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老人ホームのイベント

老人ホームでのクリスマス会は何をする?|レクリエーション5選と気をつけたい10のポイント

季節のイベントとして代表的なもののひとつ「クリスマス会」。老人ホームの入居者にもクリスマス会を楽しんでもらえるといいですよね。 そこで今回は、老人ホームでクリスマス会を開催するメリットやおすすめの催し物などを紹介します。 老人ホームでのクリスマス会の目的 クリスマス会というと、子供や若い人たちが楽しむイメージが強いかもしれませんが、多くの老人ホームでも開催されています。 老人ホームでクリスマス会を開催する目的は、単調な日々が続きがちな老人ホームでの生活の中で、クリスマス会への参加を通じて、季節の変化を感じたり、他の入居者や職員たちと交流深めることです。 クリスマス会に参加することで入居者の方々が明るく前向きな気持ちになってもらうことにあります。 老人ホームでのクリスマス会のメリット ここからは、楽しい季節イベント、クリスマス会を老人ホームで開催するメリットをいくつか紹介します。 身体機能の維持・向上 クリスマス会でのさまざまなレクリエーションや催し物を通じて、普段あまり使っていない身体の部分を動かすことで、身体機能の維持や低下を予防できます。 また、笑ったり大きな声を出すことは、ストレス発散にも繋がります。特に笑うことは身体に様々なプラスの影響があるといわれています。 クリスマス会の会場の装飾や準備などを、職員だけでなく入居者でおこなうことも適度な運動につなげることができます。 脳の活性化 クリスマス会という特別な雰囲気のあるイベントは、日々単調な生活をおくりがちな入居者にも非日常という刺激的な機会となり、脳の活性化にも効果的です。 また、ゲームやレクリエーションを通じて、普段使わない頭を使ったり、ほかの入居者や職員とコミュニケーションをすることでも脳の良い刺激になります。 社会とのつながり 老人ホームでのクリスマス会は、入居者や職員だけでなく、外部の地域ボランティアの人や入居者の家族などが参加されるケースも多いです。 普段はどうしても限られた人としかコミュニケーションをとれない入居者が、クリスマス会で施設外の人たちと交流をすることで、社会とのつながりを再び意識し、前向きで意欲的な気持ちをもつことができまるようになります。 高齢者にとってクリスマスのイベントはあまり馴染みのないものかもしれません。だからと言ってイベント内容を強引に高齢者世代に合わせるのではなく、敢えて「流行している曲」などを取り入れることで、孫世代との会話のきっかけになるかしれません。季節行事は、多世代の交流の場とも言えるでしょう。 生活の質の向上 クリスマス会の事前の準備を手伝うことで達成感を感じたり、クリスマス会に参加して、多くの人とコミュニケーションをとることは入居者にとって大事な時間になります。 今年のクリスマス会が楽しかったから、また来年もぜひ参加したい。そんな気持ちをもってもらえれば、クリスマス会が生きがいのひとつになって、毎日の生活も意欲的にに過ごせるようになるかもしれません。 クリスマスの飾り付けは楽しむために重要 クリスマスの雰囲気を演出するためには、飾り付けはとても重要な要素のひとつです。クリスマスツリーを置いたり、壁や窓ガラスに、サンタクロースやプレゼント、星や雪といったクリスマスにちなんだ絵や切り紙を貼ってみると、だいぶ雰囲気がでてきます。 ツリーは本物の木が難しい場合は、市販されている布製のタペストリーを使ってもいいかもしれません。会場からクリスマスの雰囲気が伝わってくるとわくわくする気分になりますよね。 飾り付けは入居者と一緒に クリスマス会の飾り付けは、可能な限り入居者で協力して準備することをおすすめします。自身で絵を書いたり紙を切って飾りを作ったり、実際に装飾を考えたりすることは、普段使わない頭を使うことになり、また手先に集中することなどにより脳の活性化に繋がります。また、実際に自分たちが準備したという達成感や満足感は、これからの入居者のいきがいにも繋がります。 クリスマス会を楽しむためのレクリエーション5選 クリスマス会といえば、みんな楽しめる催し物も目玉のひとつです。クリスマス会にぴったりな催し物をいくつか紹介します。 合唱 クリスマスの定番ソングや童謡を、入居者や職員でみんなで歌うとクリスマス感がより高まります。選曲は高齢者の方々も口ずさむことができるような定番ソングを選定しましょう。最近の歌を選定する場合は、多世代の交流を意識した企画をすると良いでしょう。 「きよしこの夜」「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」などの定番ソングが良いと思います。歌詞カードの用意があるとよいですね。歌を歌うことは、ストレス発散になるだけでなく、身体機能の維持や向上、認知症予防にも効果があると言われています。 マジックショー クリスマス会では、マジックショーも盛り上がります。本格的なマジシャンを招待してマジックを披露してもらうのも良いですが、プロではなくてもマジックが簡単にできる市販のグッズも手軽に購入できます。 高齢者には複雑なものより簡単なマジックのほうがわかりやすく楽しんでもらいやすいので、逆に身近な職員によるマジックショーのほうが盛り上がるかもしれません。衣装をマジシャン風にしてみるなど演出を工夫してみてもよいかもしれません。 ダンス 定番のクリスマスソングに合わせて、みんなでダンスを踊るのもおすすめです。高齢者でも簡単に覚えられて、あまり激しいものではなく、軽く体を動かせるような振付を考えてみんなで踊りましょう。 入居者同士の一体感も生まれて盛り上がると思います。座ったままでできる振付でも問題ありません。振付を覚えようとすることは脳の活性化にも繋がりますし、簡単なダンスは高齢者にとって適度な運動になります。 ハンドベル ハンドベルの音色は、クリスマスの雰囲気の演出にもぴったりですし、穏やかな音色は聞く人たちへのリラックス効果も期待できます。 職員によるハンドベルショーは見ていて楽しいですし、入居者が実際に役割のパートを決めて演奏に参加しても良いでしょう。その場合は、あまり速すぎるてんぽの曲ではなく、「きよしこの夜」のようなゆっくりとした曲がおすすめです。 うまく曲の演奏ができた場合には、達成感を味わえたり一緒に演奏した入居者や職員の人たちとの一体感も生まれてくるでしょう。 サンタクロースが登場 クリスマスといえばやっぱりはずせない存在がサンタクロースです。スタッフの中からサンタクロースに扮する人を決めて登場してもらいましょう。身近な人がサンタクロースの仮装をしているのを見るだけで楽しい気持ちになり、サンタクロースからプレゼントがもらえたら入居者も自然と笑顔になることでしょう。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2021/12/28

