老人ホームでの敬老の日で「どんなレクリエーションをしたら良いかな?」「レクリエーションのとき何を注意すれば良いんだろう?」などと考えている老人ホームスタッフの方も多いのではないでしょうか。
そんなスタッフの方向けに、この記事では、敬老の日に入居者が「参加できる」、「見て楽しむ」レクリエーションと注意点をご紹介します。
敬老の日に、入居者の方に楽しい1日を過ごしてほしいと考えている老人ホームスタッフの方は、是非、参考にしてみてください。
Contents
入居者の方に参加してもらうレクリエーションは、全員が楽しめるようなものを取り入れましょう。以下では、入居者の方が敬老の日に参加できるレクリエーションをまとめました。
ダンスは、身体を動かすことで、脳への刺激や運動不足の解消にもつながり効果的です。そのため取り入れている老人ホームも多いです。「炭坑節」や「きよしのズンドコ節」など、入居者が知っている曲に合わせて振り付けをつけると良いでしょう。
参加者全員で、昔流行した歌や童謡を唄うこともおすすめです。知っている歌であれば楽しんでもらいやすいですし、声を出して唄うことで呼吸機能の維持や改善、リラックス効果も期待できます。
スタッフがクイズを出して盛り上がることも多いです。誰もが知っている簡単なクイズはもちろんのこと、少し難しい問題を出題するのも面白いかもしれませんね。
また、「47都道府県故郷クイズ」などはいかがでしょうか。その土地の名産・景勝地など、ひとつの都道府県内での地元にまつわるクイズも良いかもしれません。
ビンゴはルールも簡単で、座ったまま参加できるレクリエーションの中でも非常に人気があります。敬老の日では、普段は出ない景品などを用意するのも良いです。何が当たるかわからないドキドキ感は、ビンゴ大会をさらに盛り上げることでしょう。
身体を動かしたりみんなで盛り上がってゲームをするのは少し苦手…という入居者の方には、観客になってもらい、老人ホームのスタッフやボランティアの方が得意なものを披露するのもおすすめです。以下では、入居者の方が見て楽しめるレクリエーションをまとめました。
知っているストーリーでも身近なスタッフが役を演じることで新鮮さが生まれ、入居者の方も楽しんでくれるでしょう。
また、お芝居を選ぶときは、「桃太郎」などの誰もが知っている昔話はもちろんのこと、入居者の方に馴染みのある「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」といった時代劇もおすすめです。
マジックショーも盛り上がるレクリエーションのひとつです。市販のマジック道具を使用することでプロのようなマジックが簡単にできます。「なんで?」という驚きは脳の活性化にもつながり、良い刺激を与えます。
また、衣装をマジシャン風にしてみるなど演出を工夫するのも良いかもしれません。
日本の伝統芸能である二人羽織も入居者の方に喜んでもらえるレクリエーションです。失敗している様子をオーバーにリアクションすることで、入居者の方の中で笑いが起き、場も盛り上がりやすいです。
また、笑うことは身体機能の維持・改善につながるとされているので、入居者の方が笑顔になるレクリエーションは積極的におこなっていきたいですね。
敬老の日では、地域の子どもたちやボランティアの方を招待して合唱などの披露をおこなっている施設も多いです。特に元気な子どもたちとの交流は、入居者の方の笑顔が増えたり活動量が増加したりと、良い刺激となるでしょう。
事前に家族の方に協力してもらい、メッセージ入りのビデオレターや老人ホームでも使えるタオルやコップなどのプレゼントを持って登場する、サプライズ的なレクリエーションも大変喜ばれます。
また、家族だけでなくスタッフから感謝の気持ちを込めた手紙を渡すのも、敬老の日にはぴったりです。入居者の方の若々しさを称えたり、家事のお手伝いなど日頃の感謝について一文入れたりすることで、今後の活力にもなるでしょう。
敬老の日は、国民の祝日に関する法律によると「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としているようです。
レクリエーションをおこなう際には、入居者の方の状態を考慮することが大切です。以下では、敬老の日にレクリエーションをおこなうときのポイントをまとめました。
入居者の方の身体状況に合わせてさまざまな工夫をしましょう。耳が悪くなっている方には大きな声ではっきりと話すことを心がけたり、目が見えづらい方には文字を大きく書き遠くからでも見やすくすることも大切です。
また、レクリエーションに参加できていない入居者の方には「一緒にやってみませんか?」などと声かけをし、全員が参加できるように雰囲気づくりをするのも重要です。
入居者の方の体調の変化には常に気を配っておかなければいけません。空調調節や換気、こまめな水分補給などを忘れずにおこなうことで、入居者の方の異常を見逃さないようにしましょう。
敬老の日のレクリエーションは、入居者の方のためで、参加者全員が等しく楽しめる企画ではないといけません。「退屈だった」「内容がよくわからなかった」という気持ちにさせないように、一人ひとりの身体状況に合わせた企画をおこなうことが大切です。
入居者の方に参加してもらうレクリエーションは、「ダンス」「合唱」「クイズ大会」「ビンゴ大会」などが挙げられます。また、身体を動かすのが苦手という入居者の方には観客になってもらい、「お芝居」「マジックショー」「二人羽織」などを楽しんでもらうのも良いでしょう。
入居者全員が参加できるように、大きな声ではっきりと話すことを心がけたり文字を大きく書き遠くからでも見やすくしたりすることが重要です。また、空調調整や換気、こまめな水分補給も大切です。
スタッフからは感謝の気持ちを込めた手紙を渡すのも良いでしょう。手紙には、入居者の方の若々しさを称えたり、家事のお手伝いなど日頃の感謝について一文入れたりすると良いでしょう。
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