【表比較でわかる】介護老人保健施設と介護医療院の違いを徹底解説

【表比較でわかる】介護老人保健施設と介護医療院の違いを徹底解説

公開日 2022/01/24

自治体や社会福祉法人などが運営する介護保険施設のひとつである介護医療院介護老人保健施設。これらの施設の違いはどこにあるのでしょうか。

今回は費用の違いやサービス内容の違いについて、介護医療院と介護老人保健施設をそれぞれ比較しながら紹介します。

介護老人保健施設と介護医療院の比較

介護老人保健施設と介護医療院の大まかな違いは以下を参考にしてください。入居期間や施設が果たす役割などにも違いがあることがわかります。

介護医療院介護老人保健施設
役割長期間に渡って療養する施設
在宅復帰を目指す施設
入居条件
要介護1以上
要介護1以上
サービス日常生活支援・医療ケア・介護サービス・イベント・レクリエーション日常生活支援・医療ケア・介護サービス・リハビリ
入居期間
終身利用可
3カ月ごとに入所継続を判断
居室タイプ
(面積)
8㎡以上
医師入所者48人あたり1人以上
もしくは100人あたり1人以上
入所者100人あたり1人以上
介護・看護職員 入所者3人あたり1人以上の介護職員
入所者6人あたり1人以上の看護職員
入所者3人に対し1人以上の介護職員
看護職員は介護職員の
7分の2以上
初期費用
無料
月額利用料
約10~20万円
約8~13万円

入所する目的が違う

同じ介護保健施設ではありますが、そもそも入所する目的が異なります。

介護医療院は、 看取りも視野に入れた長期的な入所を前提とする施設です。 医療的ケアが日常的に必要な要介護1以上の高齢者を対象としています。

高齢者を医療面でサポートするという点が大きな特徴で、介護だけではなく医療的なケアが必要な高齢者に対して安心して生活を送ることができる場を提供することが介護医療院の役割なのです。

一方で、介護老人保健施設は、長期入院をしていた人が再び自宅で日常生活を送ることができるように短期的にリハビリをおこなう施設で、長期的な入居を前提としていない点が特徴です。

介護老人保健施設はあくまでも在宅復帰を目的にしている施設なので、病院と自宅の橋渡しをおこなう役割を持っています。

入所条件の違い

介護医療院と介護老人保健施設では入居条件もそれぞれ異なります。

介護老人保健施設は65歳以上、要介護1以上が原則

介護老人保健施設の入居条件は要介護1以上であること。リハビリが必要な人向けの施設で入所期間は3カ月。

介護老人保健施設の入居条件は原則65歳以上で、介護保険の要介護認定において要介護1以上の認定を受けていることが条件になります。

それ以外にも、「長期入院が必要な病気にかかっていないこと」「特定疾患にかかっていないこと」など施設によって個別の条件を定めている場合もあります。詳しくは入居を検討している施設に確認しましょう。

また、介護保険施設は費用が安いということもあり、入居待ちをすることも少なくないと言われています。しかし、介護老人保健施設は長期入居を前提にしていないので入居難易度はそれほど高くありません。

介護医療院は要介護1~5の人が対象

介護医療院の入居条件の説明。介護医療院は要介護1以上が入居対象で医療的ケアが必要な高齢者のための介護施設

介護医療院の入所には、要介護1以上の認定が必要です。また、「伝染病などにかかっていないこと」や、「病気での長期入院が必要ないこと」など、施設ごとに条件が決められています。

介護認定を受けていない場合は、まずケアマネジャーや地域包括ケアセンターに相談し、介護認定を申請しましょう。市区町村からの認定が要介護1~5であれば、介護医療院が利用できます。

なお、介護認定は基本的に65歳以上が対象ですが、特定疾患がある場合は65歳未満でも申請可能です。

費用の違い

老健、介護医療院ともに入居一時金はかからない。月額費用に関しては若干異なる

続いては介護医療院と介護老人保健施設でかかる費用の違いを見ていきましょう。

介護老人保健施設

介護老人保健施設の場合、月額利用料の相場は約8万円〜13万円とされていますが、居室の広さやタイプによって費用が変動します。一般的には多床室が安く、個室やユニット型の居室の場合は費用が割高になる傾向があります。

ただし、新しく施設を創設する場合には、ユニット型居室でつくることが義務付けられているので、新しい施設への入居を検討している場合には、多床室よりも費用は高くなります。

また、介護老人保健施設を利用する場合の費用としては、居室に対する利用料だけではなく、リハビリや医療連携などの加算サービスが別途かかることも忘れてはいけません。入居時にはきちんとチェックしましょう。

介護医療院

介護医療院には入居時に費用がかかりません。月額利用料の相場は約10~20万円ほどで、民間が運営する有料老人ホームなどに比べて低めの費用設定です。

月額利用料は介護サービス費(おむつ代含む)、食費、居住費、日常生活費などが含まれます。

費用は医療体制や設備の充実度、人員配置などにより変動するので、詳しくは施設に確認すると良いでしょう。介護サービス費については原則1割負担ですが、収入による軽減措置もあります。

サービス内容の違い

介護医療院と介護老人保健施設では受けられるサービスに違いはあるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

介護老人保健施設はリハビリが目的

老健はリハビリが目的

介護老人保健施設は、自宅で生活を続けることができるようにリハビリをおこなう施設なので、提供されるサービスもリハビリに関するものが充実しています。

介護老人保健施設で提供されるリハビリの目的は、「日常生活でできることを増やす」というもの。最低、週に2回は20〜30分のリハビリを受けることができ、入居してから初めの3カ月までは週3回のペースに増やすこともできます。

