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老人ホームの選び方は?良い施設を見分けるための7つのポイント

老人ホーム 良い施設長

2021年12月7日2022年11月2日老人ホームの選び方

老人ホーム選びはその後の生活の質を左右するため、たくさんの情報を集めてしっかり吟味しましょう。

この記事では、老人ホーム入居までの流れや選ぶ際に確認したい点を徹底解説。これから老人ホームを探す方は、ぜひ参考にしてください!

この記事を監修する専門家

入居相談室室長 北野 優

2009年に入居相談員のキャリアをスタートしてから、延べ1万人以上の相談を受ける。入居相談員としてのスキル・知見は群を抜いており、「人生100年時代 失敗しない介護施設選びと介護費用の目安」「相談事例から学ぶ!失敗しない有料老人ホーム探しのポイント」など老人ホーム選びに関する数々のセミナーにも登壇。7000施設以上の紹介数を誇る、いい介護入居相談室の室長。

目次
  • 1. 老人ホーム入居までの7つのステップ
  • 2. 老人ホームを選ぶ際に重要な7つの確認ポイント
  • 3. その他のチェックポイント
  • 4. 老人ホーム選びの手助け
  • 5. 老人ホーム選びは慎重に
  • 6. 老人ホームの選び方に関するよくある質問

老人ホーム入居までの7つのステップ

老人ホームは、申し込んだら即入居というわけにはいきません。施設ごとに費用やサービス内容が異なるため、入居後に後悔しないためにはじっくりと選ぶ必要があります。

まずは、老人ホーム探しから入居までの流れを把握しておきましょう。

老人ホーム入居までの流れの解説
老人ホームの入居条件は?知っておきたい6つのポイント

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希望条件を決める

老人ホームを探すにあたり、まずは自分が希望する条件を洗い出しましょう。

第一の条件は予算です。老人ホームは月額利用料のほかに初期費用が必要です。それぞれ無理なく支払える価格帯を設定しましょう。

また、面会に通う負担を軽くするため、家族の家からの距離や立地も重要な条件です。

そのほか居室の広さや食事など、自分なりに重視するポイントをまとめて希望条件を決定します。

老人ホームの情報を収集する

老人ホームの情報収集はインターネットが便利です。比較サイトを利用すると、希望する条件からおすすめの老人ホームが探せます。

希望の条件に合う老人ホームを見つけたら、詳しい資料を取り寄せます。なるべくたくさんの施設の資料を集め、比較してみましょう。

老人ホームを見学する

老人ホーム入居前の施設見学

気に入った施設をいくつか絞り込めたら、施設見学を申し込みましょう。

見学できる時間帯や内容については施設ごとに異なります。食事の試食やレクリエーションの見学が可能か、問い合わせの際確認しましょう。

確認したい点はあらかじめリストアップしておくと良いでしょう。

見学にはメモやノートを持参し、施設内の撮影は職員に許可をとってからにしましょう。自分だけでは気づかないこともあるため、家族も一緒に見学すると良いでしょう。

【チェックリスト付き】老人ホーム見学時の4つのポイント

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仮申し込みをする

見学して気に入れば、その場ですぐ仮申し込みします。仮申し込みなので正式な入居決定ではなく、あくまで仮押さえの状態です。

仮申し込み期間は一般的に1ヵ月程度で、その間に必要書類を揃えます。

各種の書類を提出する

老人ホームに入居するためには、「診療情報提供書」や「健康診断書」の提出が必要です。

診療情報提供書は一般的に「紹介状」とも呼ばれ、かかりつけ医に書いてもらいます。健康診断書は一般的に老人ホーム側が書面を準備し、かかりつけ医に記入してもらいます。有効期間は3ヵ月なので期限には注意しましょう。

なお、診断情報提供書と健康診断書の作成はいずれも有料です。また検査が必要な項目もあり、取得までに3週間程度かかります。

本人との面談をおこなう

老人ホーム入居にあたっての本人との面談

最後に本人との面談があります。面談では施設側が入居希望者の健康状態を確認するほか、入居するうえで気になる点を直接、施設の担当者に聞くこともできます。

要介護認定を受けた方であれば、ケアマネジャーの同席も可能です。入居予定者が施設に行けない場合は、自宅や病院など入居希望者がいる場所まで施設担当者が出向いてくれます。

契約・入居

書類の提出と面談の後に、施設側の入居審査があります。入居希望者の健康状態や経済状態を確認し、問題がなければ本契約を結び、晴れて入居となります。

このように、老人ホームを探し始めてから実際に入居するまでは、多くの工程と時間が必要です。

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老人ホームを選ぶ際に重要な7つの確認ポイント

ここからは、老人ホームを選ぶ際に確認すべきポイントを解説します。まず、必ず確認したいのは次の7つです。

  • 施設全体・スタッフの雰囲気
  • 費用の内訳
  • 介護・医療体制
  • 食事内容
  • 立地・周辺環境
  • 設備
  • 入居後に思い描く生活ができるか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施設全体・スタッフの雰囲気

パンフレットを見ただけでは実際の雰囲気はわかりません。候補となる老人ホームを見つけたら、実際に見学や体験入居してみましょう。また、1つの施設で判断するのは難しいため、複数の施設を見学して比較するのも大切です。

見学時にチェックしたいポイントは次の通りです。

  • 突然の訪問にも笑顔で対応できるか
  • プライバシーが守られている場所で話を聞いてくれるか
  • ダラダラとした行動はないか、無駄話をしている職員はいないか
  • 忙しく走り回っている、表情が疲れ切っているスタッフはいないか
  • 入居者や家族が望まない呼び方をしていないか(「ちゃん付け」や「ニックネーム」など)
  • 乱雑な言葉遣いや怒鳴り声は聞こえていないか。

費用の内訳

入居費用は大きく分けて入居時にかかる初期費用と、入居後に毎月支払う月額利用料があります。それぞれの内訳や、介護保険の適用範囲と自己負担額について確認しましょう。

また、医療費や日用品などの実費負担の目安や有料サービスも確認し、合計金額を無理なく支払い続けられるか見極めましょう。

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介護・医療体制

老人ホームにおける介護・医療体制

老人ホームを選ぶ際は、人員体制や提供可能な医療的サービスについてもしっかり確認しましょう。

例えば、老人ホームにおける介護スタッフの配置基準は、入居者3人に対して1名以上です。この基準より介護スタッフが多い施設では、より手厚い介護が受けられます。

そのほか、次の項目についてもチェックしましょう。

  • 看護職員や機能訓練指導員が常勤しているか
  • 提携する医療機関とその内容
  • 緊急時の対応
  • 看取り体制
  • 看護スタッフが勤務している時間帯
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食事内容の確認

老人ホームでの食事

食事は栄養補給に必要なだけでなく、大きな楽しみでもあります。だからこそ、提供される食事も重視して選びましょう。

月間の献立表でメニューの傾向を知るとともに、バリエーションに富んでいるか、季節感を取り入れているかなどチェックしましょう。また、糖尿病食や塩分制限食などの療養食が提供可能か、個人の好みに対応してもらえるかなども確認します。

さらに、体調不良や外泊などで食事が不要な際の料金についても聞いておきましょう。

施設によっては、事前に予約すると食事の試食ができることも。実際に食べてみると美味しさがわかるだけでなく、盛りつけの仕方や食器の使いやすさも確認できます。

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立地・周辺環境を確認

家族が面会に通い通いやすいことも、老人ホーム選びの重要なポイントです。電車を使う場合は駅からの距離、自家用車なら周辺の駐車場などもチェックしましょう。

また、老人ホームは第二の我が家となるため、本人が落ち着く環境がベストです。慣れ親しんだ自宅近くのほか、海沿いで育った方なら部屋から海が見えたり、花や緑が好きな方なら近くに公園があるなども良いでしょう。

さらに、自分で外出できる方なら、近くに商店街などがあると便利です。

設備について確認

設備の充実度は生活の質を左右します。

例えば、共有スペースの居心地の良さや寝たきりでも入れる入浴設備の有無などを確認しておきましょう。また、施設によっては温泉やカラオケルーム、ジムなどが備わっていることもあります。

居室内は、トイレやベッド・収納設備などの付帯設備の使いやすさをチェックするとともに、タンスやテレビなどを入れるスペースも確認します。

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入居後に思い描く生活ができるかを確認

老人ホーム選びは、望んでいる生活が実現できるかも重要です。見学の際に必要なケアや希望するサービスをスタッフに詳細に伝え、実現可能か確認しましょう。

その際のスタッフの返答も大きな判断材料となります。希望に対して可能・不可能を答えるだけでなく、施設内での生活について例を示しながら提案してくれる施設であれば、信頼して入居できるでしょう。

