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【動画でわかる!】老人ホームの費用はいくらかかる?月額利用料や入居金の仕組みを徹底解説!

若年性認知症の症状や治療法、予防法について

2021年11月26日2022年12月20日老人ホームの費用

老人ホームの入居を検討する上で、費用がいくら必要になるのか気になる方は多いですよね。

そこでこの記事では、老人ホームの費用の仕組みや入居時費用、月額利用料の内訳などに関して解説していきます。

「老人ホームへの入居を考えているけど、どのくらい費用が必要なんだろう?」「親のお金だけで支払っていけるのかな?」といった悩みをお持ちの方は、是非、参考にしてみてください。

この記事を監修する専門家

入居相談室室長 北野 優

2009年に入居相談員のキャリアをスタートしてから、延べ1万人以上の相談を受ける。入居相談員としてのスキル・知見は群を抜いており、「人生100年時代 失敗しない介護施設選びと介護費用の目安」「相談事例から学ぶ!失敗しない有料老人ホーム探しのポイント」など老人ホーム選びに関する数々のセミナーにも登壇。7000施設以上の紹介数を誇る、いい介護入居相談室の室長。

目次
  • 1. 老人ホーム・介護施設の費用目安
  • 2. 老人ホームの費用の仕組み
  • 3. 月額利用料の内訳
  • 4. 月額利用料に含まれない主な費用
  • 5. 入居時費用とは
  • 6. 支払い方式のメリット・デメリット
  • 7. 入居時費用の償却
  • 8. 老人ホームにはさまざまな権利形態が存在する
  • 9. 短期解約特例(クーリングオフ)
  • 10. 入居時に初期費用が0円の施設も増えています
  • 11. 生活保護でも入居できる?
  • 12. 年金のみの生活が可能なのか?
  • 13. 老人ホームの費用に関するよくある質問

老人ホーム・介護施設の費用目安

費用は施設の種類によって異なります。

以下は老人ホームや介護施設でかかる代表的な費用を一覧にしました。

施設の種類公的/民間入居一時金月額利用料
介護付き
有料老人ホーム
民間0~数千万円15~30万円
住宅型
有料老人ホーム
民間0~数千万円11~25万円
サービス付き
高齢者向け住宅
民間0~数十万円11~25万円
グループホーム民間0~数十万円10~15万円
ケアハウス公的0円~数十万円6~17万円
特別養護
老人ホーム
公的0円8~14万円
介護老人
保健施設
公的0円8~14万円
介護医療院公的0円10~20万円
ホスピス民間施設や入院期間
により異なる
施設や入院期間
により異なる

▶老人ホームの種類に関してはこちらのページをご覧ください

老人ホームの費用の仕組み

老人ホームには入居一時金や月額利用料が必要になってきます。

かかる費用でもっとも大きな金額になるのは入居一時金と月額利用料です。

入居一時金とは老人ホームの入居時にかかる費用のことで、一定期間の月額利用料を前払いするというものです。入居一時金を設定していない施設もありますが、大部分の老人ホームでは入居時に入居一時金が発生します。

一方で、月額利用料とは老人ホームで生活する上で必要な費用です。居室の使用料のほかに水道光熱費や食費などが含まれます。入居してから毎月かかる月額利用料の内訳に関しては、以下で詳しく見ていきましょう。

月額利用料の内訳

居住費

公的施設の場合

公的施設の場合は、国が定めた「基準費用額」が決められています。月額は基準費用額の範囲で、施設と入居者との契約で決定します。ただし居住スペースの広さや種類によって金額は差があります。

  • 多床室
  • 個室
  • ユニット型個室
  • ユニット型個室的多床室

多床室とは複数のベッドがおかれた大部屋のことです。集団で利用することになるので、費用を抑えることができます。個室だとプライベート空間が確保された居室に住むことになり、多床室より費用は高額に。

さらにユニット型個室になると、リビングルームなどの共有スペースも利用できるので個室よりさらに料金は高くなります。

民間施設の場合

民間運営の老人ホームの場合は、公的施設と違って居室費の金額に基準はなく、施設の立地や居室の豪華さ、医療サポート体制などで差が生じます。

月額の居住費が数万円程度であるところもあれば、月に10万円以上かかる施設も。それぞれ入居する人の予算や希望に応じて幅広く設定されています。

管理費

施設設備の維持・メンテナンス費用などが含まれます。居室の水光熱費の有無など詳細は施設によりさまざまですので入居前に確認しましょう。

食費

公的施設の場合

公的施設の場合は、居住費と同様に食費も「基準費用額」が定められているので、極端に高くなったり安くなるということはありません。

食費には1日3食分が前提になっているので、食欲がなくて食事を食べなかった場合でも、1日分として減額なく請求されます。

ただし入院や外泊などで長期間食費が不要になる場合などは、事前申請をしておけば請求されません。

また、公的施設での食費は所得や資産状況によって、自己負担の限度額が段階的に設定されています。限度額については以下の表を参考にしてください。

設定区分対象者負担限度額
(日額)
第1段階生活保護受給者または老齢福祉年金受給者300円
第2段階市町村民税非課税で、本人の課税年金収入額と
合計所得金額が80万円以下
390円
第3段階市町村民税非課税で、課税年金収入額と
合計所得金額が80万円を超える方
650円
第4段階市町村民税課税世帯の方1,445円

出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省)

民間施設の場合

民間施設の場合、食費の金額や条件も老人ホームによって異なります。毎月同じ金額で請求するところもあれば、食べた分だけ請求するところもあります。

公的施設と違って、多くの民間施設では食べなかった分の食費は月額から減額されます。もちろん例外はあるので、入居希望の老人ホームで確認しましょう。

民間施設では、費用だけではなく、食事の献立やメニュー素材なども施設によって違います。老人ホームで過ごしている間、食事は楽しみのひとつです。食事の豪華さと月額費用は比例するので、費用を確認しながらしっかり検討しましょう。

水道光熱費

水道光熱費については入居者負担になります。居室ごとのメーターで利用料金をチェックして、月額利用料や管理費にあわせて請求されます。

サービス加算

一般に行われる基本サービスに加えて、さらに手厚い介護や人員体制を整えている施設では、内容に応じてサービス加算の金額が請求されます。

国によって定められている項目を満たしている場合は、サービス加算の対象となります。加算の度合によって施設ごとに金額は異なりますので、注意が必要です。

上乗せ介護費用

介護保険法によって、老人ホームでは入居者3名に対して、1名の看護・介護員の配置が定められています。この人数より多くの介護職員を配置している施設では、上乗せ介護費用が発生します。

この上乗せ介護費用は入居者負担で、前払いで支払う方法や月額費用に合算して支払うこともできます。

いずれにせよ上乗せ介護費用がかかる施設とかからない施設で月額は大きく変わってくるので、施設選びの際には気を付けましょう。

介護サービス費の自己負担額

介護サービスを受ける時の自己負担額は費用の1割から3割。残りは「介護給付」によってまかなわれています。

特定施設が行う介護サービスと在宅で外部の業者にお願いするサービスの場合で、費用は変わります。

特定施設と在宅サービスの場合の費用の内容は下記のとおりです。

特定施設入居者生活介護の自己負担額

要介護度1割負担2割負担3割負担
要支援15,460円10,920円16,380円
要支援29,330円18,660円27,990円
要介護116,140円32,280円48,420円
要介護218,120円36,240円54,360円
要介護320,220円40,440円60,660円
要介護422,140円44,280円66,420円
要介護524,210円48,420円72,630円

出典:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

在宅介護サービスの自己負担額

要介護度1割負担2割負担3割負担
要支援15,032円10,064円15,096円
要支援210,531円21,062円31,593円
要介護116,765円33,530円50,295円
要介護219,705円39,410円59,115円
要介護327,048円54,096円81,144円
要介護430,938円61,876円92,814円
要介護536,217円72,434円108,651円

出典:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

月額利用料に含まれない主な費用

月額利用料に含まれないものとして理美容サービスや買い物代行サービスなどが挙げられる

介護保険対象外のサービス費用

サービスを受けても介護保険の対象外になるものもあります。理美容サービスや買い物代行サービスなどは全額実費負担になります。

医療費

施設に医師が常駐していない場合、老人ホームではほかの医療機関と提携して入居者の健康管理がおこなわれています。

また、専門的な診察が必要で、他の医療機関を紹介されて受診するケースもあります。このような時の医療費や薬代は基本的に月額利用料に含まれず、全額自己負担になります。

日用品や介護用品、嗜好品など自己負担となる費用

入居者が日常生活を送るうえで必要になる歯ブラシや石鹸などの日用品やお菓子などの嗜好品、入居者の個人的な趣味の品などはもちろんすべて自己負担です。

ただし、おむつは民間施設では実費請求になりますが、公的施設では施設サービス費に含まれています。

入居時費用とは

入居時費用とは、前払い家賃の意味を持つ費用です

入居時費用は「前払い家賃」の意味合いをもつ費用です。入居時にまとまった金額で請求されるので、内容についてはしっかりと理解しておきましょう。入居時費用は施設の場所や事業規模、設備の豪華さによって金額は異なります。また退去時に返還されるケースもあります。

