北区の高齢者支援の取り組み
北区では、高齢者や介護をしている人を支援する取り組みをしています。その取り組みの一部を紹介します。
- 北区高齢者いきいきサポーター制度
- 介助浴室のご利用案内
- 徘徊高齢者家族支援サービス
- 要介護高齢者等紙おむつ支給
北区高齢者いきいきサポーター制度
北区では、元気な高齢者の健康維持や社会参加の促進を目的として「北区高齢者いきいきサポーター制度」をおこなっています。
いきいきサポーターとして登録すると、ボランティアに参加できるようになります。ボランティア活動をするとスタンプをもらえ、1年間に10スタンプ以上ためると1スタンプ100円の交付金を受け取れます。交付金は年間最大5000円です。
ボランティア内容は洗濯物の整理や歌・踊りなどの特技披露、レクリエーションの手伝いといったもの。いきいきサポーターとして登録するには、登録説明会に参加が必要です。
参考:「北区高齢者いきいきサポーター制度」(北区)
介助浴室のご利用案内
1人で入浴することが難しく、自宅で入浴できない方は、北区内の「志茂老人いこいの家」と「滝野川老人いこいの家」にある介助浴室の利用が可能です。
利用料はかからず、週3回まで使用できます。1度の予約で入浴前の準備から入浴後の掃除まで1時間30分間を利用可能。使用する際には各いこいの家に電話予約が必要です。
また、利用の際には家族や介護スタッフなどの介助者が同行する必要があります。
参考:「介助浴室のご利用案内」(北区)
徘徊高齢者家族支援サービス
北区では、認知症による徘徊症状がある高齢者を対象に、GPSを利用した探索システムサービスを提供しています。
このシステムは、GPS機能のある探索端末を認知症高齢者が身に着け、徘徊によって行方不明になった場合に現在地を探索して家族などに通知します。この探索サービスは24時間対応。オペレーションセンターへの問い合わせのほか、パソコンや携帯電話を使って専用サイトにて位置情報を確認することも可能です。
利用料は、電話探索1回につき200円。探索端末のバッテリー交換時には2100円を負担する必要があります。
参考:「徘徊高齢者家族支援サービス」(北区)
要介護高齢者等紙おむつ支給
要介護4以上の40歳以上の方、もしくは要介護3以上の75歳以上の方で常におむつが必要な方を対象に、北区では紙おむつなどの支給をおこなっています。
支給の対象となるのは、専用のカタログに記載されているパンツタイプ・テープタイプの紙おむつや尿とりパッドなど。北区のホームページから確認するか、区内の地域包括支援センター(高齢者あんしんセンター)に案内リーフレットが設置されているので、そちらから詳細を確認することも可能です。
参考:「要介護高齢者等紙おむつ支給」(北区)
北区の老人ホーム事情
北区には、公的な老人ホームである特別養護老人ホームが11施設あり、合計の定員数は1113人です。北区では各施設の医療行為の受け入れ状況を公開しています。胃ろうやインスリン、在宅酸素やたんの吸引といった医療行為について、各施設の受け入れの可否や受け入れ条件などもホームページにて公開しています。
医療行為の受け入れ可否は施設によって大きく異なるため、事前の確認が必要。また、必要な医療行為を受け入れている特別養護老人ホームでも、入所待機者が多いために入所まで時間がかかる可能性があります。
そのため、すぐに入居先を見つけたい場合は特別養護老人ホームだけではなく民間の有料老人ホームも検討しましょう。民間老人ホームには有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などがあります。民間老人ホームも医療行為の受け入れ状況は施設ごとに差異が大きいため、事前に施設に確認しておきましょう。
参考:「特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)」(北区)