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今月16日、ユニクロが初めて病院内店舗をオープン。医療従事者や入院中・来院の患者などの利用が想定されています。 また、ユニクロは「医療・看護・介護のプロがおススメするユニクロ商品」という特設ページを設置して、介護職員や医療従事者、患者が使いやすい商品の紹介もしています。 すべての人が豊かになる服 ユニクロが今月16日にオープンするのは「ユニクロ 済生会中央病院店」。東京都済生会中央病院の1階に構えています。 この店舗はオンラインストアの「店舗受取りサービス」にも対応しており、店舗に置いていない品も含めたすべてのユニクロ商品を購入できるそうです。 これまでにも、ユニクロは医療従事者や介護職員、障がいを持つ人などの声を取り入れた取り組みを実施しています。 例えば、介護が必要だったり障がいを持つためかぶりのインナーが脱ぎ着しにくい人のために、「前あきインナー」を開発しました。 「医療・看護・介護のプロがおススメするユニクロ商品」ページでは、「伸縮性はもちろん肌触りもよく、腕もスルッと通り楽に着用できます。」といった声が紹介されています。 また、車いすのまま利用できる広い試着室を設置したり、視覚障がいの利用客のための買い物サポートサービスもおこなっています。 これらの取り組みは、「あらゆる人の生活を、より豊かにするための服」という「LifeWear」のコンセプトにもとづくもの。さらに今後は、ユニクロの店舗で地域住民への健康セミナーや、病院や施設への訪問販売なども進めるとしています。 ユニクロが手軽でおしゃれな介護服になる? 誰もが知るユニクロで、介護に便利な服が買えるのであればとても買いやすいですよね。 デパートや衣料品店で介護用衣類の売り場を設けているところもありますが、わざわざ足を運ぶのが面倒だったり値段の高いものが多く、買いにくいのが実情です。 それがユニクロであれば、他の家族のものと一緒にまとめて買えるので利用しやすいですよね。 また、特設ページで紹介されている商品は、もともと介護・看護用に作られたものばかりではないこともあり、デザインがおしゃれなのも特徴です。 一般用に作られた衣服を「介護をする人や介護を受ける人の衣服としても使いやすい」とサイトで紹介しているので、介護用品として作られたものよりもデザインが豊富。今回の病院内の店舗であれば、外出が難しい患者も自分で選んで買う楽しみも味わえるでしょう。 この店舗のオープンを皮切りに、もっと介護に関わる人が使いやすい商品が増えていくかもしれませんね。
2022/03/08
新型コロナウイルスの拡大でさまざまな業界が打撃を受けていますが、そのなかでも影響の大きい業界のひとつが観光業界です。 「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」といった外出自粛の長期化で、国内の観光地は悲鳴を上げています。 そうした観光業界をイノベーションの力で盛り上げようと立ち上がったのが「一般社団法人関西イノベーションセンター」です。 同センターでは、コロナ禍でも楽しめる「リモート観光」を推進。今回、その推進事業として高齢者向けのリモート観光をスタートするそうです。 高齢者向けのオンライン旅行サービス 関西イノベーションセンターが今回始めるのは、オンライン旅行サービス「旅介ちゃんねる」です。 これは、もともと東京トラベルパートナーズ社が提供しているサービス。今回、関西イノベーションセンターと連携することで、さらに多くの高齢者が利用できるように事業を拡大させていく予定だそうです。 サービス内容は、介護施設や外出の難しい高齢者宅で気軽に旅行を楽しめるもの。現地の旅行ガイドと視聴者がチャットなどでコミュニケーションを取りながら、オンラインで観光ツアーを体験できます。 ツアーは生中継のため、ガイドと参加者が同じ時間を共有。観光地にちなんだクイズや簡単な体操もあり、視聴者参加型のツアーになっているのが特徴です。 ”オンライン”への抵抗がなければ使いやすいかも 新型コロナが拡大して、年代問わず多くの人が気軽に旅行を楽しめない状況が続いています。 コロナ禍でなくても高齢者の場合、旅行に出かけるには「バリアフリー化されているか」「休憩する場所はあるか」など多くのハードルがあります。 今回のサービスではそうした問題はありませんし、介護現場ではモニターとパソコンをつなぐだけなので、スタッフの負担が少ないのも特徴です。 ただ、大型施設ではたくさんの利用者を1ヵ所に集めたり、そうでなければ複数の場所で同時視聴したりと、多少の工夫やネットの知識が必要になるかもしれません。 手間はそう多くはありませんが、オンラインシステムに対する心理的なハードルはあるかもしれませんね。 そういった点が解決できたら、月に1~2回やる「ちょっと特別なレク」として導入するのも良いのではないでしょうか。
2022/03/01
「介護なんて、まだまだ先のこと」と思っているうちに、突然の病気や怪我などの入院から、家族の介護が始まることが多いと言われています。 そうした「何から準備したら良いかわからない」という人のためのネットショップ「介護のしたく。」がオープンしました。 このショップは、ティッシュなどの紙製品を作っている王子ネピアと、全国に拠点を持つ薬局レデイ薬局が協業して立ち上げています。 ”介護初心者向け”ネットショップ 今月1日、王子ネピアとレデイ薬局が共同で、介護用品のネットショップ「介護のしたく。」をオープンしました。 これは、在宅介護が初めての人の「何を用意すれば良いかわからない」「たくさん種類があって迷う」といった悩みを解決できるショップだそうです。 例えば、各商品の単品購入以外にも「はじめてのおうち介護セット」というセットも販売。「介助があれば歩ける方」「介助があれば立てる・座れる方」「寝てすごす時間が多い方」と身体状況を3つに分けて、それに合わせた商品をピックアップしてくれます。 その内容は、紙おむつやおしりふき、防水シーツなど介護を始めた際に必要な物や消耗品。初めてだと気がつきにくいおむつ用廃棄袋なども、商品リストに入っています。 商品の写真をリスト形式で確認できるので、「こういう物も必要なのか」とわかるのがポイントです。 もちろん、提示されたものをすべて買わなければいけないわけではありません。必要な物だけチェックを入れて、購入する流れになっています。 また、紙おむつやおしりふきといった消耗品の定期購入もできます。定期的に買いたいものを自分で組み合わせられますし、毎月届けてもらえるので、購入手続きをする手間が省けるようになっています。 品ぞろえは少なめ 初めて介護する人にとって、さまざまな種類のある介護用品から本当に必要な物を選び出すのは大変なことですよね。 そうした問題に注目したのが、このショップです。おむつの選び方なども確認できるので、参考にしてみると良いかもしれません。 一方で、介護に慣れている人には物足りないラインナップだと言えます。 紙おむつは各サイズ1種類ずつしかありませんし、1つの商品で1つのメーカーしかそろえていないものが大半です。「いつも使っているあの商品を買いたい」と思っても、取り扱っていないこともあるでしょう。 ただ、初めての人は商品の種類が多いと迷ってしまうので、むしろ種類が少ない方が使い勝手が良いのかもしれませんね。
2022/02/03
介護施設への入居について、地域に特化した専門相談員が電話・WEB・対面などさまざまな方法でアドバイス。東証プライム上場の鎌倉新書の100%子会社である株式会社エイジプラスが運営する信頼のサービスです。