岐阜市の高齢者支援の取り組み
岐阜市では、高齢者や介護をしている人を支援する取り組みをしています。その取り組みの一部を紹介します。
- おいしく食べよう教室
- 高齢者大学
- 介護予防・家族介護教室事業
- 福祉器具給付事業
おいしく食べよう教室
岐阜市では噛む力や飲み込む力が低下している高齢者の口の健康を保つための教室を開催しています。
この教室の対象となるのは、要支援1~2の方、もしくは要介護認定を受けていない人で「半年前に比べて固いものが食べにくくなった」「お茶や汁物等でむせることがある」「口の渇きが気になる」のうち2つ以上該当する方です。
教室は全4回。参加費は無料です。参加申込みは地域包括支援センターで受け付けています。
参考:「令和6年度「おいしく食べよう教室」に参加しませんか?」(岐阜市)
高齢者大学
岐阜市は学ぶ意欲のある高齢者の学ぶ場所をて今日するために「高齢者大学」を実施。市内に住む65歳以上ですべての講座を受講できる方であれば、対象となります。
講座の内容は、健康や歴史、環境問題など多様です。各分野の専門家が90分にわたって講義をおこないます。講座は1回につき90分間、毎年10~12月にかけて全5回実施しています。
受講には資料代として500円かかります。市役所の高齢福祉課宛にはがきを送ることで申込みを受け付けられます。
参考:「高齢者大学」(岐阜市)
介護予防・家族介護教室事業
高齢者の介護予防、介護をする家族の知識を深めることを目的として「介護予防・家族介護教室事業」がおこなわれています。
教室の内容は、転倒予防教室、認知症介護教室、IADL(手段的日常生活動作)訓練、家族介護教室といった介護の基本を抑えたもの。65歳以上の高齢者本人やその介護をする家族が参加できます。
教室の開催日や開催場所などの詳細は、市内コミュニティセンターやぎふメディアコスモスで配布されている社協だよりにて告知されています。
参考:「介護予防・家族介護教室事業」(岐阜市)
福祉器具給付事業
一人暮らしなどで配慮が必要な高齢者を対象に、岐阜市では福祉器具の給付をおこなっています。
福祉器具とは、ガス漏れ警報器と電磁調理器。一人暮らしもしくは高齢者のみの世帯が給付の対象となります。
自己負担金額は前年の所得によって、0~4万2800円と異なります。給付を受ける場合は地域包括支援センターに相談が必要です。
参考:「福祉器具給付事業」(岐阜市)
岐阜市の老人ホーム事情
岐阜市には、公的な老人ホームである特別養護老人ホームが27施設あり、定員数の合計が2012人となっています。岐阜市では特別養護老人ホームの入所待機期間について公表しており、多くの入所希望者が半年以内で入所していることがわかります。施設によっては数年待つケースもあるので、比較的スムーズに入所できる状況と言えるでしょう。
ただ、すぐにでも老人ホームに入りたい場合は、民間の老人ホームも合わせて検討しましょう。民間老人ホームは空室がある場合もあり、公的老人ホームよりも早く入居できる傾向があるからです。
民間老人ホームには、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などさまざまな施設があります。サービス内容も施設ごとに異なるので、事前にしっかり確認してから施設探しをしましょう。
参考:「介護保険施設等入所情報」(岐阜市)
参考:「施設等名簿」(岐阜県)