入居時費用の種類

入居一時金とは

入居一時金とは、一定期間の月額利用料を前もって支払う金額のこと。この一定期間がどれくらいの期間なのかは特に決まりはなく施設によって異なり、入居者がどれくらいの期間、入居するかを想定した上で設定されています。

この入居一時金は、数十万円のところもあれば数千万円以上かかるところもあります。入居一時金が0円の施設も最近は登場していますが、ほとんどの有料老人ホームにあるといっても良いでしょう。

敷金、保証金とは

マンションなどを賃貸する際に支払う「敷金・保証金」と同じ意味合いで、老人ホームに入居するときも敷金や保証金が必要になります。基本的に家賃の滞納などが発生したときに備えるため金額です。

サービス付き高齢者住宅や一般型の住宅型有料老人ホームではこの形態で初期費用を支払うことが多いです。

入居時費用の3つの支払い方式

前払い方式

前払金とは、想定居住期間の家賃相当分の全額、または一部を支払うお金のこと。家賃を前払いしている分、毎月の支払い額を抑えられます。

月払い方式

前払金がないかわりに家賃を毎月支払う方式です。そのため、前払金方式と比べ毎月の負担が高くなります。

併用方式

前払金方式と月払い方式を両方を併用する方式で、想定居住期間の家賃相当分の一部を前払金として入居時に支払い、支払った金額から差し引いた家賃を毎月払う方式です。

公的施設は入居時費用が0円 社会福祉法人や地方自治体が運営している公的な老人ホームでは入居一時金がかかりません。公的施設では収入や年金の額に応じて「利用者負担段階」が決められています。経済状況が苦しい人でも利用できるので、公的施設は非常に人気があり入居待ちのところが多いようです。

支払い方式のメリット・デメリット

入居一時金については一括前払いだけではなく、分割する支払い方法もあります。それぞれのメリット・デメリットについて説明します。

全額前払い方式

メリット

最初にまとまった費用の支払いを済ますことができるので、入居してからの費用負担が軽いことです。

デメリット

入居時に一括で支払っているために、万が一老人ホームの利用料金が減額されたとしても返金がされない。

一部前払方式

メリット

償却期間前に退去しなければならない場合、入居一時金として支払った額の未償却分は返金される可能性が高い。

デメリット

全額前払いよりは月額費用が高くなる。

月払い方式

メリット

将来的に施設の利用料金が下がった時には、全額前払い方式よりトータルで支払う金額が少なくなる。また途中退去や転居もしやすい。

デメリット

逆に老人ホームの料金が上がった時に、全額前払い方式より高くなる可能性がある。

入居時費用の償却

入居時費用は家賃の前払いにあたるため、一定期間毎月賃料に引き当てられます。このように最初の費用を少しずつ使っていくことを「償却」といいます。

賃料として償却される以外に、入居時にも一定の割合で償却金が発生します。これを「初期償却」と呼びます。

償却期間や初期償却の割合は施設ごとに決められており、償却が終わる前に退去した場合は残金が戻ってきます。

返還金の例を次の図で見てみましょう。

このケースでは、600万円のうち初期償却の180万円は入居後すぐに退去しても戻ってこない金額です。残りの420万円を償却期間で等分すると1ヵ月7万円となり、この金額が毎月賃料に引き当てられられます。

入居後5年以内は償却が終わっていないため、この間の退去では入居時費用から初期償却額と毎月償却された額を引いた金額が返還されます。

老人ホームにはさまざまな権利形態が存在する

老人ホームはその施設種別によって権利形態が異なります。以下では、3つの権利形態に関して解説しています。

利用権方式

利用権方式は居室や共用設備、介護サービスや生活支援を利用する際にかかる料金をパックにした方式です。入居者と施設との間で結ぶ終身契約で、有料老人ホームではほとんどの施設が利用権方式を採用しています。

ただし、契約は入居者が亡くなった場合に消滅してしまうので、家族が権利を相続することはできません。

建物賃貸借方式

建物賃貸借方式は一般的な賃貸住宅と同様に、施設で生活をするために家賃相当額を毎月支払う方式です。介護サービスに関しては別途契約をする必要があるため、入居者の身体状況によっては月額利用料が高くなる可能性もあります。

また入居者が亡くなった場合は、同居人や親族などに相続が可能で継続して生活できます。

終身建物賃貸借方式

終身建物賃貸借方式は、都道府県知事から許可を得ている施設のみで採用されている特別な方式です。建物賃貸借方式との違いは、入居期間が終身であるということです。よって、契約者が亡くなった場合、契約終了となり相続権は発生しません。

ただし、夫婦で入居していて契約者が亡くなってしまった場合でも、配偶者が1カ月以内に申し出れば継続して生活が可能です。

短期解約特例(クーリングオフ)

「短期解約特例(クーリングオフ)」は、契約の申し込みや契約の締結をしたあとでも、一定期間であれば契約を無条件で撤回したり解除できる制度です。

介護付き有料老人ホームのクーリングオフ適用可能期間は90日間です。入居したものの施設の方針が合わない場合や必要なサービスが受けられなかったときも、この期間内に申し出れば契約が解除できます。

ただし、入居時費用のすべてが返金されるわけではありません。入居時費用から入居した日数に応じた利用料や、居室内の原状回復に必要な費用を差し引いて返金されます。

入居時に初期費用が0円の施設も増えています

初期費用がかからない老人ホームが年々増加傾向にある

「公益社団法人 全国有料老人ホーム協会」の調査によると、最近では初期費用がかからない老人ホームが増加。全国の老人ホームのうち、その数は3割程度で、年々増加しています。

老人ホームの利用は高額であるイメージがありましたが、今後初期費用がかからない施設が増えれば、老人ホームを検討する人はますます増加しそうです。

初期費用0円のメリット

初期費用0円の施設は入居時にまとまったお金がなくても入居できるのがなによりのメリットでしょう。また、人気の高い特養老人ホームがあくのを待つ間に、短期間だけ入居することもできます。

初期費用0円のデメリット

初期費用は前払家賃の意味合いがあるので、支払うことである程度月額を安定させることができます。初期費用0円の場合は、月額が高額になることもあるので、注意が必要です。

生活保護でも入居できる?

生活保護受給者でも入居できる施設はあります。公益社団法人「全国有料老人ホーム協会」の調べによれば、生活保護受給者向けに料金体系を設定している施設は、介護付き有料老人ホームが9.5%、住宅型有料老人ホームが28.4%、サービス付き高齢者向け住宅が23.9%という調査結果が出ています。

生活保護受給者向けの料金体系がある施設割合

出典:「平成25年度有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅に関する実態調査研究事業報告書」(公益社団法人 全国有料老人ホーム協会)

どの施設も半分以上は設定していない場合が多いですが、無回答もあったため、実際に生活保護受給者向けに料金体系を設定している施設はもう少し多いと言えるでしょう。

そのため、「生活保護だから施設には入居できないのか…」と諦める必要はありません。

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年金のみの生活が可能なのか?

老人ホームの月額利用料は毎月数十万円かかるため、国民年金のみでは状況的に厳しい

収入が年金のみの高齢者でも、老人ホームに入居できるのでしょうか。もちろん年金額は人によって違いますし、貯蓄の額も違うので、一概には言えません。

ただし老人ホームの入居には毎月数十万円の費用がかかります。下記は令和4年度の国民年金と厚生年金の受給額の平均ですが、国民年金のみだと状況的に厳しいと言えます。

国民年金6万4816円
厚生年金21万9593円

出典:「令和4年4月分からの年金額」(日本年金機構)

老人ホームで暮らすのですから、持ち家は必要なくなります。自宅や車などの資産を売却することで、ある程度まとまった資金が手に入れば、入居資金に充当することもできます。

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年金での生活が可能か資産の確認をしましょう

老人ホームに入居することを考えたら、自分の保有資産についても早めに確認しておきましょう。

高齢になると収入が年金だけになることは普通です。入居中に資金がなくなり、老人ホームを退去しなければならない。そんな事態に陥らないように、資金計画は慎重にたてるようにしましょう。

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老人ホームの費用に関するよくある質問

老人ホームにかかる費用はいくらですか?

老人ホームの費用は施設の種類によってさまざまです。

介護付き有料老人ホームは入居一時金が0~数千万円。月額利用料が約15~30万円。住宅型有料老人ホームは入居一時金が0~数千万円。月額利用料が約11~25万円。グループホームは入居一時金が0~数十万円。月額利用料が約10~15万円です。

公的な施設の特別養護老人ホームでは入居一時金が0円。月額利用料が約8~14万円と種類によって金額がさまざまです。入居者の状態、経済的な状況を考え適切な施設を選びましょう。

老人ホームの費用は誰が負担した方が良い?

老人ホームの入居費用などは、本人が負担する場合が圧倒的に多いです。

ただし、年金の受給額が少なく介護サービス費など月々の支払いができないとなると一定額の負担を家族が請け負います。家族間で険悪にならないためにも、日頃から親の介護に関しての話し合いと、いざというときは誰が支払いをするかを決めておきましょう。

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老人ホームを途中で退去した場合、入居一時金は戻ってきますか?

償却が終わる前に退去した場合は残金が戻ってきます。ただし施設によって償却期間が異なるため、詳細に関しては施設に確認すると良いでしょう。

▶「いい介護」で有料老人ホームを探してみる

この記事の執筆者

いい介護 編集部

「いい介護」の記事を編集・執筆する専門チームです。介護コンテンツのベテラン編集者や介護施設職員の経験者など、専門知識をもったスタッフが、皆さまの介護生活に役立つ情報をお届けします!