老人ホームでのひな祭りは何をする?|施設でおすすめのレクリエーション

老人ホームでは四季をテーマにしたイベントやお誕生日会が開催されています。イベントを大人数で楽しむことができるのは老人ホームのメリットのひとつです。 この記事では春の代表的なイベント、ひな祭りについて詳しく解説していきます。 老人ホームでのひな祭りの目的 老人ホームの春のレクリエーションのひな祭り。目的は楽しんでもらうことですが、それだけにとどまらず、入居者の生活に良い影響を与えてくれます。 季節感を味わい、生活の質の向上を目指す 老人ホームの生活は快適ながらも年間を通して室温が一定に保たれているので、季節感がなく単調になりがちです。 春はひな祭りやお花見、夏は夏祭り、秋は紅葉狩り、冬は新年会など季節を味わえる行事レクリエーションは、四季折々の移り変わりを感じ、生きる喜びを感じさせてくれます。 工作やゲームなどでリハビリの役割を 行事やレクリエーションで使うものを工作したり、脳トレやクイズで頭を使うことは脳を刺激し活性化させる効果があります。ゲームで勝ったり、なにかを作るという達成感もありますが、リハビリの役割もはたしています。 幼少の頃から慣れ親しんだ折り紙などは手指の運動や手先を巧みに動かす能力が向上します。また試行錯誤をしながらも集中力を高められます。 ひな祭りで人気のメニュー ひな祭りのメニューは春の訪れを伝える旬の食材が使われるなど、見た目もとても華やかです。老人ホームのひな祭りで喜ばれる人気のメニューを紹介します。 ひな祭りといえば「ちらし寿司」 ひな祭りには欠かせない料理のひとつ、ちらし寿司。ちらし寿司の彩り豊かな具材の色には意味が込められています。 懐かしい「地方特有の料理」 ひな祭りは、平安時代から続く歴史のある伝統行事です。その長い歴史の中で、日本中に広がり、地方によって食べられる食事や特色があり、そこで根付いた特徴や風習などがあります。 老人ホームのある地域や入居者の方の地元の独自のメニューが発見できるかもしれません。昔懐かしい食事が出てきたら入居者の方の喜ぶ顔が見られるかもしれません。 これを忘れたらいけない「食後のデザート」 ひな祭りに喜ばれるデザートといったら桜餅。お抹茶と一緒に楽しんでも雰囲気が出ます。また白酒や甘酒もお祭りの特別感が出て人気です。桜餅やひなあられの誤嚥には注意が必要です。 また最近は、甘酒もノンアルコールのものがあるため、雰囲気だけ楽しむこともできます。 ひな祭りで人気のレクリエーション レクリエーションの定番は身近な材料を使ったひな人形を作りです。ひな人形などで壁を飾れば季節感が出て春めいた気分になることでしょう。ひな祭りの楽しいレクリエーションを紹介します。 ひな人形作り 本物のひな人形が飾られるだけで施設内に十分特別感を演出できますが、入居者オリジナルの人形を作ると、一層ひな人形に愛着がわくでしょう。 手作りすることで手先の運動や脳への刺激にもつながりますし、幼少期やお子さんやお孫さんに思いを馳せる貴重な時間になりそうです。 桜餅作り ひな祭りの定番デザートである桜餅は春を感じさせる一品です。季節感たっぷりの桜餅をレクリエーションでみんなで作るのも人気です。 一見難しそうですが、もち米を炊いてからは、あんこを丸めたり、葉で包んだりして季節感満載のおやつを手軽に作ることができます。少し不格好でも自分で作った桜餅は格別です。桜の葉からほんのり嗅覚を刺激され春の訪れを感じる楽しいイベントです。 合唱 レクリエーションの定番である合唱。ひな祭りの歌曲だけでなく、3月は卒業や桜など春の訪れを感じられる季節なので春に関係する歌を中心に歌ってみるのはいかがでしょうか。 参加したみんなで合唱したら盛り上がりそうですし、それぞれの学生時代や懐かしい思い出がよみがえることでしょう。 ただし、合唱に関しては社会状況が落ち着くまで、感染対策は怠らないようにしましょう。 思い出語り 誰でも幼少期や若い頃の思い出があるもの。ひな人形を作ったり、ちらし寿司を楽しみながら入居者の方は自分自身や家族や友人との思いを馳せているかもしれません。ひな祭りの思い出はもちろん、昔の思い出話を皆で語り合って懐かしむのはいかがでしょうか。 健やかな成長を願う行事ならではの楽しいエピソードをお持ちの方も多いかもしれません。お茶を飲みながらじっくり語り合う時間にしてもよいですね。 地域との交流・演奏会 子どもとお年寄りが一緒に過ごす風景は、一昔前の日本で珍しくありませんでした。しかし、核家族化が進んだ今の日本ではそのような時間が圧倒的に減っています。 老人ホームのイベントに地域の園児を招待して交流をし、元気な声や歌を聴くのも楽しいでしょう。また地元のボランティアをしている方にピアノや楽器の演奏に協力をしてもらうと雰囲気が盛り上がり自然と笑顔がこぼれるでしょう。 ひな祭りは全員楽しめるイベント ひな祭りは女性や子どもの行事と思われがちです。男性にもどうやって楽しんでもらうのかが、老人ホームの行事として楽しめるポイントとなります。 絢爛豪華なひな人形を眺めたり、多くの人に知られているひな祭りの歌詞を思い出しながら口ずさめばいつもと違う刺激になります。 手作りのひな人形で輪投げをすれば身体を動かせるのでリハビリにも繋がるでしょう。男性入居者も、ひな祭りに参加して行事食を楽しんだり、レクリエーションを通して日本の伝統行事について改めて知る機会にしましょう。 ひな祭りで早めの春を感じよう 外では冬の寒さが終わり、3月は春らしい陽気が訪れる季節です。老人ホームで生活していても春を感じられるため、ひな祭りは人気の高いイベントです。入居者みんながひな祭りに参加して、懐かしみながらほころぶ顔を見られたら大成功。 行事やイベントは老人ホームのスタッフが入居者に楽しんでもらえるように工夫を凝らしています。まだまだ日中の寒暖差が大きい季節ですが、ひな祭りイベントが心温まるものになると良いですね。 老人ホームでのひな祭りに関するよくある質問 老人ホームでのひな祭りはどんなことをしていますか? 「ひな人形作り」「桜餅作り」「合唱」などが主に老人ホームでおこなわれているひな祭りの内容です。施設によっては、ひな祭りに合わせて地域の園児を招待して交流をしたり、ボランティアの人の歌やダンスを見たりとさまざまです。 男性の入居者でも楽しむことはできますか? 男性の入居者にもひな祭りを楽しんでもらえるように施設側でさまざまな工夫をしています。 例えば、多くの人に知られているひな祭りの歌詞を口ずさめば歌詞を思い出すことで脳にも刺激が回り、手作りのひな人形で輪投げをすれば身体を動かせるのでリハビリにもつながるでしょう。 ひな祭りらしい料理は出てきますか? 「ちらし寿司」「桜餅」「地方特有の料理」など施設によって提供される料理はさまざまです。特に地方特有の料理などは、出てきたら懐かしく思う入居者も多いです。また食事の際は、スタッフが誤嚥に注意しながら周りを見ているので安心です。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームでのひな祭りはどんなことをしていますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2021/12/28

