僕たちは老人ホーム紹介の道先案内人として、介護で困っている方の支えになってあげたいんです

僕たちは老人ホーム紹介の道先案内人として、介護で困っている方の支えになってあげたいんです

更新日 2022/06/30

2009年に入居相談員としてキャリアをスタートしてから、延べ1万人以上の相談を受けてきた北野さん。相談を受け、適切に老人ホームを紹介して入居までサポートするのが仕事なのに、本人曰く「極論を言えば、施設に入らなくていいと思ってます」。その真意を聞きました!

ー北野さんは、入社が2009年。入居相談員になった経緯からお伺いできますか?

北野
もともと介護施設の介護職員だったんですが、案の定というか、腰を痛めてしまって。

ー介護職員あるあるな話ですね。

北野
今では考えられないのですが、、当時はもうめちゃくちゃで。夜勤に入ったら50人以上を1人で対応したりしてて、おむつ交換で夜が明ける…なんてザラでしたよね。

でも、夜勤に入ったら手当がもらえるからと言ってガンガン働いていたら腰を痛めるという(苦笑)。

ーこれも介護職員あるあるな話です。

北野
その後、転職して介護事業所の立ち上げなんかを経験して、それからエイジプラス、という感じですね。

ーいずれにしても介護業界一筋、ではあるんですね。

北野
介護業界自体は好き…というか、親の教えみたいなところもあって。学生時代の僕はすごくちゃらんぽらんな生活をしてたんですけど、それを見かねた母親に「あんた、社会に出てちゃんと苦労しなさい」なんて言われて、それがすごく心に残っていたんですよね。

ー苦労する仕事・業界はなんだろう?と考えたら介護だった、と。

北野
あくまできっかけですけどね。仕事を経験するうちに、社会的な生活が難しくなっていく高齢者の支えになれる仕事ということの尊さを実感したのは事実です。

介護職員時代は直接的に、今は間接的にですけど、そんな尊い仕事に携われていることは、単純にやりがいに感じていますね。

ー入居相談員として働き始めた当時は、今みたいに「インターネットで探す」なんていう事例も少なかったですよね。

北野
そうですね。だから…大げさに言っていいですか?今のこの、「老人ホーム紹介」という、ある意味での“文化”を作ったのは僕たちなんです(笑)。

それはまぁ冗談としても、それくらい業界的な先駆者であるという意識はありますし、それに恥じない仕事でお客さま・施設さんの双方にご満足いただけるサービスを提供していかなければいけない、とも思っていますね。

ーインターネット検索での施設探しが主流ではない時代に、どうやってお客さまを募っていたんですか?

北野
「住まいるケア」ですね。この冊子は、僕がエイジプラスに入社した頃にはすでに存在していたので、実はかなり古い歴史があるんですよね。

「住まいるケア」を置かせていただいているのは、役所や病院、地域包括支援センターなど。介護が必要になる方々が必ず一度は訪れるであろう場所に置かせてもらっているので、見かけたことがあるという方も多いんじゃないでしょうか。

ーそうした場所に冊子を置かせてもらうのでさえ、北野さんたちが営業に行っていたわけですよね?

北野
僕が訪問して営業するのはもちろん、社長も行っていたくらいです(笑)。

先方からは「しつこいなぁ」と煙たがられたと思いますが、そうして培ってきた関係性はやはり強固で。今でもずっとつながっていて、病院や地域包括支援センターからお客様をご紹介いただくことも多い…と考えると、当時の営業が無駄にならなくて良かったな、と。

ー今ではインターネットを使って老人ホームを探すことが一般的になりました。当時と今とで、何か違いを感じたりはしますか?

