認知症専門介護施設の運営などをおこなっているザ・ハーモニー株式会社は、認知症を患っている高齢者向けのコミュニケーションロボット「だいちゃん」を開発。2023年4月25日から、東京・大阪・福岡で発売したことを明らかにしました。
そもそも「だいちゃん」とは、どのようなロボットなのでしょうか?
だいちゃんとは認知症の高齢者向けに開発された、ぬいぐるみ型のロボットのことです。AIを活用し、認知症に特化した対話システムを搭載。高齢者の会話のテンポを計測することで、不安や抑うつといった認知症の周辺症状を抑えるようなコミュニケーションができるそうです。
また、担当者は認知症のある高齢者が「だいちゃん」を利用することを通じて、以下のことを実現していきたいとしています。
担当者によると、「だいちゃん」は認知症のある高齢者の介護現場に最適化された商品設計になっていると言います。
まず、「だいちゃん」の大きな特徴として、「独自システムで会話相手の集中度を判断する機能があること」が挙げられます。高齢者の会話に対する集中度を測り、集中度が高いときには同じ話題を掘り下げ、集中度が低いときには話題を変えたり歌を歌ったりしてコミュニケーションの継続を図るそうです。
また、「だいちゃん」には次のような機能があります。
セリフ機能を使うと、入浴や服薬だけでなく、実際の介護現場を想定したさまざまなセリフを出力可能に。この「だいちゃん」があれば、介助の拒否がある高齢者に対してもスムーズなケアができるようになりそうですね。
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