千葉市の高齢者支援の取り組み
千葉市では、高齢者や介護をしている人を支援する取り組みをしています。その取り組みの一部を紹介します。
- 家族介護者支援事業
- 安心電話事業のご案内
- ちばし地域づくり大学校
- はり、きゅう、マッサージ施設利用助成制度
家族介護者支援事業
高齢者を自宅で介護している家族に向けて、介護のコツや介護で困難に感じていることについて介護スタッフがわかりやすくアドバイスするサービスが「家族介護者支援事業」です。
アドバイスは、電話・オンライン・自宅訪問でおこなっています。自宅訪問は1回につき60分、オンラインは1回につき30分で利用可能。実際の介護の状況や困難に感じていることを介護のプロに相談し、具体的なコツや解決方法のアドバイスをもらえます。
オンラインや自宅訪問では、実際の自宅の様子や介護用具を見せながらの具体的なアドバイスを受けられます。相談料は無料です。
参考:「家族介護者支援事業 ~家族介護者へ介護方法のコツをお伝えします!~」(千葉市)
安心電話事業のご案内
千葉市では、一人暮らしの高齢者を対象に電話による安否確認事業をおこなっています。
この事業では、平日の午前9時~午後5時の間にスタッフが高齢者宅に電話をかけて健康状態を確認します。電話の頻度は週1~5日まで。希望の曜日に電話をしてもらえます。もし、2日続けて電話にでない場合は3日目に緊急連絡先に連絡をし、スタッフが訪問して安否確認をおこないます。
利用料は無料。保健福祉センター高齢障害支援課に必要書類を提出することで利用できます。
参考:「安心電話事業のご案内」(千葉市)
はり、きゅう、マッサージ施設利用助成制度
65歳以上で年金所得が210万円未満の方を対象に、はり、きゅう、マッサージ施設の利用費を助成する制度を千葉市ではおこなっています。
この制度では、利用券が年間10枚交付され、利用費が1枚につき800円差し引かれます。
参考:「はり、きゅう、マッサージ施設利用助成制度」(千葉市)
地域のつどい・ふれあい入浴
毎週日曜日に市内にある公衆浴場の利用料が65歳以上は100円になるのが、「地域のつどい・ふれあい入浴」事業です。
これは銭湯で健康増進と介護予防をするのが目的。また、この事業では小学生以下の利用料は無料になるので、家族で利用することも可能です。
参考:「地域のつどい・ふれあい入浴」(千葉市)
千葉市の老人ホーム事情
千葉市内には、特別養護老人ホームが61施設、定員の合計は4362人です。同じく公的な介護施設である介護老人保健施設は18施設、定員は合わせて1664人となっています。
特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いは、入所条件と入所期間です。特別養護老人ホームは要介護3以上の方のみが入所でき、終身利用が可能です。対して介護老人保健施設は要介護1以上で入所でき、入所期間が3~6ヵ月程度のことが多いです。
特別養護老人ホームが看取りを前提とした長期入所を目的としているのに対して、介護老人保健施設はリハビリによる在宅復帰を目的としています。そうした施設の目的が異なるため、入所条件や入所期間が異なるのです。
公的施設のなかでも特別養護老人ホームは人気で、入所まで数ヵ月~数年かかることが多いです。そのため、すぐに入居先を決めたい場合は比較的に入居待ち期間が少ない民間施設がおすすめ。民間施設には、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などがあって種類が豊富なため、事前に各施設のサービス内容を確認してから施設探しをしていきましょう。
参考:「千葉市内特別養護老人ホーム一覧」(千葉市)
参考:「介護老人保健施設一覧表 」(千葉市)