元気なお年寄りが多く、自由度も高いとうわさの「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」。自分でいろいろできるお年寄りが多いとはいえ、毎日の食事作りは面倒じゃないのかな、と思いました。
「食事の用意ってしてもらえるのかな?」「全部自分で作らなくちゃいけないのかな?」「そもそも部屋で料理ってできるの?」と疑問がいっぱい。
もう見せてもらった方が早い!そう思ったので、実際のサ高住にうかがって、食事の現場を見せてもらっちゃいました!
そもそも、サービス付き高齢者向け住宅の「サービス」とは、安否確認サービスと生活相談サービスの2つを指します。
そのため日中は、介護や看護・医療などの資格を持つ職員が常駐しています。また一般的に、部屋の電球交換やゴミ出しといった生活支援サービスを提供するところが多いですが、提供義務はありません。
食事に関しては、オプションサービスです。とは言うものの、ほとんどのサ高住で食事の提供をおこなっています。
ただ、夜間は無人になる(緊急時は通報システムを利用)場合や、ごくまれに食事の提供がないといった、サービスの有無が物件によって異なるため、施設選びの際はしっかりと情報を得ることが大切です。
サービス付き高齢者向け住宅では、各部屋にバスルームやキッチンが完備されていることが多く、一般的な住宅と同様、自炊が可能です。
もちろん、自炊と施設の食事サービスを併用可能なので、朝は自炊で簡単に済ませ、夕食は食事サービスを利用してバラエティ豊かなメニューをいただく、など、自分のスタイルに合わせて自由に食事ができます。
では、実際のサービス付き高齢者向け住宅で提供される食事とはどんなものでしょうか。興味津々です!
今回、東京都昭島市にある「アイリスガーデン 昭島 昭和の森(以下、アイリスガーデン)」におうかがいしてきました!
介護付き有料老人ホーム「ニチイホーム 昭島 昭和の森」と隣接する「アイリスガーデン」。介護度が上がっても住み替えしやすいサ高住です。
それでは「アイリスガーデン」の食事を見ていきましょう!
朝食(和)
朝食(洋)
昼食
夕食
イベントやお祝い事がある日はメニューも豪華になります。
ひな祭り
スポーツの日
月に一度はこだわりのカレーが食べられる日があったり、お楽しみデザートがつく昼食があったり、「アイリスガーデン」の食事は楽しみがいっぱいです!
また事前に申請すれば、メニュー表の献立ではなく、そば、うどん、スパゲティ、親子丼、カレーといったメニューへの変更も可能です。
「アイリスガーデン」では、当月の下旬になると、翌月の食事メニューが館内の掲示板に張り出されます。それを見ながらいつの食事が必要かを予約する形です(3日前まで)。
メニュー表にはカロリーと塩分量も表示されているため、体調と相談しながらメニュー選びも可能です。また減塩食を希望されるご入居者には、だしを多めして提供。おかゆにも対応しています。
ただ、比較的、介護度が低い方が多い施設ということもあり、やわらか食やペースト食といった介護食には対応していません。
天井が高くて広々とした「アイリスガーデン」のリビング&ダイニング(食堂)。ご入居者はこちらで食事を取ります。両サイドには光がたっぷり差し込む大きな窓があり、テラス席もあります。
ご入居者は、お友だちとお話ししたり、スタッフと言葉を交わしたりしながらゆったりと食事をしていました。
サービス付き高齢者向け住宅の食費は、1日1000円〜1500円が相場です。これを1ヵ月30日で計算すると3万円〜5万円ほど。「アイリスガーデン」では、1日3食で1619円(朝食453円、昼・夜583円)。30日換算で4万8570円となります。
もちろん、食費は食べた分のみ発生するため、自炊とうまく組み合わせることで節約することもできます。
食事サービスを頼んでも、お部屋のキッチンで自炊するのも自由だから、食べる楽しみはつきないね!それに食事サービスはメニューが豊富で毎日楽しみ!!
今回は「アイリスガーデン 昭島 昭和の森」に調査協力をいただきました。開所は2016年4月。「安心・自由・選択・交流」をコンセプトに、快適な住空間でシニアライフを過ごすことができます。また、将来、介護度が上がったとしても、隣接する介護付き有料老人ホームへの住み替えもサポート。費用面でも優遇される特典があります。
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