その他のチェックポイント

老人ホームでの生活を豊かなものにするため、次のポイントも確認しておきましょう。

イベント・レクリエーション

老人ホームでのレクリエーションの内容や効果

イベントやレクリエーションは、入居者の運動機能や認知機能の維持・向上を目的におこなわれます。また、楽しみながら身体や手先を動かすことで意欲を向上し、生きがいにもつながります。

施設により、イベントやレクリエーションの頻度や内容は異なります。自分が楽しめそうな活動のある施設を選べば、楽しく活動的に過ごすことができるでしょう。

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私物の持ち込み

長年使い慣れた家具や家電を持ち込むことで、施設でも自宅にいるような安心感が得られます。しかし、大型家具などは施設により規定が異なるため確認が必要です。

多額の現金や貴金属類は、トラブルに発展する可能性があることから持ち込みを禁止している施設も少なくありません。また、貴重品は施設側で預かってもらえることもあります。

このほか、何が持ち込めて何が持ち込めないのかしっかり確認しておきましょう。

ペットとの入居

特に一人暮らしでペットを飼っている方にとって、ペットと一緒に入居できるかは重要です。

近年「アニマルセラピー」の研究が進み、ペットとの生活が高齢者の心身状態に良い影響を与えることから、ペットと同居できる施設も増えつつあります。

ただし、入居可能な動物の種類やペット向けのサービスは、施設ごとに異なります。ペットと一緒の入居を希望する方は、事前に確認しましょう。

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老人ホーム選びの手助け

自分で老人ホームを探すのが困難だったり、どの施設が良いか決められない場合は、プロの意見を参考にしてはいかがでしょうか。

豊富な経験や知識をもとに、老人ホーム選びを助けてくれる3つの窓口を紹介します。

民間の紹介センター

民間のセンターでは全国の情報を網羅しているため、広範囲の老人ホームを探すのに便利です。

不動産会社のように施設を紹介してくれる民間企業も多く、紹介だけでなく見学や契約のサポートまでしてくれることも。

なお、民間の紹介センターは老人ホームからの手数料で運営されているため、利用者側は無料で紹介してもらえます。

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ケアマネジャー

自宅などで介護サービスを利用している場合は、担当ケアマネジャーに相談するのがおすすめです。ケアマネジャーは介護現場のプロで、地域の施設について多くの情報を持っています。

また、自分の健康状態を正確に把握していることから、的確なアドバイスがもらえるのも大きなメリットです。

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地域包括支援センター

介護認定を受けていない方は、地域包括支援センターを利用すると良いでしょう。

地域包括支援センターは保健医療の向上や福祉の増進を包括的に支援する施設で、市区町村からの委託により社会福祉法人や社会福祉協議会などが運営していることもあります。

地域の介護施設に詳しいだけでなく、介護認定の申請も可能です。また、介護のほか医療や成年後見制度など、高齢者の困りごとを幅広く相談できます。

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老人ホーム選びは慎重に

老人ホームは施設ごとに設備やサービスが異なるため、施設選びがその後の生活の質を決めるといっても過言ではありません。質の良いサービスを提供する施設を選べば、快適で健康的な毎日を送れます。

老人ホームを選ぶ際は、資料を見るだけでなく実際に見学や体験入居し、複数の施設を比較してより自分に合った施設を見つけましょう。しかし、予算を見誤ると途中で資金が尽き、転院が必要になることも。余裕を持った資金計画も大切です。

入居後に後悔しないため、老人ホームはしっかり比較検討して選びましょう。

老人ホームの体験入居でチェックしておきたいこと|費用や利用期間は?

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老人ホームの選び方に関するよくある質問

老人ホームを選ぶときのポイントは何ですか?

必ず確認したいのは、「施設全体・スタッフの雰囲気」「費用の内訳」「介護・医療体制」「食事内容」「立地・周辺環境」「設備」です。

特に「施設全体・スタッフの雰囲気」は実際に見学や体験入居をしてみないとわからないので、気になる施設がある場合、まずは施設の見学からおこないましょう。

すぐに入居できる施設はありますか?

入居者の年齢や身体状況、予算によってすぐに入居できるかが決まります。ただし即日入居というのは現実的に難しく、書類の準備や入居の審査などが必要となるため約1カ月程度が最短です。

事前に入居に必要な書類を揃えておくことで早めの入居が可能となる場合もあるので、見学の際などは施設側にどんな書類が必要なのかを聞きましょう。

老人ホーム選びを助けてくれる窓口はありますか?

主に「民間の紹介センター」「ケアマネジャー」「地域包括支援センター」などが挙げられます。

特に民間の紹介センターは、老人ホームからの手数料で運営されているため、利用者側は無料で老人ホームを紹介してもらえるメリットがあります。また民間の紹介センターは、老人ホームの情報に関して網羅しているので広範囲の老人ホームを探すのにも便利です。

▶「いい介護」で有料老人ホームを探してみる

この記事の執筆者

いい介護 編集部

「いい介護」の記事を編集・執筆する専門チームです。介護コンテンツのベテラン編集者や介護施設職員の経験者など、専門知識をもったスタッフが、皆さまの介護生活に役立つ情報をお届けします!

