入浴だけでデイサービスを利用する方法|必要な費用とメリット・デメリット

入浴だけでデイサービスを利用する方法|必要な費用とメリット・デメリット

更新日 2024/04/09

デイサービスは入浴だけでも利用できる?」「入浴だけで利用する場合の費用を知りたい」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、入浴のみで利用できるデイサービスやその場合の費用について解説します。

「在宅介護だけど入浴介助の負担が大きくて困っている」「本人がデイサービス利用で長時間の外出を嫌がっている」といった方は、是非、参考にしてみてください。

デイサービスは入浴だけの利用が可能

デイサービスでは入浴のみの利用が可能

デイサービスには、入浴だけのサービスを提供している「入浴特化型」デイサービスや、午前中や午後のみで利用できる「半日型」デイサービスなど、事業所によって以下のようなさまざまな種類や特徴があります。

  • 入浴特化型デイサービス
  • 半日型デイサービス

入浴特化型デイサービスとは?

入浴特化型デイサービスとは、入浴サービスだけを提供するデイサービスです。午前中や午後のみと短い利用時間で、利用者も10名程度と小規模な施設が多いのが特徴です。

集団が苦手な方や、訪問介護に抵抗がある方などが、入浴だけを目的にデイサービスを利用したい場合に向いているサービスと言えるでしょう。

ただし、短時間の利用となるため、事業所によっては一般のデイサービスのようなレクリエーションや食事の提供をおこなっていない場合もあります。

半日型デイサービスとは?

半日型デイサービスとは、午前または午後のどちらかの時間帯を選んで利用するデイサービスです。

一般のデイサービスと同様に、送迎車で施設へ出向き、入浴や健康チェック、レクリエーション、機能訓練などのサービスを受けられます。基本的に食事の提供はありませんが、施設によっては、軽食を提供している場合もあります。

入浴特化型デイサービスと比べると事業者数が多く、お住まいの地域に入浴特化型デイサービスがない方や、長時間のデイサービス利用に抵抗のある方、時間を有効に使いたい方などに向いています。

デイサービスで入浴だけ利用する際の費用

デイサービスを入浴だけで利用する際の費用は、通所1回につき1000円程度が一般的。毎月の利用料は、介護保険が適用される費用と適用されない費用の合計で請求されます。

以下で詳しく解説します。

基本料金と入浴介助加算には介護保険が適用される

基本料金と入浴介助加算は介護保険が適用される費用です。

基本料金とは、デイサービスへの滞在や、送迎、レクリエーションに対して請求される料金です。基本料金には、1回の利用に必要な単位が定められています。

以下は、滞在時間と介護度別の基本料金の一覧です。

【通常規模型通所介護費】

要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
※2時間以上3時間未満298円337円378円418円458円
3時間以上4時間未満408円461円517円570円625円
4時間以上5時間未満426円482円540円597円654円
※2時間以上3時間未満は4~5時間の7割で計算しています。
※費用は自己負担割合1割で計算しています。
※入浴介助加算(Ⅰ)で計算で計算しています。
※大規模型通所介護費Ⅰ、Ⅱは費用が異なります。
出典:「介護報酬の算定構造」(厚生労働省)

また、デイサービスでは「入浴介助加算」といって、入浴時に観察を含む利用者の介助をおこなうサービス時に料金が追加されます。入浴加算も介護保険の適用で、1回の利用につき40~55単位追加されます。

「食費」「その他費用」には介護保険が適用されない

食費やその他費用には介護保険が適用されないため、全額を利用者が負担します。

食費は事業所が自由に費用を設定できるため、施設によって異なりますが、500~1000円程度が一般的です。

その他費用とは、おむつや歯ブラシなど施設が用意している日用品のことです。費用の目安は数百円程度ですが、私物を持ち込めば費用はかかりません。

デイサービスで入浴するメリット

デイサービスで入浴するメリットは、以下の5つです。

  • 自宅での入浴困難を解消できる
  • 日中に介護者が不在でも入浴できる
  • 他の利用者や職員と交流して充実した時間を過ごせる
  • 体調チェックをしてもらえる
  • 介護者の負担を軽減できる

自宅での入浴困難を解消できる

自宅のお風呂は段差があったり脱衣場や浴室も狭いため、家族だけで介助するには限界がありますが、デイサービスは、介護スタッフのサポートを受けながら介護が必要な方が安全に入浴できる設備や環境が整っています。

デイサービスのお風呂には特殊浴槽を設置している場合もある

デイサービスのお風呂は、バリアフリーで車椅子の方でもスムーズに出入りできるように設計されています。脱衣場や浴室内には手すりが数カ所設置され、床も滑りにくい床材で、万が一の転倒や転落を防げるように工夫されています。

