light icon

Q&A

老人ホームの暮らし

認知症 施設入居 老人ホームの暮らし

認知症の母親へのプレゼントはどうしたら良い?介護施設の母に誕生日プレゼントをあげたいです

認知症の母親へのプレゼントにおすすめのものはありますか? 数ヵ月前に老人ホームに入った母親に、誕生日プレゼントを贈りたいと思っています。ただ、認知症が進行していることや老人ホームに住んでいることで、贈ってはいけないものがあるのでは、と気になっています。 (八木さん・会社員・58歳) すてきですね!でしたら、ご家族や思い出の写真、お母様の好きなお菓子などをプレゼントするのはどうでしょうか?ただ、注意しておきたいのが、お母様の身体状況や飲んでいる薬などによって食べられないものがあるかもしれないことです。それに、認知症の方にプレゼントを贈ってもそれが自分のものと認識できないことがあり、それが不安の原因になってしまうこともあります。 認知症の親におすすめのプレゼントは? 数ヵ月前に老人ホームに入った認知症の母に、誕生日プレゼントを贈りたいと思っています。認知症の人へのプレゼントにおすすめのものはありますか? 誕生日プレゼントですか!すてきですね!例えば、次のようなものはどうでしょうか? 家族の写真 好きなお菓子 塗り絵 クロスワードパズル ご家族や思い出の写真を写真立てに入れてプレゼントするのもおすすめです。昔のことを思い出すのは、「回想法」と言って、認知症の方のリハビリとしても取り入れられています。写真を見ながら、昔の思い出をお母様にお話ししてもらうのも良いと思いますよ。また、認知症が軽度の方や、認知症の一歩手前の軽度認知障害の方になら塗り絵やクロスワードパズルなどの脳トレグッズをプレゼントしても良いかもしれませんね。 うーん、母は認知症が進んでしまったので、脳トレグッズは使えないかもしれないです。でも、昔の写真は良いですね!考えてみます。 また、”モノ”のプレゼントだけでなく、”コト”のプレゼントもおすすめです。 ”コト”のプレゼントですか?どういうことですか? つまりは、一緒に過ごす時間を作るということです。認知症になると、直近の出来事の記憶がなくなりますが、感情の記憶は覚えていると言われています。そのため、一緒に外食したり旅行に行ったり、散歩や買い物に出かける時間をプレゼントするのもおすすめです。老人ホームに入って一緒に過ごす時間が短くなっているので、プレゼントにぴったりだと思いますよ。 一緒に過ごす時間かぁ。気にしたことがなかったです。それも良いかもしれません。 認知症の親へのプレゼントで注意したいこと 母の認知症が進行してしまっているんですが、プレゼントするのに気をつけることはありますか? 認知症ということだけではなく、ご高齢ということや老人ホームに入居されている点でも、気をつけることがあります。特に以下のものは、プレゼントすると迷惑になってしまうことがあります。 においの強いもの 生きた植物 壊れやすいもの 確かに、老人ホームで生活している人ににおいが強いものや壊れやすいものをプレゼントしたら、他の人の迷惑になったり、怪我をしたりしてしまいそうですよね。でも、生きた植物が迷惑になるのはどうしてですか? 生きた植物、例えば、生花の花束や植木鉢などは、受け取った方が世話をできない場合、スタッフさんの負担になってしまうことがあるからです。なので、お花を贈る場合は、世話をしなくても良い造花のお花にすると喜ばれるでしょう。 プレゼントが混乱の原因になることも 認知症の方の場合、置物や飾り物などのプレゼントが、混乱の原因になることがある点は頭に入れておいてください。 え?どういうことですか? 認知症の方は直近の記憶から忘れてしまいます。