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実際に見学する際は複数人で見学したり、可能であれば入居者本人を連れて行くと良いでしょう。1人での見学では気づけない視点を取り入れたり、入居者本人の希望を加味した施設選びをすることができます。 [staff_banner] 見学の時間帯と回数 見学する施設が少ないと十分に比較ができず、誤った判断をしてしまう可能性が。反対に見学する場所が多すぎても、時間がかかってしまい大変です。最低でも2ヵ所はまわり、余裕があれば3~4ヵ所見学すると良いでしょう。 施設を絞るときは、費用や入居条件などが似ている施設を複数選び、比較するのがおすすめです。それぞれの施設の雰囲気や特徴を把握しやすくなります。 また、リハビリ・食事・レクリエーションなどの時間帯に訪問すると、スタッフの入居者との関わり方や、日常生活の様子をチェックすることができます。反対に、設備の広さや清潔感を確認したいときは、入居者の利用していない時間帯を選びましょう。 多くの老人ホームでは、食事の試食も受け付けています。見学を予約する際に、遠慮せずに尋ねてみてください。 一度の見学で老人ホームについてしっかりと理解するのは難しいことも。後悔のない施設選びをするためにも、再度見学を申し込みましょう。その際には、時間帯を変えてみると、新たな発見が見つかりやすくおすすめです。 確実にチェックしておきたい4つのポイント 老人ホームを見学する際は「設備」「サービス」「医療的ケア」「生活の質」の4つを確実に見ておきましょう。それぞれどのような点をチェックするべきか、細かく解説していきます。 建物・設備について まずチェックしたいのは居室や共用設備。日々暮らしていく場所のため、スペースの広さや清潔感など、しっかりと見ていきましょう。 また、建物の周辺環境も生活の質に大きく関わってくるので、より良い環境かどうか確認することが大切です。 施設までのアクセス、周辺環境 周辺環境では、安全面や便利さを重視。とくに自由に行動可能な自立した人の場合、「治安は良いか」「歩いていて危険な場所はないか」「買い物のできる場所があるか」などをチェックします。 また、線路沿いや大きな道路の近くは、音の敏感な人にとってストレスになるので注意が必要です。 さらに、家族が面会に訪れるときに通いやすいかどうかも視野にいれます。車や電車を利用してアクセスしやすいかも必ず確認しておきましょう。 居室 居室・収納スペースは充分に確保されているかを見ます。また、トイレや洗面所つきの居室を希望する場合は、その有無や使い勝手もチェックしましょう。 ほかにコンセントやナースコールの位置、日当たりなど、快適に過ごせるかどうかを基準に見るとおすすめです。 また、施設によっては家具・家電の持ち込みがOKの場合もあるので、持ち込みたいものが入るスペースがあるか見ておきましょう。 持ち込めない代わりに家具・家電のレンタルや、介護ベッド貸し出しがある場合、追加で料金がかかるかも事前に確認が必要です。 共有スペース 食事をしたり、テレビを見たり、ほかの入居者と交流したりと、非常に大切な役割を果たす共有スペース。居室はもちろん、共有スペースも過ごす時間の割合が多くなります。そのため、居心地の良さや雰囲気をしっかりと確かめておきましょう。 また、机の高さ、人や車椅子が通れるスペースを確保しているか、手すりがあるかなども細かくチェックしてくださいね。 入浴設備、機能訓練室 自立していてる人であれば、1人で入る可能性もあるお風呂。スタッフが声かけや安全確認をおこなっているか、事故を防ぐための工夫をしているかなどを確認しましょう。 要介護・要支援の方は、介護士が付き添います。機械浴が可能かどうかなど、設備の充実度も見るようにしてくださいね。 機能訓練室でも同様に、入居者へのスタッフの関わり方や、設備が充実しているかを重点的に見ます。 設備メンテナンス、清掃 介護用品・福祉用具などは入居者もスタッフも毎日使用するものです。清潔であるか、壊れているもの・経年劣化しているものをきちんと取り替えているかを見ましょう。 また、共有スペースや水回りをきちんと清掃しているかもチェック。見た目だけでなく、においまで確かめるのがポイントです。 設備のメンテナンスや清掃が細やかにおこなわれているのは、スタッフが足りているか、施設運営がうまく行っているかを知るための指標にもなります。 介護スタッフ・サービスについて 施設選びの際に見落としがちなのは、老人ホーム側の運営体制や職場環境です。職員にとって働く環境が良いことは、丁寧でより良いサービスの提供に繋がります。 ここでは介護スタッフの働く環境やサービス方針を基準に、施設選びをする際のポイントをお伝えします。 人員体制 介護付き老人ホームでは、入居者3人に対して1人以上の介護スタッフか看護職員を配置することが義務づけられています。常勤の介護職員を1人以上配置することが基準のため、忙しい食事や入浴の時間はパートの人が対応していることも。 また、常に3:1の人員配置ではなく、時間帯によっては極端に職員の少ない施設もあるのが現状です。 日中・夜間の介護職員の人員配置や、勤務体制について不安がある場合、見学時に聞いておくと安心です。2.5:1などの職員体制の手厚い施設では、十分な介護サポートを受けることができます。 介護スタッフの勤続年数、離職率、教育体制 介護スタッフの勤続年数や離職率についてもチェックすると良いでしょう。 勤続年数が長く離職率の低い施設では、人手が充分で、運営体制が整っており、サポートが行き届きやすいというメリットがあります。また、同じスタッフが長期的に担当してくれるため、より良い関係性が築けます。 また、挨拶や見学の対応時の受け答えなど、教育がしっかり行き届いているかも確認を。職員が生き生きと働ける環境づくりをおこなっている施設は、自然と全体の雰囲気に表れています。 認知症ケア 認知症の方は環境の変化に敏感なため、しっかりとケアをおこなっていく必要があります。見学の際は、認知症ケアをどのように取り組んでいるか、入居者本人に適したケアがおこなわれるかをポイントに確かめます。 例えば、「入居者の話に寄り添う傾聴をおこなっているか」「徘徊防止策はしているか」「ほかの入居者や職員とのトラブルを防ぐ対策はあるか」などの視点からチェックしましょう。 リハビリ 有料老人ホームで主におこなわれるリハビリは「生活リハビリ」です。トイレや入浴、食事をリハビリの一環とし、日常生活を自力でできるように支援します。 またケガや病気などをきっかけに、理学療法士などの専門家がおこなうリハビリが必要になる場合もあります。生活リハビリ以外に対応しているかどうかは、施設によって異なるので確認を。 リハビリ設備は充実しているか、頻度はどのくらいか、リハビリを専門としているスタッフはいるかなどを中心に、判断すると良いでしょう。 