【完全ガイド】デイケアとは|サービス内容・費用・利用条件を徹底解説

【完全ガイド】デイケアとは|サービス内容・費用・利用条件を徹底解説

更新日 2025/11/14

高齢者が自宅で日常生活を送り続けるために専門的なリハビリサービスを提供してくれるデイケア。今回は、デイケアの具体的なサービス内容や費用といった基本から、利用する上で知っておきたいデイケアのメリットやデメリットについて紹介していきます。

デイケアとは?

デイケアとは、要介護認定を受けた高齢者が、専用の施設へ通ってリハビリや機能訓練、医師・看護師による健康管理を受けるサービスです。介護保険が使えるため、自己負担は1〜3割に抑えられます。

一言でいうと、「在宅で生活を続けるために必要な“回復・維持”を目的とした通所サービス」と言えます。

利用者の多くは、次のような課題を感じています。

  • 退院後にリハビリを続けたい
  • 体力が落ち、自宅で転びやすくなった
  • 服を着る、トイレに行くなどの動作が難しくなった
  • 言葉がうまく出ない、飲み込みが悪い
  • 自宅で寝ている時間が増えたため、生活のリズムを整えたい

デイサービスと同じく「通う」サービスですが、デイケアは“医療職によるリハビリが主軸となる”という点が最大の特徴です。

デイケアで受けられる主なサービス内容

デイケアでは、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などがチームとなり、利用者の身体や生活の状態に合わせた支援を行います。

リハビリ(理学・作業・言語療法)

理学療法(PT)

歩く・立つ・移動するなど「身体の基本動作」を改善する訓練です。

  • 筋力トレーニング
  • バランス練習
  • 歩行練習
  • 関節可動域の維持・改善

作業療法(OT)

「生活動作」を改善するための訓練です。

  • 服を着る、トイレ動作、入浴動作の練習
  • 手先の機能訓練
  • 認知機能の改善訓練
  • 趣味活動を通じた社会参加支援

言語聴覚療法(ST)

話す、飲み込む、聞くといった機能を支える訓練です。

  • 発声練習
  • 口の動かし方の指導
  • 誤嚥(むせ込み)を防ぐための嚥下訓練

医師・看護師の健康管理

  • 血圧・体温・脈拍チェック
  • 服薬管理
  • 体調変化の早期発見
  • 医師(配置または連携)による医学的管理

入浴・食事・レクリエーション

デイサービスと同様、生活支援のサービスも含まれます。

  • 栄養に配慮した食事
  • 職員の見守り・介助付き入浴
  • 脳トレや体操などのレクリエーション
  • 口腔ケア

送迎サービス

自宅まで車で迎えに来てくれるため、家族が送迎できない場合でも安心です。

デイケアの対象者と利用できる条件

介護サービスの対象者については要介護認定を受けている人を限定しているものも多いのですが、デイケアは要支援と要介護どちらかの認定を受けている全ての人を対象としている点が特徴的です。

デイケアを利用できるのは、次の条件に当てはまる人です。

  • 要介護認定を受けている
  • 医師によるリハビリの必要性が認められる

要支援1・2の場合は「介護予防通所リハビリ」の扱いとなり、生活機能向上を目的とした訓練が中心になります。

脳梗塞後・骨折後・慢性疾患など、医学的理由に基づくリハビリが必要と判断された場合に利用しやすくなります。

介護予防通所リハビリテーションとは? 介護予防通所リハビリテーションとは、デイケア同様にリハビリテーションを中心としたサービスのことを指しますが、その目的が介護予防にあるという点がデイケアとの違いになります。

そのためサービス内容も、自宅で自立的に生活ができるようになるためのリハビリというよりも運動機能を向上させるためのリハビリであったり、管理栄養士による栄養指導であったりと健康な状態を維持するために必要なサービスが多く提供されます。

デイケアが向いている典型的なケース

  • 退院直後でリハビリを継続したい人
  • 脳梗塞後で手足が動かしにくい人
  • 歩行が不安定で転倒リスクが高い人
  • 自宅で寝ている時間が多く、体力を落としたくない人
  • 飲み込みが悪く、食事でむせることが増えた人

「家での生活を続けたいが、リハビリが必要」という人に最適なサービスです。

デイケアの費用

デイケアは介護保険を利用してサービスを受けることができますが、実際にその費用はどのくらいになるのでしょうか。施設の規模や利用時間によって金額は変動しますが、一般的な費用について以下で説明していきます。

