長野市の高齢者支援の取り組み
長野市では、高齢者や介護をしている人を支援する取り組みをしています。その取り組みの一部を紹介します。
- シニアディスコダンス「ダンシングナイトin芸術館」
- 在宅福祉介護料について
- ながのシニアライフアカデミー(NaSLA:ナスラ)
- 緊急通報装置
シニアディスコダンス「ダンシングナイトin芸術館」
シニアディスコダンス「ダンシングナイトin芸術館」とは、芸術館のアクトスペースで往年のディスコを再現するイベント。当時のようにミラーボールを回し、DJが会場を盛り上げるなかで懐かしいナンバーに合わせて踊れます。
参加できるのは60歳以上の高齢者。参加料は1000円です。
参考:「シニアディスコダンス「ダンシングナイトin芸術館」」(長野市)
在宅福祉介護料
在宅介護をしている介護者を対象に、長野市では「在宅福祉介護料」を支給しています。在宅福祉介護料は在宅介護をしている介護者を労い、介護者の福祉の増進を目的としている事業です。
支給の対象となるのは、在宅介護を通算180日以上介護している人。被介護者が要介護4以上の場合は年3万5000円、要介護3の場合は2万5000円支給されます。
支給を受けるには、市役所の地域包括ケア推進課に専用の申請書の提出が必要です。申請期間が7月1日~7月31日、または1月1日~1月31日と限られており、7月申請分は9月に支給され、1月申請分は3月に支給されます。
参考:「在宅福祉介護料について」(長野市)
ながのシニアライフアカデミー(NaSLA:ナスラ)
「ながのシニアライフアカデミー」とは、60歳以上の高齢者を対象にした講座です。地域活動や健康の分野を中心に、地域課題の解決や生活に活かせる知識を身につけられます。
この講座は「地域マネジメントコース」と「健康マネジメントコース」に分かれており、各20人ずつ募集。講座は5月~翌年1月までの間で10日程度おこなわれます。
受講料は1講義あたり250円。申込みは入学願書に必要事項を記入して、市役所の高齢者活躍支援課などに郵送もしくは持参する必要があります。
参考:「ながのシニアライフアカデミー(NaSLA:ナスラ)」(長野市)
緊急通報装置
長野市では、急病や災害などの不安を軽減し、万一の際に迅速に対応できるようにするために、緊急通報装置や火災報知機、安否確認用人感センサーの貸し出しをしています。
対象となるのは、65歳以上で一人暮らしをしている高齢者や75歳以上の高齢者のみの世帯など。申込み時に協力者の登録をおこない、緊急時にすぐに状況確認できる体制を整えます。
申込みは専用の書類に記入して市役所の地域包括ケア推進課に提出するか、WEBでの手続きも可能。利用料の月額300円は口座振替になるため、申込み時に口座振替依頼書の提出も必要です。
参考:「緊急通報装置について」(長野市)
長野市の老人ホーム事情
長野市には、公的施設である特別養護老人ホームは45施設あり、定員数の合計は2294人となっています。長野市では特別養護老人ホームの入所待機者数などの需要を考慮し、2026年までに定員を2379人にまで増床する計画を進めています。
公的な老人ホームのなかでも特別養護老人ホームは特に申込みが集中する傾向があり、申込みから入所まで数ヵ月~数年待つこともあるほど。そのため、もし急いで老人ホームに入りたい場合は、民間老人ホームも合わせて検討するのがおすすめです。
民間の老人ホームには、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅といった種類があります。施設によってサービス内容が異なるので、事前に希望に合うかどうかを確認しておくことが大切です。
参考:「あんしんいきいきプラン21【計画書】」(長野市)
参考:「特別養護老人ホームについて」(長野県)