医療的ケアについて 入居者が毎日を健康的に過ごしていくためには、医療機関の協力が欠かせません。そこで健康管理や協力医療機関について見ていくポイントを解説します。 また、身体的・精神的に苦痛の少ない状態で最期を迎えるために大切な「看取り」の対応について見るべきポイントも紹介します。 協力医療機関 老人ホームでは高度な医療行為が必要な場合、協力医療機関で治療をおこないます。病院名・診療科目・医療サービス内容・住所などを事前にチェックしておきましょう。 ほかにも救急対応や施設への往診が可能か、入院が必要になった場合の施設側の対応なども見ておくと安心です。 健康管理 定期健診や健康相談を親身におこなっているかどうか、頻度などを確認します。また夜間の緊急時の対応も確かめておきましょう。 看取り 老人ホームにおける看取りは、スタッフや家族に見守られながら、過ごしてきた施設で最期のときを迎えるケアです。 看取りに対応していない施設では、容態が悪化したときに、病院やほかの施設へ移らなければいけません。看取りを希望する場合は、必ず看取りに対応した施設を選びましょう。 施設を見学する際には、看取り介護の方針や対応・家族への連絡などの対応についてチェックします。 生活の質について 老人ホームで楽しく過ごすために、生活の質を保つことは非常に大切です。ここでは食事やレクリエーション・イベントの工夫について、どのような視点で見ると良いかお伝えしていきます。 食事 食べやすい食事であるかを基準に判断します。噛む力が低下した人に対して、食材を柔らかくする工夫や食べやすい大きさかどうかをチェック。また盛り付けや香りなど、食欲をそそるような食事であるかを見ます。 さらに季節の食材を使ったメニューなど、献立に工夫があるとなお良いですね。見学のときには食事内容だけでなく、入居者の食事の様子も見ておきましょう。 レクリエーション レクリエーションやイベントでは、実施される頻度を確認しましょう。あわせて、多くの人が参加できるか、ほかの居住者との交流や運動を兼ねた内容かを確かめます。 レクリエーションやイベント実施日に見学できるようであれば、スタッフの取り組み姿勢やイベント全体の雰囲気などを見ると良いでしょう。 全体的な雰囲気を確認しよう 静かで落ち着いた雰囲気が合っているか、にぎやかで楽しい雰囲気が合っているかなど、施設の好みは人それぞれ。見学の際には、入居者本人に合った施設かを見極めるために、全体の雰囲気を把握することが大切です。 ほかの入居者の表情はどうかスタッフは挨拶や声かけをしているか清潔感はあるかどうか飾られた植物の手入れはされているか掲示物や飾り付けは季節に合っているか 上記のような視点を持って見学すると良いでしょう。 老人ホームは毎日を過ごす場所です。入居者本人や家族に合った施設を選べるよう、理想の雰囲気を事前にイメージしておけると良いですね。 見学時に必ず質問をしよう 見学のときには老人ホームへの疑問や不安を払拭するため、気になることはどんどん質問しましょう。とくに大切になってくるのは、入居条件や料金、施設の方針に関する質問です。具体的にどのような質問をしておくべきか解説していきます。 入居・退去条件 老人ホームでは入居条件が定められています。施設によっては、介護度の高い人や認知症のある人の受け入れをおこなっておらず、入居ができない可能性もあります。 また、持病がある人や病気による特別な医療ケアが必要な人も注意が必要です。このようなケースは、医師の診断書を提出したうえで、施設側が最終的に判断します。 これらの点をふまえて、入居条件に当てはまるかどうか、担当スタッフに相談してみてくださいね。 無事に入居できたとしても、介護度や持病が重くなったり、認知症の症状が現れはじめると退去を促されてしまう可能性があります。 施設側とトラブルにならないよう入居・退去条件はしっかりと確認し、納得のうえで入居しましょう。 料金プラン、費用 料金プランや費用は老人ホームのパンフレットや資料に記載されているため、確認しましょう。 しかし、家具・家電のレンタル料金や特別なケアが必要な場合の費用など、パンフレットに老人ホーム記載しきれない費用がかかることもあります。 別途費用が必要か、内訳はどのようになっているかなど、できるだけ細かく質問しましょう。 保証人の責任範囲 老人ホームの入居条件に、連帯保証人や身元引受人の有無も含まれます。連帯保証人は、利用料の保証、緊急時の連絡、治療方針やケアプランの承諾などの責任が伴います。 連帯保証人であると同時に身元引受人でもある場合、入院などの理由による退去や死亡時の身元引受の必要も生じます。 万が一利用料金が未納になった場合の保証や、病気や怪我・急変時の緊急連絡先として求められることがあります。 一般的に家族が連帯保証人・身元引受人となりますが、老人ホームによっては家族以外も保証人として認められる可能性も。こちらも入居する前に必ず、確かめておきましょう。 施設の介護方針 最後に、老人ホームを見学したときに、施設の介護方針についても質問します。 パンフレットやホームページなどに施設の介護方針を記載している老人ホームが多いですが、改めて担当スタッフから聞いておくのも非常に大切です。 聞いたうえで、実際の施設の印象と合わせて入居の判断をおこないましょう。 施設見学時のチェックリストのダウンロードはこちら 老人ホームの見学に関するよくある質問 老人ホームに入居する際、何故見学が必要なのでしょうか? 施設のパンフレットだけだと不明点が多すぎるのも事実です。居住スペースや設備がパンフレットの写真どおりか、サービスは行き届いているかどうかなど、実際に目で確かめてみなければわかりません。 特に、施設全体の雰囲気や介護スタッフの様子などは見学時にしかわかりません。入居者本人やその家族に不安が残らないように、入居前の見学は必要です。 見学する場合は何時頃行けば良いですか? 主に入居者が共用スペースに集まっている「食事」「リハビリ」「レクリエーション」の時間帯に訪問すると、施設の雰囲気、介護スタッフや入居者の様子を確認できます。 また施設によっては食事の試食ができます。希望条件として食事を挙げているのであれば、事前に試食をおこない、味や食事形態について確認しましょう。 見学は何カ所した方が良いですか? 施設を比較するために最低でも2カ所、余裕があれば3~4カ所見学すると良いです。また、入居者本人が見学に同行する場合は、移動するだけで疲労を伴うので1日1施設がおすすめです。入居者本人が施設を比較したい場合は、複数日にわけて見学しましょう。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": 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老人ホームの入居条件は?知っておきたい6つのポイント

