要介護5とは?

要介護5は要介護認定の全7段階のうち、最も介護負担が大きい状態を言います。要介護5になると、ほぼ寝たきり状態で、本人とのコミュニケーションもあまりできない状態です。

また立ち上がったり歩いたりすることはほとんどできないので、ほぼ寝たきり状態になります。認知症の方が要介護5になると徘徊の危険は減りますが、ずっとベッドに寝ているだけなので症状が進行してしまいます


身体的な症状に加えて、認知症などの精神的な症状も目立ってきます。動作のほとんどを自分で行うことができないので、最も介護の支援が必要です。一人暮らしの場合は家の中を清潔にたもつことも難しくなります。

老人ホームでの要介護5に関するよくある質問

要介護5はどういう状態ですか?

要介護5は、自力で立ち上がったり歩いたりすることはほぼできず、寝たきりの状態か車椅子が必須の状態と言えます。また要介護5の認知症の人については、筋力の低下に伴って徘徊の危険度は下がる一方で、寝ている時間が多くなり症状の進行がより早くなってしまいます。

寝たきりの状態が続くと、どのようなことが起こりますか?

寝たきりの状態が続くと、身体機能が低下するだけでなく、内臓の機能も低下し廃用症候群を引き起こします。廃用症候群は主に、関節拘縮や誤嚥性肺炎、うつ状態など症状はさまざまです。また寝たきりになると、常に同じ姿勢で寝ているため床ずれを起こす可能性も高いので注意しましょう。

要介護5の人は特別養護老人ホームに早く入居できますか?

要介護5の人の場合、要介護3、4の人に比べ介護の重要性が高く優先的に入居を認めてもらえる傾向にあります。ただし、要介護5だからといって確実に入居できるわけではありません。情報収集など早めの行動を意識し、特別養護老人ホームと並行して民間施設なども検討しましょう。