北野
インターネット経由で問い合わせいただく方の多くは、情報に“惑わされている”ように感じますね。良くも悪くも情報過多の時代ですから。

インターネットで情報が入手しやすくなったのは良いことだと思いますし、自分で施設探しがしやすくなったとは思うんですが、逆に情報が多すぎて選びにくくはなっているように感じます。

ーそこでエイジプラス「いい介護」の出番、というわけですね。

北野
その通りです。ある程度の情報をお客さま自身で集められるのは良いんですが、そうして集めたたくさんの情報を整理して、不足があれば僕らの方からご提案して。だから僕たちは、情報の整理屋であり、道先案内人であり、という感じでしょうか。

「資料が欲しいだけ」「見学の日程を調整して欲しいだけ」というだけだったら、そんなのは機械にやらせておけば良い。

僕たちは老人ホーム紹介の道先案内人として、介護で困っている方の支えになってあげられるように、“相談窓口”でご相談をお受けしているんです。

無料 は私たちにください!
キャリア10年以上の相談員が
皆さまのお話をお伺いします。

私たちにください!
キャリア10年以上の相談員が
皆さまのお話をお伺いします。

ー他の相談員から聞いた話では、北野さんはお客さまからご指名での相談が多いそうですね。

北野
ありがたいことに、ですね。さすがに1万人以上もの方のご相談をお受けしてきたので、それなりに信頼をいただいている、という感じでしょうか。

ー1万人!?

北野
関西圏に限って言えば、老人ホームの入居相談を一番お受けしている自信があります(笑)。

過去にご相談をお受けした方が別の施設に転居したいという場合のご相談や、お客さまのお知り合いの方をご紹介いただく…といったことは、普通にありますね。あと僕に関して言えば、施設さんや事業者さんとのつながりの深さもあって。

例えば施設に直接、見学に行かれた方がいらしたとして、その方と施設さんとで条件が合わない…となったときに、施設さんが「エイジプラスの北野さんに相談してみたら?」と紹介してくださることもありますね。

ーそうした関係性だったり信頼だったりは、どうすれば得られるのでしょう?

北野
う~ん…難しいし、自分で言うのも恥ずかしいもんですね(苦笑)。ただひとつ言えるのは、僕は、相談に来られた方のすべてに「ここの老人ホームがいいですよ!」「絶対、ここに入ってくださいね!」みたいなことは言わないということですかね。

極論を言えば、別に老人ホームに入居しなくてもいいと思ってるくらいなので。こういう言い方をすると、会社の利益につながらないので怒られちゃいそうですけど(笑)。

施設介護であれ在宅介護であれ、ご本人やご家族にとっての幸せにつながればそれでいい。僕にご相談いただくことで心のモヤモヤみたいなものが晴れればそれでいい。そんなふうに思っているのがお客様にも伝わって信頼につながっているんだとしたら、それは嬉しいですね。

【プロフィール】
北野優/入居相談員歴:2009年~
大阪府大阪市生まれのO型。ペットのウサギとオカメインコに威嚇される毎日を送る、悲しき家庭内カースト最下層人。しかし入居相談員としてのキャリア・知見は群を抜いており、相談件数では述べ1万人超。自他ともに認める、関西における入居相談員の鏡。

無料 介護施設・老人ホーム入居のサービス
介護施設・老人ホーム探しなら
私たち「いい介護相談室」にお任せください!
介護施設・老人ホーム入居の
サービス
介護施設・老人ホーム探しなら
私たち「いい介護相談室」にお任せください!

よく読まれている記事

よく読まれている記事

article-image

介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY ▶介護付き有料老人ホームの費用に関してはこちらのページをご覧ください 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

2021/11/10

article-image

【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

2021/10/28

article-image

グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

グループホームとは認知症高齢者のための介護施設で、住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスのこと。正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 費用や入居条件などの主な特徴は以下の通りです。 入居時費用約0円~100万円月額利用料約15~30万円入居条件要支援2以上認知症の受け入れ重度認知症も受け入れ可看取り対応対応していない施設が多い この記事では、各項目について詳しくご説明していきます。ご家族が認知症で、在宅での介護生活に不安のある方などはとくに、グループホームへの入居検討の際の参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM グループホームの特徴 グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 項目 ...

2021/11/15

特集

介護の基礎知識

total support

介護の悩みを
トータルサポート

total support

介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。

鎌倉新書グループサイト