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【動画あり】介護付き有料老人ホームの費用はいくらかかる?入居一時金や月額利用料を徹底解説

介護士が24時間常駐しているなど、充実した介護サービスが魅力の介護付き有料老人ホーム。一般的に入居時費用や月額利用料が高いイメージがあり、どのくらいの費用がかかるのか心配な方も多いのではないでしょうか。 この記事では、介護付き有料老人ホームの費用やその金額について解説。さらに、費用負担を軽減する制度や控除についても紹介します。 https://youtu.be/R0G89JOKTX0 介護付き有料老人ホームの費用相場 介護付き有料老人ホームの費用は、入居時にかかる費用(入居一時金)と入居後に毎月かかる月額費用に分けられます。 入居時費用は賃料の前払いにあたります。立地や設備などにより決められるため、施設ごとに大きな差があります。 平均は40万円程度ですが、豪華設備や充実した医療体制を備えた施設では数千万円以上かかることも。一方で、入居時費用が0円の介護付き有料老人ホームもあり、その場合は家賃の前払いをしないことになるため月額利用料が高くなります。 また、施設ごとにサービスや配置人員も異なるため、月額費用にも大きな開きがあります。15万円程度に抑えられる施設がある一方で、豪華な食事や手厚い医療体制などを提供する施設では35万円程度かかることもあります。 月額利用料の内訳 介護付き有料老人ホームに入居後は、居住費や管理費、食費のほか、介護保険サービスの自己負担額などが毎月必要となります。 月額利用料の内訳について見てみましょう。 居住費 居住費は家賃に相当し、施設に住むために必要な費用です。一般的な家賃と同様に部屋の広さやキッチンの設備等により費用に差が出ます。また、入居時費用の支払い方式によっても金額は変わります。 管理費 管理費は運営費とも呼ばれ、共有設備の維持・メンテナンス費用、事務費用などが含まれます。水道光熱費も管理費に含まれることが多いですが、施設によっては別途実費で請求されることもあります。 食費 食費は施設で提供される食事にかかる費用で、食材の購入費用に加えて厨房維持管理費が含まれています。また、施設が食事を外部に業務委託している場合は、その費用も含みます。 介護保険自己負担額 介護付き有料老人ホームの介護サービスには介護保険が適用になりますが、月々一定の自己負担が生じます。自己負担額は要介護度により変わるほか、所得によっても1割~3割の差があります。 要介護度と所得ごとの介護保険自己負担額は、次の表をご覧ください。 上乗せ介護費用 介護付き有料老人ホームでは介護に必要な最低人員配置が決められており、この基準よりも多くの看護・介護職員を配置している施設では「上乗せ介護費用」がかかります。 スタッフの人件費に相当するため金額は施設ごとに異なり、介護保険は適用外です。 その他費用 その他費用には、診察や歯科治療を受けた際の医療費、歯ブラシなどの日用品代、オムツなどの消耗品代、さらには嗜好品代といったさまざまな費用が含まれます。また、施設によってはイベントやサークル活動等に個別の費用がかかることもあります。 入居時費用と3つの支払い方式 入居時費用の支払い方式には「前払い方式」「月払い方式」「併用方式」があります。それぞれ初期費用と月額費用が異なり、利用者のニーズに合わせて複数プランを用意している施設もあります。 前払い方式 「有料老人ホームへの想定入居期間×賃料」を入居時費用と定め、その全額または一部を入居時費用として支払う方式です。 一部を支払った場合は、その後残額を分割または一括で支払います。また、一定の期間内に契約を解消すると返還金を受け取れます。 月払い方式 有料老人ホームに入居した際に一定の金額を支払うのではなく、毎月賃料として支払う方式です。 前払い方式とは違い毎月決まった額を支払うため、想定入居期間を超えて入居し続けると前払い方式よりも割高になります。 併用方式 前払い方式と同様に想定入居期間×賃料から算出される入居時費用の“一部”を前払い金として支払い、それを差し引いた賃料を月々支払っていきます。 入居時費用の償却 入居時費用は家賃の前払いにあたるため、一定期間毎月賃料に引き当てられます。このように最初の費用を少しずつ使っていくことを「償却」といいます。 賃料として償却される以外に、入居時にも一定の割合で償却金が発生します。これを「初期償却」と呼びます。 償却期間や初期償却の割合は施設ごとに決められており、償却が終わる前に退去した場合は残金が戻ってきます。 返還金の例を次の図で見てみましょう。 このケースでは、600万円のうち初期償却の180万円は入居後すぐに退去しても戻ってこない金額です。残りの420万円を償却期間で等分すると1ヵ月7万円となり、この金額が毎月賃料に引き当てられられます。 入居後5年以内は償却が終わっていないため、この間の退去では入居時費用から初期償却額と毎月償却された額を引いた金額が返還されます。 短期解約特例(クーリングオフ) 「短期解約特例(クーリングオフ)」は、いったん契約の申し込みや契約の締結をしたあとでも、一定期間であれば契約を無条件で撤回したり解除できる制度です。 介護付き有料老人ホームのクーリングオフ適用可能期間は90日間です。入居したものの施設の方針が合わない場合や必要なサービスが受けられなかったときも、この期間内に申し出れば契約が解除できます。 ただし、入居時費用のすべてが返金されるわけではありません。入居時費用から入居した日数に応じた利用料や、居室内の原状回復に必要な費用を差し引いて返金されます。 高額な介護付き有料老人ホームには理由があります 豪華な設備や食事の超高級ホームは別としても、介護付き有料老人ホームの費用は施設によって差があります。この差はどこからくるのでしょうか。 例えば立地では、地方に比べ都市部の方が高額になります。居室の広さや設備、共有スペースの充実度によっても差が出ます。 また、介護スタッフや看護師の人員体制や給与も大きく関わります。人員体制に余裕があれば利用者に目が行き届き、介護の質の向上も期待できます。 このように、高額な施設には高額なだけの理由があります。介護付き有料老人ホームは長期間生活する場所になるため、値段だけではなく費用の根拠にも目を向けて選ぶようにしましょう。 入居時に0円の施設も増えています 介護付き有料老人ホームは入居時費用がかかるのが一般的ですが、月額利用料だけで入居できる施設も増えています。 入居時費用がかからない分、毎月の賃料が高くなるため、想定入居期間を超えて入居し続けると前払い方式よりも割高となります。しかし、入居時にまとまった資金を確保できない方や短期間の入居を想定している方にとってはメリットも大きいのではないでしょうか。 年金だけで入居は可能か? 介護付き有料老人ホームは、比較的安く利用できる施設から高額な施設まで費用の幅が広いため、年金だけで入居可能かどうかは選ぶ施設によって決まります。 以下は令和4年度の国民年金と厚生年金の受給額の平均ですが、国民年金のみの場合は老人ホームへの入居は厳しいと言えるでしょう。 国民年金6万4816円厚生年金21万9593円 出典:「令和4年4月分からの年金額」(日本年金機構) 費用負担を軽減する制度があります 介護付き有料老人ホームでは介護保険を利用できますが、要介護度が高いと自己負担も高額になります。また、入居中に病気やけがなどで治療が必要とさらに医療費が必要になることも。 これらの費用負担を軽減できる制度がありますので、知っておきましょう。 高額介護サービス費制度 「高額介護サービス費制度」は、1ヵ月の介護保険サービス自己負担額が限度額を越えた場合、越えた分の金額が戻ってくる制度です。支給対象の方には自治体から「支給申請書」が送られくるので、忘れずに申請しましょう。 高額介護サービス費の申請方法 高額介護サービス費の支給を受ける際は、各自治体の窓口に申請しましょう。以下、申請時に必要な主な書類をまとめました。 高額介護サービス費支給申請書介護保険被保険者証振込先が確認できるもの 高額医療・高額介護合算制度 「高額医療・高額介護合算制度」は、同一世帯で支払った介護保険サービスと医療費の自己負担額の合計が基準を越えた場合、越えた分の金額が戻ってくる制度です。合算期間は8月1日から翌年の7月31日で、利用するには自治体の国民健康保険窓口で申請します。 ただし、同一世帯内でも「夫が75歳以上で後期高齢者医療保険、妻が75歳未満で国民健康保険」など、加入する保険が異なる場合は合算することができません。さらに、基準を500円以上越えない場合は適用外です。 高額医療・高額介護合算制度の申請方法 高額医療・高額介護合算制度を利用する際は、各自治体の窓口に申請しましょう。以下、主に必要な書類をまとめました。 高額医療・高額介護合算申請書健康保険証介護保険証振込先が確認できるもの 費用負担を軽減する控除もあります 親の介護付き有料老人ホーム費用を子どもが援助する場合、「扶養控除」や「障害者控除」が受けられる可能性があります。 扶養控除 介護付き有料老人ホーム入居前から親を扶養に入れていた方や、遠距離介護などで仕送りしていた方などは施設入居後も扶養控除が受けられる可能性があります。 控除額は扶養対象1人あたりにつき38万円ですが、扶養対象が70歳以上の場合は老人扶養親族となり、48万円の控除が受けられます。 障害者控除 要介護認定を受けて介護付き有料老人ホームに入居する場合、「障害者控除」を受けられる可能性があります。 要介護認定=障害者認定ではありませんが、要介護3以上の場合多くの自治体では「特別障害者控除対象者」として認定され、40万円の控除が受けられます。また、基準は自治体ごとに定められており、要介護2でも障害者控除対象者に認定されることもあります。 [staff_banner] 介護付き有料老人ホームの費用に関するよくある質問 生活保護で入居できる施設はありますか? 生活保護でも入居できる施設は、介護付き有料老人ホーム全体の1割程度あります。公的機関に比べると費用は高額になりますが、特別養護老人ホームの入居条件である要介護3に満たない人が入れる施設もあります。 また、特別養護老人ホームは人気が高く、入居を希望してから入るまでに数年かかることもあるので、待機期間中の入居先として利用するのもひとつの手です。 受け入れは施設の考え方により異なり、入居可能な施設でも人数制限を設けているケースがあります。気になる施設には問い合わせてみましょう。 その他費用はどのくらいを見込めば良いですか? その他費用の目安は、医療費1~2万円、その他雑費1~2万円です。ただし、訪問診療の医療費やおむつ代、嗜好品代、レクリエーション費用といったさまざまな費用を含むため、利用者ごとの健康状態や趣味嗜好などによって大きな差があります。 入居時費用の前払いと月払い、どちらが得ですか? 一般的には入居期間が長ければ前払いの方が、短ければ月払いの方がお得になります。しかし、どちらの方式にもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言い切れません。 体験入居は介護保険が使えますか? 施設の雰囲気や設備を実際に体験できる「体験入居」。介護付き有料老人ホーム選びの最終段階に欠かせませんが、残念ながら介護保険適用外です。このため、滞在した日数分の食費や施設使用料などは実費で支払います。 ▶「いい介護」で介護付き有料老人ホームを探してみる { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "生活保護で入居できる施設はありますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "生活保護でも入居できる施設は、介護付き有料老人ホーム全体の1割程度あります。公的機関に比べると費用は高額になりますが、特別養護老人ホームの入居条件である要介護3に満たない方が入れる施設もあります。" } },{ "@type": "Question", "name": "その他費用はどのくらいを見込めば良いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "その他費用の目安は、医療費1~2万円、その他雑費1~2万円です。ただし、訪問診療の医療費やおむつ代、嗜好品代、レクリエーション費用といったさまざまな費用を含むため、利用者ごとの健康状態や趣味嗜好などによって大きな差があります。" } },{ "@type": "Question", "name": "入居時費用の前払いと月払い、どちらが得ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "一般的には入居期間が長ければ前払いの方が、短ければ月払いの方がお得になります。しかし、どちらの方式にもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとはいいきれません。" } },{ "@type": "Question", "name": "体験入居は介護保険が使えますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "施設の雰囲気や設備を実際に体験できる「体験入居」。介護付き有料老人ホーム選びの最終段階に欠かせませんが、残念ながら介護保険適用外です。このため、滞在した日数分の食費や施設使用料などは実費で支払います。" } }] }