また、寝たままや座ったままの状態で入浴できる特殊浴槽を設置しているデイサービスもあるため、自宅での入浴困難を解消できる環境です。

日中に介護者が不在でも入浴できる

介護をする家族が日中に不在でも、デイサービスを利用すれば、安全に入浴できることもメリットと言えるでしょう。

デイサービスでの入浴は、身体の清潔さが保たれるのはもちろんのこと、滞在している間はスタッフが見守り、必要なサポートも受けられるため、本人も家族も安心感が得られます。

他の利用者や職員と交流して充実した時間を過ごせる

デイサービスでは要介護者が他人との交流を持てるメリットもある

デイサービスの利用は、引きこもりがちな高齢者が外出の機会を持ち、他の人と交流するきっかけにもなります。

デイサービスでは、入浴サービスのほかに、機能訓練やレクリエーションなどのサービスも提供されています。これらの活動を通して、他の利用者や職員と交流し、充実した時間を過ごせることもメリットと言えます。

体調チェックをしてもらえる

デイサービスでは、施設に到着後、血圧、脈拍、体温等の測定などをおこないます。体調に異常がないか確認をしたうえで、その日に入浴できる状態かどうかを判断するためです。

入浴が難しいと判断されると、手足のみの部分浴や、身体を拭くだけにする場合が一般的です。

介護者の負担を軽減できる

デイサービスでの入浴は、介護する家族の身体的・精神的な負担を軽減できることもメリットです。

デイサービスに行っている間は介護者が休息や自分の時間を確保できるため、体力的・時間的な余裕も生まれます。

そのほかにも、デイサービスでは、入浴時に利用者の皮膚の状態を観察し、傷があったり、床ずれができかけている場合は軟膏を塗るなどの処置をしてもらえます。家族では気がつかない皮膚の疾患や傷を発見し、治療につながることもあります。

デイサービスで入浴する2つのデメリット

デイサービスで入浴する場合のデメリットは2つあります。

  • 感染症のリスクがある
  • 体調によっては入浴できない

感染症のリスクがある

デイサービスの入浴では、複数の利用者が同時に入浴し、同じお湯を使うため感染症のリスクがある点がデメリットと言えます。

ただし、多くのデイサービスでは、脱衣場や浴室が密にならないようにスケジュールを調整したり、清掃や消毒を徹底するなどの感染対策を実施しています。

感染対策の内容は施設によって異なるため、利用を検討する際には、施設側へ確認すると良いでしょう。

体調によっては入浴できない

デイサービスに行っても体調によっては入浴できない場合がある

デイサービスでは、入浴前の体調チェックで健康に異常がみられた場合は、入浴を中止することがあります。中止した場合は、次に通所する日まで自宅で入浴できないケースもあることは知っておきましょう。

ただし、多くのデイサービスでは、入浴中止となった場合には、部分浴や清拭、着替えまでのサービスをおこなっています。

デイサービスで入浴を利用する際の流れ

以下は、デイサービスを入浴のみで利用する場合の流れです。

  1. 要介護認定を受ける
  2. 担当ケアマネジャーを決める
  3. ケアマネジャーに入浴のみ利用できるデイサービスを紹介してもらう
  4. サービス担当会議での説明に合意する
  5. デイサービスの利用開始

デイサービスを利用するには、要介護認定で要介護1~5の認定を受ける必要があります。要支援1・2の方と自立(非該当)の方は利用対象外です。

要介護認定で要介護1~5の結果が出た方は、担当のケアマネジャーに相談し、デイサービスを紹介してもらいましょう。

見学や体験利用を経て、紹介してもらったデイサービスが気に入ったら施設と利用契約を結びます。また、ケアマネジャーが作成したケアプランをもとにサービス担当会議が開催され、その説明に納得できれば合意します。デイサービスを利用する曜日や回数などが決まると、利用が始まります。

デイサービスの入浴に関するよくある質問

デイサービスは入浴だけの利用ができる?

デイサービスの中には、入浴だけのサービスを提供している「入浴特化型」デイサービスがあります。また「半日型」デイサービスでは、午前中や午後のみの利用時間内に入浴サービスが受けられます。

デイサービスを入浴のみで利用するときの費用はいくらぐらい?

入浴だけで利用する際の費用は、通所1回につき1000円程度が一般的です。デイサービスの費用は介護保険が適用される費用と適用されない費用の合計額で、どのデイサービスも同じ計算方法で請求します。

デイサービスで入浴だけ利用したい場合、何をすれば良い?

まずは、要介護認定の申請が必要です。すでに要介護認定を受けている方は、担当のケアマネジャーに相談し、入浴のみで利用できるデイサービスを紹介してもらいましょう。

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