老人ホームでのお正月|新年会の目的や盛り上がる催し物を解説

老人ホームでも新しい1年の始まりにはさまざまな催し物やレクリエーションが開催されています。 今回は、老人ホームの新年会などで開催される催し物について、開催の目的や注意事項などを紹介します。 老人ホームでの新年会の目的 まず、老人ホームで新年会を開催する目的やメリットなどを紹介していきましょう。 季節感を味わってもらう 老人ホームで新年会を開催する目的のひとつに、入居者のみなさんに季節感を感じてもらうということがあります。どうしても単調になりがちな施設での毎日に、季節の変化を感じてもらうことで、入居者の生活をより豊かなものすることができます。 新しい年を迎えるお正月。楽しく明るく過ごすことによって、この一年を良い年にしようという気持ちを新たにすることができます。 身体機能の維持・向上 新年会で、普段使わない頭を使ったり、少しでも体を動かせるようなゲームやレクリエーションを開催することは、ただ楽しんでもらうだけでははなく、脳の活性化による認知症の予防や、筋力の低下の抑制という効果も期待できます。 例えば、お正月遊びの定番のカードゲームなどは、参加者が季節を感じながら、頭を使って楽しむことができるのでおすすめです。 コミュニケーションの促進 老人ホームでは、家族や住み慣れた街から離れ、日々の生活において孤独を感じている入居者も多くなります。そのような中で、ゲームや催し物にみんなで参加することは、生活を共にする人たちと自然に交流を深めることができる絶好の機会となります。 他人とのコミュニケーションを通じて、もう一度社会生活を思い出し、毎日の生活の中にも新たな生きがいを見つけることができるかもしれません。 ただ、高齢者の生活背景は人それぞれです。強引に他人との交流を進めるのではなく、無理のない範囲で個別に一人ひとりの人生話に耳を傾けるのも、お正月ならではの良いタイミングかもしれません。 おせち料理づくりの注意点 お正月をもっとも感じることができるものといえば、「おせち料理」。老人ホームでももちろん同じです。ここでは、高齢者向けのおせち料理を作る際の注意点をご説明いたします。 塩分やカロリーに気をつける 老人ホームには、糖尿病や心臓病などの食事制限が必要な持病などをもつ入居者も多いもの。おせち料理を提供するのは良いですが、塩分やカロリーへの配慮が大切です。 多めになりがちな塩分については、出汁をしっかりとることで、多少塩分が少なくても出汁の旨味で十分美味しくすることができます。 また、カロリー制限については、炭水化物や糖質を減らし野菜中心の料理を提供したり、1人分を取り分けることなどでカロリーをコントロールするようにしてください。 飲み込みやすく料理を工夫する 施設の入居者の中には、食べ物を嚙む力や飲み込む能力が弱くなってきてる人もいるでしょう。食材を小さめにカットして提供することは、食べ物を喉につまらせてしまうリスクの軽減できます。 おせち料理の定番の黒豆の煮付けや、野菜の煮物などは時間をかけて煮込むことでやわからかくなるので、しっかり煮込むことで噛む力が弱くなっている高齢の人にも安心して食べてもらえます。 喉に詰まりにくい代替餅料理を使用する お正月の食べ物の定番といえばお餅ですが、高齢者のお餅による事故が毎年多く発生しています。老人ホームではそのような事故を防止するため、基本的にはお餅の提供は禁止されています。 ただ、やはりせっかくのお正月にお餅を楽しみたいという入居者のために、白玉や大根餅をお餅の代用として提供しているところが多いようです。 大根餅の作り方は、大根をすりおろし、ざるで水をきって水分を絞り、片栗粉とボウルに入れて混ぜた後に形を整えてフライパンで焼くだけ。お餅のように美味しく食べられるのでとても簡単です。 気をつけたい窒息事故や誤嚥 高齢になるとなぜ食べ物が喉につまりやすくなるのかというと、食べ物を口にいれたあとに喉を通り胃に到達するまでの過程となる嚥下機能が、高齢になったことにより衰えてしまい、食べ物が喉に詰まってしまうようになるためです。特にお餅は、べたつきが強いため、嚥下機能が低下している高齢者には危険な食べ物になりやすく、提供の際には注意が必要になります。 新年会を楽しむための催し物 老人ホームでも、新たな1年の始まりを感じながら楽しめる催し物が開催されています。おすすめの催し物をいくつかご紹介をいたします。 お正月といえば「書初め」 1年の始まりの行事のなかで「書初め」は高齢の入居者にとっても馴染みも深いものです。各自が思い思いに年の初めにぴったりな言葉を選び、指先に集中しながら筆を使って文字を書くことは、脳の活性化にも繋がります。 