デイサービスのリハビリを詳しく調査!機能訓練とは何が違うの?

デイサービスのリハビリを詳しく調査!機能訓練とは何が違うの?

更新日 2023/05/19

高齢者が自宅から通う「デイサービス」。そこでは「機能訓練」がおこなわれているって聞いたけど、「リハビリテーション」とはどこが違うんだろう?どんなことをやっているのかな?

百聞は一見に如かず。実際のデイサービスへ行って、機能訓練の現場を見てみました!

デイサービスで受けられるのはリハビリではなく機能訓練

高齢女性が看護スタッフに血圧測定をされている様子

「デイサービス」とは、介護保険を利用したサービスで、主に要介護1~5の方を対象にした通所の介護施設。デイサービスの目的は、他の人との交流や身体機能の維持、また介護する家族の負担の軽減などで、送迎、食事、入浴などの生活支援とともに「機能訓練」がおこなわれます。

機能訓練とは、高齢者が日常生活に必要な動作をできるだけ長く維持し、いつまでも住み慣れた自宅で暮らせるよう、生活の質の維持・向上を目的としておこなうもの。一人ひとりの身体の状態に合ったプログラムを作成し、歩行訓練等の運動に加え、認知機能の低下を防ぐことを目的とした脳トレや、口の健康を保つ口腔体操など、さまざまな訓練をおこないます。

機能訓練とリハビリテーションは似ているように思えますが、厳密には違うものです。ただし、施設によっては機能訓練のことを「リハビリ」と呼んでいるところもあります。

それでは機能訓練とリハビリはどこが違うのでしょうか。

リハビリと機能訓練の違い

リハビリと機能訓練のもっとも大きな違いは、「医師の指示があるか・ないか」という点です。

リハビリは医師の診断・指示に基づき、理学療法士などの専門職がおこなう機能回復・維持訓練。身体機能の回復による日常生活の回復、自立を目標としています。

一方、機能訓練は医師の指示ではなく資格を満たした機能訓練指導員の評価をもとにおこなわれます。自宅での生活をなるべく続けられるように、日常生活の中の動作の訓練、脳トレーニングなどを実施します。

リハビリは運動療法などをおこなう、機能訓練より専門性の高い医療行為のひとつです。そのため、デイサービスでの機能訓練について怪我の回復期に病院などでおこなうマンツーマン指導のリハビリのような内容をイメージしていると、実際に受けてみたときに期待外れになるかもしれません。

なお「機能訓練指導員」という資格はなく、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、柔道整復師の他、看護師や准看護師などの有資格者が、機能訓練指導員として働くことができます。

機能訓練に注力しているデイサービスの探し方

機能訓練には、体操や脳トレなどを利用者全員でおこなうケースが多くありますが、デイサービスのなかには、利用者それぞれの身体機能の状態や本人・家族の希望などに合わせて、個別の訓練計画を作成して実施している施設もあります。

こうした機能訓練を強化しているデイサービスは、利用者に「個別機能訓練加算」を請求している点に注目しましょう。

加算とは、専門的なサービスや手厚い人員配置を実施している事業所に対して、基本報酬に追加して請求できる項目のこと。そのひとつに機能訓練の体制に関連する「個別機能訓練加算」があります。

つまり、この個別機能訓練加算を取得しているデイサービスは、機能訓練に注力していると言えるのです。

ちなみに「個別機能訓練」は、機能訓練指導員1人が利用者5人までに対応する訓練を指します。

実際のデイサービスでの機能訓練を見てみよう

実際にデイサービスではどんな機能訓練をやっているのかさっそく調査!

今回向かったのは、東京都三鷹市の閑静な住宅地にあるデイサービス「ツクイ三鷹新川」。果たしてどんな機能訓練をおこなっているのでしょうか?

デイサービスではどんな機能訓練をする?