【動画でわかる】特別養護老人ホームの費用はいくらかかる?年金だけで入居は可能?減免制度も解説

【動画でわかる】特別養護老人ホームの費用はいくらかかる?年金だけで入居は可能?減免制度も解説

特別養護老人ホームは入所待ちができるほど人気の高い介護施設です。その理由のひとつは、入居時費用がかからず、費用を抑えることができるからです。 この記事では気になる特別養護老人ホームの費用について紹介します。 https://youtu.be/q8oQx7xwOlU 特別養護老人ホームとは? 特別養護老人ホームは、在宅での生活が困難な高齢者に対し介護を提供する施設で、略して「特養」とも呼ばれます。公的な介護施設のひとつで、3つの特徴があります。 老人ホームの中では比較的安価に入所できる看取りの対応が可能な施設も多く、終身で利用できる入所待機者が多く、地域によっては入所までに数年かかることもある 特別養護老人ホームでは、入浴や排泄・食事といった介護のほか、日常生活の介助・機能訓練・健康管理なども受けられます。終身での利用ができるため、「終の棲家(ついのすみか)」として選ぶ方の多い施設です。 特別養護老人ホームは前払い金不要 特別養護老人ホーム(以下特養)は、初期費用や入所一時金が不要で利用者の経済的負担が少ない点が魅力の一つです。入所時に支払うのは介護サービス費、生活費など月々に発生する月額利用料のみです。 居室別の基本的な月額費用 特養の月額費用は実にさまざまで居室の賃料、食費、介護保険の負担額によって決まります。なお、特養には居室タイプが4種類あるので、それぞれの費用相場を見ていきましょう。 従来型個室 1室1名の完全個室を指し、プライバシーの確保が可能です。費用の相場は9.6~10.4万円です。 多床室 古くからあるスタイルで1室に2名から4名のベッドを設置しています。費用の相場は8.6~9.4万円です。 ユニット型個室 介護手法としてユニットケアを取り入れています。個室を1名で利用しダイニング、キッチン、浴室、トイレなどを共同利用します。費用相場は12.3~13.1万円です。 ユニット型個室的多床室 以前は多床室だった居室を改装し簡易的な壁で個室にしています。費用相場は11.3~12.1万円です。 特別養護老人ホームの月額費用内訳 特養の月々の費用には賃料、食費、施設介護サービス費、日常生活費、介護サービス加算などがあります。 賃料 「賃料」は通常の賃貸物件の家賃にあたり、施設に入所するために毎月必要な費用です。 特別養護老人ホームの賃料は厚生労働省の定める「基準費用額」に基づいて設定されており、ユニット型個室や従来型個室など、居室のタイプにより金額が異なります。 食費 「食費」も賃料と同じく基準費用額に基づいて決められています。1日3食分で計算されるため、外出などで1食抜いたとしても1日分で請求されます。 ただし、入院や外泊で数日不在になる場合は食事を停止することができ、その間の食費は請求されません。 施設介護サービス費 「施設介護サービス費」は、介護サービスを受けるために必要な費用です。 要介護度が上がるほど高額になるほか、居室のタイプによっても異なります。介護付き有料老人ホームなどとは異なり、おむつ代も施設介護サービス費に含まれます。 日常生活費 「日常生活費」は、理美容代や日用品代・お菓子など、日常生活で発生するさまざまな費用です。また、施設内のレクリエーションで利用する材料費なども日常生活費に含まれます。 介護サービス加算 「介護サービス加算」は、手厚い人員体制や入所者の状態に応じたサービスの提供など対し、施設介護サービス費に上乗せして支払う費用です。 ここでは、主な加算を一部紹介します。 夜間職員配置加算 「夜間職員配置加算」は、夜間に基準よりも多くの介護・看護スタッフを配置することに対して加算されます。この加算の対象施設は夜間の見守り体制が手厚いだけでなく、24時間褥瘡(床ずれ)のケアなどにも対応してもらえます。 経口維持加算 「経口維持加算」は、嚥下機能や認知機能の低下などにより普通の食事が困難になった入所者への、口から食べる楽しみを得るための支援に対して加算されます。 具体的には、口から食べるための「経口維持計画書」を入所者ごとに作成し、医師または歯科医師の指示のもと、管理栄養士または栄養士が栄養管理をおこなうなどの要件があります。 介護サービス加算が加算されるのはどんなとき? かつての特養では、食事、入浴などの生活支援に比重を置いていたため、医療面のケアはそれほど充実していませんでした。 しかし、昨今の高齢化により医療ケアのニーズが高まり、特養でも医療・介護面を強化する動きが不可欠になっています。そのため、積極的な医療ケアや介護サービスを提供していくための専門スタッフの確保が必須です。 特養では専門スタッフの配備や医療・介護サービスを提供するにはサービス加算が発生します。施設によって加算内容は異なりますが、加算が多いほど手厚い人員配備や医療・介護サービスを行っているといえます。 おむつ代は施設の利用料に含まれる 特養は介護保険施設にあたるので、食費、必要な日用品代、理美容費、医療費、レクリエーション費などは自己負担ですが、おむつ代は施設負担となり請求されません。 なお、特養以外の民間の有料老人ホームではおむつ代は実費請求です。 おむつなどの介護用品の実費請求が積み重なると経済的負担は大きくなり、この点からも特養は他の民間有料老人ホームよりも経済的な負担が少なく安心です。 特別養護老人ホームの費用を軽減できる制度 特養は介護保険制度と老人福祉法の観点から高齢者保護の機能があります。そのため特養の費用を軽減できる制度があります。 特定入所者介護サービス 前述の月額利用料は、所得に応じて支払い額が決まる仕組みになっています。簡単に言うと、所得が少ない人ほど支払いの負担が軽くなる、ということです。 この分類は5段階に分かれているので、以下で入居者本人がどれに当てはまるのか確認しておきましょう。 第1段階:生活保護受給者、老齢福祉年金受給者で本人及び世帯全体が市民税非課税第2段階:世帯全員が住民税非課税かつ本人の合計所得金額+課税年金収入額+非課税年金収入額が80万円以下第3段階(1):世帯全員が住民税非課税かつ本人の合計所得金額+課税年金収入額+非課税年金収入額が80万円より大きく120万円以下第3段階(2):世帯全員が住民税非課税で、本人の合計所得金額と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計が年額120万円を超える人第4段階:上記以外の方 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 段階ごとの負担限度額 第1段階 生活保護受給者、老齢福祉年金受給者で本人及び世帯全体が市民税非課税 居住費の負担限度額食費の負担限度額多床室0円9000円従来型個室9600円ユニット型個室的多床室1万4700円ユニット型個室2万4600円 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 第2段階 本人及び世帯全体が市民税非課税で合計所得金額+課税年金収入額が80万円以下の方 居住費の負担限度額食費の負担限度額多床室1万1100円1万1700円従来型個室1万2600円ユニット型個室的多床室1万4700円ユニット型個室2万4600円 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 第3段階(1) 世帯全員が住民税非課税で、本人の合計所得金額と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計が年額80万円を超え120万円以下の人 居住費の負担限度額食費の負担限度額多床室1万1100円1万9500円従来型個室2万4600円ユニット型個室的多床室3万9300円ユニット型個室3万9300円 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 第3段階(2) 世帯全員が住民税非課税で、本人の合計所得金額と課税年金収入額と非課税年金収入額の合計が年額120万円を超える人 居住費の負担限度額食費の負担限度額多床室1万1100円4万800円従来型個室2万4600円ユニット型個室的多床室3万9300円ユニット型個室3万9300円 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 第4段階 上記以外の人 居住費の負担限度額食費の負担限度額多床室2万5200円4万3350円従来型個室3万4500円ユニット型個室的多床室4万9200円ユニット型個室5万9100円 出典:「特定入所者介護サービス費」(厚生労働省) 特定入所者介護サービスの申請方法 制度を利用するには本人または代理人のお住まいの各市区町村の窓口へ申請します。