展示会形式にしてお互いの作品の感想を言い合ったり、うまく書けた人を表彰するなどの機会を設けてもよいかもしれません。 また、どの作品作りでもそうですが、できるだけその人の個性が出るように、見本をたくさん準備しておくと良いでしょう。「なぜ、この言葉を選択したのですか?」そんな一言がきっかけで、高齢者の意外な一面に触れることができるかもしれません。 願いを込めて書こう「絵馬」 書初めと同様に、新年の願いや抱負を「絵馬」に書くということも日本ならではの行事です。なかなか神社やお寺に行けない高齢の人も、絵馬に思いを書くことで初詣気分を味わうことができます。 また、何を書くべきかを考えることで脳の活性化の機会にもなりますし、願いや抱負を書くことで、この1年を前向きに生きていこうという気持ちをもってもらえます。施設内にみんなが書いた絵馬を飾ったりすると、よりお正月の雰囲気を出すことができますよ。 新年初笑い「福笑い」 「福笑い」もお正月にみんなで楽しめるゲームです。目隠しをした人が、紙の顔の中にパーツを置いていき顔を完成させるシンプルなゲームですが、予想ができないおもしろい顔ができあがった時など、とても盛り上がります。 笑うことは気持ちを前向きにすることだけでなく、高齢者の身体にもさまざまな良い影響があるといわれています。みんなで盛り上がれる福笑いの開催はおすすめですよ。 白熱!「こま回し」 「こま回し」もお正月の定番の遊びです。高齢者の中には、子供の頃にこま回しで遊んでいた人も多く、かなり上手な人もいるのではないでしょうか。 こま回しは、こまを長く回すために指先や腕の動きに集中する必要があり、脳の活性化にも繋がります。誰が一番長く回せるか、大会形式にしてみてもより盛り上がるかもしれません。 みんな楽しみ「餅つき」 お正月に大いに盛り上がるイベントとしては、「餅つき」があります。みんなで大きな掛け声を出しながら餅つきを見るのは楽しいですし、ストレスの発散にもなります。 参加者の中で餅つきができそうな人には、実際にお餅をついてもらえば体を動かす良い機会にもなります。その際は、無理はせずにケガをしないようなサポートが必要です。 また、お餅は、すでに記載したように、提供の際には十分な注意が必要なので気をつけましょう。 気持ちの良い新年をスタートさせよう 老人ホームでのお正月の過ごし方についてご紹介いたしました。老人ホームの入居者の方々も普通に過ごしている人と同様に、新たな1年の始まりを味わいたいものです。それはさまざまな催し物を開催することで実現可能です。 紹介した催し物を通じて、季節を感じるだけでなく、普段使わない頭や体を使ってみたり、ともに生活している人たちと交流を深めることになります。 老人ホームでもお正月という行事を楽しむことで、今後の生活がより充実した楽しいものになるでしょう。 また、今の社会状況では、家族との面談に躊躇することもありますが、良い年をスタートさせるためにも、本人・家族との交流も一案と言えるでしょう。短時間の面談・会食・オンラインでの面会・お互いに手紙を書くなどを実施するのも良いでしょう。 老人ホームでの新年会に関するよくある質問 老人ホームでの新年会は何をしていますか? 老人ホームでも新年会らしい催し物が実施されています。主に「書初め」「絵馬」「福笑い」「こま回し」「餅つき」などが挙げられます。新年会らしい催し物をおこなうことで新たな1年の始まりを感じることができます。 老人ホームで新年会らしい料理などは出ますか? 老人ホームでも新年会らしい料理は出てきます。施設側では食事制限をしている人のために、塩分やカロリーに配慮をすることはもちろんのこと、噛む力が衰えている人に対しては食材を小さくカットして提供するなどしています。 また、お正月定番のお餅については窒息事故を防ぐため、比較的小さい白玉などを使用しお餅の代用としているところが多いです。 老人ホームで新年会をする目的は何ですか? 老人ホームで新年会をおこなう目的として「季節感を味わってもらう」ということが挙げられます。 老人ホームへ入居すると日々の生活が単調になりがちで季節感を感じる機会が少ないです。入居者に季節感を感じてもらうために、新年会を含め行事に関しては各施設さまざまな工夫をしています。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームでの新年会は何をしていますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2021/12/23

