介護付き有料老人ホームの問題点とは|良い点・悪い点を紹介

介護付き有料老人ホームの問題点とは|良い点・悪い点を紹介

更新日 2024/03/25

介護施設への入居を検討するにあたって、候補のひとつに「介護付き有料老人ホーム」が挙がることもあるでしょう。

介護付き有料老人ホームへの入居を検討した際に、「入居後に何かトラブルが起きてしまうのではないか」と心配になることもあるかもしれません。

そこでこの記事では、介護付き有料老人ホームの良い点、悪い点を解説していきます。ぜひ参考にしてください。

介護付き有料老人ホームとは?

介護付き有料老人ホームとは、有料老人ホームのうち、都道府県または市町村から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。生活支援や介護サービス、看護サービスが受けられ、それらのサービスには介護保険が適用されます。24時間介護職員が常駐し、介護や生活支援などは施設の職員により提供されます。

介護付き有料老人ホームは主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は施設ごとに異なります。また、入居基準も施設により異なり、自立している方から、介護が必要な方まで幅広く受け入れている施設もあり、幅広い選択肢の中から、自分に合った施設を選べます。

また、看取りまで対応している施設も多数あり、「終の棲家(ついのすみか)」を選ぶうえでも選択肢のひとつとなります。

介護付き有料老人ホームについては下記ページでも詳しく説明しているので、そちらも参考にしてください。

介護付き有料老人ホームの良い点

介護付き有料老人ホームに入居すると次のようなメリットがあります。

  • 24時間体制で介護サービスを受けられる。
  • 少なくとも日中は看護師が常駐していて安心感がある。
  • 施設の数が多く幅広い選択肢がある。
  • 介護以外のサービスも充実している。
  • 介護保険負担額が介護度による定額制なので、費用の変動が少ない。

また、介護度が上がっても入居し続けられたり、看取り対応が可能な施設が多いのも安心材料のひとつ。介護付き有料老人ホームは充実した介護サービスを重視する人のほか、身体機能や認知機能を維持しつつ、健やかな生活を希望する人に向いています。

介護付き有料老人ホームの「体制面」の問題点

では、介護付き有料老人ホームにはどういった問題点があるのでしょうか。まずは「体制面」を見てみましょう。

入居者にストレスがかかることがある

介護付き有料老人ホームの主な入居対象者の要介護度は要介護度1~5の方々です。実際に入居者の要介護度の割合は、要介護度3以上の入居者が4割以上を占めています。

参考:「特定施設入居者生活介護について(要介護度)」(厚生労働省)

介護付き有料老人ホームにはさまざまな介護度の入居者がいるため、介護度の低い方と高い方の共同生活は、介護度が低い入居者にとって話し相手が少ないなどがストレスとなる場合があります。

また、介護付き有料老人ホームは認知症の方の入居を受け入れている施設が多く、そうした人の中には、日常生活に支障をきたす、意思疎通が困難な症状の方もいます。

認知症の方から突然大きな声で怒鳴られたり暴力をふるわれたときに、「病気が原因だから仕方ない」とは被害者側が簡単に割り切れない思いをしたり…。認知症特有の症状によって人間関係のトラブルが発生することもあります。

設備やサービスにばらつきがあることもある

介護付き有料老人ホームは施設の数がとても多いうえに、主に民間企業が運営しているため、サービスの内容や料金は多種多様です。

例えば、24時間体制で医師が常駐して医療ケアに特化した施設や、認知症の入居者の専門フロアがある認知症ケアに特化した施設、大浴場やカラオケルームなどの設備が充実している施設や、専属シェフが腕を振るうレストランを併設する施設などもあります。

その一方で、介護職員の不足によって十分なサービスを受けられない…という施設もあります。

介護付き有料老人ホームは長く生活する施設なので、自分に合った施設選びをすることが大切です。入居する施設を検討する際には、入居者本人に必要な介護サービス、設備、入居者本人の希望などを明確にしましょう。

また、口コミや実際の入居者、ケアマネジャーなどの意見も踏まえたうえで施設選びをするのがおすすめです。ほとんどの施設で、事前見学や入居体験もできるので利用してみましょう。

重度の要介護度、入院だと退去の可能性がある

介護付き有料老人ホームの多くは、重度の要介護度に達した場合や、3ヵ月以上の長期入院が必要になった場合、退去しなければなりません。

入居中の介護付き有料老人ホームからいきなり退去するように求められると、冷静に対処できなくなってしまいます。あらかじめ、どれくらいの医療依存度まで入居可能なのか、入居の契約前にしっかりと確認しておきましょう。

介護付き有料老人ホームの「費用面」の問題点

介護付き有料老人ホームの「費用面」にはどういった問題点があるのでしょうか。

介護付き有料老人ホームでかかる費用とともに2点解説しますので、参考にしてください。

そもそも介護付き有料老人ホームの費用は?

