高齢世帯の家計見直し|今からできる8つのポイント!

高齢世帯の家計見直し|今からできる8つのポイント!

公開日 2022/01/21

高齢者世帯が負担に感じる支出はどのようなものがあるのでしょうか。この記事では今からできる家計の見直し方法について解説し、支出を抑えるためのポイントをご紹介します。まずは実践できるところから始めてみましょう。

老人ホームの入居・生活にかかる費用はいくらくらい?

老人ホームに入居して生活する費用は、受け入れ条件が異なりますが公的施設に比べ民間の老人ホームの方が高くなる傾向です。

公的な介護施設の費用相場

公的な介護施設は「公的施設」や「介護保険施設」と呼ばれており、65歳以上の介護度が高い人や経済的理由などにより自宅での生活が困難な人が利用できます。

特に、特別養護老人ホームは入居一時金が0円、月額利用料も約7.5~14万円(利用する居室の広さやタイプによって料金が変わる)が相場で終身利用が可能なので希望者が多く待機期間が発生する可能性があります。

民間の老人ホームの費用相場

民間事業者が運営する老人ホームは、入居者の要望を満たすための手厚いサービスを揃えています。

そのため、公的施設と比較すると初期費用・月額利用料ともに高くなる傾向ですが、入居条件は公的施設ほど厳しくなく待機期間についてもさほど心配は要りません。費用相場は入居一時金が数十万円から数千万円、月額利用料は12〜30万円です。

高齢者が負担に感じている主な支出とは

高齢者が抱える大きな支出

高齢者の暮らしの中で負担に感じている主な支出とはどのようなことでしょうか。内閣府が調査した令和元年度高齢者の経済生活に関する調査結果で確認すると、第1位は「食費・光熱水費」、続いて2位が「保健・医療関係費用」となっています。ちなみに第3位は「交通費・自動車維持費などの費用」でした。

過去1年の実際の大きな支出項目を照らし合わせると同じく食費・光熱水費・医療関係が上位を占めていました。

家計管理をして現状を把握することは大切です。では、実際に支出を抑えるために何ができるかを考えてみましょう。

出典:「令和元年度高齢者の経済生活に関する調査結果」(内閣府)

今からできる家計見直し8つのポイント

老後の資金だけでなく、万が一の入院や手術などの大きな出費があっても慌てないように、今から家計を見直して老後に対する心構えをしましょう。

下記では、今からできる家計見直しの8つのポイントについて見ていきましょう。

  • 家計簿をつける
  • 居住費
  • 公共料金
  • 保険料
  • 通信費
  • 無駄な買い物はしない
  • 車を処分する
  • 交際費を抑える

家計簿をつける

毎月の収支を把握しているつもりでも、細かい金額まで把握している人は実際多くありません。総務省の統計によると、現役世帯と高齢者世帯の1カ月の平均支出額を比較すると高齢世帯は現役世帯の7割の生活費で暮らしています。

老後に資金不足になるのは、現役時代の金銭感覚が抜けない世帯に多いようです。

老後に余裕のある家計を実現するため、まずは家計簿をつけることから始めましょう。家計簿に書き込んで管理するのは大変ですが、家計簿アプリを活用すれば自動記録もできます。毎月の費用を把握して具体的に節約できる項目を見つけましょう。

居住費

家計の固定費の中で大半を占めるのが家賃や住宅ローンなどの居住費です。こういった固定費を見直すことで無理なく長期的な節約につながります。

特に賃貸に住んでいる人は、ライフステージに合わせて物件を住み替えれば大幅に家賃の節約をすることができます。検索条件の立地、間取りや築年数など家賃相場を左右する項目を変更してみましょう。

また、公営住宅・高齢者向け優良賃貸住宅・サービス付き高齢者向け住宅などの利用条件などの確認もしてみると選択肢が広がるかもしれません。

住宅を購入している人は 住宅を購入し、ローンを組んでいる方は返済期間の変更、繰り上げ返済などにより利息を減らせる場合があります。

また、住宅購入時と現在では借入先によって金利が変動するため、借り換えをすることで利息の節約につながる可能性があります。

住宅ローンの借り換えを検討する際は、事務手数料などの諸経費が発生するので、その費用を含めてメリットを慎重に考える必要があります。

公共料金

高齢者が負担に感じる支出の1位になっている光熱水費などの公共料金は日常生活に欠かせない項目です。節約方法としては、「使っていない部屋の照明はこまめに切る」「冷蔵庫の開閉時間・回数を減らす」「水を出しっぱなしにしない」など心がけひとつでできます。