230424-tukui-10
230424-tukui-6
230424-tukui-25
230424-tukui-47
230424-tukui-45
230424-tukui-62
230424-tukui-88
230424-tukui-12
230424-tukui-33
previous arrow
next arrow
230424-tukui-10
230424-tukui-6
230424-tukui-25
230424-tukui-47
230424-tukui-45
230424-tukui-62
230424-tukui-88
230424-tukui-12
230424-tukui-33
previous arrow
next arrow

「ツクイ三鷹新川」は定員が50人。毎日40人くらいが通っています。

うかがった時は、ちょうどみんながラジオ体操をしているタイミング。大画面のテレビモニターの映像を見ながら、スタッフの掛け声に合わせてみんな思い思いに体を動かしています。 

その次に始まったのが口腔体操。「パ」「タ」「カ」「ラ」という4文字を、ビデオに合わせて発音します。早口や連続で発音するのですが、これが一緒にやってみるとけっこう難しい! 

ほかにも、有名な曲の歌詞の一部を伏せたカラオケ映像を見ながら歌う「歌詞体操」、脳トレにもなる「数字体操」など、一口に機能訓練といっても、いろいろなゲームや運動をおこなっているようです。

そうした集団でおこなう体操とは別に、数人のお客さまが個別に機能訓練指導員と運動をしています。ゴムチューブを両太ももに巻いて足を開閉したり、ゴムボールをヒザで挟んだりと、それぞれ違う筋トレをしていました。

マネジャーの川上知江さんによると、「その方の状態を見ながらトレーニングメニューを作成します。今持っている機能を最大限生かして、それをどう維持していくか、常に考えながら実施しています」とのことでした。

また別のスペースでは、機能訓練指導員とお客さまがマンツーマンでパズルのようなものをしていました。手や足だけでなく、指先や頭のトレーニングをおこなうのも機能訓練のひとつだそうです。

大勢の利用者が、自分のできることをできる範囲でやっているそうです。調査していて、みなさんの和気あいあいとした雰囲気が感じられました。

楽しくて飽きがこない工夫をする、それがデイサービスの特徴なんですね。

「リハビリ特化型デイサービス」もある

デイサービスのなかには、特に機能訓練を重点的におこなっている、通称「リハビリ特化型デイサービス」と呼ばれる施設があります。一般のデイサービスとの違いは以下になります。

  1. 機能訓練用の器具や専用マシンが充実しているところも多い。
  2. 機能訓練を中心にサービスを提供しているため、食事や入浴などのサービスがない。
  3. 利用時間は1回3~4時間ほどの施設が多い。午前と午後の2部制になっているところもある。
  4. 利用者は介護度が低く、運動や機能回復を目的とする人が多い。

デイケアとデイサービスの違い

デイサービスとよく似た名称で、同じく介護保険による通所サービスに「デイケア」があります。

デイサービスとデイケア、この2つはどこが違うのでしょうか?

サービス内容が違う

デイサービスは、食事や入浴などともに生活支援の一環として機能訓練を実施しています。そうした生活介助によって、利用者の自立した日常生活の支援がデイサービスの目的です。

一方、デイケアは要支援、要介護の人を対象に、医師の指示の下に医療的なケアやリハビリをおこないます。「通所リハビリテーション」とも呼ばれています。この目的は身体の機能回復・維持に重点が置かれ、それによって利用者の生活支援を目指します。

なお、デイケアはリハビリ特化型デイサービスと違い、食事や入浴などのサービスもあり、1日中サービスを受けられます。

働いている職員が違う

デイサービスでは介護士をはじめ、機能訓練指導員、看護師、生活指導員がスタッフとして働いています。

一方、デイケアでは医療ケアがおこなわれるため、介護士や看護師に加えて常勤の医師が必ず1人以上配置されます。またリハビリ専門職として理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門性の高いスタッフが在籍しています。

デイサービスとデイケアは併用できる?

生活支援を実施しているデイサービスと、医療的なケアが中心のデイケア。目的の違う2つのサービスですが、両者の併用は可能です。

ただし、その対象者は要介護1~5の人のみ。要支援の人は併用できません。

デイサービスにもリハビリ特化型など、いろいろなタイプがあるんだね。

身体の状態や目的に合わせ、どのデイサービスを選ぶのか、またデイケアとの併用など選択肢もいろいろ。自分に一番合った施設を見つけよう!