なのでプレゼントをもらっても、もらったことを忘れてしまうかもしれません。そして、認知症の方は見慣れないものがあると、「見慣れないものがある。誰のだろう?」と不安を感じることがあり、それが混乱の原因になってしまうことがあるんです。 認知症だからあげても忘れてしまうかも、とは思っていたのですが…。混乱させてしまうこともあるんですね。 また、自分へのプレゼントということを忘れてしまって、捨ててしまう可能性もあります。捨てられているのを見たら、プレゼントした方も悲しくなりますよね。もしかしたら、食べ物や日用品などの消耗品の方が、認知症の方へのプレゼントには向いているかもしれません。 食べ物を贈るときの注意点 食べ物をプレゼントする場合も注意が必要です。 食べ物は喜ばれそうですが…なぜですか? ご高齢者の場合、噛んだり飲み込んだりする力が低下していることが多いです。そのため、固いものや噛み切りにくいものは食べられないためNG。老人ホームに入居後に噛んだり飲み込んだりする機能に変化がないか、事前に施設に問い合わせておきましょう。また、飲んでいる薬によっては食べられないものがあります。「老人ホームに入居している間に飲んでいる薬が変わっていないか」「食べてはいけないものがあるか」をプレゼントする前に確認しておいてくださいね。 薬によって食べられないものがあるんですね!知らなかったです。 あと、賞味期限が短いものも避けた方が良いでしょう。多くの老人ホームで食事が出ますし、ご高齢者は食が細くなっていることから食べきれない可能性があります。お菓子の詰め合わせなどをプレゼントするときは、賞味期限が長いものを選んでくださいね。 お菓子もプレゼントの候補に入れていました。賞味期限に要注意ですね。 老人ホームの親に宅配便でプレゼントする場合 仕事のため、誕生日当日には母に会いに行けそうにありません。なので、宅配便でプレゼントを送ろうと思っているのですが、注意しておくことはありますか? まず、気をつけたいのが宛名です。老人ホームは、1つの建物にたくさんの人が暮らしているので、宛名を正確に書くことが大切です。以下のことに気をつけましょう。 施設名を正式名称で書く 宛名をフルネームで書く 大規模施設の場合、階数や部屋番号を書く また、念のため、宅配便でプレゼントを送ることを施設に連絡を入れておきましょう。介護が必要な方の場合、ご自分でダンボールや包装紙を開けられないことが多いですから、施設のスタッフさんに開けてもらって、ご本人に手渡してもらうようにお願いしておくと、スムーズに対応してくれるでしょう。 老人ホームの親に直接プレゼントする場合 もし、老人ホームを訪ねてご本人に直接プレゼントする場合、面会は15~17時の時間帯がおすすめです。 15~17時ですか。何か理由があるんですか? 15~17時の時間帯は、多くの施設で自由時間としていることが多いからです。夕食までの時間で近所を散歩したり買い物に出たりしやすい時間でもあるので、面会にピッタリなんです。反対に、一緒に外食に出かけたい場合は10~11時に老人ホームを訪ねると良いでしょう。ドライブして昼食を摂って、買い物などをして午後に帰ってくる…というお出かけがしやすいからです。外食をする場合は、数日前には老人ホームに連絡して昼食を止めるようにお願いしてくださいね。 お昼を一緒に食べに出かけるのも良いですね!次はそうしようかな。 家族の写真、好きなお菓子などが認知症の人へのプレゼントにおすすめ ”モノ”だけでなく、一緒の時間を作る”コト”のプレゼントもおすすめ もらったものが自分のものと認識できずに不安の種になる可能性も… pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; ...