老人ホームの入居条件は?知っておきたい6つのポイント

老人ホームは種類も数も多く、「希望に合う施設はどこなのか」「認知症でも入居できる老人ホームはあるのか」など、悩みは尽きません。 まずは老人ホームの施設の種別ごとにそれぞれ設定されている入居条件を確認することから始めましょう。老人ホームの入居条件を徹底解説していくので、施設探しの参考にしてみてください。 老人ホームの入居条件 基本の6ポイント 入居希望者の心身の状態、年齢や資産状況など、老人ホームにはいくつかの入居条件があります。そのポイントは以下の6つです。 要介護度入居時の年齢医療ケア(医療行為)認知症の有無保証人・身元引受人の有無収入(支払い能力) それぞれ詳しく説明していきましょう。 要介護度 老人ホームでは、「介護保険制度」によって認定された「要介護度」を、入居基準として各施設ごとに定めています。 施設側は、入居者が日常生活の中でどのくらいの介護を必要とするのかを明確にし、それぞれの介護度に適した介護サービスを提供するための施設設備、スタッフ配置をする必要があるからです。 要支援、要介護の区分の目安は以下の通りです。 区分 状態 自立 日常生活に支障がない状態 要支援1 日常生活はほぼ自分でできるが、要介護予防の支援が必要 要支援2 日常生活に支援が必要だが、改善する可能性も高い 要介護1 立ち上がりや歩行が不安定。排泄や入浴など部分的に介護が必要な状態 要介護2 立ち上がりや歩行が困難。排泄や入浴などに一部または全介助が必要 要介護3 立ち上がりや歩行は自力でできない。日常において排泄、入浴、着替えなど全面的な介助が必要 要介護4 日常生活の基本的動作が困難。手助けが常時必要な状態 要介護5 日常生活の基本的動作に全面的に介助が必要。医師の伝達も困難 入居時の年齢 多くの老人ホームなど、介護サービスを必要とする施設では、「介護保険法」が対象としている原則65歳以上に達していることが入居条件となっています。 また、国が定めた「特定疾病」により、要介護と認定された40歳以上の方も対象となります。介護サービスを利用しない住宅型有料老人ホームなどは、65歳以下であっても入居できます。 60歳未満で老人ホームに入居するための条件 60歳未満であっても老人ホームへの入居対象となるためには、どのような条件があるのでしょうか。 特定の疾病により介護が必要と認められた人  介護保険の被保険者のうち、「第2号被保険者」として区分される40歳以上65歳未満の方が対象となります。「第2号被保険者」とは、国によって定められた加齢が原因となる16の「特定疾病」により要介護であると認められた方です。 末期がん 関節リウマチ 筋萎縮性側索硬化症 後縦靱帯骨化症 骨折を伴う骨粗しょう症初老期における認知症進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病 脊髄小脳変性症 脊柱管狭窄症 早老症 多系統萎縮症 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症 脳血管疾患閉塞性動脈硬化症 慢性閉塞性肺疾患 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症 60歳未満でも入居可能な老人ホームとして運営されている施設 60歳未満であっても「住居型有料老人ホーム」や「健康型有料老人ホーム」であれば入居が可能な場合があります。これらの施設では、介護サービスの利用が前提とされておらず、自立して身の回りのことを自分でできる方を対象としています。 ごくわずかですが「介護付き有料老人ホーム」であっても、入居を受け入れてくれる施設もあるので、確認が必要です。 医療ケア 老人ホームなどの介護施設の多くでは、医療ケアの提供を目的とした施設運営はされていません。そのため、看護師が配置されている介護施設であっても、必要な医療行為や度合いによって、入居できるかできないかが決まってしまいます。 必要な医療行為ごとに、施設側で必要とされる体制をまとめました。老人ホーム選びの参考にしてください。 老人ホームで可能な医療行為一覧 夜間たん吸引…24時間ケアが行える体制気管切開…看護師24時間常駐医療機関との密な連携胃ろう…看護師常駐ストマ(人工肛門)…排泄ケアなどの対応施設中心静脈栄養(IVH)…看護師24時間常駐医療機関との密な連携人工透析…透析クリニックが近隣にあり、送迎できるインスリン対応…自分で注射が難しければ看護師対応ができる体制 認知症の有無 認知症になった時の入居についても悩むところ。軽度~中程度の認知症があっても、身体的に比較的元気な方はグループホームへの入居が可能です。ただし、施設の地域に住民票がある方のみという条件があります。 最近では、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住居などでも、認知症の対応ができる施設が増えてきました。 介護老人保健施設や特別養護老人ホームもまた、認知症の受け入れが可能です。認知症であっても入居できる選択肢は増えているので、いろいろ検討してみましょう。 保証人・身元引受人 老人ホームでは、身元保証と連帯保証の役割を負う、「保証人・身元引受人」が必要となります。 一般的には、入居者の配偶者や子供などの親族がそれを担いますが、実際には親族がいないケースも多く、その際は、以下の制度が利用できる施設を選択することになります。 成年後見人制度身元保証会社のサービス お困りの時は、直接老人ホームに相談するか、地域包括支援センターや市区町村の担当窓口に相談すると良いでしょう。 収入 主に民間の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では、将来的に支払いが困難にならないか、年金収入や資産の状況を確認をする施設があります。 収入や資産に不安がある場合でも、特別養護老人ホームやケアハウスなどは相場が安いので、費用面での安心度は高いです。 資産がなくとも身元保証人の収入が安定している場合や、生活保護受給者であっても受け入れる有料老人ホームやサ高住もあるので、さまざまな施設の情報を集めることをおすすめします。 施設種別ごとの入居条件 特別養護老人ホーム 特別養護老人ホームは、常時介護が必要で在宅での介護が困難な高齢者を対象とした高齢者介護施設です。もともと要介護1~5の方が入所対象でしたが、2015年からは要介護3以上の認定が入所の条件となりました。 基本的には65歳以上の高齢者が対象ですが、特定疾病に罹患している場合は40~64歳までの希望者にも入所が認められます。 介護老人保健施設 介護医療院 ケアハウス 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 グループホーム 生活保護受給者は老人ホームに入居できる? 生活保護を受給していても、老人ホームに入居することは可能です。ただし、以下の2つの施設から選ぶことになります。それぞれの注意点を説明します。 特別養護老人ホーム 公的施設が運営。所得に合わせた費用負担の軽減を受けて入居できる施設。入居対象者は原則、要介護度3以上となります。 有料老人ホーム 民間施設が運営。特養より費用が高額になることも。生活保護受給者を受け入れていない施設もあるので、確認が必要です。 寝たきりの高齢者の入居先は? 老人ホームの運営方針によっても異なりますが、寝たきりの高齢者の方も入居できる施設も多くあります。意識しておきたいのは、寝たきり状態のご家族にはどのような介護行為が必要か、その程度はどのくらいなのかを基準にして、状況に対応している介護施設を探していくということです。 医療サポートが必要な場合は、介護医療院などの施設も利用できます。安心して、ご本人に合った施設選びをしていきましょう。 [staff_banner] 老人ホームの入居条件に関するよくある質問 認知症の人は入居できますか? 認知症があっても身体的に元気な人はグループホームへの入居が可能です。 グループホームは専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活を送ります。 また昨今では、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などでも認知症の人の対応ができる施設が増加傾向にあります。 医療的ケアが必要な人は入居できますか? 老人ホームなどの介護施設の多くは、医療的ケアの提供を目的としておらず介護が主体です。 しかし、24時間看護師が常駐している施設や病院が隣接している施設などは介護だけではなく医療的ケアにも力を入れています。また公的施設である介護医療院には医師も配置されており、より医療的ケアに強い施設と言えます。 保証人・身元引受人がいない場合はどうすれば良いでしょうか? 老人ホームでは、一般的に保証人・身元引受人が必要です。ただし誰しも保証人・身元引受人がいるとは限りません。そのようなケースの場合は、「成年後見制度」「身元保証会社のサービス」を利用することをおすすめします。 ▶「いい介護」で有料老人ホームを探してみる { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "認知症の人は入居できますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "認知症があっても身体的に元気な人はグループホームへの入居が可能です。グループホームは専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活を送ります。また昨今では、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などでも認知症の人の対応ができる施設が増加傾向にあります。" } },{ "@type": "Question", "name": "医療的ケアが必要な人は入居できますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "老人ホームなどの介護施設の多くは、医療的ケアの提供を目的としておらず介護が主体です。しかし、24時間看護師が常駐している施設や病院が隣接している施設などは介護だけではなく医療的ケアにも力を入れています。また公的施設である介護医療院には医師も配置されており、より医療的ケアに強い施設と言えます。" } },{ "@type": "Question", "name": "保証人・身元引受人がいない場合はどうすれば良いでしょうか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "老人ホームでは、一般的に保証人・身元引受人が必要です。ただし誰しも保証人・身元引受人がいるとは限りません。そのようなケースの場合は、「成年後見制度」「身元保証会社のサービス」を利用することをおすすめします。" } }] }

老人ホームの医療体制|どんな医療的ケアを受けられる?