申請時に必要な書類や不明な点を事前に各自治体へ確認して準備しましょう。 介護保険被保険者証のコピー介護保険負担限度額認定申請書同意書被保険者本人および配偶者名義の全通帳のコピー有価証券や投資信託などのその他資産のコピー 高額介護サービス費制度 「高額介護サービス費制度」は、1カ月の介護保険サービス自己負担額が限度額を越えた場合、越えた分の金額が戻ってくる制度です。支給対象の方には自治体から「支給申請書」が送られくるので、忘れずに申請しましょう。 高額介護サービス費の申請方法 高額介護サービス費の支給を受ける際は、各自治体の窓口に申請しましょう。以下、申請時に必要な主な書類をまとめました。 高額介護サービス費支給申請書介護保険被保険者証振込先が確認できるもの 高額医療・高額介護合算制度 「高額医療・高額介護合算制度」は、同一世帯で支払った介護保険サービスと医療費の自己負担額の合計が基準を越えた場合、越えた分の金額が戻ってくる制度です。合算期間は8月1日から翌年の7月31日で、利用するには自治体の国民健康保険窓口で申請します。 ただし、同一世帯内でも「夫が75歳以上で後期高齢者医療保険、妻が75歳未満で国民健康保険」など、加入する保険が異なる場合は合算することができません。さらに、基準を500円以上越えない場合は適用外です。 高額医療・高額介護合算制度の申請方法 高額医療・高額介護合算制度を利用する際は、各自治体の窓口に申請しましょう。以下、主に必要な書類をまとめました。 高額医療・高額介護合算申請書健康保険証介護保険証振込先が確認できるもの 特別養護老人ホームの費用は年金でまかなえる? 特養は、公的な介護保険施設にあたるため民間の有料老人ホームと比べ、入所一時金などの初期費用もかからず、月額利用料も施設負担の部分もあり安価に設定されています。 月額利用料は所得や減額制度の利用により異なりますが、一般的に年金で十分まかなうことは可能であると言われています。特養の最大のメリットは低料金であること。年金収入で生活したい要介護3以上(特例の要介護1・2)の方にはおすすめです。 特別養護老人ホームは安価だが待機期間が長い 特養は低コストでの介護施設を検討している方におすすめです。他の施設と比較しても高額な初期費用の心配もなく、原則終身にわたり入所でき、24時間介護が受けられ、公的施設なので倒産のリスクもありません。 非常に魅力的な施設な分、人気が高く、申請してから入居までの待ちできるまでの期間が長いのがデメリットです。ただ昨今では、待機人数が減少し、比較的入居しやすくなってきています。 出典:「特別養護老人ホームの入所申込者の状況」(厚生労働省) 介護保険施設は特養のほかに介護老人保健施設、介護療養型医療施設、介護医療院の4種類あります。特養は介護ケアと長期入居ができるので特に人気です。 特別養護老人ホームに入所したいけど待っている期間はどうする? 特養の入所までに相当の時間を要することも珍しくありません。最近では初期費用のない有料老人ホームに入居しながら待機する方も増えています。 別の施設を検討する 特養に申請をしたものの、待機期間が発生した場合どのように過ごせば良いでしょうか。 家族での介護が難しい場合、入所待ちの期間別の施設を検討する必要があります。最近では初期費用がない有料老人ホームも増えています。入居一時金がないけれど3ヵ月ごとに入退去審査がある介護老人保健施設で待つ方もいます。 なお、有料老人ホームでは自分で用意するベッドや寝具、家具は、特養では備品になりますので、レンタルすることをおすすめします。 [staff_banner] 在宅サービスを利用する 特養への入所待ちの期間に在宅サービスを利用する選択肢もあります。入所までの期間が短い場合に選択しやすい方法です。自宅で介護保険の範囲内でサービスを受けることができますし、高齢化に伴い利便性の高いサービスが増えることが期待できます。 介護者の用事や体調不良で自宅での介護が難しいこともあるでしょう。その場合は在宅介護者が一時的に入所し介護を受けるサービス(ショートステイ)を利用することも可能です。 施設を利用してみることで不明な点が解消できますし、ならし期間として馴染めるメリットと、介護者の介護疲れを回復させる効果もあります。 特別養護老人ホーム(特養)の費用に関するよくある質問 特別養護老人ホームの費用目安はどのくらいですか? 特別養護老人ホームは、入居一時金が不要で支払うのは毎月の利用料のみです。月額利用料の目安は居室タイプによりますが、約9~13万円です。入居者の要介護度によって変動があるので、しっかり確認しましょう。 特別養護老人ホームへ早く入居するにはどうしたら良いですか? 特別養護老人ホームは月額利用料が安価ということで待機人数も多く、入居までに1年以上かかることも珍しくありません。少しでも早く入居するためには、「同時に2カ所以上申し込む」「人気の低い居室タイプに申し込む」「探す地域を拡げてみる」といった手段が挙げられます。 また経済的に少し余裕があるのであれば、有料老人ホームへ一旦入居し、そこで特別養護老人ホームの空きを持つというのもひとつの手です。 特別養護老人ホームは何故安いのでしょうか? 特別養護老人ホームは、国からの助成金や税金面で優遇されているため安価で運営できています。入居者にとって初期費用がかからないことはメリットで、介護度が上がっても終身的に生活できるのは魅力的です。 その反面、安価ということもありどの施設も満室の傾向が強いというのが現状です。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "特別養護老人ホームの費用目安はどのくらいですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "特別養護老人ホームは、入居一時金が不要で支払うのは毎月の利用料のみです。月額利用料の目安は居室タイプによりますが、約8.6~13.1万円です。入居者の要介護度によって変動があるので、しっかり確認しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "特別養護老人ホームへ早く入居するにはどうしたら良いですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "特別養護老人ホームは月額利用料が安価ということで待機人数も多く、入居までに1年以上かかることも珍しくありません。少しでも早く入居するためには、「同時に2カ所以上申し込む」「人気の低い居室タイプに申し込む」「探す地域を拡げてみる」といった手段が挙げられます。また経済的に少し余裕があるのであれば、有料老人ホームへ一旦入居し、そこで特別養護老人ホームの空きを持つというのもひとつの手です。" } },{ "@type": "Question", "name": "特別養護老人ホームは何故安いのでしょうか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "特別養護老人ホームは、国からの助成金や税金面で優遇されているため安価で運営できています。入居者にとって初期費用がかからないことはメリットで、介護度が上がっても終身的に生活できるのは魅力的です。その反面、安価ということもありどの施設も満室の傾向が強いというのが現状です。" } }] }

