江東区の高齢者支援の取り組み
江東区では、高齢者や介護をする家族を支援する取り組みとして、以下の事業をおこなっています。
- もの忘れ予防健診
- GPSサービス費用の助成
- 認知症家族会
もの忘れ予防健診
江東区では70歳以上の区民を対象に、もの忘れ予防健診を実施しています。70歳以上であれば自己負担なく認知機能の検査が受けられます。
検診の対象となる人には、受診票ともの忘れセルフチェックリストが送付されます。受診する際は、受診票・セルフチェックリスト・お薬手帳の持参が必要です。
参考:「もの忘れ予防健診」(江東区)
GPSサービス費用の助成
江東区では、認知症の影響で一人での外出に不安がある高齢者を見守るGPSシステムの費用を助成しています。
助成金額は最大7700円。GPSシステムの新規契約時に必要な手数料などが対象となります。
GPSシステムサービスに指定はありません。そのため、助成金交付申請書やサービスの契約書などのコピーを地域包括支援センターに提出する必要があります。
参考:「GPSサービスの契約に伴う費用を助成します」(江東区)
認知症家族会
江東区には、認知症の人を介護する家族を対象としたつどいの場(認知症家族会)が設けられています。認知症家族会は、認知症の症状に困惑したり対応について悩んでいる人が、同じように認知症介護をしている人に悩みを打ち明けられる場所です。
江東区の認知症家族会には「はなみずきの会」「たんぽぽの会」があり、はなみずきの会は深川ふれあいセンターで、たんぽぽの会は南砂2丁目公社住宅6号棟で開催されています。
参考:「認知症家族会~ひとりで抱え込まず、つながろう~」(江東区)
江東区の老人ホーム事情
江東区には、特別養護老人ホームが15施設、定員の合計は1578名となっています。江東区では、特別養護老人ホームに入居を申し込む際は、区役所の「長寿応援課施設支援係」へ申込書を持参・郵送するか、地域包括支援センター(長寿サポートセンター)に申込書を持参する必要があります。特別養護老人ホームに直接申し込むわけではないので注意が必要です。
特別養護老人ホームと同じく公的な老人ホームである介護老人保健施設は、区内に7施設、定員の合計は1578名です。介護老人保健施設は特別養護老人ホームとは異なり、入所期間が定められていることが多いです。必ずしも短期間で退所しなければならないわけではありませんが、身体機能が回復すれば3~6ヵ月程度で退所を求められることがあります。
終身利用できる特別養護老人ホームは人気があり、入所まで数ヵ月~数年かかることがあります。そのため、すぐに入居したい場合は、民間の老人ホームも合わせて検討するのがおすすめ。民間の老人ホームには有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどがあります。
民間の老人ホームは施設ごとに提供しているサービスが異なることがあります。そのため、希望する条件をあらかじめ整理してから施設探しを始めましょう。
参考:「江東区内の介護老人福祉・保健施設等一覧」(江東区)