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「みやざきオレンジドクター」とは、認知症患者への対応に意欲を持っている医師を登録することで、認知症の相談窓口として県民に公表する取り組みです。
みやざきオレンジドクターは、認知症の早期診断・早期対応を目指し、症状の変化に応じた医療を提供します。また、症状に合わせた介護サービスをスムーズに認知症患者に提供するために、行政や地域包括支援センターとの連携もおこなっています。
参考:「みやざきオレンジドクターについて」(宮崎県)
高齢者が地域とつながるきっかけづくりとして、ノルディックウォーキング教室を開催。外出機会の創出や災害時に備えた体力づくり、近隣住民と声を掛け合える関係づくりなども目的としています。
そのほかにも、臨床心理士によって一人暮らし高齢者へアドバイスなどの心理的サポートも推進。また、高齢者の見守り活動などをおこなっている保健師、介護福祉士、訪問看護師などに研修をおこない、高齢者支援のための体制づくりを援助しています。
参考:「家族と地域の絆力事業 」(宮崎県)
「シニアインターンシップ」は、元気な高齢者が自分にあったボランティアなどを見つけるために活動を体験できる事業。体験は3~10日で設定されており、本格的な活動よりもハードルが低くなっています。
体験できる活動は、小中学生の学習支援や河川敷の草刈り・ゴミ拾い、放課後児童クラブのスタッフなど、多岐に渡っているので、興味のある活動に気軽に参加できるようになっています。
参考:「シニアインターンシップ事業」(宮崎県社会福祉協議会)
宮崎県の特別養護老人ホームは108施設、合計の定員は6072人です。県内の特別養護老人ホームの4分の一にあたる25施設が宮崎市に集中。県庁所在地であり人口が集まっている宮崎市に、特別養護老人ホームも多くある状況です。
ちなみに厚生労働省の調査によると、宮崎県の特別養護老人ホームの入居待機者数は、2022年4月時点で2536人となっています。
特別養護老人ホームと同じく公的な介護施設である介護老人保健施設は、県内に43施設あります。特別養護老人ホームが終身利用が可能なのに対して、介護老人保健施設は3~6ヵ月ほどで退所するケースが多いのが特徴。特別養護老人ホームは常に介助が必要な高齢者の住まいですが、介護老人保健施設はリハビリによって自宅に戻ることを目的とした施設なので入所期間が異なります。
特別養護老人ホームなどの公的な介護施設は、施設によっては入所まで数ヵ月~数年かかることがあります。そのため、すぐに入居したい場合は有料老人ホームなどの民間の介護施設も合わせて検討することがおすすめです。
参考:「特別養護老人ホーム」(宮崎県)
参考:「介護老人保健施設」(宮崎県)