【動画で解説】高級老人ホームはなぜ高い?8つの特徴や選ぶときのポイント

【動画で解説】高級老人ホームはなぜ高い?8つの特徴や選ぶときのポイント

老人ホームの中でも「高級」といわれる高級老人ホームとはどのような施設なのでしょうか。高級老人ホームの特徴や良い点、選ぶポイントについて説明します。 選ぶときのポイントは入居時の判断基準になります。ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/7DgLPTNesM4 高級老人ホームが高級である理由 「老後は施設が充実している高級老人ホームで悠々自適に暮らしたい」「資金に余裕があるため、高級老人ホームに入居して家族に負担をかけたくない」といった理由から、高級老人ホームの入居を検討されている方もいることでしょう。 高級老人ホームの特徴は、一般の介護施設に比べて豪華な設備や手厚いサービスが用意されていること。場所もアクセスがしやすい都市部や高級住宅地に建てられることが多く、今後も需要があると言われています。 サービスやロケーションなどにこだわっているため、一般の介護施設に比べて費用感も高く、富裕層向けと言えるでしょう。そのため、資金計画をしっかりおこなう必要があります。 高級老人ホーム8つの特徴 それでは、高級老人ホームの特徴について詳しく説明していきましょう。 スタッフの教育に力を入れている スタッフの丁寧な応対や言葉使いが行き届いた施設は高級感を感じるもの。高級な老人ホームでは「接遇」の教育をしっかりおこなうとともに、高級ホテルのようなコンシェルジュを配置しているところもあります。 高級な老人ホームへ見学に行った際、以下の4点をぜひチェックしてみてください。 基本的なマナー入居者やご家族への接遇言葉遣い心のこもった「おもてなし」 立地が良い 高級な老人ホームは、アクセスが便利な都市部や人気のリゾート地に建てられることが多く、近隣にデパートといった商業施設や映画館、主要駅があったり、人気の観光地や温泉付きの施設などがあります。 入居を検討する際は、不動産の土地相場も参考にすると良いでしょう。入居者本人が交通の便が良い施設が良いのか、ベットタウンのような郊外か、のんびりと豊かな自然に囲まれた立地が良いのかなど、費用計画と照らし合わせて検討してください。 外観・内装が綺麗 高級な老人ホームの中には、イタリア風の建築物や古城の外観をイメージしているなど、ハード面に趣向を凝らした施設が多く見受けられます。施設内の内装もラグジュアリーな家具などが使用されているため、豪華な入居生活が過ごせます。 また、一般的な老人ホームはバリアフリー設計されていることがほとんどですが、高級老人ホームはさらに、車椅子なども悠々と動かせるような広々とした空間設計がされていることが多いです。 共用設備が充実 高級な老人ホームの共用設備は、一般の老人ホームより充実した設備や備品が配置されている傾向があります。 例えば、フィットネスルーム、温泉、理美容室、図書館、ラウンジ、カフェ、カラオケ、シアタールーム、ダンスホール、ビリヤードルーム、囲碁・将棋ルーム、絵画や陶芸が作成できるアトリエや陶芸ルームなどが設置されています。 その他、ゲスト用の駐車場や豪華な宿泊ルームを用意している施設もあります。 介護・医療体制が整っている 医療機関医療機関との連携による24時間対応施設内に医師や看護師が常駐クリニックが併設 高級な老人ホームは、以下の介護・医療体制が整っていて安心です。 ホーム内に医師や看護師などが24時間365日常駐している施設が多くあるとともに、介護スタッフの人数を基準より手厚く配置したり、充実したリハビリサービスを提供している施設もあります。 体調不良や緊急時にもすぐ診察してもらえるクリニックも併設されている場合もあり、入居者もその家族も安心して過ごせます。 食事が豪華 老後の楽しみのひとつが食事。高級老人ホームの食事は栄養バランスはもちろん、良い食材、お味、見た目、バラエティ豊かな豪華なメニューを取り入れている施設が大半です。 イベントメニューも充実しており、有名シェフや寿司職人を招いたり各国のメニューや、選択制のメニューを提供していることもあります。 食器やカトラリーも高級なものを使ってテーブルセッティングされることもあるため、食事時間も満足したものになるでしょう。 アクティビティ・レクリエーションが豊富 高級な老人ホームは、アクティビティやレクリエーションが非常に充実しています。 例えば、趣味活動の専用の部屋で陶芸教室や華道、ダンスホールでの社交ダンスサークルなどが活発に開催されていたり、ときにはプロの演奏者や落語家などのコンサートが開かれることも。 その他、旅行ツアーを企画したり、外出または旅行への同行サポートサービスを提供する高級老人ホームもあります。 運営会社が大手企業で安心 高級老人ホームを運営しているのは、多くが大手企業です。そのため、充実した設備やスタッフの教育がしっかりしており、安心感にもつながります。 高級老人ホームの費用感 高級な老人ホームの入居を検討するうえで重要な、費用計画について説明していきます。 入居一時金 入居一時金とは、老人ホームに入居するための権利を得るお金のこと。家賃を前払いするシステムであり、高級老人ホームになると数千万から1億円以上になることもあります。 この入居一時金は、高額ではあるものの、入居後に入居者が退居したり死亡した場合は、一時金の一部が返還される、「償却金制度」が採られています(償却期間内に限る)。 ただし、入居者が死亡して高額な返還金を遺族が受け取った場合は相続税などが発生する場合もあり注意が必要です。 介護施設によって入居一時金や返還金のシステムが異なるため、詳細は入居希望の施設に確認しましょう。 月額利用料 月額利用料は、高級老人ホームの家賃や管理費、食費、日用品、光熱費などが含まれます。介護サービスや医療サービスは含まれないためご注意ください。 費用感は20~50万円くらいと一般的な老人ホームに比べて高め。また、部屋のタイプや食事の対応サービス(アレルギーや選択制メニューなど)、嗜好品、レクリエーション費などによっても金額は変動します。 詳しい金額は入居希望の施設に問い合わせたり、料金パンフレットなどで確認すると良いでしょう。 費用の支払い方法 費用感も高めな高級老人ホームの支払い方法も気になるところではないでしょうか。それでは支払い方法についてご説明します。 前払い方式 入居時に今後かかるであろう家賃を全額前払いする方法のこと。先に支払っておけば、費用面でも見通しが立てやすくなり費用面や気持ちに余裕が生まれます。 入居している施設の入居一時金や月額利用料の金額が下がったとしても返金対応などがないことが多いため、詳しくは施設にお問合せください。 月払い方式 毎月、家賃やサービス費用を支払う方法のこと。別の介護施設への入居待機など入所予定が短期期間の人が利用することが多いです。一括支払いに比べると費用感は高め。 月額利用料は、立地や内装やスタッフの配置人数、医師や看護師の常駐などサービスや設備が充実している分だけ料金も上乗せしていきます。 そのため、短期間利用であっても入所希望の施設のサービスが費用に見合っているか確認してください。 併用方式 入居時に入居想定期間の家賃の一部を前払いして、入居後はその他の費用を毎月支払っていく方法です。一括支払いと比較すると月額利用料の費用感は高めですが、毎月支払う家賃が減額されるため、入居者の毎月の負担も軽めになります。 また、入居一時金の返還金制度も適用されることが多いですが、入居期間が長期になると返還金もその分減ります。詳しい金額は施設にお問合せください。 入居時費用の償却 入居した年数に応じて入居一時金から家賃などを差し引いていくことを「償却」と言います。 入居一時金の一般的な償却方法は、入居時に入居想定期間の家賃などを「初期償却」して残りの費用を毎月償却していきます。一方、初期償却せず月単位で償却していくのを「均等償却」と呼びます。 入居後償却期間がまだ終わっていないうちに退去や死亡した場合は、未償却分が本人や家族に返還されます(返還金)。返還金の内訳はわかりづらいため、高級老人ホームに入居予定の方は担当の税理士などに相談してみると良いでしょう。 また、入居一時金はクーリングオフ制度も適用される場合があるため、契約書に必ず目を通すようにしましょう。 高級老人ホームの入居条件 高級老人ホームに入居する際にはさまざまな条件があります。以下で詳しく見ていきましょう。 健康状態 高級老人ホームでは、施設ごとに健康状態で入居の可否を設定している場合があります。例えば、入居条件を自立している方に限定していたり軽度の介護度であれば受け入れを可能にしていたり、施設によって条件は異なります。受け入れ状況に関しては、施設に詳細を確認しましょう。 身元保証 高級老人ホームに限らず、ほとんどの老人ホームで入居時に身元引受人や保証人が必要です。基本的に身元引受人や保証人は家族の場合が多いですが、もし家族や親族がいない場合には保証会社や成年後見制度を利用することも一案です。 支払い能力 高級老人ホームへ入居する際は、入居者の支払い能力も入居条件のひとつです。そのため、入居時に入居希望者の収入や資産などを確認されることがあります。 高級老人ホームを選ぶときの3つのポイント 高級老人ホームを選ぶ時には以下が大事なポイントです。 費用を払い続けることができるか楽しんで生活できるかサービス面が充実しているか それでは詳しく解説していきましょう。 費用を払い続けることができるか 高級老人ホームを入居する際に大事なポイントは、高額な入居一時金の支払い後も毎月の月額利用料が無理なく支払えるかという点です。そのため、費用面はよく検討する必要があります。 80歳、85歳、90歳、100歳まで生きた場合、どのくらいの費用が必要なのかシミュレーションしてみましょう。終身まで同じ高級老人ホームに入居する予定の場合は、生活レベルに合った施設を選び預貯金もしっかりあったほうが安心です。 楽しんで生活できるか 老人ホームを選ぶ時に大事なポイントは「自分が楽しんで生活できるか」ということ。都市部での買い物や外食を好む人もいれば、自然豊かな郊外やリゾート地に住みたい人もいるでしょう。趣味や習い事も豊かな老後生活を送れるため、入りたい高級老人ホームの趣味講座の内容も確認してみてください。 そして、家族が面会しやすい立地であることも大事ではありますが、自分が描いているライフスタイルに合った施設を選ぶと良いでしょう。 サービス面が充実しているか 高級老人ホームは医療サービスや介護サービス、生活支援サービスが充実していると言われています。そのため、入居希望の施設のサービスの度合を実際に見学して、実際にそこで生活している自分をシミュレーションしてみると良いでしょう。 また、医師や看護師の365日24時間常駐や日常生活の介助、コンシェルジュサービス、家事代行、買い物や病院への付き添い、安否確認サービスなどさまざまな手厚いサービスが費用のどこに含まれているかを施設に確認するのも大事なポイントです。 日々充実した生活を送るために この記事では、老後を豊かに過ごせる高級老人ホームについてご紹介してきました。 自分のライフスタイルと費用面が合致した施設を見つけるために、興味がある施設は実際確認したり見学会に行くことをおすすめします。施設によっては試食会をおこなうところもあります。 人によっては住み慣れた自宅を手放したり、賃貸に出したりとすることもあるでしょう。高級老人ホームへの入居を検討している場合は、費用計画をしっかり立てることが大切です。 [staff_banner] 高級老人ホームに関するよくある質問 高級老人ホームはどれくらいの費用で入居できますか? 高級老人ホームは、入居一時金として数千万~数億円に設定されているところが多いです。また、月額利用料に関しては20~50万円程と一般的な老人ホームに比べて高めに設定されています。 入居時に支払った費用は返ってきますか? 入居後償却期間がまだ終わっていないうちに退去や死亡した場合は、未償却分が本人や家族に返還されます。 入居一時金の一般的な償却方法は、入居時に入居想定期間の家賃などを「初期償却」して残りの費用を毎月償却していく方法をとっています。償却については施設ごとに内容がさまざまなので、入居を検討する際はしっかり確認しましょう。 高級老人ホームへ入居するときの注意点は何ですか? 高級老人ホームに入居する際に注意すべき点は、高額な入居一時金の支払い後も毎月の月額利用料が無理なく支払えるかという点です。 想定年数以上生きた場合を考え、生活レベルに合った施設を選びましょう。また、高齢になれば介護にかかる費用も増えてくるので、将来的にどの程度費用がかかるかシュミレーションを適宜おこないましょう。 ▶「いい介護」で高級な老人ホームを探してみる { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "高級老人ホームはどれくらいの費用で入居できますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "高級老人ホームには入居一時金が必須で、約数千万~数億円に設定されているところが多いです。また、月額利用料については約20~50万円程が目安で一般的な老人ホームに比べて高めです。居室タイプや施設の設備などにより金額の変動もあるので注意が必要です。" } },{ "@type": "Question", "name": "入居時に支払った費用は返ってきますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "入居後償却期間がまだ終わっていないうちに退去や死亡した場合は、未償却分が本人や家族に返還されます。入居一時金の一般的な償却方法は、入居時に入居想定期間の家賃などを「初期償却」して残りの費用を毎月償却していく方法をとっています。償却については施設ごとに内容がさまざまなので、入居を検討する際はしっかり確認しましょう。" } },{ "@type": "Question", "name": "高級老人ホームへ入居するときの注意点は何ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "高級老人ホームに入居する際に注意すべき点は、高額な入居一時金の支払い後も毎月の月額利用料が無理なく支払えるかという点です。想定年数以上生きた場合を考え、生活レベルに合った施設を選びましょう。また、高齢になれば介護にかかる費用も増えてくるので、将来的にどの程度費用がかかるかシュミレーションを適宜おこないましょう。" } }] }