なお、その他、食費やおむつ代、レクリエーションにかかる費用は実費となります。

要支援1~2

<共通サービス(1ヵ月あたり)>

要支援12,268円
要支援24,228円

参考:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

<選択サービス>状態に応じて個別に指導

栄養改善200円
口腔機能向上160円

参考:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

要支援の人は主に生活機能を向上させるための共通的サービスに加え、運動機能向上、栄養改善、口腔機能の向上のサービスを組み合わせて利用することができます。

要介護1~5

要介護度 自己負担額(1回あたり)
※1単位10円の地域
単位
1時間以上2時間未満 要介護1 369円 369単位
要介護2 398円 398単位
要介護3 429円 429単位
要介護4 458円 458単位
要介護5 491円 491単位
2時間以上3時間未満 要介護1 383円 383単位
要介護2 439円 439単位
要介護3 498円 498単位
要介護4 555円 555単位
要介護5 612円 612単位
3時間以上4時間未満 要介護1 486円 486単位
要介護2 565円 565単位
要介護3 643円 643単位
要介護4 743円 743単位
要介護5 842円 842単位
4時間以上5時間未満 要介護1 553円 553単位
要介護2 642円 642単位
要介護3 730円 730単位
要介護4 844円 844単位
要介護5 957円 957単位
5時間以上6時間未満 要介護1 622円 622単位
要介護2 738円 738単位
要介護3 852円 852単位
要介護4 987円 987単位
要介護5 1,120円 1,120単位
6時間以上7時間未満 要介護1 715円 715単位
要介護2 850円 850単位
要介護3 981円 981単位
要介護4 1,137円 1,137単位
要介護5 1,290円 1,290単位
7時間以上8時間未満 要介護1 762円 762単位
要介護2 903円 903単位
要介護3 1,046円 1,046単位
要介護4 1,215円 1,215単位
要介護5 1,379円 1,379単位

参考:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

要介護の人の費用は介護度により設定されており、介護度が高くなるにつれ値段も高くなっています。これらの費用に加え、食費やおむつ代などの実費分も含めて月の予算と折り合いのつく施設を探すようにしましょう。

デイケアとデイサービスの違い

デイケアもデイサービスも高齢者が自立的な生活を送れることを目的にサービスを提供していますが、2つのサービスはそれぞれ力を入れている点が異なります。

利用者の混乱が多いテーマなので、明確に整理していきましょう。

目的の違い

  • デイケア:医師・専門職によるリハビリで「機能回復・維持」が目的
  • デイサービス:入浴・食事などの生活支援と、家族の負担軽減が目的

具体的にはデイサービスは日常生活における介護サービスが中心。一方で、デイケアは身体機能の回復や維持、認知機能の改善といったリハビリや医療的ケアに力を入れています

提供体制

項目デイケアデイサービス
主体医療機関または併設施設介護施設・事業所
リハビリの専門職PT・OT・STが常駐または配置基本的にいない
医師の関与必須(配置または連携)なし

もちろんデイサービスで機能訓練サービスを受けることも可能ですし、デイケアで日常生活における介護サービスを受けることも可能です。

しかし、それぞれ力を入れている点が異なるので、自分自身が重視したいポイントをしっかりと明確化し施設を選ぶと良いでしょう。

デイケアとデイサービス、どちらを選べば良い?

実際に、デイケアとデイサービスのどちらを利用するのが良いのか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。そのようなときは、利用を検討している人の医療依存度をきちんと確認しましょう。

医療的ケアを日常的に必要としている人や、少し前まで入院をしていて退院後もリハビリを続けたい人などはデイケアの利用がおすすめです。

ただ、医療的ケアの必要性が低い人にとってはデイケアとデイサービスどちらを利用するか迷うかもしれません。

そのような場合には、デイケアで身体機能を向上させ、より健康的な状態でデイサービスを利用するのがおすすめです。

デイケアが向いている人

  • 退院したばかり
  • 手足が動かしづらい
  • 飲み込みが弱い
  • 認知機能の低下が気になる

デイサービスが向いている人

  • 入浴や食事に介助が必要
  • 家族が介護負担を軽減したい
  • 自宅に閉じこもりがちで交流が欲しい

デイケアのメリット、デメリット

続いてデイケアのメリットとデメリットについて紹介していきます。

メリット

有資格者によるリハビリが受けられる

デイケアの大きな魅力は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリのスペシャリストがリハビリをおこなってくれることです。

またリハビリの評価も受けられるためリハビリの効果を実感することができます。そのためリハビリを通して機能向上を目指す人にとっては便利なサービスです。

必要に応じて利用者の自宅を訪問し、段差などの日常生活で動作がしづらい箇所を調べ、身体状態に適した福祉用具やリハビリを提案してくれるサービスもあるので、利用する上で大きなメリットです。