調査協力施設

今回、調査にご協力いただいたのはデイサービス「ツクイ三鷹新川」です。2019年4月に開所して以来、365日年中無休でサービスを提供。管理栄養士が献立を監修している食事も評判です。

  • 住所:〒181-0004 東京都三鷹市新川3-6-6 フォレナ1F
  • アクセス:JR中央線 三鷹駅、吉祥寺駅よりバス「杏林大学病院入口」下車徒歩5分。京王線「仙川」駅より小田急バス(三鷹駅行)乗車、「新川団地中央」下車、徒歩約5分

地域から老人ホーム・介護施設を探す

北海道・東北

北海道札幌市)|青森県岩手県宮城県仙台市)|秋田県山形県福島県

関東

東京都神奈川県横浜市 / 川崎市 / 相模原市)|埼玉県さいたま市)|千葉県千葉市)|茨城県栃木県群馬県

甲信越・北陸

新潟県新潟市)|富山県石川県福井県長野県山梨県

東海

愛知県名古屋市)|岐阜県三重県静岡県静岡市 / 浜松市

関西

大阪府大阪市 / 堺市)|京都府京都市)|兵庫県神戸市)|滋賀県奈良県和歌山県

中国・四国

岡山県岡山市)|広島県広島市)|鳥取県島根県山口県徳島県香川県愛媛県高知県

九州・沖縄

福岡県福岡市 / 北九州市)|熊本県熊本市)|佐賀県長崎県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県

よく読まれている記事

よく読まれている記事

article-image

介護付き有料老人ホームとは│提供されるサービス・費用・入居条件などを解説

介護付き有料老人ホームは、介護スタッフが24時間常駐している介護施設。介護サービスや身の回りの世話を受けられます。 この記事では、介護付き有料老人ホームの種類及び入居のための条件や必要な費用、サービス内容などを詳しく説明しています。 https://youtu.be/oK_me_rA0MY 介護付き有料老人ホームの特徴 介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。24時間介護スタッフが常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。 主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設も。選択肢が幅広いため、自分に合った施設を選ぶことができます。 看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。 全体の概要をまとめるとこのようになります。 費用相場 入居時費用 0~数千万円 月額利用料 15~30万円 入居条件 要介護度 自立~要介護5※1 認知症 対応可 看取り 対応可 入居のしやすさ ◯ ※施設の種類によって異なります。 特定施設入居者生活介護とは 特定施設入居者生活介護は、厚生労働省の定めた基準を満たす施設で受けられる介護保険サービスです。ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき提供される食事や入浴・排泄など介助のほか、生活支援、機能回復のためのリハビリなどもおこなわれます。指定を受けてこのサービスを提供する施設は、一般的に「特定施設」の略称で呼ばれています。 介護付き有料老人ホームの種類と入居基準 介護付き有料老人ホームには「介護専用型」「混合型」「健康型」の3種類があり、それぞれ入居条件が異なります。 介護度 ...