老人ホームのお盆・夏祭り|おすすめの出し物を解説

日本の夏の風物詩である「夏祭り」は老人ホームで行われる人気のイベントのひとつです。 今回は夏祭りで盛り上がる催し物を具体的に紹介し、注意点についても解説します。 老人ホームでの夏祭りの目的 夏祭りという言葉は、聞いただけで大人も子どももわくわくしてしまうほど魅力的です。老人ホームで夏祭りを行う目的は2つあります。 季節感を味わってもらう 室温も快適に保たれている​​老人ホームでは、なかなか季節感を感じにくいものです。夏祭りを行うことで「夏だなぁ」と感じてもらうことで老人ホームに入居されている方のQOL(Quolity Of Life)=人生の質)を高めることができます。 コミュニケーションの促進 入居されている方の中には、聴力が衰えたり発語がしにくく周りの入居者やスタッフとコミュニケーションをとるのが難しい方もいます。夏祭りなどで人が集まれば会話をする機会も増えます。会話が脳を活性化させ、認知症予防にも繋がります。 夏祭りでの注意点 夏祭りを楽しむあまり、入居者の方も興奮状態になっていることもあるでしょう。夏祭りを入居者の方に楽しんでもらうためには、事前に安全面にしっかり配慮する必要があります。 窒息事故や誤嚥に注意 入居者の方が飲食をするときは特に注意が必要です。認知症の方だけではなく嚥下機能が低下した高齢者であれば誰でも窒息や誤嚥などを起こす可能性があります。 普段食べているものでもいつも以上に気を配り、事故が起こらないよう気をつけましょう。 熱中症や脱水症状に注意 せっかくの夏祭りを楽しむにも、入居者の方にはこまめな水分補給と適度な塩分摂取を忘れずにおこなってもらいましょう。 高齢者は喉の渇きを感じにくくなることが多いので、入居者の皆さんで水分補給をする時間を設けても良いでしょう。 夏祭りを開催するときのポイント 入居者の方全員に夏祭りを楽しんでもらえるよう、夏祭りを開催する前に参加する方の自立度や介護度を確認してから企画を立てる必要があります。 入居者の状態に合わせて楽しみ方や参加の仕方を考え、皆さんに満足してもらえる夏祭りにしましょう。 身体が思うように動かせない方でも気分を味わえるよう提灯を飾ったり、BGMにお囃子を流したりすると夏祭りの気分が盛り上がります。 夏祭りで盛り上がる催し物 老人ホームでの夏祭りでおすすめしたい具体的な催し物を紹介します。 盆踊り大会 夏祭りと言えばやはり盆踊りは外せません。体を動かせる方なら盆踊りを楽しめますし、車いすの方なら手を動かして踊ったり、おなじみのメロディーを口ずさんだりとそれぞれの楽しみ方で盆踊りを楽しめます。 どなたにもなじみのあるイベントですから、ご家族やご近所の方、近隣の幼稚園や保育園などとの交流イベントとして楽しむ施設もあるでしょう。いつもとはちょっと違う特別な催しを行うことで入居者の方にも刺激になるのではないでしょうか。 雰囲気を出すために衣装を用意しよう 盆踊りらしい衣装を用意すると盆踊りの雰囲気がさらに盛り上がります。夏祭りの事前準備で、入居者全員でお揃いのはっぴを紙や不織布などでそれぞれ作ってもらうと、夏祭りはもちろん当日までわくわくした気分を楽しめます。 はっぴだけでなくはちまきや髪飾りなど、お祭り気分を盛り上げるための小物を用意してもいいですね。 花火大会 夏のお楽しみのひとつに花火大会があります。庭がついている老人ホームなら、置き花火や線香花火などをやけどに注意しながら楽しめます。 近所で行われる花火大会に合わせてご家族を招待し、屋上やテラスなどを開放し入居者の皆さんと一緒に楽しむのも立派な花火大会です。 実際に花火をおこなうのはどんなに配慮しても安全面で不安が残ってしまうものです。遮光カーテンなどで部屋を暗くし、プロジェクターなどで有名な花火大会の映像を楽しむ施設も多いようです。最近では全国の有名花火大会の様子をYouTubeで見ることもできますので、見比べて楽しむこともできます。 