老人ホームでは四季をテーマにしたイベントやお誕生日会が開催されています。イベントを大人数で楽しむことができるのは老人ホームのメリットのひとつです。
この記事では春の代表的なイベント、ひな祭りについて詳しく解説していきます。
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老人ホームの春のレクリエーションのひな祭り。目的は楽しんでもらうことですが、それだけにとどまらず、入居者の生活に良い影響を与えてくれます。
老人ホームの生活は快適ながらも年間を通して室温が一定に保たれているので、季節感がなく単調になりがちです。
春はひな祭りやお花見、夏は夏祭り、秋は紅葉狩り、冬は新年会など季節を味わえる行事レクリエーションは、四季折々の移り変わりを感じ、生きる喜びを感じさせてくれます。
行事やレクリエーションで使うものを工作したり、脳トレやクイズで頭を使うことは脳を刺激し活性化させる効果があります。ゲームで勝ったり、なにかを作るという達成感もありますが、リハビリの役割もはたしています。
幼少の頃から慣れ親しんだ折り紙などは手指の運動や手先を巧みに動かす能力が向上します。また試行錯誤をしながらも集中力を高められます。
ひな祭りのメニューは春の訪れを伝える旬の食材が使われるなど、見た目もとても華やかです。老人ホームのひな祭りで喜ばれる人気のメニューを紹介します。
ひな祭りには欠かせない料理のひとつ、ちらし寿司。ちらし寿司の彩り豊かな具材の色には意味が込められています。
ひな祭りは、平安時代から続く歴史のある伝統行事です。その長い歴史の中で、日本中に広がり、地方によって食べられる食事や特色があり、そこで根付いた特徴や風習などがあります。
老人ホームのある地域や入居者の方の地元の独自のメニューが発見できるかもしれません。昔懐かしい食事が出てきたら入居者の方の喜ぶ顔が見られるかもしれません。
ひな祭りに喜ばれるデザートといったら桜餅。お抹茶と一緒に楽しんでも雰囲気が出ます。また白酒や甘酒もお祭りの特別感が出て人気です。桜餅やひなあられの誤嚥には注意が必要です。
また最近は、甘酒もノンアルコールのものがあるため、雰囲気だけ楽しむこともできます。
レクリエーションの定番は身近な材料を使ったひな人形を作りです。ひな人形などで壁を飾れば季節感が出て春めいた気分になることでしょう。ひな祭りの楽しいレクリエーションを紹介します。
本物のひな人形が飾られるだけで施設内に十分特別感を演出できますが、入居者オリジナルの人形を作ると、一層ひな人形に愛着がわくでしょう。
手作りすることで手先の運動や脳への刺激にもつながりますし、幼少期やお子さんやお孫さんに思いを馳せる貴重な時間になりそうです。
ひな祭りの定番デザートである桜餅は春を感じさせる一品です。季節感たっぷりの桜餅をレクリエーションでみんなで作るのも人気です。
一見難しそうですが、もち米を炊いてからは、あんこを丸めたり、葉で包んだりして季節感満載のおやつを手軽に作ることができます。少し不格好でも自分で作った桜餅は格別です。桜の葉からほんのり嗅覚を刺激され春の訪れを感じる楽しいイベントです。
レクリエーションの定番である合唱。ひな祭りの歌曲だけでなく、3月は卒業や桜など春の訪れを感じられる季節なので春に関係する歌を中心に歌ってみるのはいかがでしょうか。
参加したみんなで合唱したら盛り上がりそうですし、それぞれの学生時代や懐かしい思い出がよみがえることでしょう。
ただし、合唱に関しては社会状況が落ち着くまで、感染対策は怠らないようにしましょう。
誰でも幼少期や若い頃の思い出があるもの。ひな人形を作ったり、ちらし寿司を楽しみながら入居者の方は自分自身や家族や友人との思いを馳せているかもしれません。ひな祭りの思い出はもちろん、昔の思い出話を皆で語り合って懐かしむのはいかがでしょうか。
健やかな成長を願う行事ならではの楽しいエピソードをお持ちの方も多いかもしれません。お茶を飲みながらじっくり語り合う時間にしてもよいですね。
子どもとお年寄りが一緒に過ごす風景は、一昔前の日本で珍しくありませんでした。しかし、核家族化が進んだ今の日本ではそのような時間が圧倒的に減っています。
老人ホームのイベントに地域の園児を招待して交流をし、元気な声や歌を聴くのも楽しいでしょう。また地元のボランティアをしている方にピアノや楽器の演奏に協力をしてもらうと雰囲気が盛り上がり自然と笑顔がこぼれるでしょう。
ひな祭りは女性や子どもの行事と思われがちです。男性にもどうやって楽しんでもらうのかが、老人ホームの行事として楽しめるポイントとなります。
絢爛豪華なひな人形を眺めたり、多くの人に知られているひな祭りの歌詞を思い出しながら口ずさめばいつもと違う刺激になります。
手作りのひな人形で輪投げをすれば身体を動かせるのでリハビリにも繋がるでしょう。男性入居者も、ひな祭りに参加して行事食を楽しんだり、レクリエーションを通して日本の伝統行事について改めて知る機会にしましょう。
外では冬の寒さが終わり、3月は春らしい陽気が訪れる季節です。老人ホームで生活していても春を感じられるため、ひな祭りは人気の高いイベントです。入居者みんながひな祭りに参加して、懐かしみながらほころぶ顔を見られたら大成功。
行事やイベントは老人ホームのスタッフが入居者に楽しんでもらえるように工夫を凝らしています。まだまだ日中の寒暖差が大きい季節ですが、ひな祭りイベントが心温まるものになると良いですね。
「ひな人形作り」「桜餅作り」「合唱」などが主に老人ホームでおこなわれているひな祭りの内容です。施設によっては、ひな祭りに合わせて地域の園児を招待して交流をしたり、ボランティアの人の歌やダンスを見たりとさまざまです。
男性の入居者にもひな祭りを楽しんでもらえるように施設側でさまざまな工夫をしています。
例えば、多くの人に知られているひな祭りの歌詞を口ずさめば歌詞を思い出すことで脳にも刺激が回り、手作りのひな人形で輪投げをすれば身体を動かせるのでリハビリにもつながるでしょう。
「ちらし寿司」「桜餅」「地方特有の料理」など施設によって提供される料理はさまざまです。特に地方特有の料理などは、出てきたら懐かしく思う入居者も多いです。また食事の際は、スタッフが誤嚥に注意しながら周りを見ているので安心です。
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