article-image

グループホームとは|入居条件や費用、入居時に気をつけたいポイントを解説

認知症の方の介護は大変です。「そろそろ施設への入居を検討しよう」と思っても、認知症の症状があると、入居を断られてしまうのではと心配もあるでしょう。 グループホームは認知症高齢者のための介護施設です。住み慣れた地域で暮らし続けられる地域密着型サービスであり、正式な名称を「認知症対応型共同生活介護」といいます。 こちらの記事では、グループホームについて解説します。また、グループホームで受けられるサービスや費用、施設選びのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 https://youtu.be/EofVO7MRRDM この記事を読めばこれがわかる! グループホームの詳細がわかる! グループホームを選ぶ際のポイントがわかる! グループホームへ入居する際の注意点がわかる! グループホームとは グループホームとは、認知症高齢者のための介護施設です。専門知識と技術をもったスタッフの援助を受けて、要支援以上の認知症高齢者が少人数で共同生活をおくります。 「ユニット」といわれる少人数のグループで生活し、入居者はそれぞれ家事などの役割分担をします。 調理や食事の支度、掃除や洗濯など入居者の能力に合った家事をして自分らしく共同生活を過ごすところが、ほかの介護施設や老人ホームとは異なるポイントです。 グループホームの目的は、認知症高齢者が安定した生活を現実化させること。そのために、ほかの利用者やスタッフと協力して生活に必要な家事を行うことで認知症症状の進行を防ぎ、できるだけ能力を維持するのです。 グループホームは少人数「ユニット」で生活 グループホームでは「ユニット」と呼ばれるグループごとに区切って共同生活を送るのが決まり。1ユニットにつき5人から9人、原則1施設につき原則2ユニットまでと制限されています。 少人数に制限する理由は、心穏やかに安定して過ごしやすい環境を整えるため。環境変化が少なく、同じグループメンバーで協力して共同生活することは、認知症の進行を防ぐことに繋がります。 認知症の方にとって新しく出会う人、新しく覚えることが難しいので、入居者やスタッフの入れ替わりが頻繁にある施設では認知症の高齢者は心が落ち着かず、ストレスを感じ生活しづらくなってしまいます。その結果、認知症症状を悪化させるだけでなく、共同生活を送る上でトラブルを起こすきっかけとなります。 慣れ親しんだ場所を離れて新しい生活をするのは認知症の方には特に心配が尽きないもの。その心配を軽減するため、より家庭にできるだけ近づけ、安心して暮らせるようにしています。 グループホームの入居条件 グループホームに入居できるのは医師から「認知症」と診断を受けている方で、一定の条件にあてはまる方に限ります。 原則65歳以上でかつ要支援2以上の認定を受けている方 医師から認知症の診断を受けている方 心身とも集団生活を送ることに支障のない方 グループホームと同一の市町村に住民票がある方 「心身とも集団生活を送ることに支障のない」という判断基準は施設によって異なります。入居を希望している施設がある場合には、施設のスタッフに相談しましょう。 また、生活保護を受けていてもグループホームに入ることは基本的には可能です。しかし、「生活保護法の指定を受けている施設に限られる」などの条件があるので、実際の入居に関しては、行政の生活支援担当窓口やケースワーカーに相談してみましょう。 グループホームから退去を迫られることもある!? グループホームを追い出される、つまり「強制退去」となることは可能性としてゼロではありません。一般的に、施設側は入居者がグループホームでの生活を続けられるように最大限の努力をします。それでも難しい場合は、本人やその家族へ退去を勧告します。「暴言や暴力などの迷惑行為が著しい場合」「継続的に医療が必要になった場合」「自傷行為が頻発する場合」etc。共同生活が難しくなった場合には追い出されてしまうこともあるのです グループホームで受けられるサービス グループホームで受けられるサービスは主に以下です。 生活支援 認知症ケア 医療体制 看取り それぞれ詳しく見てみましょう。 生活支援 グループホームでは以下の生活面でのサービスを受けられます。 食事提供 :◎ 生活相談 :◎ 食事介助 :◎ 排泄介助 :◎ 入浴介助 :◎ 掃除・洗濯:◯ リハビリ :△ レクリエーション:◎ 認知症を発症すると何もできなくなってしまうわけではなく、日常生活を送るだけなら問題がないことも多いです。 グループホームには認知症ケア専門スタッフが常駐しています。認知症進行を遅らせる目的で、入居者が専門スタッフの支援を受けながら入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこないます。 食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで、そして洗濯をして干すといった作業や掃除も、スタッフの介助を受けながら日常生活を送ります。 グループホームでは、入居者の能力(残存能力)に合った家事を役割分担して自分たち自身でおこなうことになります。 例えば、食事の準備として買い出しから調理、配膳、後片付けまで。また、そして洗濯をして、干すまで…など。