ヨーヨー釣り 見た目もかわいらしいヨーヨー釣りは、小さなお子さんからご高齢の方までどなたでも楽しめます。 手を動かせる方ならお一人で、介助があればできる方なら職員の方と一緒に参加できます。ヨーヨーの中に入れる水の量を少なくして重さを調節したり、切れない糸と針を用意するなど、簡単にヨーヨーを連れるように工夫すると盛り上がります。 翌日以降もヨーヨーを見ることで楽しかった思い出がよみがえることもあり、夏の風情を味わえます。 スイカ割り なかなかご家庭だけでは楽しめないスイカ割りを思いっきり楽しめるのは老人ホームだからこそ! ビニールシートを敷いてスイカを置き、スイカを順番で叩きます。周りで見ている方も、スイカを叩く人を声を出して誘導したり応援したりとみんなで盛り上がれます。 実際にスイカを割らず当てるだけで十分楽しめるイベントです。 屋台 夏祭りのお楽しみと言えば屋台も外せません。おすすめのメニューはかき氷やゼリーといった、お祭りらしさもありながら食べやすいものが喜ばれます。 かき氷はシロップの種類を選べるようにしたり、ゼリーもフルーツやコーヒーなど何種類か用意するなどちょっとした工夫で盛りあげましょう。 ホットプレートで作りやすく、具材のアレンジもしやすいたこ焼きも人気です。実際のお祭りのように、屋台風にメニューを張り出してみるのもおすすめです。 地域との交流も夏祭りならでは 夏祭りは地域の小学校や、幼稚園や保育園などのお子さんたちを招待したり、地域の町内会やボランティアの方々にお手伝いしてもらうなど地域との交流イベントにもなります。 老人ホームに入居されている方は、入居者同士や職員の方、ご家族とのコミュニケーションが中心です。夏祭りというイベントを通して、普段は接する機会のない方との交流を楽しむことで気分転換もはかれます。 また、地域の夏祭り行事に入居者の方が職員と一緒に地域に出向くことができれば、なお雰囲気を楽しむことができるでしょう。 そのためには、施設・事業所が普段から「地域住民の一人」として行事に参加協力する姿勢が必要だと言えます。 夏祭りは思い出を振り返るきっかけ 高齢者の方が盆踊りやヨーヨー釣り、花火大会などを楽しんだり、屋台風メニューを満喫したりできるのは万全の体制がある老人ホームだからこそではないでしょうか。 夏祭りがこれまでに経験した楽しい思い出を振り返るきっかけになると同時に、新しい思い出作りにもなります。 入居者同士で夏祭りの話をするなど、新たな話題が生まれコミュニケーション作りにも役立ちます。 老人ホームでの夏祭りに関するよくある質問 老人ホームの夏祭りで盛り上がる催し物は何ですか? 盛り上がる催し物は「盆踊り大会」「花火大会」「スイカ割り」「屋台」などが挙げられます。入居者の人が子どものときに体験したことのある催し物が大半なので、自然と昔を思い出し入居者の間で会話も弾むことでしょう。 夏祭りに家族は参加できますか? 多くの施設では夏祭りのコンセプトを入居者同士、家族、地域の人との交流としています。 中には、地域の幼稚園や保育園などの子どもたちを招待したり、ボランティアの人達による歌やダンスなどもプログラムに組み込まれている場合があります。普段は接する機会のない人の交流を楽しむことで入居者自身も活き活きとするでしょう。 老人ホームでの夏祭りの際、熱中症などに注意をしていますか? 夏祭り中、入居者の人には水分補給と塩分摂取の時間を設けている施設がほとんどです。また、飲食をする際は窒息や誤嚥が起こらないように常にスタッフが気にかけているので安心です。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームの夏祭りで盛り上がる催し物は何ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