介護付き有料老人ホームの費用は、入居時にかかる費用(入居一時金)と入居後に毎月かかる月額費用に分けられます。入居時費用は、0~数千万円。月額費用は、15~35万円です。

入居時費用は賃料の前払いにあたります。

入居費用は施設によってさまざまで、豪華設備や充実した医療体制を備えた施設では数千万円以上かかることも。一方で、入居時費用が0円の介護付き有料老人ホームもあり、その場合は家賃の前払いをしていないため月額利用料が高くなります。

また、施設ごとにサービスや配置人員も異なるため、月額費用にも大きな開きがあります。15万円程度に抑えられる施設がある一方で、豪華な食事や手厚い医療体制などを提供する施設では30万円以上かかることもあります。

介護付き有料老人ホームの費用については下記ページで説明しているので、そちらも参考にしてください。

介護利用が少ない場合、費用が高く感じることも

介護付き有料老人ホームの介護サービス費は毎月定額です。この定額は要介護度によって決められているもので、利用する介護サービスが多くても少なくても、支払う介護サービス費は毎月同じ額となります。

要介護度が高く介護サービスを多く利用したい場合は、どれだけ介護サービスを受けても介護サービス費が変わらない介護付き有料老人ホームがおすすめです。しかし、介護サービスの利用が少ない場合には負担が大きい可能性があります。

上乗せ介護費用がかかることもある

介護付き有料老人ホームでは、施設によっては上乗せ介護費用がかかることもあります。上乗せ介護費用とは、簡単に言うと施設の職員の人件費です。

介護付き有料老人ホームでの介護職員・看護職員の人員基準の最低人数は「3:1」です。「3:1」というのは、施設の入居者3人に対し、介護職員または看護職員が1人配置されている、という意味。施設の職員の人員配置が「2.5:1」「2:1」「1.5:1」など、比率が低くなるほど、手厚い体制になっているということです。

施設の職員の人員配置の比率が低くなる場合には、入居者の支払う費用に上乗せ介護費が加算されます。人員の比率が低くなれば、その分施設の職員の人数が多くなるからです。

上乗せ介護費は、介護保険の適用外になるため、サービスにかかる費用の全額が入居者の自己負担になります。

よくある質問

介護付き有料老人ホームの問題点はどこですか?

介護付き有料老人ホームの問題点はいくつかありますが、主には介護付き有料老人ホームの施設数が多く、施設やサービスもさまざまなので自分に合った施設選びをするのが大変な点として挙げられます。また介護付き有料老人ホームの介護サービス費は毎月固定なので、介護サービスの利用が少ない人には介護サービス費が負担に感じるかもしれません。

介護付き有料老人ホームの良い点はどこですか?

介護付き有料老人ホームの良い点は、介護が24時間体制で提供され、介護サービスが充実しています。少なくとも日中は看護師が常駐しており、安心感があります。また、介護度が上がっても入居し続けられたり、看取り対応が可能な施設が多いところも特徴です。介護付き有料老人ホームは、充実した介護サービスを重視する人のほか、身体機能や認知機能の維持をしつつ健やかな生活を希望する人に向いています。

介護付き有料老人ホームなら介護費が安く済みますか?

介護付き有料老人ホームの介護サービス費は毎月定額です。入居者が介護付き有料老人ホームの提供する介護サービスを多く利用しても、少なく利用しても、支払う介護サービス費は毎月同じ額となります。要介護度が高く、介護サービスを多く利用したい場合は、どれだけ介護サービスを受けても介護サービス費が変わらない、介護付き有料老人ホームがおすすめです。しかし、介護サービスの利用が少ない場合には負担が大きい可能性があります。

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