老人ホームに入居中の父親に感謝の気持ちを伝えるため、父の日にプレゼントを贈りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、老人ホームに入居中の父親におすすめのプレゼント、そしておすすめできないプレゼントをご紹介します。
また一方で、父の日に「どんなレクリエーションをしよう?」と迷っている施設スタッフの方もいらっしゃるでしょう。そんな迷えるスタッフの方のために、おすすめのレクリエーションもご紹介しています。
父の日に、父親に喜んでもらえるプレゼントを渡したい方、施設で入居者に楽しい1日を過ごしてほしいと考えている施設スタッフの方は、是非、参考にしてみてください。
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母の日と言えばカーネーションを贈るのが一般的ですが、では父の日と言えば?ネクタイやハンカチ、お酒も良いかな…という人も多いのではないでしょうか。
しかし、それらは本当に、本人である父親に喜んでもらえるものでしょうか?施設にとって迷惑にはならないでしょうか?
そこでおすすめなのが、以下のようなプレゼントです。
どうしてこれらがおすすめなのか、詳しく解説していきます。
父親の趣味や興味を持っているものに対して本を贈ることも喜ばれます。ただし老人ホームへ入居してから会っておらず、今、何に興味を持っているかわからない方もいらっしゃるでしょう。そのようなときは、老人ホームのスタッフに本人の現在の趣味や興味を持っているものを連絡して教えてもらうと良いでしょう。
趣味の話をきっかけに他の入居者やスタッフとの間にも会話が生まれ、コミュニケーションの促進にもつながります。
カードゲームは脳のトレーニングにもなり、プレゼントとしても喜ばれます。特に花札は、男性の人であれば一度は遊んだことのある馴染みのゲームで、男性入居者の間で盛り上がること間違いなしです。
6~9月にかけての暑い季節、散歩へ行く際などに熱中症予防のための帽子をプレゼントすると喜ばれるでしょう。ただし、色や柄などは好みがわかれるので、一緒に選びに行くのも良いでしょう。
日頃の感謝を込めた手紙を老人ホームへ送るというのもひとつの手段です。その際に、一緒に家族の写真なども送ると喜ばれるでしょう。
また、今であれば動画を送ったりオンラインで施設とつないだりすることもできます。気持ちを伝える良い1日にしたいですね。
定番と言えるプレゼントでも、実は老人ホームでトラブルになることがあります。以下では、父の日におすすめできないプレゼントをまとめました。
どうしてこれらがおすすめできないのか、詳しく解説していきます。
花束や観葉植物は、プレゼントとしてもらった後の世話が大変なので、おすすめできません。どうしても花をプレゼントしたいときは、プリザーブドフラワーやハーバリウムなどが良いでしょう。
飲酒が認められていない施設や、医師によりアルコールを禁じられている入居者とのトラブルの元にもなるので、父の日のプレゼントとしてお酒は控えましょう。
老人ホームで栄養管理をしている場合、食べ物を送られると管理しづらくなってしまいます。また、食べ物の内容によっては体調を崩す原因や誤嚥などの事故にもつながりかねないので、食べ物を贈る際は注意が必要です。
老人ホームに入居している父親へプレゼントを贈るときは、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。気をつけたいのは主に以下のような点です。
どうしてこれらに注意しなくてはならないのか、詳しく解説していきます。
老人ホームでの生活は共同生活です。香りが強いものや大きな音が出るものなどはほかの入居者の迷惑になる可能性もあります。花束や鉢植えも、贈られた人自身で世話ができなければスタッフの負担になってしまいます。
また、高価なものやほかの入居者がうらやむものは盗難などのトラブルの元になりかねないので、なるべく避けた方が無難でしょう。
老人ホームで介護を受けている場合は着脱しやすくシンプルな服装でいることが大切です。
老人ホームでも素敵なものを身につけて欲しいという気持ちから、大きな飾りがついていたり、伸縮性のない衣類を選ぶと、介護の妨げになってしまいます。衣類をプレゼントするときは、ちょうどいいサイズ、伸縮性のある素材、ボタンホールがないものを選びましょう。
高齢になると高血圧や高血糖といった持病を抱えて、食事制限をされていることもあります。グレープフルーツや納豆は血圧の薬に影響しますし、血糖値が高い人に甘いものを贈るのはもってのほかです。
高齢者の人への贈り物は健康を害さないものを選ぶのが鉄則です。たとえば最近人気のペットロボットなどはいかがでしょうか。かわいらしいペットロボットなどは癒やしになるだけでなく、会話することで脳トレにもなるので人気です。
素敵なプレゼントが贈られることで、ほかの入居者の人や介護スタッフから「素敵ですね」「趣味がいいですね」などと声をかけられたり褒められたりすると嬉しくなります。
介護の妨げになったり、健康に影響がないものであれば、父の日のプレゼントはぜひ工夫を凝らして、老人ホームで話題になるようなものを選びましょう。
「老人ホームに入居してからまったく会えず、話せていない」「改まって”ありがとう”を言うのは恥ずかしい」という人にとって、父の日は感謝の気持ちを伝える良いチャンスです。
喜ばれるプレゼントを贈ったり手紙を渡したりとさまざまな方法で感謝を伝え、素敵な父の日を迎えましょう。
各施設では、入居者に喜んでもらえるようにさまざまなレクリエーションが開催されます。以下では、父の日を盛り上げるレクリエーションの内容をまとめました。工夫した方が良い点も解説しているので是非参考にしてください。
どうしてこれらのレクリエーションが盛り上がるのか、詳しく解説していきます。
女性入居者から男性入居者へ向けてメッセージカードを贈るレクリエーションをおこなうのも良いでしょう。スタッフからメッセージカードを贈る際は、感謝の言葉が中心となりますが、入居者同士ではまた言葉が違い、新鮮さを感じられるでしょう。
また、男性は仕事一筋で生きてきた方が多いです。「どんな場所で仕事をしてきたのか」「どんな苦労があったのか」「どんな仕事仲間がいたのか」そんな話ができる良い機会でもあります。
カラオケでは、主役である男性入居者に自分の好きな歌を唄ってもらったり、入居者同士で得点を競ったりして楽しむのもおすすめです。また、女性入居者からお祝いの気持ちを込めて歌のプレゼントをしたりすると、男性入居者が盛り上がることも。
お酒好きの男性入居者の要望に応え、ノンアルコール飲料でプチ居酒屋を開催したりしても盛り上がるでしょう。ノンアルコールであれば身体的負担にもならず、おつまみや枝豆を食べながら居酒屋の雰囲気も味わえます。
スタッフやほかの入居者に褒められる物をプレゼントしてみましょう。「素敵ですね」「趣味がいいですね」などと声をかけられたり褒められたりすると入居者自身も嬉しくなることでしょう。
「介護を妨げる物」「健康を害す物」「共同生活に相応しくない物」が挙げられます。特に食べ物については、持病により食事制限があったり、食べる物によっては薬が上手く作用しなくなってしまう場合もあります。食べ物を贈る際は、事前に施設へ相談しましょう。
女性の入居者の方から男性の入居者の方へ向けてメッセージカードを贈呈したり、合唱やノンアルコールでプチ居酒屋を開催したりする老人ホームも多いです。
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