老人ホームの医療体制|どんな医療的ケアを受けられる?

医療ケアが必要な方の入居先として老人ホームを選ぶ際は、医療体制を重視する必要があります。 この記事では、老人ホームで受けられる医療行為や医療機関との連携について解説。さらに医療的ケアが必要な人の施設選びのポイントも紹介しています。 老人ホームの医療体制 老人ホームでは、医師の指導のもと介護・看護職員が一定の医療的ケアをおこなうことが認められています。しかし、専門性が必要な医療行為は施設内で対応できないため、提携する医療機関などで受ける必要があります。 このため、入居希望者が医療的ケアを必要とする場合、施設の医療体制によっては受け入れを拒否されることがあります。老人ホームを探す際は、まず必要な医療的ケアに対応できるか確認しましょう。 特別職員配置基準 老人ホームでは、厚生労働省の定める「特別職員配置基準」により医師・看護師の配置義務や医療行為の可否が決められています。 特別職員配置基準は施設の種類により次のように異なります。 施設の種類医師の配置義務看護師の配置義務医療体制の充実度有料老人ホームなしあり施設によるグループホームなしなし(任意)充実していない老人保健施設ありあり充実している特別養護老人ホームあり(非常勤可)あり施設による 老人ホームで受けられる医療的ケア 老人ホームでの医療的ケアは、主に介護・看護職員により提供されます。それぞれの職種が具体的にどのような医療的ケアを提供できるのか見ていきましょう。 介護職員でもできること 介護職員は、基本的に医療行為はできません。ただし、下記については厚生労働省が医療行為に含まれない行為としているため、介護職員による提供が可能です。 体温測定血圧測定(自動血圧計のみ可能)軽傷の治療(ガーゼ交換や絆創膏を貼るなど)湿布を貼る(麻薬は不可)点眼薬の点眼内包薬の内服介助(一包化された内服薬のみ可能)座薬の挿入爪切り(爪に異常があると不可)耳垢の除去(耳垢塞栓の除去は不可)鼻腔粘膜への薬剤噴射の介助自己導尿の介助 看護師ができること 介護付き有料老人ホームには必ず看護師が配置されており、専門性を必要としない医療行為を受けられます。また、訪問看護などのサービスを利用すれば、施設だけでなく在宅でも看護師による医療行為を受けることができます。 看護師が提供可能な医療行為には次のようなものがあります。 インスリン注射痰の吸引※胃ろうなどの経管栄養※褥瘡の処置在宅酸素や人工呼吸器の管理導尿、バルーンカテーテルの管理 ※登録特定行為事業者として登録された事業所に登録する喀痰吸引等研修を受けた介護福祉士にも、実施が認められています。 老人ホームと医療機関の連携 老人ホームで提供可能な医療サービスは人員面でも設備面でも限界があるため、高度な医療行為や治療が必要な場合には提携する医療機関を利用します。このため介護付き有料老人ホームでは、医療機関と提携することが施設運営基準に定められています。 提携医療機関は、医療行為のほか看護職員を介しての定期健診や健康相談、健康管理上のアドバイスなどさまざまなサービスを提供します。また、提携医療機関が救急対応可能なら緊急時にも対応してもらえます。 さらに、施設によっては必要時に提携医療機関へ優先的に入院できたり、医師による往診が受けられることも。老人ホームを選ぶ際は、提携医療機関とそのサービス内容にも注目してみましょう。 提携医療機関での医療行為 老人ホーム入居中に専門的な医療行為が必要になったときは、提携医療機関に通院したり医師の往診を受けます。提携医療機関で受けられる医療行為は内科や整形外科、脳神経外科などが中心ですが、それ以外にも必要に応じてさまざまな医療行為を受けられます。 施設入居中に入院したら 提携医療機関に入院した場合、入居中の老人ホームから洗濯物の交換や日用品を届けてもらうなどのさまざまな生活支援が受けられます。入院期間中は病院の入院費用と施設の月額利用料の一部を二重で支払うことになりますが、治療が終わって退院する際は施設に戻ることができます。 ただし、退院後に施設で対応できない医療行為が必要な場合は、施設に戻れず住み替えが必要になることもあります。 医療体制を強化した老人ホームもある 老人ホームには医師の配置基準がありません。医師による医療行為は訪問診察がメインとなるため、施設内の医療行為は主に看護師により提供されます。 しかし一部の老人ホームでは、次のような医療体制の強化によって医療ニーズに対応しています。 病院・クリニックの併設看護師が24時間常駐運営母体が医療法人 医療体制強化のための取り組みや体制はほかにもありますが、ここでは上記の3つについてそれぞれの特徴を説明していきます。 病院・クリニックの併設 同じ建物や敷地内に病院やクリニックが併設していれば、急な体調変化にも迅速対応してもらえます。いざというときも普段から診察してくれている医師に診てもらえるため、すぐに適切な処置が受けられます。 また、入院設備のある病院が併設している場合は、入院が必要になった際も連携がスムーズで、優先的にベッドを確保してもらいやすいのもメリットです。 看護師が24時間常駐 介護付き有料老人ホームでは、看護師の常駐が義務づけられています。しかし、夜間の配置義務はないため、看護師による医療行為は日中のみというのが一般的です。 しかし、中には看護師が24時間常駐する老人ホームもあり、夜間や早朝でも胃ろうや痰の吸引、インシュリン投与や点滴などの医療行為を受けることが可能です。しかし、医療行為が必要な方でも安心して入居できる反面、費用は高くなります。 運営母体が医療法人 医療法人が運営している老人ホームでは、関連病院から医師が往診に来てくれるため夜間に体調が急変したときなども安心です。 また、職員は病院でおこなうような研修を受けている場合が多く、一般的な介護施設の職員よりも医療の知識や技術を身につけている可能性が高いです。 運営母体が医療法人の老人ホームを見学する際は、病院との連携や職員の研修についても質問してみましょう。 医療的ケアが必要な人の施設選びのポイント 医療的ケアが必要な方が入居施設を探す場合、まずはケアを実施できる職種とケアが必要な時間帯を確認しましょう。介護付き有料老人ホームであっても夜間は看護師が不在の施設が多いため、昼夜を問わず医療的ケアが必要な方は注意が必要です。 また、医療行為が必要な人をどこまで受け入れるかは施設の方針により異なります。資料請求の際に必要なケアや時間帯を伝え、対応可能か確認しましょう。 ここからは、必要な医療的ケアの種類ごとに施設選びのポイントを紹介します。 喀痰(かくたん)吸引 喀痰吸引が必要な方の受け入れ可否は、吸引の回数と必要な時間帯により決まります。日中に数回程度であれば看護師が日勤で常駐する一般的な老人ホームで受け入れ可能な場合もあります。 ただし、吸引が増加すると住み替えを余儀なくされる場合もあるため、1日3回以上必要な方は看護師または喀痰吸引等研修を受けた介護福祉士が24時間常駐する施設を選ぶと良いでしょう。 経管栄養(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養) 経管栄養は、注入速度の調整や皮膚トラブルへの対応など、専門的な知識や技術が求められます。 また、経管栄養の方は痰の吸引を必要とする場合も多いため、看護師または喀痰吸引等研修を受けた介護福祉士が24時間常駐する老人ホームが良いでしょう。 インスリン注射 インスリン注射を打てるのは医師または看護師のみです。このため、インスリン注射が必要な方は看護師が24時間常駐しているか、インスリン注射が必要な食事の時間に看護師が勤務している老人ホームを選びましょう。 在宅酸素 多くの老人ホームでは、在宅酸素に対応しています。しかし、労作時の酸素投与量が3L/分以上必要な方は、施設に対応できるか確認しましょう。 老人ホームでの酸素ボンベの交換・補充は看護師がおこないます。24時間看護師が常駐している施設なら、必要な酸素量が増えたときもすぐに対応してもらえて安心です。 人工透析 人工透析が必要な場合は、透析設備のある病院やクリニックに通院するのが一般的です。通院には無料の送迎がある場合とタクシーなどを自腹で利用する場合があるため、移動手段も確認しましょう。 また、人工透析をしている方は食事などの管理も大切です。病院やクリニックと連携し、塩分などの食事制限や水分量の管理が可能かも確かめておきましょう。 末期がん 末期がんの痛みを抑えるためには、多くの場合医療用麻薬を使用します。また、老人ホームでの医療用麻薬の管理は看護師がおこないます。痛みの出る時間帯は昼夜を問わないため、末期がんの方の入居先には看護師が24時間体制の施設を選びましょう。 老人ホームでの看取り 終の棲家として老人ホームを選ぶ方も多いですが、施設の設備や人員体制などの都合によりすべての老人ホームが看取りに対応しているわけではありません。延命治療を放棄し個人の意志で最後を迎えることを望む場合は、老人ホームの看取り体制も確認しましょう。 看取り体制の整った施設では、職員に対し看取りに関する研修を実施しています。また、入居時には本人や家族と施設側が話し合い、延命治療の是非や急変時の病院への搬送などについて確認し、老人ホームで最後を迎えることなどへの同意書を交わします。 さらに、回復が見込めないと判断された場合は、医師や看護・介護職員、ケアマネジャーなど多くの職種が連携し、穏やかに死を迎えられるよう看取りケアがおこなわれます。 [staff_banner] 老人ホームの医療体制に関するよくある質問 老人ホームに医師はいますか? 老人ホームでは、厚生労働省の定める「特別職員配置基準」により医師・看護師の配置義務や医療行為の可否が決められています。 医師の配置ついては、特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった公的施設には義務付けられています。ただ昨今では、有料老人ホームの中に医師が常駐しており医療体制が比較的充実している施設もあります。常時、医療行為が必要であれば医師が常駐している施設も検討しましょう。 どんな老人ホームが医療に強いですか? 主に「病院・クリニックが併設」「看護師が24時間常駐」「運営母体が医療法人」といった老人ホームが医療に強い施設と言えるでしょう。 特に、同じ建物や敷地内に病院やクリニックが併設していれば、急な体調変化にも迅速に対応してもらえるため安心です。 また、老人ホームの中には看護師が24時間常駐する施設もあり、夜間や早朝でも胃ろうや痰の吸引、インシュリン投与や点滴などの医療行為を受けることが可能です。入居の際は、該当の医療行為が受けられるかどうか確認しましょう。 施設入居中に入院してしまったらどうすれば良いですか? 治療を終え退院する際は施設に戻ることができます。ただし、退院後に施設で対応できない医療行為が必要な場合は、施設に戻れず医療的ケアに特化した老人ホームに住み替えをしなくてはいけません。 また入院期間中は病院の入院費用と施設の月額利用料の一部を二重で支払うこともデメリットとして挙げられます。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームに医師はいますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "老人ホームでは、厚生労働省の定める「特別職員配置基準」により医師・看護師の配置義務や医療行為の可否が決められています。医師の配置ついては、特別養護老人ホームや介護老人保健施設といった公的施設には義務付けられています。ただ昨今では、有料老人ホームの中に医師が常駐しており医療体制が比較的充実している施設もあります。常時、医療行為が必要であれば医師が常駐している施設も検討しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "どんな老人ホームが医療に強いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "主に「病院・クリニックが併設」「看護師が24時間常駐」「運営母体が医療法人」といった老人ホームが医療に強い施設と言えるでしょう。特に、同じ建物や敷地内に病院やクリニックが併設していれば、急な体調変化にも迅速に対応してもらえるため安心です。また、老人ホームの中には看護師が24時間常駐する施設もあり、夜間や早朝でも胃ろうや痰の吸引、インシュリン投与や点滴などの医療行為を受けることが可能です。入居の際は、該当の医療行為が受けられるかどうか確認しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "施設入居中に入院してしまったらどうすれば良いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "治療を終え退院する際は施設に戻ることができます。ただし、退院後に施設で対応できない医療行為が必要な場合は、施設に戻れず医療的ケアに特化した老人ホームに住み替えをしなくてはいけません。また入院期間中は病院の入院費用と施設の月額利用料の一部を二重で支払うこともデメリットとして挙げられます。" } }] }