2023/09/27

施設入居 老人ホームの暮らし

老人ホームにパソコンは持ち込めますか?父親がパソコンが趣味なので、ネットが使える介護施設を探しています

遠方に住んでいる父親を私の家の近くに呼び寄せて、老人ホームに入居させようかなと考えています。 ただ、父はパソコンが趣味で、長年のメール友達とやり取りするのが楽しみなのですが…。老人ホームにはパソコンを持ち込めるのでしょうか?パソコンが使えなくなるのであれば、介護施設に入ることに納得してくれないと思います。 (西山さん・会社員・53歳) パソコンを持ち込める介護施設はありますよ!ただ、ご入居者が利用できるようにネットを整備しているところは限られてしまいますが…。そのため、もしネット環境が整っていない施設であれば、ポケットWi-Fiを持ち込むこともひとつの手。ただ、施設によっては、家電を持ち込む場合は追加で電気料金がかかるところもあるので事前に確認が必要です。 老人ホームにパソコンは持ち込める? 遠方に住んでいる父を私の自宅の近くに呼び寄せようと、介護施設を探しています。ただ、父はパソコンを使うのが趣味なのでパソコンが使えないとなると、施設に入ることに納得しないと思います。老人ホームにパソコンは持ち込めますか? パソコンを持ち込める老人ホームはありますよ!ただ、ネット環境が整っている施設となると、数がかなり限られてしまいます…。 そうなんですね。どんな施設だったら、パソコンが使えるんでしょうか? パソコンが使えるかどうかは、施設によって大きく異なります。なので、「こういう施設だったらパソコンが使えます」とは言い切れないんですね。そこで、「パソコン持ち込み可」にしていることが多い施設についてお話ししますね。 持ち込めることがある介護施設の種類 「介護施設」とひとくちに言っても、施設の種類によって対応できる内容が大きく異なります。それはパソコン使用の可否についても同様です。パソコンの持ち込みをOKにしている施設は、介護認定を受けていない人(自立)の受け入れをしていたり、介護度が低い人が多く入居している傾向があります。具体的には、以下の施設ではパソコンOKとしていることがあります。 サービス付き高齢者向け住宅 住宅型有料老人ホーム 介護付き有料老人ホーム この3つの施設は、何が違うんですか? サービス付き高齢者向け住宅は、介護施設の中でも自立の人や介護度の軽い人を対象としています。その名の通り、ご高齢者向けの”住宅”なんですね。中には、フィットネスジムやカラオケルームなどの設備もある施設もあります。そのため、比較的に、他の種類の介護施設よりもパソコンの持ち込みができる場合が多いです。 へー!そういうところだったら、父が入るのを嫌がらないかもしれないですね。その次の、「住宅型有料老人ホーム」というのは? 住宅型有料老人ホームは、2種類ある有料老人ホームの中でも介護度が軽い人が多く入居している傾向がある施設です。介護よりもレクリエーションやイベントなどに力を入れていることが多いので、住宅型有料老人ホームでもお父様は快適に過ごせるかもしれませんね。 なるほど。父は要支援2ですし、なんとか一人暮らしができるくらいには元気です。そういうレクリエーションが充実しているところの方が、生活に張りあいが出て良いかも。 最後に挙げた介護付き有料老人ホームは、夜間帯も介護士が常勤しているなど介護体制が充実している施設です。介護度が高い人が多く入居している傾向がありますが、自立の人も受け入れている施設では、パソコンの使用ができる場合があります。ただ、やはり介護度が高い人が多く入居している施設だと、お父様が他のご入居者との身体状況のギャップを感じてしまって「生活しにくい」と感じてしまう可能性があります。