高槻市の高齢者支援の取り組み
高齢者や介護をする家族の支援として、高槻市では主に以下のような取り組みをおこなっています。
- 高齢者暮らしに生かそうサービスガイド
- 高齢者ICT推進事業
- 家族介護用品支給
高齢者暮らしに生かそうサービスガイド
介護が必要になった高齢者やその介護をする家族に向けて、介護保険や高齢者福祉サービスを案内しているのが「高齢者暮らしに生かそうサービスガイド」です。
具体的には、介護保険サービスを利用するまでの手続きの流れや利用できるサービス、介護保険外の公的サービスについてが解説されています。また、地域包括支援センターやケアプランセンターについての紹介もあるので、介護が必要になったらまずはじめに読みたい1冊となっています。
参考:「高齢者暮らしに生かそうサービスガイド」(高槻市)
高齢者ICT推進事業
高槻市では、高齢者のICT活用を推進するためにスマートフォンやタブレットなどの体験講座を定期的におこなっています。受講料は無料です。
この講座では、基本的なスマートフォンの操作やカメラの使い方、スマートフォン決済の方法、地図やスケジュール管理アプリの使い方といったことを学べます。
参考:「高齢者ICT推進事業 スマートフォン講座」(高槻市)
参考:「はじめてのタブレット講座」(高槻市)
家族介護用品支給
「家族介護用品支給」は、紙おむつや尿パッドといった介護用品の支給を受けられる制度です。
対象となるのは、要介護4以上で市町村税が非課税の方です。所定の申請書と介護保険被保険者証の写し、市町村民税課税証明書を持って市役所にて手続きが必要となります。
参考:「家族介護用品の支給のご案内」(高槻市)
高槻市の老人ホーム事情
高槻市には特別養護老人ホームが15施設あり、定員の合計は1270人です。加えて、介護老人保健施設が8施設、定員は742人となっています。
特別養護老人ホームと介護老人保健施設は、社会福祉法人や医療法人などが運営する公的な施設。民間の施設に比べて費用が安いのが特徴です。
特別養護老人ホームと介護老人保健施設の大きな違いは、入居条件と入居可能期間です。特別養護老人ホームは要介護3以上の方のみ入居可能で、入所期間に定めがありません。看取り体制が整っている施設も多いので、終身利用を目的として入所する人が多い傾向にあります。
対して介護老人保健施設は、要介護1以上の方が入所できる施設。また、リハビリなどを通して身体機能を回復させて自宅に戻ることを目的としている施設のため、3~6ヵ月で入所継続するかの審査がおこなわれます。審査で入所を継続する必要がないと判断された場合は退所しなければなりません。
公的施設のなかでも特別養護老人ホームは、安価で終身利用ができるため人気です。そのため、「すぐに入りたい」と思っても入所できないのが実情。高槻市の特別養護老人ホームも、施設によっては入所待ちが発生している場合があります。もし、急いで入居したい場合は、比較的に入居待ちが少ない民間施設も検討してください。
参考:「介護老人福祉施設一覧表 (高槻市内)」(高槻市)
参考:「介護老人保健施設一覧表 (高槻市内)」(高槻市)