【献立例あり】老人ホームの食事とは?確認しておきたい食事内容

【献立例あり】老人ホームの食事とは?確認しておきたい食事内容

みなさんが毎日の食事を楽しみにしているのと同じように、老人ホームで暮らしている高齢者にとっても、食事は大きな楽しみのひとつ。QOLの向上にも大きく影響すると言われているほど、老人ホームでの食事は非常に重要な要素です。 そこでこの記事では、老人ホームではどのような食事が提供されているのか?を中心に、昨今の老人ホームでの食事事情についても解説していきます。 「質素な感じ」「美味しくなさそう」といった従来のイメージがひっくり返るかもしれませんよ!? 老人ホームでの食事の例 朝食 ロールパンポトフ風スープ煮ブロッコリーサラダ乳酸飲料 昼食 ポークカレーライスフレンチサラダコンソメスープゼリー 夕食 鶏肉の治部煮キャベツのみそ炒めじゃこ乗せ冷やっこごはん味噌汁 いかがでしょう?和洋中のメニューをバランス良く取り入れていて、入居者に飽きさせない工夫を感じられますよね。 ちなみに、1日のカロリーはおよそ1500~1700kcal、塩分は約8g以下を目安としている老人ホームが多いようですよ。 「イベント食」について “日々の食事に飽きさせない工夫”の一環として、イベント食を用意している老人ホームも多いです。 イベント食とはその名の通り、日々の食事の他に特別な食事として提供される食事のことです。老人ホームによって「特別食」「季節食」など呼び方はさまざまですが、つまりは「普段とは趣向が異なる、ちょっと特別な食事」という意味合いです。以下では、例を見ていきましょう。 1月:おせち料理3月:ちらし寿司5月:柏餅やちまき12月:クリスマスディナー また、老人ホームによっては、寿司職人に出張してもらって目の前でお寿司を握ってもらったり、ホテルやカフェのような気分で楽しめる、パンやデザートなどのバイキングを提供しているところもあります。 「介護食」について きざみ食やとろみ食など、いわゆる“介護食”に対応しているかどうかは、老人ホームによって異なるので事前のチェックが必要です。 要介護者が入居する老人ホームのほとんどでは、本人の嚥下機能や体調に合わせて、各種の介護食が用意されています。 とはいえ、すべての老人ホームが対応しているわけではないので、入居前に介護食への対応が可能かどうか、どのような種類の介護食に対応可能かを確認しておきましょう。 介護食の種類 「介護食」と一言で言ってもいくつかタイプがあり、それぞれ用途が違います。以下が代表的な介護食の種類です。 きざみ食とろみ食・ゼリー食ミキサー食ソフト食水分補給食 きざみ食 細かく刻んだり、またすりつぶしたりしてペースト状にしたもの。 とろみ食・ゼリー食 くず粉や片栗粉でとろみをつけたもの。 ミキサー食 ミキサーなどにかけて液体に近い状態にしたもの。 ソフト食 細かく刻んだり、またすりつぶしたりしてペースト状にし舌で簡単につぶせるよう柔らかくしたもの。 水分補給食 飲み物などをゼリー状にして水分を補給しやすくしたもの きざみ食やとろみ食の他に、昨今、人気なのが「ソフト食」。ソフト食とは、料理の色みや形状に似せつつ、高齢者が食べやすいように柔らかく仕上げた食事のことです。 他の介護食と比べても見た目が美味しそうで、それでいて口に含んだときに舌と上顎とですりつぶせるくらいの柔らかさ。一般食と比べても味・見た目ともに変わらないレベルです。ソフト食を導入したところ高齢者の食欲が回復して、QOLの向上にもつながってケースもあるくらい。もしソフト食を導入している老人ホームであれば、ぜひ一度、試食させてもらうことをおすすめします。 食事を作っている“場所”によって味わいが変わる!? 老人ホームのパンフレットやWebサイトを見ると、設備情報に「厨房完備」などと書かれているのを目にします。これは、言葉通り施設内に厨房があるかないかということで、つまり施設内で調理した食事が提供されるということになります。 施設内の厨房で作られた料理であれば当然、できたての状態で提供されるので、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で食べることができます。 一方で施設内に厨房施設がない老人ホームであれば、提携先の外部の業者などから宅配される料理が提供されることになります。 「宅配」と聞くとマイナスイメージが浮かぶ方も多いかもしれませんが、昨今の宅配・配食サービスは非常に高クオリティで、施設内で作られた料理に勝るとも劣らないほど。どちらが良くてどちらが悪い、とは言い切れない時代になっているのです。 食事で差がつく老人ホーム選び 「老人ホームでの食事は入居者にとって大きな楽しみのひとつ」「食事は高齢者のQOLに大きく影響する」といった考え方が浸透してきた昨今では、老人ホームの運営会社が食事の充実に力を入れ始めています。 逆に言うと、食事に力を入れているかどうかで、入居者の生活・QOLをどのように捉えているかという、老人ホーム側の姿勢が見て取れる、とも考えられます。 だからこそ、老人ホームを選ぶ際には食事面をしっかりチェックしていただきたいのです。そのチェック項目は、主に以下の3つです。 ひと月の献立表をもらう見学時に「朝食」の風景を見る見学時に試食させてもらう なぜこの3つなのか、詳しく説明していきますね。 ひと月の献立表をもらう ほとんどの老人ホームでは、ひと月単位で提供する食事のメニュー・内容が決まっているものです。献立表も用意されているはずで(館内に掲示されている場合が多いです)、可能であればその献立表をいただいちゃいましょう。 献立表を見ると、食事の内容が入居予定者の嗜好に合うかといったイメージが湧くでしょう。また、「同じメニューが繰り返されていないか」「季節感に配慮した献立になっているか」といったこともわかってくるはずです。 見学時に「朝食」の風景を見る 可能であれば、施設の見学時には朝食の時間を合わせるのも一つの手です。朝食時というのはどの施設も忙しく、バタバタしているもの。「朝食の準備がきちんとできているか」「入居者にぞんざいに接していないか」「きちんと食事介助ができているか」といった点をチェックするのにうってつけの時間帯なのです。 食事の時間帯を通して、施設スタッフが食事をどのように捉えているのかがわかる。だからこそ“朝食時”の風景をチェックしてみてください。 見学時に試食させてもらう 献立や風景を見るだけでは当然、味はわかりません。そこで、実際に試食させてもらうことも忘れないようにしましょう。「味つけは入居予定者の好みに合っているか?」「嚥下に問題のない調理になっているか」といった点がわかるはずです。 また、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態で提供されているかなど、実際に味わってみてわかることも多いでしょう。 さらには、「どんな食器を使っているか」「丁寧に盛り付けられているか」といった点も、試食時にチェックしておきたいポイント。施設の見学時にはぜひ試食させてもらって、いろいろな角度から食事を見ておきましょう。 [staff_banner] 老人ホームの食事に関するよくある質問 老人ホームではどんな食事が出てきますか? 基本的に老人ホームで出てくる食事は、和洋中とバランス良く提供されていて、入居者が日々の食事に飽きないように工夫もされています。また、1日のカロリーはおよそ1500~1700kcal、塩分は約8g以下を目安としている老人ホームが多く、食事制限がある人にも対応しています。 介護食はどんな種類がありますか? 介護食には、「きざみ食」「とろみ食・ゼリー食」「ミキサー食」「ソフト食」「水分補給食」が挙げられます。どの種類の介護食が提供できるかは施設によって異なるので、入居の際は確認しましょう。 イベントのときに特別な食事は出ますか? イベント食を用意している老人ホームは多いです。例として、おせち料理やちらし寿司、クリスマスディナーといった食事が挙げられます。各施設、日々の食事に飽きさせない工夫をしています。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームではどんな食事が出てきますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "基本的に老人ホームで出てくる食事は、和洋中とバランス良く提供されていて、入居者が日々の食事に飽きないように工夫もされています。また、1日のカロリーはおよそ1500~1700kcal、塩分は約8g以下を目安としている老人ホームが多く、食事制限がある人にも対応しています。" } },{ "@type": "Question", "name": "介護食はどんな種類がありますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "介護食には、「きざみ食」「とろみ食・ゼリー食」「ミキサー食」「ソフト食」「水分補給食」が挙げられます。どの種類の介護食が提供できるかは施設によって異なるので、入居の際は確認しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "イベントのときに特別な食事は出ますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "イベント食を用意している老人ホームは多いです。例として、おせち料理やちらし寿司、クリスマスディナーといった食事が挙げられます。各施設、日々の食事に飽きさせない工夫をしています。" } }] }

本当に良い老人ホームとは?見分け方や見学時のチェックポイントは?

本当に良い老人ホームとは?見分け方や見学時のチェックポイントは?