看護体制も充実

急な体調不良でも適切な処置がおこなわれる

医師や看護師が常駐しているため、急に体調が悪化してしまった場合でも、適切な医療処置をおこなってもらえるという安心感も大きなメリットとして挙げられます。

その他のメリット

  • 自宅での生活が続けやすくなる
  • 体力低下や転倒を予防できる
  • 家族の不安や負担が大幅に軽減される

デメリット

デイケアを利用する上でのデメリットは以下のようなものが挙げられます。

施設により設備が異なる

デイケアはリハビリを中心におこなうサービスですが、リハビリテーション器具についての設置義務はないため、どうしても施設によって設備に差が出てしまいます。

一般的に規模の大きい施設ほど設備も充実している傾向にありますが、必ずしもそういうわけではありません。利用を検討する際には施設にある設備についてしっかり確認しましょう。

個別のリハビリをずっと受けられるわけではない

デイケアは1日中リハビリをおこなうサービスではなく、1日のうち1〜2時間ほどの短時間で集中的にリハビリをおこなうものもあります。

またリハビリの中でも、個別でリハビリを受けることができる時間は30分前後のことが多く、そのほかの時間は自分でリハビリをおこなうことが多くなります。

そのため、マンツーマンでのリハビリが長時間受けられると期待して利用した人にとっては少々物足りなく感じる場合もあるかもしれません。

リハビリ目標を達成すると終了

デイケアではリハビリテーション計画に基づきリハビリがおこなわれ、計画書の目標が達成されるとデイケアの利用は終了です。

計画書は医師の指示のもと作成されます。医師が引き続きリハビリが必要と判断した場合は、デイケアを継続して利用することが可能です。

基本的には、身体機能が改善された場合にはデイケアの利用はできなくなるということを念頭に置いておくと良いでしょう。

その他のデメリット

  • デイサービスより料金が高くなることが多い
  • リハビリが苦手な人は負担に感じることも
  • 利用枠の空きが少ない地域がある
  • 利用時間が長く、疲れやすい場合がある

デイケアを利用するまでの流れ

デイケアの利用開始までの流れは以下の通りです。

  1. ケアマネジャーに相談
  2. 事前見学・体験
  3. 医師による意見書(必要な場合あり)
  4. 施設と契約
  5. 利用開始

事前の見学時には、以下の項目について確認しておくと安心です。

  • リハビリ内容
  • 医師・看護師の配置状況
  • 利用者の雰囲気
  • 食事・入浴の様子
老健はリハビリの充実度がメリット

良いデイケアを選ぶ3つのポイント

数あるデイケアの中でより良いデイケアサービスを選ぶポイントについて紹介していきます。

  • 施設やスタッフの雰囲気が利用者本人と合うかどうか確認する
  • リハビリ内容や設備の確認する
  • 利用できる日の調整が可能か確認する

施設やスタッフの雰囲気が利用者本人と合うかどうかを確認する

デイケアを選ぶ上で、施設のスタッフと利用者本人の相性が良いかどうかを見極めることは重要です。また、施設全体の雰囲気が利用者にとって心地よいものかどうかもポイントです。

施設の雰囲気が合わずに通わなくなってしまうということを避けるために、なるべく事前に施設見学をしておくことをおすすめします。また、見学の時間帯は昼食のときなど、ほかの利用者の雰囲気などがよくわかる時刻に設定するのがおすすめです。

リハビリ内容や設備の確認をする

リハビリテーション器具や設備環境については、施設によって差が出てきてしまうこともあります。そのため、目的に合ったリハビリをおこなえるだけの設備が十分に整っているかという点をチェックしておく必要があります。

設備についてきちんと確認するためにも、何を最終ゴールにしてデイケアを利用するのかという点は明確化しておきましょう。

利用できる日の調整が可能か確認する

施設環境だけではなく、実際に利用者本人が希望する時間帯に利用することができるのかという点もデイケアを選ぶ際に調べておきましょう。

人気のデイケアであれば利用者も多く、利用したい日に利用できないこともありえます。利用日とその調整について事前に確認しましょう。

また、デイケアは平日利用が一般的ですが、土日対応をしている施設もあります。必要であればケアマネジャーに相談してみると良いでしょう。

デイケアに関するよくある質問

デイケアはどんなサービスが受けられますか?

デイケアでは主に医療やリハビリに特化したサービスが受けられます。デイサービスとは異なり、デイケアには理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった有資格者が常駐しており、リハビリに対してのアドバイスももらえます。

デイケアはどんなときに利用すれば良いですか?

医療的ケアを日常的に必要としている人や、少し前まで入院をしていて退院後もリハビリを続けたい人などはデイケアの利用がおすすめです。

一般的なデイケアでは、レクリエーションなどはあまりおこなわれずリハビリに重きを置いているので、レクリエーションを通して他の利用者とも交流したいといった人はデイサービスの検討を視野に入れましょう。

デイケアを利用すればすべてのリハビリ希望が叶いますか?

実際に提供されるリハビリ内容やリハビリテーション器具の種類、設備環境といったものが施設によって異なるので、すべての希望が叶えられるわけではありません。デイケアを利用する際は、施設を事前に見学しリハビリ内容、設備環境について確認しましょう。

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