや動物看護師が常駐している
・入居者が介護状態になった際、スタッフが一定範囲でお世話を代行する
・飼い主が亡くなった後の「終生預かり」制度がある
といった体制が整っているところもあります。
終生預かりまで……! そんな施設もあるんですね。それなら、母も安心して入居できそうですね。
はい。猫ちゃんにとってもストレスが少なく、慣れた飼い主と一緒に暮らせる時間が長く保てるのは理想的です。
ただし、こうした施設は数が限られているので、早めの情報収集が肝心です。
具体的に、見学するときはどんなところを確認すればいいでしょうか?
ペットと一緒に入居を検討する場合、必ず以下の3点をチェックしてください。
まず、「どんなペットが飼えるのか」という基本的なルールですね。犬や猫の体重に上限を設けていたり、1世帯1匹までといった頭数制限がある施設も多いです。それに、ワクチン接種の証明書や去勢・避妊手術の有無を条件にしているところもあります。
なるほど。単に「ペットOK」と書いてあっても、実際にどんな条件なのかを確認しないといけませんね。
そうなんです。そして次に大事なのが、「もしお母さまが猫のお世話をできなくなったら、どうするか」という点です。
多くの施設では、基本的に飼い主さん本人がお世話をする前提になっています。ですから、要介護度が上がって介助が必要になった場合は、家族が通ってお世話を引き継ぐとか、外部のペットシッターや動物病院に委託するなど、あらかじめ体制を整えておく必要があります。
施設によっては、提携している動物ケアの業者に有料で代行をお願いできるケースもありますよ。
なるほど。お世話の引き継ぎまで考えておかないと、あとで困ることになるんですね。
その通りです。そしてもう一つ大事なのが、「もしもの時」の取り決めです。
たとえばお母さまが入院されたり、万が一亡くなられた場合に、ココちゃんをどうするのか。施設によっては一時的に預かってくれるところもありますが、そうでない場合はあらかじめ引き取り先を指定しておく必要があります。
ここを曖昧にしておくと、残されたペットが困ってしまうこともあるんです。
確かに……。いざという時のことまで考えておくのは、ちょっとつらいけれど大事なことですね。
ペットと一緒に暮らせるホームを選ぶうえでは、こうしたルールを事前にきちんと確認しておくことが、トラブルを防ぐいちばんのポイントです。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、入居前に施設担当者としっかり話をしておきましょう。
母のように猫を家族のように思っている人は、やっぱり入居に踏み切れないケースも多いですよね。
そうですね。「ペットがいるから施設に入れない」とご相談いただくことは本当に多いです。ですが、最近は“ペットも家族”という価値観が広がり、受け入れ体制が整いつつあります。
たとえば、過去にはこんなケースもありました。
・猫のトイレ掃除を施設スタッフが有料オプションで代行してくれる
・月に数回、動物病院の往診を施設が手配してくれる
・ペット仲間同士で助け合いながら暮らすコミュニティがある
つまり、「どうしても無理」ではなく、「どうすれば一緒に暮らせるか」を一緒に考える時代になってきた、ということですね。
そう聞いて少し安心しました!でも、探すのが難しそうですね。
確かに、一般的な施設検索サイトでは「ペット可」と書かれていても、実際には条件付きの場合が多いんです。ですから、専門の入居相談員に相談するのがいちばんの近道です。
「いい介護 入居相談室」でも、ペット同伴入居の実績が多いホームをいくつかご紹介していますし、ペットの年齢や性格、お母さまの介護度を踏まえて最適な選択肢を一緒にお探しします。
ぜひお気軽にご相談ください!
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