安い老人ホームとはどんな施設?高級老人ホームとの違いを解説

安い老人ホームとはどんな施設?高級老人ホームとの違いを解説

介護施設の入居を検討する時、みなさんが気にするのが費用面でしょう。 「安価な介護施設はどこなのか?」「費用に差がつくのはポイントは?」 この記事では、そんな疑問にお答えすると同時に、介護施設を選ぶ時に費用に差がつくポイントを詳しく紹介していきます。是非、施設選びの参考にしてください。 https://youtu.be/R1a3TioQXmA 安い老人ホームの特徴 医療法人や社会福祉法人が運営している公的の介護施設は、金額設定が安めのところがほとんどです。主に「特別養護老人ホーム」や「ケアハウス」などが当てはまり、中にはクリニックに併設された介護施設もあります。 一方、民間(一般企業含む)が運営する有料老人ホームは金額設定が高めです。理由としては、公的施設と比べサービスや設備、人員体制が充実しているためです。 ただし、施設によって金額設定はさまざまなので、詳細に関しては施設に直接確認すると良いでしょう。 安い老人ホームが安価な理由 安い老人ホームの安価な理由は以下の3つです。 医療法人や社会福祉法人が運営立地条件が良くない元々あった施設を改築 以下で詳しく見ていきましょう。 医療法人や社会福祉法人が運営 医療法人や福祉福祉法人は国や自治体からの補助を受けているため、費用も安めの設定の施設がほとんどです。 医療法人は病院、介護老人保健施設、リハビリステーション、デイサービスなどを運営しており、社会福祉法人は特別養護老人ホーム、デイサービス、訪問介護、ショートステイなどを運営しています。 立地条件が良くない 立地条件によって費用も変動すると言っても過言ではありません。 駅から徒歩数分だったり一等地に立地していると費用も高めになりますが、駅から離れた郊外や地価の安い地域、アクセスが難しい立地の場合は費用も安めに設定されることが多いです。 とはいえ、「自宅から近い場所が良い」「自然豊かなエリアに囲まれたい」「都市部や商業施設に近いほうがいい」といった入居者の希望もそれぞれ異なるため、本人の希望と費用面がマッチした介護施設を選ぶと良いでしょう。 元々あった施設を改築 介護施設の建屋自体が、新築なのか元々あった施設を改装したものかによっても費用は異なり、土地も借地か自社の土地なのかによっても変わります。 元はホテルや旅館などの宿泊施設、福利厚生の保養所だったところを改築して、有料老人ホームとして新たに使用している施設は、安めの費用設定の場合が見受けられます。 高級老人ホームが高い理由 一方で、高級な老人ホームの高い理由は以下の4つです。 食事が豪華介護・医療体制が充実しているイベント・レクリエーションが充実している共用設備が充実している 食事が豪華 老後生活で楽しみのひとつである食事。高級な老人ホームは見た目や食材、調理方法など食事に力を入れている施設がほとんど。栄養バランスが取れているのはもちろん、フルコース仕立てや注文式といったホテル感覚の食事シーンが楽しめます。 中には、寿司職人の出張サービスや高級食器を使いながらの季節の特別メニューを出すところも。 入居者の家族も一緒に利用する際、豪華な食事を施設内で堪能できるのもメリットのひとつです。 介護・医療体制が充実している 老後生活で必要になることが多い医療サービス。高級老人ホームは医療や介護サービスが充実しているため、入居者も別々に暮らす家族も安心です。施設内にクリニックが併設されている施設もあります。 スタッフも手厚く配置されているため、緊急時の対応も安心。医療機関と連携したりている施設も多く、中には医師や看護師が365日24時間常駐している施設もあります。リハビリにおいても、理学療法士などがしっかりサポートします。 イベント・レクリエーションが充実している 高級な老人ホームでは、季節のイベントや舞台鑑賞、クリスマスコンサートといった娯楽が悠々自適に楽しめます。国内外の旅行ツアーがある施設も。 ヨガや絵画、外国語、音楽レッスンといった一流の講師のレッスンが施設内で受けながら、入居者同士の交流や趣味を楽しめます。 共用設備が充実している 高級老人ホームの共用設備は、安い有料老人ホームと比較して充実度が違います。 プールやフィットネスルーム、カラオケ、シアタールーム、ダンスホール、理美容室、医務室といった趣味から医療設備まで完備されており、施設内のスタッフによるサポートも適宜受けられます。 費用に差がつく4つのポイント 費用に差がつくポイントは以下の4つです。 前払い金の有無食費にも差が出る立地条件が良い、個室などといった条件は家賃、管理費が高くなる介護サービスの負担割合もチェック 前払い金の有無 入居一時金は介護施設を利用する権利の購入金のこと。数百万円~数千万円の金額設定の施設もあるため、入居一時金が必要か施設に必ず確認しましょう。 入居一時金は、一般的に入居後毎月償却されていきますが、入居者の退去や死去した時点で全額償却されていない場合は、入居者本人や家族に未償却分の費用が返されます。 入居一時金は、入居時に初期償却したうえで毎月償却が行われているため、入居者の退去や死亡時に受け取れる未償却分の費用が少額になる場合もあります。 食費にも差が出る 介護施設によって食材やメニュー、料理方法も違うため月額利用料の差が出ます。調理スタイルも施設によって異なり、自施設のスタッフが調理するところもあれば外部業者に調理や配達を委託して、食事を温めるだけの施設もあります。 入居者で気になるのが、誤嚥予防や持病への対応。咀嚼や飲み込みがしにくい入居者向けにきざみ食やソフト食、ムース食、ミキサー食といったた介護食や、糖尿病や高血圧といった持病の方向けの治療食を提供可能な施設もあります。その場合は、別途費用が必要になるかどうかを確認しましょう。 また、アレルギーや好き嫌い、選択制メニューといった柔軟な対応も食費に上乗せされることもあるため、管理費の内訳を確認すると良いでしょう。 「立地条件が良い」といった条件は家賃・管理費が高くなる 月額利用料の大半を占める家賃や管理費は立地条件などで変動します。一般の物件と同じような基準で決められていると考えて良いでしょう。 居室タイプや部屋の広さ、日当たり、設備状況でも変わってきます。個室やユニット型個室、多床室といった部屋のタイプの中でも、プライバシーが守れる個室のほうが金額設定も高めになります。 施設の充実度によっても管理費が変動します。娯楽や趣味に関する施設がどの程度必要なのか検討しましょう。 安価な施設であるがゆえに、交通状況の不便さやプライバシーが守れず娯楽も少ないといった入居後に不満やストレスが出てくる場合もあります。入居前に事前確認を行い、ご自分の資産状況との折り合いをつけると良いでしょう。 介護サービスの負担割合もチェック 介護サービス費は、自己負担分は一般的に介護保険料の1割~3割であり、要介護度や収入に応じて変わります。軽減措置もあるので確認してください。 国の人員基準よりも手厚く医師やスタッフを配置している介護施設もあり、“上乗せ介護費”として月額に3~5万円ほど追加になる場合もあります。安心感とリスク管理に費用をかけるかも検討の余地あり、です。 時代に合わせて多種多様な介護サービスが増えてきたため、入居者の選択の幅も広がりました。情報収集をしっかりおこなうと良いでしょう。 安い老人ホームの探し方 実際に安い老人ホームに入居しようと考えた場合、どのように探していけば良いのか気になりますよね。 以下では、安い老人ホームの探し方に関してまとめました。 立地が悪い施設を選ぶ 一般的な物件と同様に、老人ホームも立地によって費用感が異なります。駅から遠い老人ホームより駅から近い老人ホームの方が高くなる傾向があるので、アクセス面を重視しない場合は駅から遠い老人ホームを選択すると良いでしょう。 多床室のある老人ホームを選ぶ 多床室とは相部屋のことを指し、プライベートを確保できる個室と違い安価であることが多いです。ただし、多床室を利用する際には、以下のようなデメリットも存在します。 プライベートの確保ができない夜間のいびきや物音がうるさいと眠れない同部屋の人と気が合わない場合はストレスを感じる 多床室は安価であるもののデメリットが多々あるので、入居検討は慎重におこないましょう。 無理のない施設探しを 老人ホームは入居したら毎月確実に支払うことが必須になります。そのため、現在の収入や今後見込める収入、貯蓄や資産などに見合った、無理のない施設選びをすると良いでしょう。 所得に応じて費用の軽減制度もあるため、生活保護受給者や低所得者でも入居可能か担当のケースワーカーに確認しましょう。 また、入居希望の施設の医療体制や人員配置、施設の充実度、スタッフや入居者の雰囲気なども直接見学に行って費用と見合っているかチェックしてください。 安価な介護施設は待機人数が多いのがデメリット。民間の介護施設に入居しながら、待機を待つのも良いでしょう。 [staff_banner] 安い老人ホームに関するよくある質問 安い老人ホームはどれくらいの費用で入居できますか? 特別養護老人ホームのような公的施設であれば入居一時金は不要です。また月額利用料についても約8~13万円程と比較的安価で入居できます。 ただし、安価である故に基本的に満室傾向が強く待機人数も多いです。老人ホームへ入居する際は、公的施設、民間施設の両方を検討することをおすすめします。 安い老人ホームの安価な理由は何ですか? 主に「医療法人や社会福祉法人が運営」「立地条件が悪い」「元々あった施設を改築」などが挙げられます。 特に立地条件は、交通の便が良いほど費用が高く設定されており、アクセスが難しい立地の場合は費用も安めに設定されることが多いです。 入居後、家族が頻繁に面会などをおこなったり、施設からの緊急の呼び出しを考えると、できるだけ通いやすい施設をおすすめします。 安い老人ホームは認知症の人でも入居できますか? 安い老人ホームでも認知症の人は入居できます。ただし、高級な老人ホームと比較して人員が必要最低限しか配置されていないことが多く、徘徊などの症状がある場合、家族として不安が残る可能性があります。 老人ホームの分類の中には、グループホームという認知症特化型の施設もあるので、認知症の人の入居を検討している際はおすすめです。 ▶「いい介護」で低価格な老人ホームを探してみる ▶「いい介護」で入居金0円プランがある老人ホームを探してみる { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "安い老人ホームはどれくらいの費用で入居できますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "特別養護老人ホームのような公的施設であれば入居一時金は不要です。また月額利用料についても約8~13万円程と比較的安価で入居できます。ただし、安価である故に基本的に満室傾向が強く待機人数も多いです。老人ホームへ入居する際は、公的施設、民間施設の両方を検討することをおすすめします。" } },{ "@type": "Question", "name": "安い老人ホームの安価な理由は何ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "主に「医療法人や社会福祉法人が運営」「立地条件が悪い」「元々あった施設を改築」などが挙げられます。特に立地条件は、交通の便が良いほど費用が高く設定されており、アクセスが難しい立地の場合は費用も安めに設定されることが多いです。入居後、家族が頻繁に面会などをおこなったり、施設からの緊急の呼び出しを考えると、できるだけ通いやすい施設をおすすめします。" } },{ "@type": "Question", "name": "安い老人ホームは認知症の人でも入居できますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "安い老人ホームでも認知症の人は入居できます。ただし、高級な老人ホームと比較して人員が必要最低限しか配置されていないことが多く、徘徊などの症状がある場合、家族として不安が残る可能性があります。老人ホームの分類の中には、グループホームという認知症特化型の施設もあるので、認知症の人の入居を検討している際はおすすめです。" } }] }

