秋田市の高齢者支援の取り組
秋田市では高齢者の生活や介護を支援するため、主に以下のような取り組みをしています。
- 高齢者コインバス事業
- 豪雪時の屋根の雪下ろし費用の助成
- いきいき長寿はり
- きゅう
- マッサージ費助成事業
- 介護支援ボランティア制度
高齢者コインバス事業
「高齢者コインバス事業」は高齢者が市内を走るバスに1回100円で乗車できるサービスです。
利用するには、高齢者専用の「シニアアキカ」という交通ICカードを使います。シニアアキカを発行するには、市役所で「引換証」を受け取ってから秋田中央交通の窓口で手続きをする必要があります。
参考:「高齢者コインバス事業」(秋田市)
豪雪時の屋根の雪下ろし費用の助成
秋田市では、自力で屋根の雪下ろしがすることが難しい高齢者のみの世帯や障害者のみの世帯を対象に、屋根の雪下ろしの費用の一部を助成しています。
雪下ろしのみの場合は最大1万円、雪下ろしと下ろした雪の排雪をした場合は最大1万5000円の助成がおこなわれます。
助成を受ける場合は、作業開始前後の写真と代金の領収書などと合わせて所定の申請書の提出が必要です。
参考:「豪雪時の屋根の雪下ろし費用の助成」(秋田市)
いきいき長寿はり・きゅう・マッサージ費助成事業
後期高齢医療制度の加入者を対象に、はり・きゅう・マッサージ治療院を利用する際に使用できる「受療券」を最大15枚交付しています。
この券は1枚800円として利用できるもの。1日1回利用できます。
利用できるのは、秋田市指定の治療院のみです。
参考:「いきいき長寿はり・きゅう・マッサージ受療券を交付します」(秋田市)
介護支援ボランティア制度
秋田市では元気な高齢者のボランティア活動を推進しています。
ボランティア活動の内容は、介護保険施設などでのレクリエーション支援や食事の配膳、児童館などでの児童の遊び相手、市立図書館での図書の整理、認知症カフェの受付や参加者の話し相手、といったものです。
ボランティア活動をするには、事前に秋田市社会福祉協議会でのボランティア登録が必要。定期的に開催している登録講習会に参加することでボランティア登録ができます。
参考:「介護支援ボランティア制度」(秋田市)
秋田市の老人ホーム事情
秋田市には特別養護老人ホームが22施設、定員の合計は1289人です。比較的に安価で利用できる特別養護老人ホームは、人気が高いため入所待機者が多数いる場合があります。そのため「今すぐに入所したい」と思っても、数ヵ月~数年待つ可能性があるので要注意です。
秋田市では特別養護老人ホームの入所待機者が多いことが課題となっています。対策として、2020年に1施設、80床を新設。すぐに待機者問題が解決するわけではありませんが、将来的なニーズを考慮しながら、今後も特別養護老人ホームの整備を進めていく方針です。
参考:「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」(秋田市)
参考:「サービス付き高齢者向け住宅」(秋田市)