そのために必要な支援を、認知症ケアに長けた専門スタッフから受けられるのが、グループホームの大きな特徴です。 グループホームは日中の時間帯は要介護入居者3人に対して1人以上のスタッフを配置する「3:1」基準が設けられています。施設規模によっては、付き添いやリハビリなどの個別対応が難しいので、入居を検討する際は施設に確認しましょう。 認知症ケア 施設内レクリエーションやリハビリのほかに、地域の方との交流を図るための活動の一環として地域のお祭りに参加や協力をしたり、地域の人と一緒に公園掃除などの活動を行う施設も増えてきました。 グループホームとして積み上げてきた認知症ケアの経験という強みを活かし、地域に向けた情報発信などのさまざまな活動が広がっています。 地域の方と交流する「認知症サロン」などを開催して施設外に居場所を作ったり、啓発活動として認知症サポーター養成講座を開いたりするなど、地域の人々との交流に重きを置くところが増えています。 顔の見える関係づくりをすることで地域の人に認知症について理解を深めてもらったり、在宅介護の認知症高齢者への相談支援につなげたり。 こうした活動は認知症ケアの拠点であるグループホームの社会的な価値の向上や、人とのつながりを通じて入所者の暮らしを豊かにする効果が期待できます。 医療体制 グループホームの入居条件として「身体症状が安定し集団生活を送ることに支障のない方」と定義しているように、施設に認知症高齢者専門スタッフは常駐していますが、看護師が常駐していたり、医療体制が整っているところはまだまだ少ないです。 しかし近年、高齢化が進む社会の中で、グループホームの入居者の状況も変わってきています。 現在は看護師の配置が義務付けられていないので、医療ケアが必要な人は入居が厳しい可能性があります。訪問看護ステーションと密に連携したり、提携した医療機関が施設が増えたりもしているので、医療体制について気になることがあれば、施設に直接問い合わせてみましょう。 看取り 超高齢社会でグループホームの入所者も高齢化が進み、「看取りサービス」の需要が増えてきました。 すべてのグループホームで看取りサービス対応しているわけではないので、体制が整っていないグループホームの多くは、医療ケアが必要な場合、提携医療施設や介護施設へ移ってもらう方針を採っています。 介護・医療体制の充実度は施設によってさまざまです。介護保険法の改正が2009年に行われ、看取りサービスに対応できるグループホームには「看取り介護加算」として介護サービスの追加料金を受け取れるようになりました。 看取りサービスに対応しているグループホームは昨今の状況を受け増加傾向にあります。パンフレットに「看取り介護加算」の金額が表記されているかがひとつの手がかりになります。 グループホームの設備 グループホームは一見、普通の民家のようで、家庭に近い雰囲気が特徴ですが、立地にも施設基準が設けられています。 施設内設備としては、ユニットごとに食堂、キッチン、共同リビング、トイレ、洗面設備、浴室、スプリンクラーなどの消防設備など入居者に必要な設備があり、異なるユニットとの共有は認められていません。 入居者の方がリラックスして生活できるように、一居室あたりの最低面積基準も設けられています。このようにグループホーム設立にあたっては一定の基準をクリアする必要があります。 立地 病院や入居型施設の敷地外に位置している利用者の家族や地域住民と交流ができる場所にある 定員 定員は5人以上9人以下1つの事業所に2つの共同生活住居を設けることもできる(ユニットは2つまで) 居室 1居室の定員は原則1人面積は収納設備等を除いて7.43㎡(約4.5帖)以上 共有設備 居室に近接して相互交流ができるリビングや食堂などの設備を設けること台所、トイレ、洗面、浴室は9名を上限とする生活単位(ユニット)毎に区分して配置 グループホームの費用 グループホーム入居を検討する際に必要なのが初期費用と月額費用です。 ここからは、グループホームの入居に必要な費用と、「初期費用」「月額費用」それぞれの内容について詳しく解説していきます。 ...

article-image

【動画でわかる】有料老人ホームとは?費用やサービス内容、特養との違いは

介護施設を探している中で「老人ホームにはいろいろな種類があるんだ。何が違うんだろう?」と疑問を感じることがあるかもしれません。 そこで今回は、名前に「老人ホーム」とつく施設の中でも、「有料老人ホーム」を中心に紹介。よく似ている「特別養護老人ホーム」との違いも見ていきます。 「老人ホームの種類が多すぎて訳がわからない」と思ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。 https://youtu.be/eMgjSeJPT8c 有料老人ホームの種類 有料老人ホームには、以下の3種類があります。 介護付き有料老人ホーム 住宅型有料老人ホーム 健康型有料老人ホーム この3種類の違いを以下にまとめています。 種類 介護付き有料老人ホーム ...

介護の基礎知識

total support

介護の悩みを
トータルサポート

total support

介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。

鎌倉新書グループサイト