年金だけで老人ホームに入れる?入居できない場合の対処法と生活保護も解説

年金だけで老人ホームに入れる?入居できない場合の対処法と生活保護も解説

「年金だけで老人ホームへ入居できるのかな?」と考えたことがある方は比較的多いことでしょう。 結論から言えば、年金だけで入居できる老人ホームは存在します。ただし、選択できる老人ホームの数が少なかったり入居条件が厳しかったりする場合があります。 この記事では、年金だけで入居する場合のおすすめ施設や、年金のみで老人ホームへ入居できない場合の対処法を解説しています。 https://youtu.be/b2vehlcUeaI 年金だけで入居が可能か確認したい2つのこと 年金だけで老人ホームに入居することは可能です。特に特別養護老人ホームのような公的施設は低価格で入居することができ、非常に人気の施設です。 また、昨今ではサービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどの民間施設も低価格でサービスを提供しており、年金だけで生活していける可能性があります。 ただし受給しているのが国民年金のみ(=受給額が少ない)の場合は、老人ホームの選択肢が少なくなり、最悪のケースとして入居先がないということも考えられます。 そこで、まず考えなければいけないのが「年金をいくらもらえるのか」と「老人ホームでの生活にいくら必要なのか」という収支のバランスです。 受け取れる年金額を把握しよう 受け取れる年金額は国民年金のみで約6万円程、厚生年金の場合は約21万円程が支給されています。 以下では、令和4年度の月額の年金金額をまとめました。 厚生年金国民年金令和4年度219,593円64,816円 出典:「令和4年4月分からの年金額」(日本年金機構) すでに年金を受給している方で「いくら年金をもらってるかわからない」という場合は、銀行口座の確認をしましょう。年金は2ヵ月に一度支給されるので、その金額を1/2にすることで月額の金額を把握することができます。 老人ホームでかかる2種類の費用 老人ホームは、国や自治体などが運営している「公的施設」と民間企業が運営する「民間施設」とに分けられます。 老人ホームの費用は、契約時に必要になる「初期費用」と、毎月かかる「月額費用」の2種類に分かれます。 以下では、公的施設と民間施設の費用相場をまとめました。 施設の種類公的/民間初期費用月額費用介護付き有料老人ホーム民間0~数千万円15~30万円住宅型有料老人ホーム民間0~数千万円11~25万円サービス付き高齢者向け住宅民間0~数十万円11~25万円グループホーム民間0~数十万円10~15万円ケアハウス公的0円~数十万円6~17万円特別養護老人ホーム公的0円8~14万円介護老人保健施設公的0円8~14万円介護医療院公的0円10~20万円ホスピス民間施設や入院期間により異なる施設や入院期間により異なる 公的施設の場合、民間施設よりも格段に費用が安く、厚生年金を受給していれば年金だけで生活していくのも不可能ではありません。 ただし、月額費用はあくまで家賃・管理費・食費・水道光熱費などで、医療費や介護保険自己負担額、日用品や嗜好品購入代などが別途必要になることを理解しておく必要があります。そのため老人ホームへの入居の際は、余裕を持って予算を組みましょう。 年金だけで入居するなら3つの公的施設 本人や家族が介護施設を選択する際に重要視するポイントはさまざまです。今回のように費用を重視して年金だけで入居したいという場合は、国や自治体などが運営している「公的施設」が初期費用や月額費用も抑えられるのでおすすめです。 以下では、年金だけで入居できる可能性のある3つの公的施設をまとめました。 特別養護老人ホーム(特養) 特別養護老人ホーム(以下特養)は、要介護度が高く、在宅での生活が困難な高齢者に対し介護を提供する施設です。 特養は、初期費用が不要で月額費用も安いことが魅力のひとつです。しかし特養は、金額が安いため入居を希望する方が多く、数年待つというケースも珍しくありません。 費用目安と入居条件は以下の通りです。 [post_banner]

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