「親身になってお話を聞く。最後まで助ける」というのが「いい介護 入居相談室」です

「親身になってお話を聞く。最後まで助ける」というのが「いい介護 入居相談室」です

更新日 2023/07/11

もともと入居相談員として入社した宮崎さん。その後、「いい介護 編集部」で解説記事の作成業務を経験した後、再び入居相談員として戻ってきたという異色の経歴を持ちます。

編集部での経験が入居相談に活きることがあるのだとか。詳しく聞いてみました!

―宮崎さんは、以前はデイサービスで働いていたんですよね。もともと介護業界に興味があったんですか?

いえ、介護に関わるようになったのはたまたまというか。不思議な縁です。

というのも、私は新卒で入社した会社を辞めてアルバイトをしている時期があって、その仕事先の同僚が介護職員初任者研修を受講していることを聞いたんです。「手に職をつけたい」と思って私も受講しました。資格を取得した後、この資格を活かそうと思ってデイサービスで働き始めたのが介護業界に足を踏み入れたきっかけです。

デイサービスで働くのは楽しかったのですが、腰を痛めてしまって…。

―仕事は楽しいけど、腰を痛めてしまう…”介護職員あるある”ですね。

そうなんです。介護の仕事は好きだったので介護福祉士の資格を取るまでがんばりましたが…無理が利かなくなってしまいました。

介護現場は身体的に難しいけど、介護の仕事は好き。現場ではなくてお客様の人生に寄り添える仕事ができたらな、と思って入居相談員として働き始めたんです。

―宮崎さんは「いい介護 編集部」の一員だったので、入居相談員の仕事は久しぶりですよね。しばらくぶりにご相談を受けてどうですか?

やっぱり楽しいですね!もちろん、編集部の仕事が嫌だったわけではありませんよ。

ただ、私は人とコミュニケーションを取るのが好きなので、相談員はやりがいがありますね。ご家族はもちろん、入居するご本人ともお話ができてうれしいです。

―具体的に、どんなときにやりがいを感じますか?

ご家族やご本人が納得して入居されたときは、やりがいを感じる瞬間です。入居されて「本当にありがとう」と感謝していただけると、こちらもうれしくなります。

つい先日も、施設探しに苦労している方の入居先が見つかって、「宮崎さんに相談して本当に良かった」とご本人から電話をいただいて。そのときに「入居相談員をやっていて良かったな」と思いましたね。「人の役に立つ仕事って良いな」と思いました。”満たされている感”と言いますか(笑)。

―宮崎さんは、編集部で介護に関する解説記事の作成をされていましたよね。その経験が入居相談員の仕事に活かされたりするんでしょうか?

圧倒的に知識の量が増えたと思います。解説記事を作成するときに、書くだけではなく調べる機会もたくさんあります。いろんな資料を読んで調べているなかで、知らず知らずのうちに知識が増えていったというか。

入居相談員をしていると、どうしても「いい介護」でご案内できる民間の施設に知識が偏ってしまうところがあって。民間の施設に特化できるというのは強みですが、以前の私では特別養護老人ホームなどの公的施設も含めた多角的なご説明が難しいのが課題でした。

―「いい介護」では、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの民間施設を中心にご紹介していますが、それ以外にもたくさんの施設はありますもんね。

そうそう。編集部で、公的施設などいろんな種類の施設や介護保険制度などの解説記事の作成の仕事を経験したことで、民間施設へのご紹介だけにとらわれず、総合的に介護のお悩みにお応えできるようになったと思います。

介護に関する制度には、ややこしい部分があります。例えば、介護施設の費用の助成制度やおむつの支給制度だったり。そういった話もプラスアルファでお客様にお伝えできるようになりましたね。「こういう制度を活用してみたらどうですか?」と。

―確かに。介護にまつわる制度はややこしいことがたくさんあります。知っていればお得に入居できる制度もあるんですが…。残念ながら多くの方に知られていないんですよね。

それに「いい介護 入居相談室」には、「介護施設にあまりお金をかけられない」というご相談もよくいただきます。民間施設は公的施設よりも費用がかかる傾向がありますから、「予算が足りなくて民間施設に入居できない」とおっしゃる方には、無理に民間施設をご紹介することはしません。

「お金がない」とおっしゃる方には「公的施設でこういった施設がありますよ」とご説明することもあります。残念ながら、「いい介護」では具体的な施設のご提案が民間施設しかできないのですが、公的施設の探し方がわかれば探しやすいですよね。

そうしたご案内を自信を持ってできるようになったのも、編集部での経験があったからですね。

―これまでご相談を受けたお客様で、印象に残っている方はいらっしゃいますか?

「兄妹で老人ホームに入居したい」と妹さんからご相談いただいた件でしょうか。ご両親を早くに亡くして、何十年もずっとお二人で暮らしていらっしゃった方です。

妹さんが体調を崩したことで自宅での生活は難しいと考えて、施設入居を検討していました。妹さんは「どうしても二人一緒に入居したい」とおっしゃったんです。ただ、お兄さんは介護施設の入居を嫌がっていました。

お二人が施設見学するときには私も同行したのですが、そのときもお兄さんは入居を嫌がっている様子でした。そうしたら妹さんが泣き出してしまったんです。「どうしても一緒に暮らしたい」と。

―えぇっ!泣き出しちゃったんですか!?