介護老人保健施設には、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった専門家もそろっているので、専門家の指導を受けながら本格的なリハビリを受けることが可能です。

介護医療院は医療的ケアに特化している

介護医療院は医療的ケアが目的

介護医療院は長期的な入居を前提にしているので、受けられるサービスも日常生活支援、介護サービスなどの生活を支えるサービスがそろっています。それに加えて介護医療院の特徴である医療的ケアも受けることができます。

介護医療院では経管栄養や喀痰(かくたん)吸引などの専門的な医療的ケアをおこなってくれるので、日常的に医療サポートが必要な高齢者も安心して生活することができます。また、看取りも実施されているので、終の棲家として利用することも可能です。

介護医療院では、高齢者が安心して最期まで暮らせる環境が整っていると言えるでしょう。

設備の違い

リハビリ設備が整っている老健と医療設備が整っている介護医療院で設備の違いが明確に分かれている

続いて介護医療院と介護老人保健施設の設備の違いについて紹介していきます。

リハビリ設備が整う介護老人保健施設

介護老人保健施設では、リハビリ関連の設備が充実しているのはもちろんのこと、利用者が問題なく日常生活を送るための設備がきちんと整っています。

利用者の居室には浴室やトイレも備え付けられており、食堂や談話室、医師による診療室など、短期的な入所を前提としている介護老人保健施設でも必要最低限の設備は備わっています。

ただし、これらの設備も入居する施設によって異なるので、事前に見学をし確認しておきましょう。

なお、介護老人保健施設は基本的に多床室タイプがメインですが、1人1部屋の従来型個室や簡易型キッチンなどが備わったユニット型個室などの場合もあります。

医療設備が充実している介護医療院

介護医療院は、入居者の居室である療養室以外に、医師や薬剤師が配置されている診察室、処置室、リハビリをおこなう機能訓練室、調剤所といった各種医療設備が充実している点が特徴です。

また、療養室は4名以下の多床室が基本ですが、1人あたりの床面積が8㎡以上と定められており、病院の一般病棟における多床室と比べても1人あたりの床面積は広くなっています。そのため、家具などで仕切ってプライベートな空間を確保しやすく、プライバシーにも配慮がなされています

それぞれの主なメリット・デメリット

ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

介護老人保健施設のメリット:リハビリが充実

老健はリハビリの充実度がメリット

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリに特化した専門職が常駐しており、入所者それぞれの計画書に基づいた機能訓練が受けられます。

介護老人保健施設のデメリット:入所期間が限定される

在宅復帰を目的とした施設のため、入所期間3~6ヵ月と限定的。医師の判断により長引くこともありますが、それでも、終身にわたっての利用はできないと考えておきましょう。

介護医療院のメリット:医療的ケアが充実

介護医療院は医療が充実

介護医療院では、医師の配置や医療設備の設置などにより、専門的な医療的ケアが受けられます。喀痰吸引や経管栄養が必要など、ほかの施設では対応できない重度の方でも入所が可能です。

看取りやターミナルケアに対応しており、症状が重症化した場合も施設を移ることなく必要な介護・医療的ケアを受けられるのも大きなメリットです。

また、病院に併設されていることも多く、容体の悪化により施設内で対応できない場合でも、関連病院のスムーズな受け入れが可能です。

さらに、理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門員によるリハビリも受けることができ、生活機能の維持や向上に役立ちます。

介護医療院のデメリット:費用負担が大きい

介護医療院では、医師や看護師が多いため利用料において、ほかの介護施設と比べると費用がやや高額です。

入所期間が長期化するとトータルの金額がかさむため、余裕を持った資金計画が必要です。入居後に支払いが難しくなった場合は、生活相談員に早めに相談しましょう。

介護老人保健施設と介護医療院の違いに関するよくある質問

介護老人保健施設と介護医療院の特徴はどう異なりますか?

介護老人保健施設は、長期入院をしていた人が再び自宅で生活を送ることができるように短期的にリハビリをおこなう施設で、原則として入居期間は3~6カ月です。

一方、介護医療院は、看取りも視野に入れた長期的な入居を前提とする施設です。主に医療的ケアが必要な人を対象としており、医師の配置、医療設備の充実などが特徴として挙げられます。

介護老人保健施設と介護医療院のサービスはどう異なりますか?

介護老人保健施設は、入居者が自宅で生活を続けることができるようにリハビリに力を入れています。最低、週に2回は20〜30分のリハビリを受けることができ、リハビリ専門のスタッフである「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」も揃っています。

一方、介護医療院は主に医療的ケアに重きを置いており、経管栄養や喀痰(かくたん)吸引などの専門的な医療的ケアをおこなうこともできます。また、介護老人保健施設とは異なり、症状が悪化したとしても終身的にその施設で生活できるといったメリットも挙げられます。

介護老人保健施設と介護医療院の費用感はどう異なりますか?

両施設、入居時に費用はかかりません。介護老人保健施設の場合、月額利用料の相場は約8〜13万円と設定されており、居室の広さやタイプによって変動もあります。また、リハビリや医療連携などの加算サービスが別途かかるので入居の際は事前に確認しましょう。

一方、介護医療院の月額利用料の相場は、約10~20万円程で介護老人保健施設と比較すると若干高い傾向にあります。医療体制や医療設備の充実度、人員配置などが月額利用料に反映されています。

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