近年、電気・ガスの自由化が始まり料金プランの選択肢も広がりました。どのようなプランが適しているかは家庭によって異なるので、まずは見積をとって検討してみましょう。

保険料

保険料の見直し

保険料も定期的に見直すことができる固定費です。生命保険・損害保険・自動車保険は一度入ると、そのまま放置して過剰になっている人が少なくありません。

それぞれ加入しているプランを見ると、ライフスタイルの変化によって必要性も変わります。子どもが就職して独立すると親としての経済面での責任がなくなるので1度見直すと良いでしょう。

通信費

ひとつの手段として、固定電話の使用頻度が少ないのであれば思い切って解約することも検討しましょう。また、家族全員がスマートフォンを所有すると月の通信費が数万円と高額になることが予想されます。

「使用頻度が低いにも関わらず過剰な料金プランになっていないか」「契約時の不要なオプションが付帯したままになっていないか」使用状況に合わせてプランを見直しましょう。毎月の支払いに関わるので年間数万円の節約につながることもあります。

無駄な買い物はしない

買い物は品物を事前に決めてまとめ買いするのが一番です。買い物リストを作ることによって衝動買いや買い過ぎ防止につながります。下記では、節約術について紹介します。

  • 買い物前に冷蔵庫と冷凍庫の中身をチェックして食材の重複買いを防止する
  • 買い物リストを作り買い忘れと買い過ぎを防止する
  • 買い物は週に3回程度にする
  • 買い物に必要なお金だけ入れて衝動買いをしないようにする

車を処分する

自家用車があると便利ですが、税金・ガソリン代・自動車保険代・駐車場代など維持費は安くありません。だからこそ手放した場合は大きな節約につながるのですが、住む場所によっては代わりの移動手段がなくなるなどの問題が生じます。

地方自治体によっては、高齢者の移動支援で一部負担金を払うことでバスや電車、タクシーをお得に利用できる制度を整えています。さらに、免許証を自主返納することにより公共交通機関が割引される自治体もあります。

自家用車を保持するコストと、手放してほかの移動手段の利便性とメリットを比較してから選択することをおすすめします。

交際費を抑える

定年を機に今後のライフプランで検討や選択すべきことが増えてきます。その中のひとつとして交際費があります。定年後は時間的拘束が解けるため交際費が増える傾向があります。よって早い段階で人との付き合い方を見直すことが必要です。

自分の今後の生活を最優先に考え無理のない範囲で付き合うことが大切です。

節約をする際の重要点

節約をする際の重要点

ここまで家計の見直し方法について紹介してきましたが、老後資金のために節約をする上で重要な点について下記で見ていきましょう。

  • 食事内容を貧しくするような節約はしない
  • より大きな支出に注目する
  • 楽しんで節約をおこなう

食事内容を貧しくするような節約はしない

できるだけ健康寿命を延ばすためにも自炊を心がけ栄養バランスに気を付けましょう。食事内容を貧しくするような切り詰め方をすると健康を損なう可能性があり、結果、医療費が増えてしまいます。

より大きな支出に注目する

支出を抑えるためにさまざまな手段がありますが、日々の消耗品の節約をしてもそれほど大きな支出ではなく効果は見込めません。前述してきたように、居住費・通信費・自家用車の維持費など大きな支出に着目して支出を見直せば大きな節約につながるでしょう。

楽しんで節約をおこなう

「息が詰まる」「地味で質素」な節約をするのではなく、健康寿命を延ばすために、体を動かしたり家庭菜園や釣りをしたり料理をするなど、自分に合った趣味として楽しむことが大切です。

ここで紹介してきたようにまずは、家計簿を活用して収支を把握し、効果的な節約術を積極的に取り入れるなど工夫してみましょう。

高齢者世帯の家計の見直しに関するよくある質問

高齢者世帯で負担になっている主な支出は何ですか?

主に「食費・水道光熱費」「医療関係費」が挙げられます。ただし、家庭により負担となっている支出はさまざまです。現状の家計を把握し、どの程度支出を抑えられるかを考えるのが重要です。

節約をする上での重要点はありますか?

「食事内容を貧しくするような節約はしない」「より大きな支出に注目する」「楽しんで節約をおこなう」などが挙げられます。

健康寿命を伸ばすために栄養バランスを考えた食事をするのはもちろんのこと、楽しんで節約をおこなうことも重要視されます。

また、大きな支出とは「居住費」「通信費」「自家用車の維持費」などが挙げられ、これらの費用をいかに見直せるかが節約の鍵です。

毎月の収支を把握するためにはどうすれば良いですか?

毎月の収支を把握するためには家計簿をつけることから始めましょう。家計簿を日頃から活用することで、毎月の収支を把握でき、どの項目を節約できるかが一目瞭然です。昔とは違い、現在では家計簿アプリというものも存在し、自動記録をすることもできます。

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