もちろん、他のご入居者の状況や対応内容については、施設ごとに違うのが実情です。そのため、施設に確認したり、見学して直接確かめることをおすすめします。 動画を観るだけなら… もし、パソコンを使うのが動画を観るだけなのであれば、最近ではテレビをネットにつないでいる施設もあるので、そうした施設を選ぶのも良いでしょう。もちろん、共有のテレビなので自由に動画を観られるわけではありません。譲り合って利用してくださいね。 パソコンを持ち込むときの注意点 介護施設にパソコンを持ち込むときには、いくつか注意点があります。その注意点をクリアしないと、パソコンの持ち込み自体はOKでも利用ができない場合がありますので、事前に確認しておいてください。具体的には、以下のようなことに注意してくださいね。 パソコンを使える場所 電気料金 ネット環境 作業スペースの確保 介護施設では、パソコンを使用できる場所を制限している場合があります。最も多いのは、「自分の居室の中だけ」というケースでしょう。ごくまれに、パソコンを使うためのスペースを設けている施設もあります。そのスペースだけネットが使えるようにしていることが多いですね。施設からパソコンを使用する場所の指定があった場合、それに従ってください。 電気料金 パソコンを使うと、電気料金が追加されることがあるんですか? そうなんです。電気料金を居室ごとのメーターで請求する施設ではそうしたことはまずありません。が、電気料金を毎月一律料金に設定している施設では、パソコンを持ち込むことで追加料金が発生することがあります。これはパソコンに限ったことではなく、冷蔵庫や電気ケトルなどの自分の家電を持ち込んだ場合も同じです。施設ごとに対応が変わるところなので、事前によく確認しておいてくださいね。 ネット環境 また、パソコンの持ち込み自体は可能でも、ネット環境が整っていない施設もあります。 えっ、じゃあパソコンが使えないじゃないですか! そうなんです。まだまだネットが自由に利用できる施設ばかりではないので、「自分で別途ネットの契約をするのであれば、パソコンの使用OK」という対応をとっているわけですね。なので、そういうときはポケットWi-Fiの契約をして、施設に持ち込むなどの対応が必要です。 作業スペースの確保 意外と盲点なのが、パソコンを使うスペースの確保です。施設の中には、備え付けの机や椅子が用意されているところもあります。が、ほとんど備え付けの家具がないこともあるんです。そうなると、パソコンを使用する場所をどうするか問題になりますよね。特にご高齢者は、転倒リスクが高いため安全な移動スペースの確保が重要。特に車椅子を使用している場合、車椅子の導線も確保しつつ、机や椅子などの家具を置かないといけなくなりますよね。 確かにそうですね…。パソコンの持ち込みがOKの老人ホームを選ぶにしても、いろいろと考えなくちゃいけないことがあるんですね。 パソコンを使いたいと思うと、つい「老人ホームはパソコンの持ち込みが可能か」という点に目が行きがちですが、持ち込んだ後のことについても注意しないと、「家から持ってきたのにパソコンが使えない!」なんてことが起きてしまいます。見学などのときにしっかり確認してくださいね。 パソコンを持ち込める老人ホームはあるが、数が限られる サービス付き高齢者向け住宅などの民間施設だと持ち込めることがある パソコンを持ち込むときは、追加で電気料金の有無やネット環境を確認して pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; ...