2021/12/21

老人ホームでは毎年秋に運動会がおこなわれる

老人ホームでの運動会は何をする?|目的や盛り上がる4種目を解説

老人ホームの定番イベント・運動会は、入居者だけでなく家族からも高い人気。「毎年、運動会の季節を楽しみにしている」という声も、よく聞きます。 さて、一般的な老人ホームの運動会では、どんな種目がおこなわれているのでしょうか?そして、入居者にとってはどんなメリットがあるのでしょうか?詳しく解説していきます。 老人ホームでの運動会の目的 運動会は、学校だけではなく幼稚園や町内会、職場といったさまざまな場所でおこなわれている、誰もが親しみのあるイベントです。 一緒に練習したり、応援することで気持ちも一致団結。チームメイトと仲良くなったり絆も深まります。運動会というイベントがあれば、いつもと同じ運動でも楽しく取り組めるという方もいるでしょう。また、運動会をおこなうことで季節感も味わえます。 開会式と選手宣誓で雰囲気を盛り上げる 運動会というイベントを盛り上げるのに欠かせないのが開会式です。 開会式で、紅白の帽子やはちまきなどをして選手入場をおこなう施設もあるそうです。開会式の場面で入居者が選手宣誓したりすると、参加者全員の気分もやる気もアップして盛り上がるようですよ。 盛り上げるためにチーム作りも重要 運動会では競技で勝つことだけが重要なのではありません。声を出したり手拍子をするなどしてチームメイトを応援することで、ストレス発散にもなり精神的にもプラスとなります。 入居者みんなで楽しみながら参加できる競技をメインにすることで、入居者全体が盛り上がります。 老人ホームの運動会で盛り上がる4種目 入居者の方が安全に楽しく参加できる、盛り上がる4種目に関して見ていきましょう。 定番「玉入れ」 少人数でも大人数でも楽しめるおなじみの種目「玉入れ」は老人ホームの運動会にもおすすめです。数人〜十数人集めて輪を作ったらその輪の真ん中に足のついたかごを置き、参加される方が玉を投げ入れて入った数を競います。 投げる玉には万が一体に当たっても痛くないお手玉などを使い、玉入れに参加する方が誰でも入れられるカゴの高さに設定しましょう。筋力が落ちてしまっている方もいるでしょうし、たくさん玉が入った方が参加している方も応援している方も盛り上がります。 誰が持っている?「借り物競争」 コース上に置かれた紙に書いてあるものを誰かから借り、借りた人と一緒にゴールするのが「借り物競走」です。 老人ホームに入居されている方が競争するのは大変なので、職員が選手となり入居者の方にハンカチやコップ、メガネなどを借りて一緒にゴールをすることが多いようです。 「ここにあるよ!」「○○さんが持っているよ!」など入居されている方全員が参加できるので盛り上がる競技です。 座ったままでも大丈夫「風船バレー」 「風船バレー」は数人集まって輪を作り、風船を床に落とさないようにトスを続ける種目です。椅子に座っておこなうので、車いすの方でも参加できます。 風船は時に予想外の動きをすることもあります。職員が輪の真ん中に入ってサポートしたり、参加される方が夢中になりすぎて椅子から落ちたり隣の方にぶつかったりしないよう注意も必要です。 みんな参加できる「応援合戦」 どの運動会にも欠かせない競技でもある「応援合戦」。運動が得意ではない方や身体が不自由な方でも参加できます。 お揃いのはちまきなどを皆さんで身につけ、声を出したりうちわやポンポンなどを振ってみたり。皆さんで楽しく盛り上がることができます。 競技性のない種目も用意 運動会ではチームに分かれることで、これまで積極的に交流を持ってこなかった方とも交流を持てる良い機会になります。幼稚園や保育園の子どもたちと交流をおこなう施設では、競技の合間に一緒にダンスや歌を楽しむこともあるようです。スタッフや家族と一緒にゴールを目指す競技を設けているところもあり、歌やダンスを交えながら無理のない範囲で皆さんが楽しめるよう工夫されています。 .point { position: relative; border: 3px solid #f08d18; margin-top: 40px !important; } .point::before { background: #f08d18; content: "POINT"; color: ...

2021/12/21

老人ホームの誕生日会では本人に活力が戻ったり脳の刺激により認知症予防につながったりする

老人ホームでの誕生日会には何をする?盛り上がる催し物、喜ばれるプレゼントなどを紹介!