家族が老人ホームに入居するなら、快適で生活しやすい老人ホームを選ぶことが大切。そのためには、いくつかの施設を見学する必要があります。やみくもに見て回るのでは埒があきません。 満足のいく老人ホームに出会えるように、良い老人ホームを見分け方のポイントを詳しく解説していきます。 “良い老人ホーム”の定義 良い老人ホームを見分けるのにもっとも重要なポイントはどのような点でしょうか。 まずは、その施設がいかに住みやすいように配慮されているのかを確認しましょう。 玄関やロビーは、お客様を迎えるために施設がもっとも環境を整える場所です。老人ホームの雰囲気やスタッフの様子などが、玄関から感じられるような施設は良い老人ホームと言えます。 また、本人がそれまで住んでいた生活環境や考えに近い施設を検討することも大切です。静かな環境を好む人にはプライベートな時間を確保できる施設を。また人と人との交流を楽しんできた方には、アットホームな雰囲気の施設が良いでしょう。 入居者と介護スタッフの関係性 老人ホームの雰囲気を一番左右するもの、それはスタッフの質であるといっても過言ではありません。では、良い老人ホームの良いスタッフの理想像とは、一体どのようなものなのでしょうか。 コミュニケーション能力が高い コミュニケーション能力が高い介護スタッフは、入居者に対して丁寧な対応と対話を大切にしています。入居者の立場を考えて行動して、入居者が求めるケアをいち早く提供することができます。 入居者とスタッフの間に良い関係が築かれ、ケアをする側のスタッフの表情や態度にも余裕が生まれます。ひいては、施設全体の雰囲気にも良い影響を及ぼします。 入居者の要望を先回りして対応してくれる 入居者の要望に対して先回りして対応してくれているかどうかも大事なポイント。入居者が快適に普通の生活を送るにはどうすれば良いのか、入居者の立場で考えられたサービスが提供されているかどうかを見極めることが重要です。 とはいえ、事前にスタッフの様子を確認することは難しいことです。口コミや体験入居などを確認しておくことをおすすめします。 こんなところもチェックしておきたい ほかには、老人ホームのどのようなポイントに注意して、施設の様子をチェックしていけばよいのでしょうか。 11:30の様子をチェック 老人ホームの見学にもっとも適しているのは、昼食の時間帯です。食堂への誘導や食事介助などで忙しい時間帯にこそ、介護スタッフによってどのようなサポートが提供されているのかを見ることで、スタッフや施設の実態を見ることができるのです。 食事の提供時間は、施設にとってもっとも慌ただしい時間です。その中で、入居者がスタッフによりきちんと見守られ、それぞれの状態に合わせた適切な介助が行われているかを確認してください。入居者がスムーズに食事を楽しまれているようであれば、問題はないでしょう。 車椅子が汚れていないかチェック 見学時に必ず確認したいのが、車椅子です。落ちた食べ物などの汚れやほこりがついていないか、タイヤの空気はちゃんと入っているのか、などを確認しましょう。 車椅子をはじめとする福祉器具は、入居者のからだの一部となる大切な道具です。丁寧に扱われ、安全に注意し、定期的にメンテナンスがされているか。入居者が心地良くホームを利用できるよう配慮しているかといった意識の高さを確認することができます。 職員の定着率と入居率チェック 入居を検討する施設がいくつかに絞られてきたら、その施設の職員の定着率と入居率をチェックしましょう。職員の状況は『重要事項説明書』で確認することができます。 『重要事項説明書』とは、施設側によって都道府県に提出された書類であり、入居者が施設について知っておくべき情報を、把握することができます。 他の職場と同様、職場の環境や待遇が良い老人ホームでは職員の定着率も高く、職員にも余裕があります。その余裕が、施設全体の雰囲気や入居者への配慮にも大きな影響を及ぼすことは間違いありません。 イベントの内容をチェック 老人ホームで快適な生活を過ごすためには、年中行事やイベント、レクリエーションの内容もチェックしておきたいポイントです。 お住まいの地域や季節を意識したイベントや、映画鑑賞、スポーツなどのレクリエーションに参加することは、単調な毎日を送りがちな老人ホームでの生活の刺激となり、行動する意欲を高めることができます。 施設によってイベントの頻度や趣向は大きく違うので、ホームページや資料などで確認してみると良いでしょう。 その他の比較ポイント 良い老人ホームを見つけるためには複数の施設を比較することも大切です。 費用の比較 老人ホームの入居にかかる費用については、以下のポイントに気をつけてチェックしておきましょう。 入居一時金は支払える金額かどうか月額利用料は滞りなく支払える範囲なのか別途かかる金額について介護保険料について返還金制度について入居一時金の保全措置についてクーリングオフに関して 「入居一時金」と「月額利用料」の両方を比較することが大切です。これらの費用は、施設ごとの設備や体制、サービスの内容、施設の立地によって大きく異なります。 入居後も無理なく支払える範囲であることを確かめ、かつ「入居一時金」には「償却期間」があることも確認しておきましょう。 償却期間中になんらかの事情で退去することになった場合、入居一時金として多く支払った費用が返還されるのか、されないのかをしっかり納得されたうえで契約しましょう。 施設ごとに項目名や内訳などが異なる費用もあるので、事前に施設に確認して、入居後の費用トラブルを避けましょう。 介護体制の比較 現在または将来、ご家族に必要となる介護体制を比較することも重要です。 介護スタッフの常駐体制は整備されているか常駐する職員の資格の有無(ヘルパー・介護福祉士など)訪問介護・訪問医療を利用できるか 介護スタッフの多い施設では、通常より細やかなサポートを受けられるでしょう。しかし、費用負担が増えることもあるので、前もって確認しておきましょう。 医療体制の比較 介護スタッフは、一部を除き、医療行為をすることができません。病院や医療法人が経営する老人ホームの多くでは医療体制が整っていますが、医療体制の不十分な施設では不安の種が尽きません。 将来を見据えつつ、ご家族の身体状況に合わせた必要な医療ケアが受けられるかどうかを確かめておきましょう。 とくに、看護師の配置状況や以下については、チェックしておきましょう。 服薬の管理について傷や怪我ができた際の処置は適切か在宅酸素の使用の有無定期的な血圧測定・検温の有無喀痰吸引(たんの吸引)、経管栄養を行うことができる介護福祉士の有無 施設設備の比較 有料老人ホームは、設備によって下記のように分けて考えることもできます。入居者の要望に合わせて施設設備の比較もしておきましょう。 必要最低限の設備の施設娯楽設備など付加価値がついた施設重篤な病気も受け入れ可能な医療設備が整っている施設 なにより入居者の状況にあった施設を検討することが重要です。見学の際には、設備がどう配慮されているのか、下記のポイントを中心にチェックすると良いでしょう。 手すりの設置箇所と多さ廊下や共有スペースの広さ機械浴の設備の様子 また、入居者がもっとも長い時間を過ごす居室のチェックも必要です。入居者が快適に過ごすために確認しておきたいポイントもご紹介します。 居室の広さ居室の設備(浴室・トイレ・洗面台など)収納スペースの大きさ洗濯物を干すスペースの有無緊急通報装置の有無居室の玄関に鍵の有無居室の不足分を共用部分で補えているか共用部分について(リビングや食堂などの有無)車椅子でも生活に不便がないか 経営状況の比較 入居者が長期的に安心して快適な生活していくためには、施設の経営状況についての把握も重要です。 特に民間が運営している施設では必須です。「財務諸表」(運営会社のホームページのIR情報に掲載されていることもある)などを提示してもらい、下記の点に注意してチェックしてください。 経営母体は信用できるか入居率は何%か 入居開始から1年ほど経っていても入居率が50%を切っている施設は、経営状況があまり良くない可能性があるので、判断が必要です。 緊急時の対応 老人ホームに入居中の夜間の介護体制や、ご家族の容態が急変された時、地震や火災などの災害に見舞われた時、施設がどのような対応をしているのかも、確認しておきたいポイントです。 夜間の対応 多くの老人ホームでは日中は安心の介護体制が整っているもの。しかし、夜間はスタッフの人数が、日中よりも少なくなることは理解しておきましょう。 施設の設備や規模やスタッフの配置人数によっても変わりますが、夜間の定期的な巡回が入居者それぞれの症状にあった確認方法で行われているかがわかると安心です。 また、夜間に本人の容体が急変した時などは、どのような対応をしてもらえるのかを事前に確認しておくことも大切です。 体調急変時の対応 老人ホームには、看護師の夜間常駐は義務付けられていません。そのため、特に持病のある方、体調に不安のある方の場合は、医療機関が運営する老人ホームを選ぶと安心です。 医師や看護師との連携がとれるため、なにか異変があった時などに医師のサポートをいち早く受けることができます。 また訪問看護を行っている医療機関であれば、24時間体制の訪問看護ステーションと契約できるので、容体の急変などがあっても、すみやかな対応が期待できます。 災害時の対応 老人ホームでの、地震や火災など災害時の対応も重要です。 緊急事態が発生した時のすみやかな119番通報など、スタッフに対する指導や訓練が日常的に行われているのか、消防署員の指導のもと避難訓練が定期的に行われているのかも、チェックしておきたいポイントです。 また、緊急事態の際の入居者の避難に適している構造であるか、老人ホームの建物や設備についても必ず確かめておきましょう。 高級老人ホームは良い老人ホームなのか? 老人ホームにかかる費用は、施設によって大きく違います。家賃設定や提供されるサービスの内容にもよりますが、もっとも大きく異なるのは、運営会社の違いによるものです。 比較的費用の安い老人ホームは、NPO法人に運営されているものが多く、補助金などの優遇措置を受けることができます。利用料の支払いも、月額定額制をとっている施設が多くあります。 一方で利用料の高い高級老人ホームでは、ほかと比べて施設や設備が充実しています。最新型の介護器具や娯楽設備などを完備することによって、入居者が充実した毎日をおくるためのサポートをしています。 良い老人ホームを探すためには優先順位が重要 良い老人ホームの見分け方を説明してきました。すべてのポイントに満足できる老人ホームを探すことは、難しいかもしれません。 大切なのは、なにを重視して老人ホームを選ぶのかということです。それぞれの希望条件やポイントに優先順位をつけて考えてみることをおすすめします。そうすることで最優先にすべきポイントやゆずれないポイント、妥協できるポイントが見えてくるはず。 最善の老人ホームに入居できるよう、事前に家族みんなで話し合いをしておくことが大切です。 [post_banner] 良い老人ホームに関するよくある質問 良い老人ホームとはどんな所ですか? 良い老人ホームとは入居者と介護スタッフの関係性が良く、施設の雰囲気や家族も含め人と人との交流を大切にしている施設を指します。 また、スタッフの定着率や入居率を見ることで良い老人ホームかどうかを判断することもできます。スタッフの状況は『重要事項説明書』で確認することができるので確認しましょう。 良い老人ホームはイベントが多いですか? 良い老人ホームではイベントやレクリエーションに力を入れていることが多いです。年中行事はもちろんのこと、さまざまなレクリエーションが用意され入居者を日々楽しませてくれます。またサークル活動をおこなっている施設もあり、入居前におこなっていた趣味を継続することもできます。 高級老人ホームは良い老人ホームですか? 高級老人ホームは提供されるサービスや共用設備などが充実しており、質の高い生活を送ることができます。ただし、入居者によっては高級老人ホームが必ずしも良い老人ホームであるとは限りません。見学や体験入居などを通して最適な老人ホームを探しましょう。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "良い老人ホームとはどんな所ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "良い老人ホームとは入居者と介護スタッフの関係性が良く、施設の雰囲気や家族も含め人と人との交流を大切にしている施設を指します。また、スタッフの定着率や入居率を見ることで良い老人ホームかどうかを判断することもできます。スタッフの状況は『重要事項説明書』で確認することができるので確認しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "良い老人ホームはイベントが多いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "良い老人ホームではイベントやレクリエーションに力を入れていることが多いです。年中行事はもちろんのこと、さまざまなレクリエーションが用意され入居者を日々楽しませてくれます。またサークル活動をおこなっている施設もあり、入居前におこなっていた趣味を継続することもできます。" } },{ "@type": "Question", "name": "高級老人ホームは良い老人ホームですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "高級老人ホームは提供されるサービスや共用設備などが充実しており、質の高い生活を送ることができます。ただし、入居者によっては高級老人ホームが必ずしも良い老人ホームであるとは限りません。見学や体験入居などを通して最適な老人ホームを探しましょう。" } }] }

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