豊中市の高齢者支援の取り組み
豊中市では高齢者の生活をサポートするために、主に以下のような取り組みをおこなっています。
- 介護用品(おむつ)の支給
- ICT見守りサービス
- 日常生活用具の給付
- 家族介護者交流事業
介護用品(おむつ)の支給
豊中市では、毎月1回、紙おむつを支給するサービスをおこなっています。
対象となるのは、要介護3以上の認定を受けていて排泄に介助が必要な方。要介護3の方は5000円分まで、要介護4・5の方は8000円分まで支給を受けられます。
申込する場合は、所定の申込書を市役所の窓口に直接提出するか郵送が必要です。
参考:「介護用品(おむつ)の支給」(豊中市)
ICT見守りサービス
ICT見守りサービスとは、一人暮らしの高齢者の自宅にICTを活用した見守り機器を設置し、安否確認をおこなうものです。
このサービスで使用する機器は、通信機器と一体となったLED電球。24時間にわたって一度も点灯・消灯がない場合に異常を検知して、家族などの連絡先にメールで通知をします。希望がある場合は、依頼をすればサービススタッフが高齢者宅に安否確認に訪問します。
利用費用は無料です。市役所に申込書を郵送もしくは窓口に直接提出することで申込みができます。
参考:「ICT見守りサービス」(豊中市)
家族介護者交流事業
家族介護者交流事業とは、家族の介護をしている方を対象に介護者同士の交流をするものです。
この事業は希望者を募って宿泊旅行をおこない、介護者の交流とリフレッシュを目的としています。高齢者を介護している豊中市内に住む方であれば参加可能です。
宿泊費などの負担が発生することがあります。実施する際は豊中市広報にて詳細を告知されます。
参考:「家族介護者交流事業」(豊中市)
豊中市の老人ホーム事情
豊中市にある主な公的老人ホームは、特別養護老人ホームと介護老人保健施設です。特別養護老人ホームは14施設、介護老人保健施設は10施設あります。特別養護老人ホームも介護老人保健施設も介護施設に入居して介護を受ける形のサービスです。
特別養護老人ホームと介護老人保健施設の大きな違いは、入所条件と入所可能期間です。特別養護老人ホームは要介護3以上が入所条件であり、入所期間に定めはありません。対して介護老人保健施設は、入所条件が要介護1以上、入所から3~6ヵ月で身体状況の判定がおこなわれ、自宅でも生活できる状態と判断されれば退所を求められます。
公的老人ホームのなかでも、終身利用が可能な特別養護老人ホームはとても人気があります。そのため、申し込みから入所まで数ヵ月~数年待たないといけないことも。もし、すぐにでも入居先を見つけないといけない場合は、民間老人ホームも検討しましょう。
民間老人ホームは公的老人ホームよりも費用が高くなる傾向がありますが、入居待機者が少ないので早く入れることが多いです。急いで入居したい場合は、公的・民間問わず柔軟な施設探しをしてください。
参考:「介護保険サービス事業者ガイドブック」(豊中市)