誕生日は何歳になっても嬉しいもの。老人ホームでも入居者の誕生日会は盛り上がるイベントです。ただし、老人ホームだからこそ気を付けるべきこともあります。 どのようなプレゼントが喜ばれるのか、みんなで盛り上がれる催し物はなにかなど。老人ホームの誕生日会について説明します。 老人ホームでの誕生日会の目的 最初に老人ホームで誕生日会を行う目的について確認しておきましょう。 感動することで脳に刺激を与える 老人ホームで生活していると単調な毎日が続くので、感動したり心を動かされることが少なくなりがちです。 誕生日会では、プレゼントを送ったりごちそうを食べたりと、楽しいことがいっぱい。感動することで、脳に良い刺激を与えることができるんですよ。 昔を思い出すことで心が安定する 誕生日会では、若いときの思い出話を話すことも多く、自然と昔のことを回想するきっかけになります。同年代の人たちと好きだったものや昔のことを話すような時間は、良い気分転換と言えるでしょう。 元気だった頃の出来事を思い出すことで、生きる活力を取り戻して心が安定する効果もあります。 家族がプレゼントを渡すことはできる? ほとんどの老人ホームでは、家族が誕生日にプレゼントを渡すことは問題ありません。むしろ誕生日プレゼントは誰でも嬉しいものなので、積極的にプレゼントしてあげたほうが良いでしょう。 ただし、何らかの事情で誕生日プレゼントを渡すことが不安なのであれば、事前に老人ホームのスタッフにプレゼントを渡しても大丈夫か確認してください。何をプレゼントするかについても、最近の入居者の様子を知っているスタッフからアドバイスを受けておくのも大切です。 注意すべきポイント 誕生日プレゼントに果物やお菓子を送ることはよく見られます。しかし、食べ物は注意すべきポイントがたくさんあります。 まず老人ホーム内で保存保管が難しいので、生ものは腐らせてしまう危険があるので、避けたほうが良いでしょう。 さらに高齢者の場合は顎の力が衰えていて、自力で食べれないものも多く、誰かが食事介助をしなければなりません。食べ物を送る際は、一人で食べられて長持ちするものを調べておきましょう。 喜ばれる誕生日プレゼント 老人ホームにいる高齢者が喜んでくれるプレゼントとはどのようなものがあるのでしょうか。もらったら誰もが笑顔になれるプレゼントについていくつか例を挙げて説明します。 誕生日カード 誰もが簡単に送ることができるのが「誕生日カード」。家族からはいつまでも元気にいてほしいという願いをこめて。老人ホームの職員からは日頃の感謝の気持ちをこめて。 『お誕生日おめでとうございます。いつも楽しい冗談を言って、みんなを笑顔にしてくれる○○さん。いつまでも元気でいてください!』といったメッセージはいかがでしょうか。 思い出の写真が入ったフォトブック 誕生日カードを少しアレンジして、思い出の写真をいれたフォトブックも喜ばれます。最近では簡単にフォトブックを作れるサービスも増えています。 家族旅行の写真などを、フォトフレームやアルバムにしてプレゼントするのも良いでしょう。手元において、いつでも写真を眺めることができます。 家族との面会 そして、老人ホームに入居している高齢者にとって、家族が会いに来てくることが一番のプレゼントかもしれません。遠方に住んでいてなかなか会えないならなおさらです。一年に一度の誕生日は、家族みんなで集まってお祝いできると良いでしょう。 最近ではスマホなどで手軽にテレビ電話もできるようになりました。都合がつかない場合は、画面越しに通話できるWebサービスなどを使ってのお祝いもおすすめです。 また、今の社会状況に合わせ、メッセージ動画を撮り施設側へ送ることで入居者も喜ぶことでしょう。 誕生日会が盛り上がる催し物 老人ホームで誕生日会をするときは、できるだけたくさんの入居者や職員が一緒に参加できるほうがにぎやかになります。誕生日会で盛り上がる催し物について紹介します。 主役をお祝いしよう「合唱」やはり誕生日といえばバースデーソングは欠かせません。『ハッピバースデイ トゥ ○○さん』とお誕生の方のお名前をいれてお祝いしましょう。それ以外にもお誕生日の方が好きな歌手の歌や、入居者全員が知っててすぐ歌えるようなレパートリーを準備しておくと当日楽しく歌うことができます。 スタッフによる「お芝居」介護スタッフによるお芝居は誕生日会の人気の出し物のひとつです。スタッフの普段見られない表情や姿を見て、盛り上がること間違いなし。入居しているホームに関するようなオリジナルの劇もありますが、誰でも知っている童話やお話で大丈夫です。 みんなで踊ろう「ダンス」テンポの速い難しいダンスではなく、誰でもすぐに覚えられる簡単なダンスがおすすめです。足腰が不自由な方は座ったまま手拍子などで参加できると良いでしょう。若いスタッフだとついつい最近の流行りのダンスを踊りたくなりますが、なるべく入居者の方が知っている昔の歌やダンスを選ぶようにしましょう。 誕生日は誰にとっても大切な日 誕生日を祝われることは、いくつになっても嬉しいものです。老人ホームでの誕生日も素敵な時間になるように、スタッフも入居者も協力して良い誕生日会にしてください。 また、普段なかなか高齢者とゆっくりとコミュニケーションが取れない施設や事業所であれば、この機会に会話を楽しむ、あなたが大切ですというメッセージを伝えるのも良いでしょう。 老人ホームでの誕生日会に関するよくある質問 老人ホームの誕生日会では何をしてくれますか? 老人ホームによりさまざまで、主に「合唱」「お芝居」「ダンス」など施設により工夫されています。また、サプライズで入居者の家族に登場してもらったり、誕生日ケーキなどを用意している施設もあります。 家族が誕生日プレゼントを渡すことはできますか? ほとんどの老人ホームでは、家族が誕生日にプレゼントを渡すことは問題ありません。ただし、食べ物をプレゼントとして渡す場合は、生ものは腐らせてしまう危険があるので避け、一人で食べられて長持ちするものを調べておきましょう。 また誕生日プレゼントを渡す際は、事前に施設へ確認しておくことも大切です。 老人ホームで誕生日会をする目的は何ですか? 「感動することで脳に刺激を与える」「昔を思い出すことで心が安定する」を目的としています。 自分のために周りが祝ってくれると嬉しく感動し、その体験が脳に良い刺激を与えます。また誕生日会では、若いときの思い出話を話すことも多く、自然と昔のことを回想するきっかけが生まれます。若いときの出来事を思い出すことで心が安定する効果も見込めます。 { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [{ "@type": "Question", "name": "老人ホームの誕生日会では何をしてくれますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", ...

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