2023/04/24

施設入居 老人ホームの暮らし 老人ホームの退去

老人ホームの住み替えはしても良いものでしょうか?母は今の老人ホームが合わないようなので、別の施設に転居させたいです。

老人ホームの住み替えはしても良いものでしょうか?母が今の老人ホームが合わないようなので、別の施設に転居させたいです。 (井上さん・58歳・自営業) 老人ホームの住み替えは、大いに”アリ”です!ただ、今の施設に相談することで解決できることもあるので、まずは今の施設との話し合いをしてみてはどうでしょうか?それでも転居したいということであれば、お母様の希望する条件をはっきりさせてから次の施設探しを始めましょう。 介護度に合った老人ホームに住み替えを 老人ホームに入っている母が「引っ越したい」と言って聞かないんです。どうしたら良いでしょうか? おや、施設で何かあったんですか? どうも今の施設が母には合わないようで…。「夜中に騒ぐ人がいて寝られない」とか「認知症の人ばかりで話し相手がいなくてつまらない」と言っています。老人ホームなんてそんなものだと思うので、母には気の毒ですが我慢してもらうしかないと思うんですよね。 そんなことありませんよ!もし、今の施設でどうにもならない問題であれば老人ホームを替えることも検討しても良いんじゃないでしょうか。 施設を変えても良いんですか?今の施設は、母に何かあっても最期までお世話をしてもらえると思って入居を決めたのですが…。 もちろんです!「老人ホーム=終の棲家」とイメージされる方が多いですが、実は入居される方の介護度や身体状況によって住み替えるのが、老人ホームの”上手な活用法”なんです。 初めて知りました! お母様の場合、介護度の低い入居者さんが多い施設に転居しても良いかもしれないですね。他の入居者さんと介護度や身体状況が大きく異なると暮らしにくいということもありますが、お母様の介護度が悪化してしまうこともありえますから。 そうなんですか!? というのも、介護度の高い人が多い施設というのは、自分で家事などをしなくても職員さんがすべてやってくれます。それに、認知症の人が多いとコミュニケーションを取る相手も限られてくるので、生活に刺激がなくなってしまうんです。 確かに…母もそんなことを言っていました。 そうなると、自分で身体を動かす機会や脳への刺激が減って、身体機能が低下したり認知症を発症してしまうかもしれません。なので、入居される方の介護度に応じた施設選びが大切なんです。 次の施設探しをするときのポイントは? さっそく転居先の老人ホームを探し始めようと思うので、ポイントを教えてください! わかりました!…でも、施設探しを始める前に今の施設と話し合いをする場を設けることをおすすめします。 話し合い、ですか? 実は、住み替えしなくても今の施設に相談することで問題が解決することもあるんですよ。 それってどういうことですか? 例えば、「夜に騒ぐ人がいて眠れない」「認知症の人が多くて話し相手がいない」というお悩みは、居室の位置やフロアを変更してもらうことで解決できるかもしれません。あとは、あえてお母様が1人で過ごす時間を増やしてもらって、ご自身の趣味に集中できる環境を整えると「つまらない」という問題もなんとかなるかもしれませんよ。 老人ホームって、そんなに融通が効くものなんですか? うーん。こればかりは、施設ごとに対応が異なるのでなんとも言えません。ただ、施設に伝えなければ何も変わりませんから、まずは施設としっかり話し合ってください。もしかしたら、これまでコミュニケーションが足りなかっただけで話してみたら意外と要望が通ることもあるかもしれませんよ。 わかりました。一度、施設の担当者さんに相談してみます。 それでもお悩みが解決できなかったら、次の施設探しを始めましょう。 そのときは、どんなところに気をつけたら良いでしょうか? はじめにすることは、「希望条件の優先順位付け」ですね。「今の施設ではどんなことが解決できないのか」「これだけはゆずれない条件は何か」など、”必ずクリアしたい条件”があると思うので、そこをはっきりさせましょう。 なるほど。今回の施設選びは失敗したくないので、改めて考えてみます。 それと、施設の見学をするときは複数の施設を見比べてください。同じ条件で見つけた施設でも、雰囲気や職員さんなどとの相性はありますから。 複数の施設を比較するんですか…。結局、何が違うのかわからないままに終わってしまいそうです。 そういうときは、第三者の視点でのアドバイスも活用してみてください。「いい介護 入居相談室」では、たくさんの施設を熟知しているベテラン相談員がそれぞれの施設のメリット・デメリットを公平にご案内しているので、参考になると思いますよ。 転居するときの手続きトラブルが多い 今の施設から転居する際に、気をつけていただきたいことがいくつかあります。 気をつけることですか? まずは、今の施設の入居金についてです。もし入居金を払っていて償却期間内に退去する場合、返還金があります。加えて契約日から90日以内であれば、入居していた期間分の家賃や食費などを差し引いた入居金がクーリングオフ制度によって返金されるんです。 そうなんですね!母は入居してからまだ1ヵ月ほどなので、クーリングオフ制度が適用されそうです! であれば、今の施設にどのくらいの金額が返還されるのかを事前に確認しておいてくださいね。あとお金の関連で要注意なのが、原状回復費用です。通常の使用による以上の汚れ・キズがあった場合の修繕費用ですね。お母様は入居期間が短いのでないかもしませんが、原状回復費用についてのトラブルは多いのでよく確認しておきましょう。 特別に部屋を汚しているようには思えませんが…。汚れがないか退去前に部屋を見ておきます。 それと、これはお金に関することではありませんが「何ヵ月前に退去の申し出が必要なのか」もチェックしておいてください。 うーん…。老人ホームを退去するには、いろいろと確認しておかないといけないことがあるんですね…。 そうなんです。なので、はじめに退去時期を決めてそこから逆算して計画的に退去手続きや施設探しを進められると良いですね。 老人ホームの住み替えはアリ! 周囲と介護度のズレがあると、介護度が上がってしまう可能性も 施設探しの前に、今の施設と話し合いをしてみて 転居時の手続きやお金のトラブルに要注意 pre { margin: 40px 0; background: #333; padding: 20px; color: white; overflow: scroll; line-height: 1.1; } pre:before { content: ...

2022/07/19

よく読まれている記事

よく読まれている記事

article-image

介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

article-image

グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

2021/11/15

article-image

【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

介護の基礎知識

total support

介護の悩みを
トータルサポート

total support

介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。

鎌倉新書グループサイト