お兄さんと本当に離れたくなかったんでしょうね…。

お兄さんは「それほど想ってくれていたんだ」と、妹さんの涙に感銘を受けて入居を承諾してくれました。最終的には、サービス付き高齢者向け住宅の二人部屋に無事入居されましたよ。

後日、妹さんから「本当にありがとうございます。これでまた兄と二人で生きていけます」とご連絡をいただいて。お二人が離ればなれにならなくて良かったと思います。強い絆で結ばれたお二人の人生に携われて、私としても大変勉強になったご相談です。

―このご相談のお兄さんみたいに、老人ホームの入居を嫌がる方が多いとよく聞きます。

そうですね。「入居する本人は入居を嫌がっている。でも、本人の身体状況や介護をする家族のことを考えると入居させたい。どうしたら良いですか?」というご相談はよくいただきます。

…ちなみに、どうしたら良いと思いますか?

―えっ!逆質問されるとは思いませんでした(笑)。うーん…。やっぱり、無理やり入居させるしかない、とか?

無理やり入居させるのは、現実にはなかなか難しくて。以前に私が担当したご相談で、施設の職員さんに足繁くお客様のご自宅に通ってもらって入居できたケースがあります。

そのケースでは、認知症の方の入居検討をしていました。認知症の方は環境の変化が苦手で、新しい場所に行くことを嫌がったり、「知らない人は敵」と見慣れない人を警戒することが多いんですね。なので、まずは施設の職員さんの顔を覚えてもらおうと。

―でも、認知症の方だと顔を覚えるのも難しいのではないですか?

認知症の方は新しいことを記憶するのが苦手と言われていますが、何度も顔を合わせるうちに「なんとなく見覚えがある顔だぞ」と認識してくれます。認識していただければ、知らない人への警戒心が薄れて入居の意欲が高まると思ったんです。

職員さんに何度も通っていただいたのは、その方のご家族が介護で疲弊している様子だったから。入居に緊急性があると思ったんです。

それに、以前からのやり取りで、その施設さんはとても丁寧な対応をしてくれることはよくわかっていました。なので、施設さんに「30分でも良いので訪問していただけませんか」と頼み込んで。

―介護現場はどこも人手不足ですから、何度もご自宅に訪問することはなかなかできることではないですよね。

そうですね。以前からその施設さんと良い関係を築けていたので安心しておまかせできました。

何にせよ、ご自宅と施設が近かったのでできた方法ですね。無事に入居していただけて良かったと思います。

―すぐそばで仕事をしていていつも感じていることなのですが、「いい介護」の入居相談員の皆さんは、お客様と楽しそうにお話ししていますよね。お客様と距離が近いと言うか…。

そうかもしれないですね。「いい介護 入居相談室」の相談員は、入居するご本人やご家族に親身に向き合っているメンバーが多いので、距離が近いと感じるのかもしれません。私も親身に向き合うように心がけています。

親身になってお話を聞く、最後まで助ける、入居した後もフォローする、というのがうちの入居相談室だと思います。

―相談する方にとっても、親身に対応してもらえると安心できますよね。不安な気持ちを受け止めてもらえる、と感じるんじゃないでしょうか。

そう思います。他の相談員の入居相談の声を聞いていると、事務的ではなくて温かみのある会話というか。自分が親の施設探しをすることになったときに、こういう風に相談に乗ってもらえたらうれしいな、と思いますね。

私としても、施設探しをしているときの不安を取り除いてあげられたら、と思いながらご相談に乗っています。

【プロフィール】
宮﨑 章寛/入居相談員歴:1年9ヵ月
神奈川県横浜市生まれのA型。自身のことをインドア派と自称するものの、小中高とバスケ部だったアクティブな一面を持つ。見た目に反して(?)、一人で雀荘に行くほどの麻雀好き。もちろん、やるのは健康麻雀。ちなみに、最近行きたいところは猫カフェ。

無料 は私たちにください!
キャリア10年以上の相談員が
皆さまのお話をお伺いします。

私たちにください!
キャリア10年以上の相談員が
皆さまのお話をお伺いします。

地域から老人ホーム・介護施設を探す

北海道・東北

北海道札幌市)|青森県岩手県宮城県仙台市)|秋田県山形県福島県

関東

東京都神奈川県横浜市 / 川崎市 / 相模原市)|埼玉県さいたま市)|千葉県千葉市)|茨城県栃木県群馬県

甲信越・北陸

新潟県新潟市)|富山県石川県福井県長野県山梨県

東海

愛知県名古屋市)|岐阜県三重県静岡県静岡市 / 浜松市

関西

大阪府大阪市 / 堺市)|京都府京都市)|兵庫県神戸市)|滋賀県奈良県和歌山県

中国・四国

岡山県岡山市)|広島県広島市)|鳥取県島根県山口県徳島県香川県愛媛県高知県

九州・沖縄

福岡県福岡市 / 北九州市)|熊本県熊本市)|佐賀県長崎県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

よく読まれている記事

よく読まれている記事

article-image

介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

article-image

グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

article-image

【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

介護の基礎知識

total support

介護の悩みを
トータルサポート

total support

介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。

鎌倉新書グループサイト